Secure SRST を設定するための前提条件
概要
• Secure SRST でサポートされている Secure Cisco Unified IP Phone には、証明書がインストールされている必要があり、暗号化が有効になっている必要があります。
• SRST ルータには、証明書が必要です。この証明書は、サードパーティまたは Cisco IOS Certificate Authority(CA; 認証局)から生成できます。Cisco IOS CA は、Cisco Unified SRST と同じゲートウェイで実行できます。
• Cisco Unified Communications Manager 4.1(2) またはそれ以降がインストールされており、セキュリティ モード(認証および暗号化モード)をサポートしている必要があります。
• Cisco Unified Communications Manager の Certificate Trust List(CTL)が有効になっている必要があります。詳細な手順については、『 Media and Signaling Authentication and Encryption Feature for Cisco IOS MGCP Gateways 』の「Configuring Secure IP Telephony Calls」の手順を参照してください。
• Secure SRST を実行するゲートウェイ ルータは、音声およびセキュリティ対応の Cisco IOS イメージ(「k9」暗号ソフトウェア イメージ)をサポートしている必要があります。次の 2 つのイメージがサポートされています。
–拡張 IP サービス。このイメージには、いくつかの拡張セキュリティ機能が含まれます。
–拡張エンタープライズ サービス。このイメージには、Cisco IOS ソフトウェアがすべて含まれます。
PKI
• 手動または Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)を使用して、クロックを設定します。クロックを設定することで、Cisco Unified Communications Manager と確実に同期を取ることができます。
• IP HTTP サーバ(Cisco IOS プロセッサ)が有効になっていない場合は、 ip http server コマンドを使用して、IP HTTP サーバ(Cisco IOS プロセッサ)を有効にします。PKI(Public Key Infrastructure; 公開鍵インフラストラクチャ)構成の詳細については、『 Cisco IOS Certificate Server 』を参照してください。
• 証明書サーバがスタートアップ コンフィギュレーションに含まれる場合、起動手順で次のメッセージが表示されることがあります。
% Failed to find Certificate Server's trustpoint at startup
% Failed to find Certificate Server's cert.
これらのメッセージは通知目的のメッセージであり、スタートアップ コンフィギュレーションがまだ完全に解析されていないので証明書サーバの設定を一時的に実行できないことを示します。このメッセージは、スタートアップ コンフィギュレーションが破損した場合のデバッグに役立ちます。
起動手順の後、 show crypto pki server コマンドを使用して、証明書サーバのステータスを確認できます。
SRST
• Secure SRST サービスは、Cisco Unified SRST がアクティブな間は登録できません。そのため、 no call-manager-fallback コマンドを使用して、Cisco Unified SRST を無効にします。
サポートされている Cisco Unified IP Phone、プラットフォーム、およびメモリの要件
• Secure SRST でサポートされている Cisco Unified IP Phone、ルータ、ネットワーク モジュール、およびコーデックのリストについては、『 Media and Signaling Authentication and Encryption Feature for Cisco IOS MGCP Gateways 』を参照してください。
• Cisco Unified IP Phone の最大数、電話番号(DN)または仮想音声ポートの最大数、およびメモリ要件に関する最新情報については、『 Cisco Unified SRST 4.3 Supported Firmware, Platforms, Memory, and Voice Products 』を参照してください。
Secure SRST の設定について
Secure SRST を設定するには、次の概念を理解する必要があります。
• 「Secure SRST の利点」
• 「SRST での Cisco IP Phone のクリアテキスト フォールバック」
• 「SRST ルータおよび TLS プロトコル」
• 「Cisco Unified SRST ルータおよび PKI」
• 「Secure SRST の認証および暗号化」
• 「Secure SRST ルータの Cisco IOS クレデンシャル サーバ」
• 「Cisco Unified IP Phone への Secure Cisco Unified SRST の確立」
Secure SRST の利点
