Cisco Unity Connection の Web Inbox エラー メッセージ
ユーザには、ブラウザのエラー メッセージ(「ファイルが見つかりません」や「不正なアクセス」など)以外に、Web Inbox 固有のエラー メッセージ、Flash プラグインのエラー メッセージ、Quicktime プラグインのエラー メッセージ、および Tomcat のエラー メッセージが表示されることがあります。これらは、Web Inbox にサインインするとき、使用するときに表示されます。
ユーザに表示される可能性がある 4 種類のエラー メッセージを、次の表に示します。
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ブラウザのエラー メッセージは、Web Inbox のインストールが失敗した場合、ユーザが Cisco Unity Connection サーバに対するネットワーク アクセス権限を持たない場合、ブラウザが正しく設定されていない場合、あるいはユーザが必要なセキュリティ証明書をインストールしていない場合(Web Inbox が SSL 接続を使用する場合)に表示されます。 |
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Web Inbox 固有のエラー メッセージは、サインイン ページなどの Web Inbox ページで表示され、一般にはユーザ クレデンシャルまたは Web Inbox での操作に問題があることを示します。 |
Quicktime プラグインのエラー メッセージ
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Quicktime プラグイン固有のエラー メッセージまたは警告メッセージは、Quicktime プラグインおよび再生コントロールをロードするページで表示される、ポップアップ形式のアラートになっています。一般的にこのメッセージは、コントロールが含まれるページに移動して最初に Quicktime プラグインがロードされるときに表示されます。 |
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Tomcat のエラーは、Cisco Unity Connection サーバにファイルの破損やメモリ不足などのシステム エラーがある場合に発生します。通常、Tomcat のエラー メッセージでは、一連のアプリケーション エラーがリストされます。各例外の後には、エラー発生時に Tomcat サービスが実行しようとしていた処理の説明が表示されます。また、例外によっては、エラーに関する説明メッセージも表示されます。エラー メッセージの「例外(Exception)」セクションと「根本原因(Root Cause)」セクションには、問題に関する追加情報が表示される場合があります。 |
具体的なエラー メッセージについては、次の各項を参照してください。
• エラー メッセージ:「サインイン ステータス - アカウントはロックされました(Sign-In Status - Account Has Been Locked)」
• エラー メッセージ:「Apache Tomcat/<Version> - HTTP Status 500 - Internal Server Error.」
• エラー メッセージ:「サイトを利用できません(Site Is Unavailable)」
• エラー メッセージ「このユーザ アカウントにはメールボックスがありません。Web Inboxにサインインできません。Web Inbox の使用には、メールボックスがあるアカウントが必要です(This User Account Does Not Have a Mailbox and Cannot Sign In to the Web Inbox. To Use the Web Inbox, You Must Have an Account with a Mailbox)」
エラー メッセージ:「サインイン ステータス - アカウントはロックされました(Sign-In Status - Account Has Been Locked)」
エラー メッセージ「サインイン ステータス - アカウントはロックされました(Sign-in status - account has been locked)」が表示された場合は、ユーザのサインイン失敗回数が許可された上限を超えた可能性があります (この上限は、Cisco Unity Connection の管理の [システム設定(System Settings)] > [認証規則(Authentication Rules)] ページで設定します)。ユーザが自分の資格情報を忘れた可能性や、認証されていないユーザがアクセスを試みた可能性もあります。
次のタスク リストを使用して、問題の原因確認と解決を行ってください。
1. アカウントがロックされていることを確認するには、Cisco Unity Connection の管理 で、[ユーザ(Users)] > 各ユーザの [パスワードの設定の編集(Edit Password Settings)] ページに移動し、[パスワードの選択(Choose Password)] メニューから [Web アプリケーション(Web Application)] を選択します。[Web アプリケーション パスワードの設定(Web Applications Password Settings)] で、ユーザ クレデンシャルのステータスを確認し、パスワードが管理者によってロックされていないか、サインインに失敗していないか、またはサインインの失敗回数が許容値を超えたためにパスワードがロックされていないかを確認できます。
