サーバ グループの一覧の参照
サーバ グループでは、Cisco Unified SIP Proxy システムが各ネットワークで交信する要素が定義されます。
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [Groups] を選択します。
表 5 に説明されているフィールドが含まれる、[Groups] タブが強調表示された状態で、[Server Groups] ページが表示されます。
表 5 [Server Groups]([Groups] タブ)フィールド
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State |
次のいずれかを指定できます。 • [New]:新しいレコード。コミット時に、アクティブな設定に追加されます。 • [Modified]:変更されたレコード。コミット時に、アクティブな設定になります。 • [Deleted]:削除されたレコード。コミット時に、アクティブな設定から削除されます。 • [Active]:アクティブなレコードとアクティブな設定。 |
Name |
このサーバ グループの名前。 (注) サーバ グループ名は、発信要求の SIP URI に挿入されます。Cisco Unified Communications Manager などの一部のデバイスでは、処理前に要求の URI が検証されますので、この機能を使用できるようにするため、Fully Qualified Domain Name(FQDN; 完全修飾ドメイン名)を使用してエンド デバイスを設定する必要があります。 |
Load Balancing Scheme |
すべての SIP サーバ グループのロード バランス アルゴリズムを設定します。 次のいずれかを指定できます。 • [global](デフォルト) • [call-id]:call-id によるハッシュ アルゴリズムを実行して要素を選択するよう指定します。 • [request-uri]:要求 URI によるハッシュ アルゴリズムを実行して要素を選択するよう指定します。 • [to-uri]:To ヘッダー URI によるハッシュ アルゴリズムを実行して要素を選択するよう指定します。 • [weight]:同じ q-value を持つ他の要素の重みに対して、その重みに比例して要素が選択されるよう指定します。この値を適用できるのは、重み付けに基づくルーティングが実装されている場合だけです。 • [highest-q]:使用可能な要素のリストで、同一の最も高い q-value を持つ最初の要素を選択するよう指定します。 |
Network |
このサーバ グループに関連付けられるネットワークの名前。 |
Elements |
このサーバ グループに関連付けられる要素。 |
Pinging Allowed |
ping が使用可能か使用不能か。true または false のいずれかです。 |
Failover Response Codes |
ネクストホップ サーバが要求を処理できないことを示す応答コード。有効な値は、500 ~ 599 までの範囲の数字です。 複数のフェールオーバー応答コードを追加するには、個々のコードをカンマで区切り、ダッシュ記号を使用して範囲を指定します。カンマとダッシュの後にスペースを入力する必要があります。 |
ステップ 2 サーバ グループを削除するには、次の操作を実行します。
a. 削除するサーバ グループの横にあるボックスをオンにします。
b. [Remove] をクリックします。
c. [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
ステップ 3 この変更内容を、最後にコミットしたときの状態に戻すには、次の手順を実行します。
a. 元に戻す変更があるサーバ グループの名前の横にあるボックスをオンにします。
b. [Revert] をクリックします。
c. [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
• 「サーバ グループの設定」 の目次ページに戻る
サーバ グループの追加
始める前に
サーバ グループを追加する前に、少なくとも 1 つのネットワークを作成し、設定する必要があります。 「ネットワークの設定」 を参照してください。
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [Groups] を選択します。
[Groups] タブが強調表示された状態で、[Server Groups] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add] をクリックします。
[Server Group (New)] ページが表示されます。
ステップ 3 情報を入力します。 表 5 を参照してください。
ステップ 4 [Add] をクリックします。
ステップ 5 [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
• 「サーバ グループの設定」 の目次ページに戻る
サーバ グループの編集
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [Groups] を選択します。
[Groups] タブが強調表示された状態で、[Server Groups] ページが表示されます。
ステップ 2 強調表示されている、編集するサーバ グループの名前をクリックします。
[Group Settings] タブが強調表示されて、[Server Group: <サーバ グループ名> ] ページが表示されます。
ステップ 3 情報を編集します。 表 5 を参照してください。
ステップ 4 [Update] をクリックします。
ステップ 5 [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
• 「サーバ グループの設定」 の目次ページに戻る
すべてのサーバ グループの一般的な設定の参照と編集
次の手順を実行して、すべてのサーバ グループに影響を及ぼす一般的な設定を参照および編集します。
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [General Settings] を選択します。
表 5 に説明されているフィールドが含まれる、[General Settings] タブが強調表示された状態で、[Server Groups] ページが表示されます。
表 6 [Server Groups]([General Settings] タブ)フィールド
