LDAP システムの設定
Cisco CallManager Release 5.0 以降では、ディレクトリの設定を次の 3 つの関連ウィンドウで行います。
• LDAP System
• LDAP Directory
• LDAP Authentication
LDAP Directory の情報と LDAP Authentication の設定値を変更できるのは、お客様の LDAP ディレクトリからの同期化が Cisco CallManager Administration の LDAP System ウィンドウで使用可能にされている場合のみです。
管理者は、このウィンドウを使用して LDAP 同期化を使用可能にし、LDAP サーバのタイプ、およびユーザ ID の LDAP 属性名をセットアップします。
(注) DirSync サービスの LDAP Directory 設定が作成されるか、LDAP ユーザの認証が有効になると、LDAP System ウィンドウにある設定値は読み取り専用になります。
LDAP システムの情報を設定するには、次のトピックを参照してください。
• 「LDAP システムの情報の更新」
• 「LDAP システムの設定値」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
LDAP システムの情報の更新
LDAP システムの情報を更新する手順は、次のとおりです。
始める前に
このウィンドウにある Enable Synchronization from LDAP Server チェックボックスの設定によって、管理者がエンド ユーザに変更を加えられるかどうかが決まります。LDAP の同期化はエンド ユーザにのみ適用され、アプリケーション ユーザには影響しません。LDAP の同期化の詳細については、『Cisco CallManager システム ガイド』の「ディレクトリの概要」を参照してください。
エンド ユーザ データに関して、企業ディレクトリから同期される属性を管理者が End User Configuration ウィンドウで更新することはできません。これらの属性は、企業ディレクトリ自体の内部でのみ更新できます。更新された後に、再同期化を実行する必要があります。
(注) 企業ディレクトリとの同期化が発生する前に Cisco CallManager データベースにエンド ユーザが存在している場合、それらのエンド ユーザは削除されます。Cisco CallManager がすでに他のタイプのサーバと同期されていた場合、既存のユーザは Delete Pending ステータスになります。これらのユーザは、夜間に動作するガーベッジ コレクタ プログラムによってデータベースから削除されます。
手順
ステップ 1 System > LDAP > LDAP System の順に選択します。
ステップ 2 適切な設定値を入力します( 表12-1 を参照)。
ステップ 3 Save をクリックして、変更内容を保存します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
LDAP システムの設定値
表12-1 では、LDAP システムの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表12-1 LDAP システムの設定値
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Enable Synchronizing from LDAP Server |
お客様の LDAP サーバからのデータ同期化を使用可能にするには、このチェックボックスをオンにします。 LDAP サーバとの同期化を使用可能にすると、次のような状態になります。 • 管理者は、企業ディレクトリと同期されないフィールド(属性)を除いて、エンド ユーザ データの内容を変更できません。エンド ユーザ データの例としては、ユーザの PIN などがあります。ただし、アプリケーション ユーザ データの内容はいつでも変更することができます。 • 管理者は、LDAP Directory の情報を変更することができます。 • 管理者は、LDAP Authentication の情報を変更することができます。 LDAP サーバとの同期化を使用可能にしない場合(同期化が無効になっている場合)は、次のような状態になります。 • 管理者は、LDAP Directory の情報を変更できません。 • 管理者は、LDAP Authentication の情報を変更できません。 |
LDAP Server Type |
LDAP サーバとの同期化が使用可能になっている場合は、このドロップダウン リスト ボックスで次のいずれかを選択できます。お客様の LDAP サーバのタイプに該当する値を選択してください。 • Microsoft Active Directory • Netscape LDAP Server |
LDAP Attribute for User ID |
LDAP サーバとの同期化が使用可能になっている場合は、ユーザ ID の LDAP 属性値を選択できます。ドロップダウン リスト ボックスから、次のいずれかの値を選択してください。 • Microsoft Active Directory の場合: –sAMAccountName –mail –employeeNumber • Netscape LDAP Server の場合: –uid –mail –employeeNumber |