2. ユーザ アカウントのロックを解除するには、Cisco Unity Connection の管理 で、[ユーザ(Users)] > 各ユーザの [パスワードの設定の編集(Edit Password Settings)] ページに移動し、[パスワードの選択(Choose Password)] メニューから [Web アプリケーション(Web Application)] を選択します。[Web アプリケーション パスワードの設定(Web Applications Password Settings)] で、[パスワードのロック解除(Unlock Password)] を選択します。
エラー メッセージ:「Apache Tomcat/<Version> - HTTP Status 500 - Internal Server Error.」
インストール時にファイルが破損したり、Tomcat のメモリが破損すると、ユーザにエラー メッセージ「Apache Tomcat/<version> - HTTP status 500 - internal server error.」が表示される場合があります。これが問題の原因であることを確認するには、Tomcat のエラー ページで例外の根本原因が示されていないかチェックします。次のような例外メッセージが示されている場合は、ファイルまたはメモリが破損しています。
java.lang.ClassFormatError: <classpath>/<classname> (Illegal constant pool index)
Cisco TAC にお問い合わせください。
エラー メッセージ「このユーザ アカウントにはメールボックスがありません。Web Inboxにサインインできません。Web Inbox の使用には、メールボックスがあるアカウントが必要です(This User Account Does Not Have a Mailbox and Cannot Sign In to the Web Inbox. To Use the Web Inbox, You Must Have an Account with a Mailbox)」
有効なクレデンシャルはあるが、関連する Cisco Unity Connection メールボックスのないユーザが Web Inbox にサインインしようとすると、エラー「このユーザ アカウントにはメールボックスがありません。Web Inbox にサインインできません。Web Inbox の使用には、メールボックスがあるアカウントが必要です(This User Account Does Not Have a Mailbox and Cannot Sign In to the Web Inbox. To Use the Web Inbox, You Must Have an Account with a Mailbox)」
この問題を解決するには、そのユーザ用にメールボックス付きのアカウントを作成します。Cisco Unity Connection 管理者は、自分の Cisco Unity Connection アカウントを管理するために Web Inbox にサインインする際に使用するユーザ アカウントを、Cisco Unity Connection の管理へのサインインに使用しないことを推奨します。
Web Inbox にサインイン後、Internet Explorer 7 に余分なブラウザ ウィンドウが表示される
Internet Explorer 7 で Web Inbox にサインイン後、余分なウィンドウが表示された場合(Web Inbox ウィンドウの複製。ただし、メッセージ領域の上に Web Inbox コントロールは表示されない)、次の手順を実行して余分なウィンドウを表示しないようにします。
Internet Explorer 7 で余分な Web Inbox ブラウザ ウィンドウを表示しないように設定する方法
ステップ 1 Internet Explorer 7 で、[ツール(Tools)] > [インターネット オプション(Internet Options)] を選択します。
ステップ 2 [インターネット オプション(Internet Options)] ウィンドウで、[セキュリティ(Security)] タブをクリックします。
ステップ 3 [インターネット(Internet)] ゾーンを選択します。
ステップ 4 [このゾーンのセキュリティのレベル(Security Level for this Zone)] で [レベルのカスタマイズ(Custom Level)] を選択します。
ステップ 5 [その他(Miscellaneous)] セクションで [異なるドメイン間のサブフレームの移動(Navigate Sub-Frames Across Different Domains)] を探し、[有効(Enable)] を選択します。
ステップ 6 [OK] を選択して [セキュリティ設定(Security Settings)] ウィンドウを閉じます。
ステップ 7 [インターネット オプション(Internet Options)] ウィンドウで [ローカル インターネット(Local Internet)] ゾーンを選択します。
ステップ 8 [このゾーンのセキュリティのレベル(Security Level for this Zone)] で [レベルのカスタマイズ(Custom Level)] を選択します。
ステップ 9 [その他(Miscellaneous)] セクションで [異なるドメイン間のサブフレームの移動(Navigate Sub-Frames Across Different Domains)] を探し、[有効(Enable)] を選択します。