リモート サイトに設置され、ゲートウェイ ルータに接続されている Secure Cisco Unified IP Phone は、WAN を使用して Cisco Unified Communications Manager と安全に通信を行うことができます。ただし、WAN リンクまたは Cisco Unified Communications Manager がダウンすると、リモート電話機を使用したすべての通信が安全でなくなります。この状況を克服するために、ゲートウェイ ルータが Secure SRST モードで機能できるようになりました。このモードは、WAN リンクまたは Cisco Unified Communications Manager がダウンしたときに起動します。WAN リンクまたは Cisco Unified Communications Manager が復帰すると、Cisco Unified Communications Manager が安全なコール処理機能を再開します。
Secure SRST は、認証、保全性、およびメディア暗号化など、新しい Cisco Unified SRST セキュリティ機能を提供します。認証は、ユーザに対して、通話相手の身元が正しいことを保証します。保全性は、特定のデータがエンティティ間で変更されていないことを保証します。暗号化は機密性を意味します。つまり、対象となる受信者以外の人はデータを読み取れないということです。これらのセキュリティ機能は、Cisco Unified SRST 音声コールのプライバシーを守り、音声セキュリティ違反およびなりすまし犯罪から保護します。
SRST セキュリティが実現されるための条件は、次のとおりです。
• エンド デバイスが、証明書を使用して認証される
• シグナリングが、TCP に対する Transport Layer Security(TLS)を使用して認証および暗号化される
• 安全なメディア パスが、SRTP を使用して暗号化される
• 証明書が CA によって生成および配布される
SRST での Cisco IP Phone のクリアテキスト フォールバック
12.3(14)T より以前の Cisco Unified SRST バージョンでは、安全な接続をサポートしたり、セキュリティを有効にしたりすることができませんでした。SRST ルータがフォールバック モードとして Secure SRST を実行できない場合(つまり、Cisco Unified Communications Manager との TLS ハンドシェイクを完了できない場合)、証明書は Cisco IP Phone のコンフィギュレーション ファイルに追加されません。Cisco Unified SRST ルータの証明書がないと、Cisco Unified SRST がフォールバック モードのときに、Cisco Unified IP Phone が保護されていない(クリアテキスト)通信を使用する原因となります。クリアテキスト モードでの検出およびフォールバックの機能は、Cisco Unified IP Phone ファームウェアに組み込まれています。クリアテキスト モードの詳細については、『 Media and Signaling Authentication and Encryption Feature for Cisco IOS MGCP Gateways 』を参照してください。
SRST ルータおよび TLS プロトコル
TLS バージョン 1.0 は、Cisco Unified IP Phone、Secure Cisco Unified SRST ルータ、および Cisco Unified Communications Manager の間に Secure TCP チャネルを提供します。TLS プロセスは、Cisco Unified Communications Manager の登録時に、Cisco Unified IP Phone が TLS 接続を確立することから始まります。Cisco Unified Communications Manager が Cisco Unified SRST にフォールバックするように設定されていると仮定すると、Cisco Unified IP Phone と Secure Cisco Unified SRST ルータ間の TLS 接続も確立されます。WAN リンクまたは Cisco Unified Communications Manager で障害が発生すると、コール制御が Cisco Unified SRST ルータに戻ります。
Cisco Unified SRST ルータおよび PKI
Cisco Unified SRST ルータと Cisco Unified Communications Manager 間の証明書の転送は、Secure SRST 機能では必須です。PKI コマンドは、Secure Cisco Unified SRST の証明書を生成、インポート、およびエクスポートするために使用されます。表9 に、Secure SRST 対応の Cisco Unified IP Phone および各電話機に該当する証明書を示します。「Secure SRST ルータへの電話機の証明書ファイル(PEM 形式)のインポート」には、PKI コマンドを使用した証明書の生成、インポート、およびエクスポートに関する情報と設定が記載されています。
(注) 証明書のテキストは、設定によって異なる場合があります。また、Manufacturing Installed Certificate(MIC)をサポートする古い電話機では、CAP-RTP-00X または CAP-SJC-00X が必要になる場合もあります。
(注) シスコでは、MIC または Locally Significant Certificate(LSC)証明書を使用する、Cisco IP Phone 7900 シリーズの電話機メモリを再利用した電話機をサポートしています。
表9 サポートされている Cisco Unified IP Phone および証明書
Cisco Unified IP Phone 7940
|
Cisco Unified IP Phone 7960
|
Cisco Unified IP Phone 7970
|
