日付/時間グループの設定
日付/時間グループの設定では、Cisco CallManager に接続されている各種デバイスに対して時間帯を設定します。各デバイスは、メンバとして 1 つのデバイス プールだけに属しています。そして、各デバイス プールには、1 つの日付/時間グループだけが割り当てられています。
Cisco CallManager をインストールすると、CMLocal と呼ばれるデフォルトの日付/時間グループが自動的に設定されます。CMLocal は、Cisco CallManager がインストールされているサーバ上のオペレーティング システムで使用中の日付および時刻と同期します。Cisco CallManager のインストール後に、必要に応じて CMLocal の設定値を変更できます。通常、サーバの日付と時刻は、現地時間帯の日付と時刻に合せて調整します。
(注) Cisco CallManager を再起動するか、Cisco CallManager ソフトウェアを新しいリリースにアップグレードするたびに、CMLocal はオペレーティング システムの日付と時刻に置き換えられます。CMLocal の名前は変更しないでください。
ヒント Cisco IP Phone を国際的に配備する場合は、24 の時間帯のそれぞれのグループに名前を付けた日付/時間グループを作成してください。
日付/時間グループを追加、更新、または削除するには、次のトピックを参照してください。
• 「日付/時間グループの検索」
• 「日付/時間グループの設定」
• 「日付/時間グループの設定値」
• 「日付/時間グループの削除」
日付/時間グループの検索
ネットワーク内にはいくつかの日付/時間グループが存在することがあるので、Cisco CallManager Administration では、固有の基準を指定して、特定の日付/時間グループを見つけることができます。日付/時間グループを見つける手順は、次のとおりです。
(注) ブラウザ セッションでの作業中は、検索/リストの検索設定がクライアント マシンの cookie に保存されます。他のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合や、ブラウザを閉じてから再び新しくブラウザ ウィンドウを開いた場合でも、検索に変更を加えない限り、Cisco CallManager の検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 System > Date/Time Group の順に選択します。
Find and List Date/Time Groups ウィンドウが表示されます。2 つのドロップダウン リスト ボックスを使用して、日付/時間グループを検索します。
ステップ 2 最初の Find Date/Time Groups ウィンドウのドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。
•Group Name
•Time Zone
2 番目の Find Date/Time Groups ウィンドウのドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。
•begins with(前方一致)
•contains(中間一致)
•is exactly(完全一致)
•ends with(後方一致)
•is empty(空白)
•is not empty(非空白)
ステップ 3 必要に応じて適切な検索テキストを指定し、 Find をクリックします。
ヒント データベースに登録されている日付/時間グループをすべて検索するには、検索テキストを入力せずに Find をクリックします。
検出された日付/時間グループのリストが、次の項目別に表示されます。
•Name
•Time Zone
Find and List Date/Time Groups ウィンドウでは、ページごとに表示する項目の数も指定できます。
(注) 該当する日付/時間グループの横にあるチェックボックスをオンにして、Delete Selected をクリックすると、Find and List Date/Time Groups ウィンドウから複数の日付/時間グループを削除できます。Matching Records タイトルバーにあるチェックボックスをオンにして Delete Selected をクリックすると、ウィンドウ内の日付/時間グループをすべて削除できます。
ステップ 4 レコードのリストから、検索条件と一致する日付/時間グループの名前をクリックします。
選択した日付/時間グループがウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
日付/時間グループの設定
日付/時間グループを Cisco CallManager データベースに追加、コピー、または更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 System > Date/Time Group の順に選択します。
Find and List Date/Time Groups ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次の作業のいずれかを実行します。
•既存の日付/時間グループをコピーするには、対象となる日付/時間グループを見つけて(「日付/時間グループの検索」を参照)、コピーする日付/時間グループの横にある Copy ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
•新しい日付/時間グループを追加するには、対象となる日付/時間グループを見つけて(「日付/時間グループの検索」を参照)、 Add New ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
•既存の日付/時間グループを更新するには、対象となる日付/時間グループを見つけて(「日付/時間グループの検索」を参照)、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表6-1 を参照)。
ステップ 4 SIP 電話機は、Cisco CallManager Administration にある NTP サーバを使用して日付と時刻を取得することができます(「電話機 NTP リファレンスの設定」を参照)。電話機 NTP リファレンスを SIP 電話機の日付/時間グループに追加するには、次の作業を実行します。
a. Add Phone NTP References ボタンをクリックします。
b. 追加する電話機 NTP リファレンスを検索します(「電話機 NTP リファレンスの検索」を参照)。
表示されるのは、Cisco CallManager データベースに存在している電話機 NTP リファレンスのみです。電話機 NTP リファレンスを Cisco CallManager Administration に追加する方法については、「電話機 NTP リファレンスの設定」を参照してください。
c. 検索結果が表示されたら、日付/時間グループに追加する電話機 NTP リファレンスのチェックボックスをオンにするか、 Select All をクリックします。
d. Add Selected をクリックします。