ステップ 10 [OK] を選択して [セキュリティ設定(Security Settings)] ウィンドウを閉じます。
ステップ 11 [OK] をクリックして、[インターネット オプション(Internet Options)] ウィンドウを閉じます。
Internet Explorer 7 で Web Inbox にサインイン後、ブラウザ ウィンドウの左下に警告の画像が表示される
Internet Explorer 7 を使用して Web Inbox にログイン中に、ブラウザの左下に警告の画像が表示された場合は、このブラウザではポップアップ ブロックのオプションを有効にする必要があります。
ポップアップ ブロックのオプションを有効にする方法
ステップ 1 Internet Explorer 7 で、[ツール(Tools)] > [インターネット オプション(Internet Options)] を選択します。
ステップ 2 [インターネット オプション(Internet Options)] ウィンドウで、[プライバシー(Security)] タブをクリックします。
ステップ 3 [ポップアップ ブロック(Pop-up Blocker)] セクションで [ポップアップ ブロックを有効にする(Turn On Pop-up Blocker)] オプションを選択します。
ステップ 4 [OK] をクリックして、[インターネット オプション(Internet Options)] ウィンドウを閉じます。
[Adobe Flash Player 設定(Adobe Flash Player Settings)] ボックスが応答しない(Firefox を搭載した Mac OS X のみ)
Web Inbox で初めてメッセージを作成するために録音ボタンを押すと、[Adobe Flash Player 設定(Adobe Flash Player Settings)] ダイアログボックスが表示され、Web Inbox がマイクにアクセスできるよう許可するかどうかが確認されます。場合によっては、このダイアログボックスが表示されても、このダイアログボックスのどのオプション選択できず、メッセージの音声を録音できないことがあります。Flash Player のグローバル プライバシー設定を変更し、ダイアログボックスが表示されないようにするには、次の手順を実行します。
(注) この手順を実行するには、Adobe Macromedia Web サイトを開けるようインターネット アクセスが必要です。
Flash Player のグローバル プライバシー設定を変更し、Web Inbox がコンピュータのマイクにアクセスできるようにする方法
ステップ 1 Web Inbox にアクセスするために使用する Web ブラウザで、Adobe Flash Player の設定マネージャの [Web サイトのプライバシー設定(Website Privacy Settings)] パネルを開きます。URL は http://www.macromedia.com/support/documentation/en/flashplayer/help/settings_manager06.html です。
ステップ 2 Adobe Flash Player の設定マネージャの [Web サイトのプライバシー設定(Website Privacy Settings)] パネルの [訪問済み Web サイト(Visited Websites)] テーブルで、Web Inbox に対応する Web サイトを探して選択します。
ステップ 3 Web Inbox サイトを選択中に、プライバシー設定として [常に許可(Always Allow)] を選択します。この変更を行うと、Web Inbox はユーザに許可を得るよう指示することなく、コンピュータのマイクにアクセスできるようになります。
Web Inbox でメッセージが表示されない
表示中のフォルダにメッセージがあるにもかかわらず、Web Inbox にメッセージが表示されない場合は、ブラウザ キャッシュをクリアします (キャッシュをクリアする方法については、ブラウザのマニュアルを参照してください)。
Web Inbox で送信済みメッセージが表示されない
Web Inbox の [送信済み(Sent)] フォルダに送信済みメッセージを表示するには、[送信済みメッセージ(Sent Messages)] 機能を有効にする必要があります。デフォルトでは、この機能は無効になっています。この機能を有効にするには、[システム設定(System Settings)] > [詳細設定(Advanced)] > Cisco Unity Connection の管理 の [メッセージング(Messaging)] ページの [送信済みメッセージ: 保持期間(日)(Sent Messages: Retention Period (in Days))] 設定を、ゼロ以上の値に変更します。送信済みメッセージは、ユーザのメールボックスのクオータの対象となるため、この設定の値を高く設定すると、Web Inbox から定期的に送信済みメッセージを管理しなければ、ユーザのメールボックスが送信済みメッセージでいっぱいになることがあります。
64 ビット版の Windows 7 の Internet Explorer 9 で Web Inbox が動作しない
64 ビット版の Windows 7 の Internet Explorer 9 で Web Inbox が正常に動作しない場合は、システムにメディア機能パックがインストールされていることを確認してください。