電話機は Distinguished Encoding Rules(DER)形式の Certificate Authority Proxy Function(CAPF)から Locally Significant Certificate(LSC)を受け取ります。 • 59fe77ccd.0 ファイル名は、CAPF 証明書サブジェクト名および CAPF 証明書発行元に基づいて変更される場合があります。 Cisco Unified Communications Manager がサードパーティ証明書プロバイダーを使用している場合、複数の .0 ファイルが存在する場合があります(2 ~ 10)。各 .0 証明書ファイルは、設定時に個別にインポートする必要があります。 手動の登録だけがサポートされています。 |
電話機は Distinguished Encoding Rules(DER)形式の Certificate Authority Proxy Function(CAPF)から Locally Significant Certificate(LSC)を受け取ります。 • 59fe77ccd.0 ファイル名は、CAPF 証明書サブジェクト名および CAPF 証明書発行元に基づいて変更される場合があります。 Cisco Unified Communications Manager がサードパーティ証明書プロバイダーを使用している場合、複数の .0 ファイルが存在する場合があります(2 ~ 10)。各 .0 証明書ファイルは、設定時に個別にインポートする必要があります。 手動の登録だけがサポートされています。 |
電話機には、デバイス認証に使用する Manufacturing Installed Certificate(MIC)が含まれています。Cisco 7970 が MIC を実装する場合、2 つの公開証明書ファイルが必要です。 • CiscoCA.pem(証明書を認証するのに使用する Cisco Root CA)
(注) MIC の名前は、設定によって異なる場合があります。
• a69d2e04.0。Privacy Enhanced Mail(PEM)形式 Cisco Unified Communications Manager がサードパーティ証明書プロバイダーを使用している場合、複数の .0 ファイルが存在する場合があります(2 ~ 10)。各 .0 証明書ファイルは、設定時に個別にインポートする必要があります。 手動の登録だけがサポートされています。 |
Secure SRST の認証および暗号化
図7 に、Secure SRST 認証および暗号化のプロセスを示します。 表10 では、プロセスの内容について説明します。
図7 Secure Cisco Unified SRST の認証および暗号化
表10 Secure SRST の認証および暗号化プロセスの概要
|
|
1. |
CA サーバが Cisco IOS ルータ CA またはサードパーティ CA であるかどうかに関わらず、CA サーバは、デバイスの証明書を SRST ゲートウェイに発行し、クレデンシャル サービスを有効にします。オプションで、Cisco IOS CA サーバを使用して SRST ルータで証明書を独自に生成することもできます。 CA ルータは、CAPF の最終トラストポイントです。CAPF の詳細については、『 Cisco Communications Manager Security Guide 』を参照してください。 |
2. |
CAPF は、サポートされているデバイスが LSC を要求できるプロセスです。CAPF ユーティリティはキー ペアおよび CAPF に特有の証明書を生成し、クラスタ内のすべての Cisco Unified Communications Manager サーバにこの証明書をコピーし、LSC を Cisco Unified IP Phone に提供します。 LSC は、MIC を持たない Cisco Unified IP Phone で必要です。Cisco 7970 には MIC が装備されているので、CAPF プロセスを行う必要はありません。 |
3. |
Cisco Unified Communications Manager はクレデンシャル サーバに SRST 証明書を要求し、クレデンシャル サーバは証明書で応答します。 |
4. |
デバイスごとに、Cisco Unified Communications Manager は TFTP プロセスを使用し、Cisco Unified IP Phone の SEPMACxxxx.cnf.xml コンフィギュレーション ファイルに証明書を挿入します。 |
5. |
Cisco Unified Communications Manager は、電話機の証明書情報を含む PEM 形式のファイルを Cisco Unified SRST ルータに提供します。Cisco Unified SRST ルータに PEM ファイルを提供する作業は、手動で行います。詳細については、「Cisco Unified SRST ルータおよび PKI」を参照してください。 Cisco Unified SRST ルータに PEM ファイルがある場合、Cisco Unified SRST ルータは IP Phone を認証して、TLS ハンドシェイクの際に IP Phone 証明書の発行元を検証できます。 |
6. |
TLS ハンドシェイクが発生すると、証明書が交換され、Cisco Unified IP Phone と Cisco Unified SRST ルータの間で相互の認証と登録が行われます。 |
a. |
Cisco Unified SRST ルータは証明書を送信し、電話機は手順 4 で Cisco Unified Communications Manager から受信した証明書に対して証明書を検証します。 |
b. |