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UDP |
要素がダウンしたと見なされるまでに、指定されたプロトコルを通じてサーバ グループ要素に要求を送信した場合の、連続して失敗した試行の最大回数。試行が失敗する原因は、タイムアウト、ICMP エラー、または障害応答の受信が考えられます。有効な範囲は 0 ~ 65535 です。 |
TCP |
TLS |
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Load Balancing Scheme |
すべての SIP サーバ グループのロード バランス アルゴリズムを設定します。 次のいずれかを指定できます。 • [call-id](デフォルト):call-id によるハッシュ アルゴリズムを実行して要素を選択するよう指定します。 • [request-uri]:要求 URI によるハッシュ アルゴリズムを実行して要素を選択するよう指定します。 • [to-uri]:To ヘッダー URI によるハッシュ アルゴリズムを実行して要素を選択するよう指定します。 • [weight]:同じ q-value を持つ他の要素の重みに対して、その重みに比例して要素が選択されるよう指定します。この値を適用できるのは、重み付けに基づくルーティングが実装されている場合だけです。 • [highest-q]:使用可能な要素のリストで、同一の最も高い q-value を持つ最初の要素を選択するよう指定します。 |
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Pinging Allowed |
ping が使用可能か使用不能か。イネーブルまたはディセーブルのいずれかに設定できます。 |
経過時間後のデフォルトの障害要素の再試行(ミリ秒単位)
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Failover Response Codes |
ネクストホップ サーバが要求を処理できないことを示す応答コード。有効な値は、500 ~ 599 までの範囲の数字です。 複数のフェールオーバー応答コードを追加するには、個々のコードをカンマで区切り、ダッシュ記号を使用して範囲を指定します。カンマとダッシュの後にスペースを入力する必要があります。 |
ステップ 2 設定を編集するには、値を変更します。
ステップ 3 [Update] をクリックします。
ステップ 4 [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
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サーバ グループ要素の参照と削除
各サーバ グループには、複数の要素がある場合があります。
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [Groups] を選択します。
[Groups] タブが強調表示された状態で、[Server Groups] ページが表示されます。
ステップ 2 このサーバ グループに関連付けられている要素を参照するには、[Elements] の見出しで、[click here] をクリックします。
[Elements] タブが強調表示されて、[Server Group: <サーバ グループ名> ] ページが表示されます。 表 7 に説明されているフィールドが含まれるページが表示されます。
表 7 [Server Group]([Elements] タブ)フィールド
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State |
次のいずれかを指定できます。 • [New]:新しいレコード。コミット時に、アクティブな設定に追加されます。 • [Modified]:変更されたレコード。コミット時に、アクティブな設定になります。 • [Deleted]:削除されたレコード。コミット時に、アクティブな設定から削除されます。 • [Active]:アクティブなレコードとアクティブな設定。 |
IP Address |
サーバ グループ要素のインターフェイス ホスト名または IP アドレスを指定します。 |
Port |
サーバ グループ要素で使用されるポートを指定します。有効な値は 1024 ~ 65535 です。デフォルトは 5060 です。 |
Transport |
サーバ グループ要素の転送タイプを指定します。次のいずれかを指定できます。 • [UDP](デフォルト) • [TCP] • [TLS] |
Nested Server Group |
このグループに別のサーバ グループを含めることができるかどうか。 |
Q-Value |
サーバ グループ内の他の要素に対する、サーバ グループ要素のプライオリティを指定する実数を指定します。 有効な値は 0.0 ~ 1.0 です。デフォルト値は 1.0 です。 |
Weight |
重み付けに基づくルーティングを実装する場合に、サーバ グループの IP 要素に割り当てられる割合を指定します。 有効な範囲は 0 ~ 100 です。デフォルトの重みは 0 です。 |
ステップ 3 サーバ グループ要素を削除するには、次の操作を実行します。
a. 要素の名前の横にあるボックスをオンにします。
b. [Remove] をクリックします。
c. [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
ステップ 4 この変更内容を、最後にコミットしたときの状態に戻すには、次の手順を実行します。
a. 元に戻す変更があるサーバ グループ要素の名前の横にあるボックスをオンにします。
b. [Revert] をクリックします。
c. [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
• 「サーバ グループの設定」 の目次ページに戻る
サーバ グループ要素の追加と編集
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [Groups] を選択します。
[Groups] タブが強調表示された状態で、[Server Groups] ページが表示されます。
ステップ 2 要素を追加するサーバ グループに対応する [Elements] 見出しの下で、[click here] をクリックします。
[Elements] タブが強調表示されて、[Server Group: <サーバ グループ名> ] ページが表示されます。
