デバイス デフォルトの設定
デバイス デフォルトの設定では、Cisco CallManager に登録するデバイスの各タイプのデフォルト特性を設定します。デバイス タイプに対するデバイス デフォルトは、Cisco CallManager クラスタ内にあるそのタイプの自動登録デバイスすべてに適用されます。各デバイス タイプに適用される設定は、次のデバイス デフォルトで設定します。
• デバイス ロード
• Device pool(デバイス プール)
• 電話ボタン テンプレート
デバイスは、Cisco CallManager に自動登録されるときに、そのデバイス タイプに該当するデバイス デフォルト設定値を取得します。デバイスが登録された後で、個々のデバイスのコンフィギュレーションを更新して、そのデバイス設定を変更することもできます。
Cisco CallManager をインストールすると、デバイス デフォルトが自動的に設定されます。デバイス デフォルトの新規作成も、既存のデバイス デフォルトの削除もできませんが、デバイス デフォルト設定値を変更することは可能です。
ここでは、次の内容について説明します。
• 「デバイス デフォルトの更新」
• 「デバイス デフォルトの設定値」
デバイス デフォルトの更新
Cisco CallManager 設定データベース内のデバイス デフォルトを変更する手順は、次のとおりです。
始める前に
デバイス デフォルトを更新する場合は、事前に、お使いのシステムに該当する次のいずれかの作業を行ってください。
• デバイス用の新しいファームウェア ファイルを TFTP サーバに追加する。
• ディレクトリ内に存在しないファームウェア ロードの割り当てにデバイス デフォルトを使用すると、それらのデバイスは割り当てられたファームウェアのロードに失敗します。
• 新しいデバイス プールを設定する。「デバイス プールの設定」を参照してください。
• デバイスが電話機の場合は、新しい電話テンプレートを設定する。「電話ボタン テンプレートの設定」を参照してください。
手順
ステップ 1 Device > Device Settings > Device Defaults の順に選択します。
ステップ 2 変更するデバイスに該当する設定値を更新します( 表72-1 を参照)。
ステップ 3 Save をクリックして、Cisco CallManager 設定データベースに変更内容を保存します。
ステップ 4 デバイス名の左側にある Reset アイコンをクリックして、そのタイプのすべてのデバイスをリセットし、クラスタ内のすべての Cisco CallManager に新しいデフォルトをロードします。
そのタイプのデバイスすべてをリセットしない場合は、デバイス デフォルトの変更後に追加された新しいデバイスだけが、最新のデフォルトを受け取ります。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
デバイス デフォルトの設定値
表72-1 では、デバイス デフォルトの設定値について説明します。関連手順の詳細については、「関連項目」を参照してください。
表72-1 デバイス デフォルトの設定値
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Load Information |
ハードウェア デバイスの特定のタイプで使用されるファームウェア ロードの ID 番号を入力します。アップグレード ロードまたはパッチ ロードをインストールする場合は、新しいロードを使用するデバイスのタイプごとに、ロード情報を更新する必要があります。 |
Device Pool |
デバイスの各タイプに関連したデバイス プールを選択します。デバイス プールは、そのプール内のすべてのデバイスに対して、共通の特性を指定します。 |
Phone Template |
Cisco IP Phone の各タイプが使用する電話ボタン テンプレートを選択します。 このテンプレートは、電話機上のキーの機能を指定します。 |