Cisco Unified IP Phone は Cisco Unified SRST ルータに LSC または MIC を提供します。ルータは、手順 5 で提供された PEM 形式のファイルを使用して LSC または MIC を検証します。 |
(注) 電話機とルータの証明書が交換された後、メディアが自動的に暗号化され、SRST ルータとの TLS 接続が確立されます。
Secure SRST ルータの Cisco IOS クレデンシャル サーバ
Secure SRST は、Secure SRST ルータで実行されるクレデンシャル サーバを導入しています。クライアントである Cisco Unified Communications Manager が TLS チャネルを介して証明書を要求する場合、クレデンシャル サーバは SRST ルータの証明書を Cisco Unified Communications Manager に提供します。Cisco Unified Communications Manager は、Cisco Unified IP Phone コンフィギュレーション ファイルに SRST ルータの証明書を挿入し、電話機にコンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。Secure Cisco Unified IP Phone は、証明書を使用して、フォールバック操作時に SRST ルータを認証します。クレデンシャル サービスは、デフォルトの TCP ポート 2445 で実行されます。
call-manager-fallback モードでクレデンシャル サーバを設定するには、次の 3 つの Cisco IOS コマンドを使用します。
• credentials
• ip source-address(credentials)
• trustpoint(credentials)
2 つの Cisco IOS コマンドが、クレデンシャル サーバのデバッグおよび検証機能を提供します。
• debug credentials
• show credentials
Cisco Unified IP Phone への Secure Cisco Unified SRST の確立
図8 および 表11 は、SRST ルータ、Cisco Unified Communications Manager、および Cisco Unified IP Phone のクレデンシャル サーバの相互作用を示し、Cisco Unified IP Phone への Secure SRST の確立について説明します。
図8 SRST ルータ、Cisco Unified Communications Manager、および Cisco Unified IP Phone のクレデンシャル サーバの相互作用
表11 Secure SRST の確立
|
|
|
標準モード |
Cisco Unified IP Phone は DHCP を設定し、TFTP サーバのアドレスを取得します。 |
-- |
Cisco Unified IP Phone は、TFTP サーバから CTL ファイルを取得します。 |
CTL ファイルには、電話機が信頼する必要がある証明書が含まれます。 |
Cisco IP Phone は TLS プロトコル チャネルを開き、Cisco Unified Communications Manager に登録します。 |
Cisco Unified Communications Manager は、Secure Cisco Unified SRST ルータ情報および Cisco Unified SRST ルータの証明書を Cisco Unified IP Phone にエクスポートします。電話機は証明書をコンフィギュレーションに保管します。電話機に Cisco Unified SRST 証明書が保管されると、Cisco Unified SRST ルータが安全であると見なされます。図8 を参照してください。 |
Cisco Unified IP Phone が「認証済み」または「暗号化済み」として設定されており、Cisco Unified Communications Manager が混合モードに設定されている場合、電話機はコンフィギュレーション ファイルで SRST 証明書を検索します。SRST 証明書が検出されると、デフォルト ポートへのスタンバイ TLS 接続が開きます。デフォルトのポートは Cisco Unified IP Phone TCP ポートに 443 を追記した数字です。つまり、Cisco Unified SRST ルータのポート 2443 です。 |
セカンダリ Cisco Unified Communications Manager が存在しておらず、Cisco Unified SRST がバックアップ デバイスとして設定されていると仮定して、SRST ルータへの接続が自動的に行われます。図8 を参照してください。 Cisco Unified Communications Manager が、安全なモードである混合モードに設定されている必要があります。 |
WAN に障害が発生した場合、Cisco Unified IP Phone が Cisco Unified SRST 登録を開始します。 |
SRST モード |
Cisco Unified IP Phone は、安全な通信を行うためにデフォルト ポートで SRST ルータに登録します。 |
-- |
Secure SRST の設定方法
設定に関する次の項では、Secure Cisco Unified SRST ルータと Cisco Unified IP Phone が TLS ハンドシェイク時に確実に相互の認証を要求できるようにします。TLS ハンドシェイクは、WAN リンク障害の前後に関係なく、電話機が Cisco Unified SRST ルータに登録するときに行われます。