ステップ 3 要素を追加するには、次の操作を実行します。
a. [Add] をクリックします。[Server Group: <サーバ グループ名> ] > [Element (New)] ページが表示されます。
b. この要素が、エンドポイントか、サーバ グループかを、選択します。
c. 表 7 の説明のように、要素に関する情報を入力します。
d. [Add] をクリックします。
ステップ 4 要素を編集するには、次の操作を実行します。
a. 強調表示されている、編集する要素の IP アドレスをクリックします。[Server Group: <サーバ グループ名> ] > [Element] ページが表示されます。
b. 値を変更します。
c. [Update] をクリックします。
ステップ 5 [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
• 「サーバ グループの設定」 の目次ページに戻る
SIP ping ネットワーク接続の一覧の参照
始める前に
少なくとも 1 つのネットワークを作成しておく必要があります。 ネットワークの設定を参照してください。
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [SIP Ping] を選択します。
表 8 に説明されているフィールドが含まれる、[SIP Ping] ページが表示されます。
表 8 [SIP Ping] フィールド
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Network |
この SIP ping ネットワーク接続の名前。 |
IP Address |
SIP ping への応答をリッスンする、インターフェイス ホスト名または IP アドレスを指定します。 (注) ホスト名を指定する場合、サーバでは DNS lookup を実行してホストを名前解決できることを確認します。その後、設定の保存時には、IP アドレスが使用されます。ホスト名を解決できない場合、「IP Address validation failed」エラーが表示されます。 |
Port |
SIP ping に対する応答をリッスンする UDP ポート。有効な範囲は 1024 ~ 65535 です。デフォルト値は 4000 です。 (注) このポート番号は、サーバの SIP リッスン ポイントに対して指定されたポート番号とは異なることを確認してください。 |
SIP Method |
SIP ping の要求方式です。次のいずれかを指定できます。 • [OPTIONS](デフォルト) • [PING] • [INFO] |
Ping Timeout |
ping が失敗したと見なされるまでの、ping と応答の間隔の最大時間数(ミリ秒)を指定します。指定できる最小値は 0 です。デフォルト値は 500 です。 |
Ping Type |
SIP ping の ping タイプ。次のいずれかを指定できます。 • [Proactive]:up 要素と down 要素の両方に対して ping が実行され、この両方が同じ間隔で ping されるよう指定します。 • [Reactive]:ping が down 要素でだけ実行されるように指定します。これはデフォルト値です。 • [Adaptive]:up 要素と down 要素の両方に対して ping が実行され、この両方が異なる間隔で ping されるよう指定します。 |
Up Element Ping Interval |
(オプション。[Ping Type] で [Adaptive] を選択した場合にのみ使用可能)up 要素の連続的な ping 間隔を指定します。 |
Down Element Ping Interval |
連続的な ping 間隔をミリ秒単位で指定します。アダプティブな ping の場合、この値は down 要素 ping 間隔を設定します。デフォルト値は 1,000 ミリ秒です。 |
ステップ 2 SIP ping ネットワーク接続を削除するには、次の操作を実行します。
a. 削除する SIP ping ネットワーク接続の横にあるボックスをオンにします。
b. [Remove] をクリックします。
c. [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
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SIP ping 設定の追加
制約事項
• 各ネットワークには、1 つの SIP ping 設定のみを定義できます。複数の SIP 設定を作成するには、複数のネットワークを作成し、設定する必要があります。
• サーバ グループ要素の SIP ping は、UDP の転送タイプでのみ追加できます。
始める前に
SIP ping 設定を追加する前に、少なくとも 1 つのネットワークを作成し、設定する必要があります。 「ネットワークの設定」 を参照してください。
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [SIP Ping] を選択します。
[SIP Ping] ページが表示されます。
ステップ 2 [Add] をクリックします。
[SIP Ping Configuration (New)] ページが表示されます。
ステップ 3 情報を入力します。 表 8 を参照してください。
ステップ 4 [Add] をクリックします。
ステップ 5 [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
• 「サーバ グループの設定」 の目次ページに戻る
SIP ping 設定の編集
手順
ステップ 1 [Configure] > [Server Groups] > [SIP Ping] を選択します。
[SIP Ping] ページが表示されます。
ステップ 2 編集する SIP ping ネットワーク設定の横にあるボックスをオンにします。
ステップ 3 [Edit] をクリックします。
[SIP Ping Configuration: <ネットワーク名> ] ページが表示されます。
ステップ 4 情報を編集します。 表 8 を参照してください。
ステップ 5 [Update] をクリックします。
ステップ 6 [Cisco Unified SIP Proxy] ヘッダーで、[Commit Candidate Configuration] をクリックして、変更をコミットします。
関連項目
• システム設定の管理
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