Cisco Unity Connection 10.x のあるサーバが機能せず、残りのサーバが通話を処理しない
Unity Connection クラスタ内の 1 台の Cisco Unity Connection サーバが機能しておらず(サブスクライバ サーバがメンテナンス中であるなど)、残りのサーバが通話に応答しないか MWI 要求を送信しない場合は、次のタスク リストを使用して、問題の原因確認と解決を行ってください。
1 台のサーバが機能せず、残りのサーバが通話を処理しない場合にトラブルシューティングするためのタスク リスト
1. Cisco Unity Connection Serviceability でボイス メッセージング ポートのステータスを確認します。「Cisco Unity Connection Serviceability でのボイス メッセージング ポートのステータスの確認」を参照してください。
2. 電話システム統合用の音声メッセージング ポートの割り当てを確認します。「電話システム連動用の音声メッセージング ポート割り当ての確認」を参照してください。
3. SCCP 連動の場合は、ボイス メッセージング ポートが Cisco Unified CM サーバに登録されていることを確認します。「ボイス メッセージ ポートが登録されていることの確認(SCCP 連動のみ)」を参照してください。
4. Cisco Unity Connection Serviceability で、SRM マイクロ トレース(全レベル)を有効にします。マイクロ トレースを有効にして、トレース ログを表示する方法の詳細については、を参照してください。
Cisco Unity Connection Serviceability でのボイス メッセージング ポートのステータスの確認
次の手順を実行します。
Cisco Unity Connection Serviceability でボイス メッセージング ポートのステータスを確認する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Serviceability で、[ツール(Tools)] メニューの [クラスタ管理(Cluster Management)] を選択します。
ステップ 2 [クラスタ管理(Cluster Management)] ページの [ポート マネージャ(Port Manager)] で、通話を処理する必要のあるサーバについて次の点を確認します。
• [ポートの合計(Total Ports)] カラムにリストされているポートの数が正しいこと。
• [ポート ステータスの変更(Change Port Status)] カラムに、[コールの取得の停止(Stop Taking Calls)] ボタンが表示されること。[コールを取得する(Take Calls)] ボタンが表示された場合は、[コールを取得する(Take Calls)] を選択します。
電話システム連動用の音声メッセージング ポート割り当ての確認
次の手順を実行します。
電話システム連動用の音声メッセージング ポートの割り当てを確認する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理 で [テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開してから、[電話システム(Phone System)] を選択します。
ステップ 2 [関連リンク(Related Links)] リストで [テレフォニー統合の確認(Check Telephony Integration)] を選択し、[移動(Go)] を選択します。
[タスクの実行結果(Task Execution Results)] に、1 つ以上のメッセージとトラブルシューティングの手順が表示されます。
ステップ 3 手順に従って、問題を修正してください。
ステップ 4 [タスクの実行結果(Task Execution Results)] に問題が表示されなくなるまで、ステップ 2 からステップ 3 を繰り返します。
ボイス メッセージ ポートが登録されていることの確認(SCCP 連動のみ)
Cisco Unified CM SCCP 連動の場合は、次の手順に従ってください。
ボイス メッセージ ポートが登録されていることを確認する方法(SCCP 連動のみ)
ステップ 1 Cisco Unified CM Administration で、[ボイスメール(Voice Mail)] メニューの [ボイスメール ポート(Voice Mail Port)] を選択します。
ステップ 2 [ボイスメール ポートの検索と一覧表示(Find and List Voice Mail Ports)] ページで、[検索(Find)] を選択します。
ステップ 3 [ステータス(Status)] カラムで、すべてのポートが「<server name> での登録(Registered with <server name>)」ステータスになっていることを確認します。
Cisco Unity Connection 10.x で両方のサーバのステータスがプライマリ サーバになっている
Cisco Unity Connection クラスタの両方のサーバのステータスがプライマリ サーバになっている場合は(「Split brain」状態)、この項のトラブルシューティング情報を使用してください。次の原因が考えられます。
• ネットワークが機能していないか、パブリッシャ サーバとサブスクライバ サーバが相互通信できていない。
ネットワーク Unity Connection を復元して、パブリッシャ サーバとサブスクライバ サーバが通信できるようにしてください。
• サブスクライバ サーバのホスト名が変更されたが、[システム設定(System Settings)] > パブリッシャ サーバの [クラスタ(Cluster)] ページに正しく入力されていない。
[システム設定(System Settings)] > パブリッシャ サーバの [クラスタ(Cluster)] ページに、サブスクライバ サーバの正しいホスト名を入力してください。
Cisco Unity Connection 10.x クラスタが正しく機能していない
Cisco Unity Connection クラスタが正しく機能していない(サーバのステータスが、予想されたタイミングで変化しないなど)場合は、次のタスク リストを使用して、問題の原因確認と解決を行ってください。問題が解決するまで、次のタスクをここに示す順序で実行してください。
正しく機能しない Cisco Unity Connection クラスタをトラブルシューティングするためのタスク リスト
1. ステータスがプライマリ サーバとなっているサーバ上で、該当するサービスが実行されていることを確認します。「ステータスがプライマリ サーバとなっているサーバ上で、該当するサービスが実行されていることの確認」を参照してください。