ここでは、次の内容について説明します。
• 「安全に通信を行うための Cisco Unified SRST ルータの準備」(必須)
• 「Secure SRST ルータへの電話機の証明書ファイル(PEM 形式)のインポート」(必須)
• 「Secure Cisco Unified SRST ルータへの Cisco Unified Communications Manager の設定」(必須)
• 「Secure Cisco Unified SRST ルータでの SRST モードの有効化」(必須)
• 「電話機のステータスおよび登録の確認」(必須)
Cisco IOS 証明書サーバへの CA サーバの設定
Cisco Unified SRST ルータが安全な通信を提供するためには、ネットワークのデバイス証明書を発行する CA サーバが 1 台必要です。CA サーバは、サードパーティ CA でも、Cisco IOS 証明書サーバから生成されたものでも構いません。
Cisco IOS 証明書サーバは、ネットワークにサードパーティ CA を持たないユーザに対して証明書生成オプションを提供します。Cisco IOS 証明書サーバは、SRST ルータまたは異なる Cisco IOS ルータで実行できます。
サードパーティ CA を持っていない場合、CA サーバの有効化および設定の詳細については、『 Cisco IOS Certificate Server 』を参照してください。次に、設定例を示します。
要約手順
1. crypto pki server cs-label
2. database level { minimal | names | complete }
3. database url root-url
4. issuer-name DN-string
5. grant auto
6. no shutdown
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
crypto pki server cs-label
Router (config)# crypto pki server srstcaserver |
証明書サーバを有効にし、certificate server コンフィギュレーション モードを開始します。
(注) RSA キー ペアを手動で生成した場合、 cs-label 引数がキー ペアの名前と一致する必要があります。
証明書サーバの詳細については、『 Cisco IOS Certificate Server 』を参照してください。 |
ステップ 2 |
database level { minimal | names | complete }
Router (cs-server)# database level complete |
証明書登録データベースに保存されるデータ タイプを制御します。 • minimal :競合を発生させずに新しい証明書を発行し続けるために、十分な情報だけを保存します。これがデフォルト値です。 • names :minimal レベルで提供される情報に加えて、各証明書のシリアル番号と件名を保存します。 • complete :minimal および names レベルで提供される情報に加えて、発行した各証明書をデータベースに書き込みます。
(注) complete キーワードを指定すると、大量の情報が生成されます。このキーワードを使用する場合は、database url コマンドを使用して、データを保存する外部 TFTP サーバも指定する必要があります。
|
ステップ 3 |
database url root-url
Router (cs-server)# database url nvram |
証明書サーバのすべてのデータベース エントリを書き込む場所を指定します。 crypto pki server コマンドを使用して証明書サーバを作成したら、このコマンドを使用して、発行されたすべての証明書の結合リストを指定します。 root-url 引数は、データベース エントリを書き込む場所を指定します。 • データベース エントリが書き込まれるデフォルトの場所はフラッシュですが、この作業には NVRAM が推奨されます。 |
ステップ 4 |
issuer-name DN-string
Router (cs-server)# issuer-name CN=srstcaserver |
CA 発行元名を指定した認定者名(DN ストリング)に設定します。デフォルト値は次のとおりです。 issuer-name CN = cs-label |
ステップ 5 |
grant auto
Router (cs-server)# grant auto
|
自動的な証明書がすべての要求者に発行されるようにします。 • このコマンドは登録時のみに使用され、「自動証明書登録の無効化」で削除されます。 |
ステップ 6 |
no shutdown
Router (cs-server)# no shutdown |
Cisco IOS 証明書サーバを有効にします。 • このコマンドを使用できるのは、すべての証明書サーバの設定が完了してからだけです。 |
例
次の例は、CA を生成する 1 つの方法を示しています。
Router(config)# crypto pki server srstcaserver
Router(cs-server)# database level complete
Router(cs-server)# database url nvram
Router(cs-server)# issuer-name CN=srstcaserver
Router(cs-server)# grant auto
% This will cause all certificate requests to be automatically granted.
