show コマンドライン インターフェイス
この章では、シスコの show コマンドの概要を説明します。章の構成は、次のとおりです。
• 「show コマンドの構文」
• 「show コマンドのオプション」
コマンドライン ツール show は、Cisco CallManager のコンフィギュレーション データベース、コンフィギュレーション ファイル、メモリ統計、および Windows 診断情報の内容を表示します。
show コマンドの構文
show ツールを使用するには、Cisco CallManager をインストールする必要があります。 show コマンドは、DOS シェルから実行します。出力データは、コンソールに表示することも、テキスト ファイルに保存することもできます。
(注) show コマンドは \Temp ディレクトリ内で出力用の一時ファイルを使用するので、この一時ファイルを保存するディスク スペースに十分余裕があることを確認してください。ディスク スペースの必要量はさまざまな要素によって決まります(たとえば、ユーザ数、使用するデバイス数、システムが使用するデータベースのサイズなど)。
もう 1 つの方法として、 show.exe は、Telnet サーバ ソフトウェアが使用可能な場合にその Telnet セッションから実行することもできます。
show.exe のファイルは、Program Files\Cisco\Bin のディレクトリに格納されています。
show コマンドの構文は、次のとおりです。
show [ -f <filename> ] [ -c <column width> ] [ -w <console width> ] [ -v ] [ command parameter ]
show コマンドのオプション
表30-1 に、 show コマンドでサポートされているオプションを示します。
表30-1 show コマンドのオプション
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-f <filename> |
レポートを出力するファイル名 |
-c <col width> |
データベース レポートの各カラムの幅(デフォルト 15) |
-w <con width> |
データベース レポート領域の幅(デフォルト 80) |
-v |
冗長モード |
表30-2 に、 show コマンドのパラメータを示します。
表30-2 show コマンドのパラメータ
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? |
ヘルプ メッセージを表示します。 |
db |
コンフィギュレーション データベースを表示します。 |
db tables |
データベースの表の名前を表示します。 |
db t < tablename > |
データベースの表の内容を表示します。 |
inst [ apps | elem | all ] |
インストール済みのアプリケーションと要素に関する情報を表示します。 |
isdn [ cluster | local | specific ] |
ゲートウェイの D チャネルの状況を表示します。 |
ps |
ローカル システム上で実行されているプロセスをすべて表示します。 |
win |
Windows の診断結果を報告します。 win パラメータを指定した出力には、システム統計、ストレージ情報、ソフトウェア環境、要約統計などの情報が含まれます。
(注) show win は Windows のシステム情報を取得するために多量の CPU リソースを消費し、表示には長時間かかります。このコマンドは、Cisco CallManager がビジーでないときにだけ実行してください。
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tech | ( none ) |
データベースと Windows のシステム情報を報告します。
(注) show techのレポート結果は、パラメータを指定しない show コマンドと同じ複数レポート出力です。
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show -f output.txt -v -w480 db