Path Analysis の設定
この章では、Path Analysis の概要を説明します。この章の構成は、次のとおりです。
• 「Path Analysis の概要」
• 「コール詳細レコードのロギングの設定」
Cisco CallManager と組み合せて Path Analysis を使用するには、CiscoWorks2000 サーバに Common Management Foundation 1.1.1 Voice Manager パッチをインストールする必要があります。
Path Analysis の概要
Path Analysis は診断アプリケーションで、ネットワーク上の指定された 2 ポイント間の接続性をトレースします。Path Analysis は、これらのポイント間を流れるパケットが通る物理パスと論理パス(レイヤ 2 およびレイヤ 3)の両方を分析します。
コールの完了後、PathTool は発信側と着信側の電話番号を指定して、オーディオ パケットのルートをトレースします。このトレースは、Cisco IP Phone、端末ゲートウェイに接続したアナログ デバイス、またはトランク ゲートウェイ(アナログまたはデジタル)の任意のエンドポイント間のコールに適用されます。
詳細については、CiscoWorks2000 のオンライン ヘルプを参照してください。
この章の情報は、Cisco CallManager を設定する際に役立ちます。CiscoWorks2000 Campus Manager では、マップ、トレース ログ、またはテーブルの形式で、トレースしたパスを表示できます。
関連項目
CiscoWorks2000 の詳細については、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/rtrmgmt/cw2000/index.htm
コール詳細レコードのロギングの設定
Voice over IP(VoIP)トレースをアクティブにできるのは、Call Detail Record(CDR; コール詳細レコード)ロギングが使用可能になっている Cisco CallManager がインストールされている場合だけです。デフォルトの状態では disabled が指定されています。
Cisco CallManager Administration ウィンドウから CDR ロギングを使用可能にするには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Service > Service Parameters の順に選択します。
ステップ 2 Cisco CallManager サーバの IP アドレスを選択します。
ステップ 3 Next をクリックします。
ステップ 4 Cisco CallManager サービスを選択します。
ステップ 5 Parameter Value フィールド内で、Cdr Enabled Flag サービス パラメータに対して True を選択します。
ステップ 6 Update をクリックします。
コール詳細レコードのロギングが即時に開始されます。
注意 ボイス接続のトレースを行うには、クラスタ内のすべての Cisco CallManager サーバ上で CDR ロギングを使用可能にする必要があります。