Are you sure you want to do this? [yes/no]: y
Router(cs-server)# no shutdown
% Once you start the server, you can no longer change some of
Are you sure you want to do this? [yes/no]: y
% Generating 1024 bit RSA keys ...[OK]
% Certificate Server enabled.
CA サーバに対する Secure Cisco Unified SRST ルータの自動登録と認証
Secure Cisco Unified SRST ルータでは、トラストポイントを定義する必要があります。つまり、CA サーバからデバイスの証明書を取得する必要があります。この手順は、証明書の登録と呼ばれます。登録されると、Secure Cisco Unified SRST ルータは Secure SRST ルータとして Cisco Unified Communications Manager に認識されます。
CA サーバに Secure Cisco Unified SRST ルータを登録するためのオプションは、自動登録、カット アンド ペースト、および TFTP の 3 つです。CA サーバが Cisco IOS 証明書サーバの場合、自動登録を使用できます。それ以外の場合は、手動の登録が必要です。手動の登録とは、カット アンド ペーストまたは TFTP を指します。
自動登録に対しては、 enrollment url コマンドを使用します。SRST ルータを認証するには、 crypto pki authenticate コマンドを使用します。コマンドの使用方法については、『 Certification Authority Interoperability Commands 』を参照してください。自動登録の例は、『 Certificate Enrollment Enhancements 』から入手できます。「例」に、設定例を示します。
要約手順
1. crypto pki trustpoint name
2. enrollment url url
3. revocation-check method1
4. exit
5. crypto pki authenticate name
6. crypto pki enroll name
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
crypto pki trustpoint name
Router(config)# crypto pki trustpoint srstca
|
ルータが使用する必要がある CA を宣言し、ca-trustpoint コンフィギュレーション モードを開始します。 • 指定される名前は、「Secure Cisco Unified SRST ルータでのクレデンシャル サービスの有効化」で宣言されるトラストポイント名と同じになります。 |
ステップ 2 |
enrollment url url
Router(ca-trustpoint)# enrollment url http://10.1.1.22
|
CA の登録パラメータを指定します。 • url url :ルータが証明書要求を送信する CA の URL を指定します。 • 登録にシスコ独自の SCEP を使用している場合、url は http:// CA_name という形式にする必要があります。ここで、 CA_name は、Cisco IOS CA のホスト Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)名または IP アドレスを表します。 • 「Cisco IOS 証明書サーバへの CA サーバの設定」に記載されている手順を使用した場合、URL は、手順 1 で設定した証明書サーバ ルータの IP アドレスです。サードパーティ CA が使用された場合、IP アドレスは外部 CA になります。 |
ステップ 3 |
revocation-check method1
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none |
証明書の失効ステータスをチェックします。 method1 引数は、ルータが証明書の失効ステータスをチェックするために使用する方法です。この作業で使用できる方法は、 none だけです。none キーワードは、失効チェックが実行されず、証明書が常に受け入れられることを意味します。 • この作業では、 none キーワードを使用することが必須です。 |
ステップ 4 |
exit
Router(ca-trustpoint)# exit |
ca-trustpoint コンフィギュレーション モードを終了し、global コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 5 |
crypto pki authenticate name
Router(config)# crypto pki authenticate srstca
|
CA から証明書を取得することにより、CA を認証します。 • CA の名前を引数として取得します。 |
ステップ 6 |
crypto pki enroll name
Router(config)# crypto pki enroll srstca |
CA から SRST ルータの証明書を取得します。 • CA の名前を引数として取得します。 |
例
次の例では、Cisco Unified SRST ルータを自動登録および認証します。
Router(config)# crypto pki trustpoint srstca
Router(ca-trustpoint)# enrollment url http://10.1.1.22
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none
Router(ca-trustpoint)# exit
Router(config)# crypto pki authenticate srstca
Certificate has the following attributes:
Fingerprint MD5: 4C894B7D 71DBA53F 50C65FD7 75DDBFCA
Fingerprint SHA1: 5C3B6B9E EFA40927 9DF6A826 58DA618A BF39F291
% Do you accept this certificate? [yes/no]: y
Trustpoint CA certificate accepted.
