Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド Release 5.0(1)

メディア リソース グループ リストの設定

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メディア リソース管理は、メディア リソース グループとメディア リソース グループ リストによる処理を包含しています。メディア リソース管理にはメディア リソースの管理機構が備わっているので、クラスタ内のすべての Cisco CallManager がメディア リソースを共有できます。メディア リソースは、会議、トランスコーディング、メディア終端、Annunciator、および Music On Hold の各サービスを提供します。

メディア リソース グループ リストは、メディア リソース グループに優先順位を付けます。アプリケーションは、メディア リソース グループ リストで定義された優先順位に基づいて、使用可能なメディア リソースの中から、必要なメディア リソース、たとえば、Music On Hold サーバを選択します。

メディア リソース グループ リストを設定するには、次のトピックを参照してください。

• 「メディア リソース グループ リストの検索」

• 「メディア リソース グループ リストの設定」

• 「メディア リソース グループ リストの設定値」

• 「メディア リソース グループ リストの削除」

メディア リソース グループ リストの検索

ネットワーク内にはいくつかのメディア リソース グループ リストが存在することがあるので、Cisco CallManager では、固有の基準を指定して、特定のメディア リソース グループ リストを見つけることができます。メディア リソース グループ リストを見つける手順は、次のとおりです。

（注） Cisco CallManager Administration では、ブラウザ セッションでの作業中は、メディア リソース グループ リストの検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、メディア リソース グループ リストの検索設定は保持されます。

手順

ステップ 1 Media Resources > Media Resource Group List の順に選択します。

Find and List Media Resource Group Lists ウィンドウが表示されます。ドロップダウン リスト ボックスを使用して、メディア リソース グループ リストを検索します。

ステップ 2 Find Media Resource Group Lists where Name ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準を選択します。

• begins with（前方一致）

• contains（中間一致）

• ends with（後方一致）

• is exactly（完全一致）

• is empty（空白）

• is not empty（非空白）

ステップ 3 必要に応じて適切な検索テキストを指定し、 Find をクリックします。また、ページごとに表示する項目の数も指定できます。

ヒント データベースに登録されているメディア リソース グループ リストをすべて検索するには、検索テキストを入力せずに Find をクリックします。

検出されたメディア リソース グループ リスト一覧が、次の項目別に表示されます。

• Media Resource Group List name

（注） 該当するメディア リソース グループ リストの横にあるチェックボックスをオンにして、Delete Selected をクリックすると、Find and List Media Resource Group Lists ウィンドウから複数のメディア リソース グループ リストを削除できます。ウィンドウ内のメディア リソース グループ リストをすべて削除するには、Select All をクリックし、Delete Selected をクリックします。

ステップ 4 レコードのリストから、検索条件と一致する Media Resource Group List icon または Media Resource Group List name をクリックします。

選択したメディア リソース グループ リストがウィンドウに表示されます。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

メディア リソース グループ リストの設定

メディア リソース グループ リストを追加、更新、またはコピーする手順は、次のとおりです。

（注） 割り当てられているメディア リソース グループ リストから、メディア リソース グループを最初に除去しておくか、メディア リソース グループ リストを削除する場合を除いて、メディア リソース グループ リストに割り当てられているメディア リソース グループは削除できません。

手順

ステップ 1 Media Resources > Media Resource Group List の順に選択します。

Find and List Media Resource Group Lists ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 次の作業のいずれかを実行します。

• メディア リソース グループ リストをコピーするには、該当するメディア リソース グループ リストを見つけます（「メディア リソース グループ リストの検索」を参照）。Search Results リストから、コピーするメディア リソース グループ リストに対応する Copy アイコンをクリックし、ステップ 3 に進みます。

• 新しいメディア リソース グループ リストを追加するには、 Add New ボタンをクリックします。Media Resource Group List Configuration ウィンドウが表示されます。ステップ 3 に進みます。

• 既存のメディア リソース グループ リストを更新するには、該当するメディア リソース グループ リストを見つけます（「メディア リソース グループ リストの検索」を参照）。次に、ステップ 3 に進みます。

ステップ 3 適切な設定値を入力します（ 表61-1 を参照）。

ステップ 4 Save をクリックします。

新しいメディア リソース グループ リストを追加すると、Status が、 Ready から Insert completed に変わります。これで、メディア リソース グループ リストに、新規のメディア リソース グループ リストが追加されました。

メディア リソース グループをコピーする場合は、少なくともメディア リソース グループの名前を変更する必要があります。

メディア リソース グループ リスト内のすべてのデバイス（使用可能なメディア リソース グループと選択済みメディア リソース グループの両方）をリセットするには、 Reset Devices ボタンをクリックします。

（注） デバイスを再起動すると、このメディア リソース グループ リストに関連するデバイスがすべてリセットされます。Cisco CallManager が、影響を受けるゲートウェイ上のアクティブ コールを削除する可能性があります。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

メディア リソース グループ リストの設定値

表61-1 では、メディア リソース グループ リストの設定に使用される設定値について説明します。関連する手順の詳細については、「関連項目」を参照してください。

メディア リソース グループ リストの削除

既存のメディア リソース グループ リストを削除する手順は、次のとおりです。

（注） デバイス プールやデバイスに割り当てられたメディア リソース グループ リストは、削除できません。メディア リソース グループ リストに割り当てるデバイス プールやデバイスを最初に変更する必要があります。

手順

ステップ 1 「メディア リソース グループ リストの検索」の手順を使用して、メディア リソース グループ リストを見つけます。

ステップ 2 一致するレコードのリストから、削除するメディア リソース グループ リストを選択します。

ステップ 3 Delete ボタンをクリックします。

このメディア リソース グループ リストを完全に削除しようとしていること、およびこの操作は取り消せないことを確認するメッセージが表示されます。

ステップ 4 続行するには、 OK をクリックします。削除操作を取り消すには、 Cancel をクリックします。

選択されたメディア リソース グループ リストが、メディア リソース グループ リストの一覧から削除されました。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

関連項目

• 「メディア リソース グループ リストの検索」

• 「メディア リソース グループ リストの設定」

• 「メディア リソース グループ リストの設定値」

• 「メディア リソース グループ リストの削除」

• 「メディア リソース グループの設定」

• 『 Cisco CallManager システム ガイド』の「メディア リソースの概要」

• 『 Cisco CallManager システム ガイド』の「メディア リソース グループおよびメディア リソース グループ リストの設定チェックリスト」