概要
シスコの分析エンジンは、入力データストリームに機械学習を適用し、検出結果を 3 次元空間に投影します。
-
脅威の重大度の次元。脅威がどのぐらい深刻であるか。確認された脅威とその重大度。個々の脅威タイプに対する組織のリスクプロファイルとの整合性を高めるために、個々の脅威の事前定義された重大度を調整するオプションがあります。
-
アセット価値の次元。アセットがどのぐらい貴重であるか。ネットワークに接続されているすべてのデバイスの重要度が等しくない場合は、個々のアセットグループのビジネス上の価値を調整して、より重要なデバイスの検出を優先させるオプションがあります。
-
信頼度の次元。判定はどのぐらい信頼できるか。お客様の環境で観察された個々の脅威について、シスコのアルゴリズムが下している判定の信頼度。判定がほぼ確実となる十分な侵入兆候を観察できる場合もあります。その他の場合には、同様の症状にもかかわらず、実際の証拠が不完全なこともあります。そのため、許容誤差が大きくなります。
シスコのフュージョンアルゴリズムは、これらの検出結果を使用して同様の脅威とプロジェクションのクラスタを特定し、リスクレベルを計算します。シスコの Web ポータルでは、リスクレベルによって優先順位付けされたリストで、これらをセキュリティアラートとして表示します。各アラートは、ネットワーク上の脅威を指し、調査とその後の修復のための通常の作業単位を表します。