Router(config)# crypto pki enroll srstca
% Start certificate enrollment ..
% Create a challenge password. You will need to verbally provide this
password to the CA Administrator in order to revoke your certificate.
For security reasons your password will not be saved in the configuration.
Please make a note of it.
% The fully-qualified domain name in the certificate will be: router.cisco.com
% The subject name in the certificate will be: router.cisco.com
% Include the router serial number in the subject name? [yes/no]: y
% The serial number in the certificate will be: D0B9E79C
% Include an IP address in the subject name? [no]: n
Request certificate from CA? [yes/no]: y
% Certificate request sent to Certificate Authority
% The certificate request fingerprint will be displayed.
% The 'show crypto pki certificate' command will also show the fingerprint.
Sep 29 00:41:55.427: CRYPTO_PKI: Certificate Request Fingerprint MD5: D154FB75
2524A24D 3D1F5C2B 46A7B9E4
Sep 29 00:41:55.427: CRYPTO_PKI: Certificate Request Fingerprint SHA1: 0573FBB2
98CD1AD0 F37D591A C595252D A17523C1
Sep 29 00:41:57.339: %PKI-6-CERTRET: Certificate received from Certificate Authority
自動証明書登録の無効化
grant auto コマンドを使用すると証明書が発行されます。このコマンドは、「Cisco IOS 証明書サーバへの CA サーバの設定」に記載されているオプションの作業でアクティブ化されます。
(注) セキュリティ上の最善策は、証明書が引き続き許可されないように、grant auto コマンドを無効にすることです。
要約手順
1. crypto pki server cs-label
2. shutdown
3. no grant auto
4. no shutdown
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
crypto pki server cs-label
Router (config)# crypto pki server srstcaserver |
証明書サーバを有効にし、certificate server コンフィギュレーション モードを開始します。
(注) RSA キー ペアを手動で生成した場合、cs-label 引数がキー ペアの名前と一致する必要があります。
|
ステップ 2 |
shutdown
Router (cs-server)# shutdown |
Cisco IOS 証明書サーバを無効にします。 |
ステップ 3 |
no grant auto
Router (cs-server)# no grant auto
|
自動的な証明書がすべての要求者に発行されないようにします。 • このコマンドは登録時にのみ使用するので、この作業で削除する必要があります。 |
ステップ 4 |
no shutdown
Router (cs-server)# no shutdown |
Cisco IOS 証明書サーバを有効にします。 • このコマンドを使用できるのは、すべての証明書サーバの設定が完了してからだけです。 |
証明書登録の確認
Cisco IOS 証明書サーバを CA として使用した場合、証明書登録を確認するには show running-config コマンドを使用し、CA サーバのステータスを確認するには show crypto pki server コマンドを使用します。
要約手順
1. show running-config
2. show crypto pki server
詳細手順
ステップ 1 show running-config
CA サーバ(01)およびデバイス(02)の証明書の作成を確認するには、 show running-config コマンドを使用します。この例は、登録された証明書を示します。
Router# show running-config
! SRST router device certificate.