2. 該当するサービスが、両方のサーバ上で実行されていることを確認します。「該当するサービスが、両方のサーバ上で実行されていることの確認」を参照してください。
3. トレースでを使用して、Unity Connection クラスタをトラブルシューティングします。該当するトレースを有効にして、トレース ログを表示する方法の詳細については、を参照してください。
ステータスがプライマリ サーバとなっているサーバ上で、該当するサービスが実行されていることの確認
次の手順を実行します。
ステータスがプライマリ サーバとなっているサーバ上で、該当するサービスが実行されていることを確認する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Serviceability で、[ツール(Tools)] メニューの [サービス管理(Service Management)] を選択します。
ステップ 2 [コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)] ページの [重要なサービス(Critical Services)] で、次のサービスが [開始済み(Started)] サービス ステータスになっていることを確認します。
• Unity Connection メッセージ転送エージェント
• Unity Connection Notifier
ステップ 3 サービスが [停止中(Stopped)] ステータスの場合は、[開始(Start)] を選択します。
該当するサービスが、両方のサーバ上で実行されていることの確認
次の手順を実行します。
該当するサービスが、両方のサーバ上で実行されていることを確認する方法
ステップ 1 Cisco Unity Connection Serviceability で、[ツール(Tools)] メニューの [サービス管理(Service Management)] を選択します。
ステップ 2 [コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)] ページの [ステータス サービスのみ(Status Only Services)] で、Unity Connection サーバ ロール マネージャ サービスが [開始済み(Started)] サービス ステータスになっていることを確認します。
[ステータス サービスのみ(Status Only Services)] セクションのサービスは、Cisco Unity Connection Serviceability で開始できません。こうしたサービスの起動や停止を行うには、コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用する必要があります。CLI の詳細については、『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions Release 9.0(1) 』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。
ステップ 3 [重要なサービス(Critical Services)] で、次のサービスのステータスを確認します。
• Unity Connection Conversation Manager
• Unity Connection Mixer
サービスが [開始済み(Started)] ステータスの場合は、ステップ 4 までスキップします。サービスが [停止中(Stopped)] ステータスの場合は、[開始(Start)] を選択します。
ステップ 4 [基本サービス(Base Services)] で、Unity Connection DB Event Publisher サービスのステータスを確認します。
サービスが [開始済み(Started)] ステータスの場合は、ステップ 5 までスキップします。サービスが [停止中(Stopped)] ステータスの場合は、[開始(Start)] を選択します。
ステップ 5 [オプション サービス(Optional Services)] で、次のサービスのステータスを確認します。
• Unity Connection File Syncer
• Unity Connection IMAP サーバ
• Unity Connection SMTP サーバ
サービスが [停止中(Stopped)] ステータスの場合は、[開始(Start)] を選択します。
Cisco Unity Connection 10.x でパブリッシャ サーバが機能していないときにアラート ログにアクセスできない
パブリッシャ サーバが機能しておらず、サブスクライバ サーバからアラート ログにアクセスできない場合は、サブスクライバ サーバをフェールオーバー コレクターとして指定する必要があります。次の手順を実行します。
パブリッシャ サーバが機能していないときに、サブスクライバ サーバがアラート ログにアクセスできるようにする方法
ステップ 1 パブリッシャ サーバ上の Cisco Unity Connection の管理で、[システム設定(System Settings)] を展開して [サービス パラメータ(Service Parameters)] を選択します。
ステップ 2 [サービス パラメータ(Service Parameters)] ページの [サーバ(Server)] フィールドでパブリッシャ サーバを選択します。
ステップ 3 [サービス(Service)] フィールドで、[Cisco AMC サービス(Cisco AMC Service)] を選択します。
ステップ 4 [フェールオーバー コレクター(Failover Collector)] フィールドで、サブスクライバ サーバを選択します。
ステップ 5 [保存(Save)] を選択します。
ステップ 6 ナビゲーション リストで、[Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] を選択して [移動(Go)] を選択します。
ステップ 7 Cisco Unified Serviceability の [ツール(Tools)] メニューで [コントロール センター - ネットワーク サービス(Control Center - Network Services)] を選択します。
ステップ 8 [サーバ(Server)] フィールドで、サブスクライバ サーバを選択して [移動(Go)] を選択します。
ステップ 9 [パフォーマンスおよびモニタリング(Performance and Monitoring)] で、[Cisco AMC サービス(Cisco AMC Service)] を選択して [再起動(Restart)] を選択します。
ステップ 10 サービス再開の確認メッセージが表示されたら、[OK] を選択します。