アプリケーションのダイヤル規則設定
管理者は、ダイヤル規則設定を使用して、ダイヤル規則の優先順位を追加およびソートできます。Cisco IPMA などのアプリケーションのダイヤル規則は、ユーザがダイヤルする電話番号から自動的に数字を除去したり、電話番号に数字を追加します。たとえば、7 桁の電話番号の先頭に、外線発信用の数字 9 を自動的に追加します。
Cisco IPMA などのアプリケーションで、アシスタントは Assistant Console からディレクトリ検索を実行できます。ディレクトリ エントリを Assistant Console の My Calls パネルへドラッグ アンド ドロップできます。ドロップすると、エントリに含まれている番号宛にコールが発信されます。ダイヤル規則は、エントリに含まれる番号に対して、コールの発信前に適用されます。
次の各項では、ダイヤル規則設定について説明します。
• 「ダイヤル規則の検索」
• 「ダイヤル規則の設定」
• 「ダイヤル規則の削除」
• 「ダイヤル規則の優先順位の変更」
ダイヤル規則の検索
ネットワーク内にはいくつかのダイヤル規則が存在することがあるので、Cisco CallManager では、固有の基準を指定して、特定のダイヤル規則を見つけることができます。ダイヤル規則を見つける手順は、次のとおりです。
(注) Cisco CallManager Administration では、ブラウザ セッションでの作業中は、ダイヤル規則の検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、ダイヤルの検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 Call Routing > Dial Rules > Application Dial Rules の順に選択します。
Find and List Application Dial Rules ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 最初の Find Application Dial Rule where ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。
• Name
• Description
• Number Begins With
ステップ 3 2 番目の Find Application Dial Rule where ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。
• begins with(前方一致)
• contains(中間一致)
• ends with(後方一致)
• is exactly(完全一致)
• is empty(空白)
• is not empty(非空白)
ステップ 4 必要に応じて適切な検索テキストを指定し、 Find をクリックします。また、ページごとに表示する項目の数も指定できます。
(注) データベースに登録されているアプリケーションのダイヤル規則をすべて検索するには、検索テキストを入力せずに Find をクリックします。
検出されたアプリケーションのダイヤル規則のリストが表示されます。
ステップ 5 レコードのリストから、検索条件と一致するダイヤル規則をクリックします。
選択したダイヤル規則がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイヤル規則の設定
新しいダイヤル規則を追加する手順、および既存のダイヤル規則を更新する手順は、次のとおりです。ダイヤル規則の設計およびエラー チェックについては、『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「アプリケーション ダイヤル規則設定のエラー チェック」を参照してください。
手順
ステップ 1 メニューバーで Call Routing > Dial Rules > Application Dial Rules の順に選択します。
Find and List Application Dial Rules ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次の作業のいずれかを実行します。
• 新しいダイヤル規則を追加するには、 Add New ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 既存のダイヤル規則を更新するには、対象となるダイヤル規則を見つけて(「ダイヤル規則の検索」を参照)、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 該当するダイヤル規則情報の設定値を入力します( 表29-1 を参照)。
ステップ 4 Save ボタンをクリックします。
(注) ダイヤル規則が複数ある場合は、ダイヤル規則の優先順位を変更できます。「ダイヤル規則の優先順位の変更」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アプリケーションのダイヤル規則の設定値
表29-1 では、Application Dial Rule Configuration ウィンドウ内で使用可能な設定値について説明します。関連する手順の詳細については、「関連項目」を参照してください。
表29-1 ダイヤル規則の設定値
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Name |
Name フィールドに名前を入力します。この名前には、最長 20 文字の英数字を指定することができ、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、および下線文字(_)を任意に組み合せて使用することが可能です。アプリケーションのダイヤル規則名はそれぞれ固有の名前にしてください。 |
Description |
アプリケーションのダイヤル規則の説明を Description フィールドに入力します。または、ブランクのままにします。 |
Number Begins With |
このアプリケーションのダイヤル規則を適用する電話番号の先頭部分の数字を入力します。 有効な値は、数字(0 ~ 9)、プラス記号(+)、アスタリスク(*)、およびポンド記号(#)です。 |
Number of Digits |
このアプリケーションのダイヤル規則を適用する電話番号の長さを入力します。1 ~ 100 の桁数、または +、*、# の記号を入力します。 |
Total Digits to be Removed |
Cisco CallManager で、このダイヤル規則を適用する電話番号から削除する桁数を入力します。0 ~ 100 の桁数を入力します。 |
Prefix With Pattern |
このアプリケーションのダイヤル規則を適用する電話番号にプリペンドするパターンを入力します。有効な値は、数字(0 ~ 100)、プラス記号(+)、アスタリスク(*)、およびポンド記号(#)です。 |
Application Dial Rule Priority |
ダイヤル規則の優先順位を高、低、標準のいずれかから選択します。
(注) このフィールドが表示されるのは、Prefix With Pattern に情報を入力した場合です。
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追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイヤル規則の削除
ダイヤル規則を削除する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration で、 Call Routing > Dial Rules > Application Dial Rules の順に選択します。
ステップ 2 削除するアプリケーションのダイヤル規則を見つけます。「ダイヤル規則の検索」を参照してください。
ステップ 3 削除するアプリケーションのダイヤル規則の横にあるチェックボックスをオンにして、 Delete Selected をクリックします。
アプリケーションのダイヤル規則を削除すると取り消せないことを警告するダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4 ダイヤル規則を削除するには、 OK をクリックします。削除操作を取り消すには、 Cancel をクリックします。 OK をクリックした場合は、Cisco CallManager は、そのアプリケーションのダイヤル規則をアプリケーションのダイヤル規則リストから削除します。
(注) 該当するダイヤル規則の横にあるチェックボックスをオンにして Delete Selected をクリックすると、Find and List Application Dial Rules ウィンドウから複数のダイヤル規則を削除できます。Select All をクリックして Delete Selected をクリックすると、ウィンドウ内のすべてのダイヤル規則を削除できます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ダイヤル規則の優先順位の変更
ダイヤル規則の優先順位を変更する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration で、 Call Routing > Dial Rules > Application Dial Rules の順に選択します。
(注) 優先順位は、Application Dial Rules Configuration ウィンドウから変更することもできます。
ステップ 2 Find and List Application Dial Rules ウィンドウで、ダイヤル規則を選択し、ダイヤル規則の横にあるチェックボックスをオンにします(または、ダイヤル規則名をクリックします)。Application Dial Rule Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 上矢印と下矢印を使用して、リスト内でダイヤル規則を上または下に移動します。
ステップ 4 優先順位を変更し終わったら、Save をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。