ヒント 電話機 NTP リファレンスを日付/時間グループに追加したら、SIP 電話機でアクセスする最初のサーバから順に、それらに優先順位を設定することができます。たとえば、サーバをリストの先頭のほうに移動するには、ペインに表示されているエントリを選択し、上矢印をクリックします。サーバをリストの末尾のほうに移動するには、ペインに表示されているエントリを選択し、下矢印をクリックします。
ステップ 5 電話機 NTP リファレンスを日付/時間グループから削除するには、ペインに表示されているリファレンスを選択し、 Remove Phone NTP References をクリックします。
電話機 NTP リファレンスを日付/時間グループから削除しても、その電話 NTP リファレンスは Cisco CallManager データベースからは削除されません。
ステップ 6 新しい日付/時間グループをデータベースに保存するには、ウィンドウ右上のツールバーに表示されている Save アイコンをクリックします。または、ウィンドウの一番下に表示されている Save ボタンをクリックします。
ステップ 7 日付/時間グループを使用しているデバイスをリセットするには、Reset をクリックします。
次の手順
新しい日付/時間グループをデータベースに追加した後、そのグループをデバイス プールに割り当てて、そのデバイス プールの日付と時刻の情報を設定できます。詳細については、「デバイス プールの設定」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
日付/時間グループの設定値
表6-1 では、日付/時間グループの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表6-1 日付/時間グループの設定値
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Group Name |
新しい日付/時間グループに割り当てる名前を入力します。 |
Time Zone |
ドロップダウン リスト ボックスから、追加するグループの時間帯を選択します。 Cisco CallManager の新規インストレーションのデフォルト設定は、(GMT) Monrovia, Casablanca です。 互換性のある Cisco CallManager リリースからアップグレードし、設定で「local time zone of CallManager」を使用している場合は、データベース サーバに使用する適切な時間帯を Cisco CallManager が判断し、その時間帯を Cisco CallManager 時間帯の置換用として表示します。 |
Separator |
日付フィールド間で使用する区切り文字を選択します。 |
Date Format |
Cisco IP Phone に表示される日付の形式を選択します。 |
Time Format |
12 時間制または 24 時間制を選択します。 |
Selected Phone NTP References (ordered by highest priority) |
SIP 電話機が日付と時刻の設定を NTP サーバから取得できるようにするには、電話機 NTP リファレンスを日付/時間グループに追加します。電話機 NTP リファレンスを日付/時間グループに追加するには、次の作業を行います。 1. Add Phone NTP References ボタンをクリックします。 2. 追加する電話機 NTP リファレンスを検索します(「電話機 NTP リファレンスの検索」を参照)。 表示されるのは、Cisco CallManager データベースに存在している電話機 NTP リファレンスのみです。電話機 NTP リファレンスを Cisco CallManager Administration に追加する方法については、「電話機 NTP リファレンスの設定」を参照してください。 3. 検索結果が表示されたら、電話機 NTP リファレンスのチェックボックスをオンにするか、 Select All をクリックします。 4. Add Selected をクリックします。 電話機 NTP リファレンスを日付/時間グループに追加したら、電話機でアクセスする最初のリファレンスから順に、それらに優先順位を設定することができます。たとえば、リファレンスをリストの先頭のほうに移動するには、ペインに表示されているエントリを選択し、上矢印をクリックします。リファレンスをリストの末尾のほうに移動するには、ペインに表示されているエントリを選択し、下矢印をクリックします。
ヒント 電話機 NTP リファレンスを日付/時間グループから削除するには、ペインに表示されているサーバを選択し、
Remove Phone NTP References をクリックします。電話機 NTP リファレンスを日付/時間グループから削除しても、その電話 NTP リファレンスは Cisco CallManager データベースからは削除されません。
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日付/時間グループの削除
Cisco CallManager データベースから日付/時間グループを削除する手順は、次のとおりです。
始める前に
(注) デバイス プールが使用している日付/時間グループは、削除することができません。
日付/時間グループを使用しているデバイス プールを検索するには、Date/Time Group Configuration ウィンドウの Related Links ドロップダウン リスト ボックスにある Dependency Records を選択し、 Go をクリックします。
Dependency Records がシステムで使用可能でない場合、Dependency Records Summary ウィンドウにメッセージが表示され、Dependency Records を使用可能にするための操作が示されます。このメッセージには、Dependency Records 機能によって CPU に高い負荷がかかることも表示されます。Dependency Records の詳細については、「Dependency Records へのアクセス」を参照してください。
使用されている日付/時間グループを削除しようとすると、Cisco CallManager はエラー メッセージを表示します。現在使用されている日付/時間グループを削除する場合は、事前に、次の作業のどちらか一方または両方を実行しておく必要があります。
• 削除する日付/時間グループを使用しているデバイス プールすべてに、別の日付/時間グループを割り当てる。「デバイス プールの設定」を参照してください。
• 削除する日付/時間グループを使用しているデバイス プールを削除する。「デバイス プールの削除」を参照してください。
手順
ステップ 1 「日付/時間グループの検索」の手順を使用して、日付/時間グループを検索します。
ステップ 2 一致するレコードのリストから、削除する日付/時間グループを選択します。
ステップ 3 ウィンドウ右上のツールバーに表示されている Delete Selected Item アイコンをクリックして(または、ウィンドウの一番下に表示されている Delete Selected ボタンをクリックして)、日付/時間グループを削除します。
ステップ 4 削除操作を確認するように求められたら、 OK をクリックして削除します。削除操作を取り消す場合は、 Cancel をクリックしてください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。