crypto pki certificate chain srstca
308201AD 30820116 A0030201 02020102 300D0609 2A864886 F70D0101 04050030
17311530 13060355 0403130C 73727374 63617365 72766572 301E170D 30343034
31323139 35323233 5A170D30 35303431 32313935 3232335A 30343132 300F0603
55040513 08443042 39453739 43301F06 092A8648 86F70D01 09021612 6A61736F
32363931 2E636973 636F2E63 6F6D305C 300D0609 2A864886 F70D0101 01050003
4B003048 024100D7 0CC354FB 5F7C1AE7 7A25C3F2 056E0485 22896D36 6CA70C19
C98F9BAE AE9D1F9B D4BB7A67 F3251174 193BB1A3 12946123 E5C1CCD7 A23E6155
FA2ED743 3FB8B902 03010001 A330302E 300B0603 551D0F04 04030205 A0301F06
03551D23 04183016 8014F829 CE97AD60 18D05467 FC293963 C2470691 F9BD300D
06092A86 4886F70D 01010405 00038181 007EB48E CAE9E1B3 D1E7A185 D7F0D565
CB84B17B 1151BD78 B3E39763 59EC650E 49371F6D 99CBD267 EB8ADF9D 9E43A5F2
FB2B18A0 34AF6564 11239473 41478AFC A86E6DA1 AC518E0B 8657CEBB ED2BDE8E
B586FE67 00C358D4 EFDD8D44 3F423141 C2D331D3 1EE43B6E 6CB29EE7 0B8C2752
C3AF4A66 BD007348 D013000A EA3C206D CF
30820207 30820170 A0030201 02020101 300D0609 2A864886 F70D0101 04050030
17311530 13060355 0403130C 73727374 63617365 72766572 301E170D 30343034
31323139 34353136 5A170D30 37303431 32313934 3531365A 30173115 30130603
55040313 0C737273 74636173 65727665 7230819F 300D0609 2A864886 F70D0101
01050003 818D0030 81890281 8100C3AF EE1E4BB1 9922A8DA 2BB9DC8E 5B1BD332
1051C9FE 32A971B3 3C336635 74691954 98E765B1 059E24B6 32154E99 105CA989
9619993F CC72C525 7357EBAC E6335A32 2AAF9391 99325BFD 9B8355EB C10F8963
9D8FC222 EE8AC831 71ACD3A7 4E918A8F D5775159 76FBF499 5AD0849D CAA41417
DD866902 21E5DD03 C37D4B28 0FAB0203 010001A3 63306130 0F060355 1D130101
FF040530 030101FF 300E0603 551D0F01 01FF0404 03020186 301D0603 551D0E04
160414F8 29CE97AD 6018D054 67FC2939 63C24706 91F9BD30 1F060355 1D230418
30168014 F829CE97 AD6018D0 5467FC29 3963C247 0691F9BD 300D0609 2A864886
F70D0101 04050003 8181007A F71B25F9 73D74552 25DFD03A D8D1338F 6792C805
47A81019 795B5AAE 035400BB F859DABF 21892B5B E71A8283 08950414 8633A8B2
C98565A6 C09CA641 88661402 ACC424FD 36F23360 ABFF4C55 BB23C66A C80A3A57
5EE85FF8 C1B1A540 E818CE6D 58131726 BB060974 4E1A2F4B E6195522 122457F3
ステップ 2 show crypto pki server
起動手順の後に CA サーバのステータスを確認するには、 show crypto pki server コマンドを使用します。
Router# show crypto pki server
Certificate Server srstcaserver:
Status: enabled
Server's configuration is locked (enter "shut" to unlock it)
Issuer name: CN=srstcaserver
CA cert fingerprint: AC9919F5 CAFE0560 92B3478A CFF5EC00
Granting mode is: auto
Last certificate issued serial number: 0x2
CA certificate expiration timer: 13:46:57 PST Dec 1 2007
CRL NextUpdate timer: 14:54:57 PST Jan 19 2005
Current storage dir: nvram
Database Level: Complete - all issued certs written as <serialnum>.cer
Secure Cisco Unified SRST ルータでのクレデンシャル サービスの有効化
Cisco Unified SRST ルータが独自の証明書を取得したら、Cisco Unified Communications Manager に証明書を提供する必要があります。クレデンシャル サービスを有効にすると、Cisco Unified Communications Manager は Secure SRST デバイスの証明書を取得して、Cisco Unified IP Phone のコンフィギュレーション ファイルに保管することができます。
すべての Cisco Unified SRST ルータのクレデンシャル サービスをアクティブにします。
(注) セキュリティ上の最善策は、コントロール プレーン ポリシングを使用してクレデンシャル サービス ポートを保護することです。コントロール プレーン ポリシングは、ゲートウェイを保護し、トラフィックの負荷が大きいときもパケットの転送とプロトコルの状態を維持します。コントロール プレーンの詳細については、『Control Plane Policing』を参照してください。また、「コントロール プレーン ポリシング:例」に設定例を示します。
要約手順
1. credentials
2. ip source-address ip-address [ port port ]
3. trustpoint trustpoint-name
4. exit
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
Router(config)# credentials
|
Cisco Unified SRST ルータの証明書を Cisco Unified Communications Manager に提供し、credentials コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
ip source-address ip-address [ port port ]
Router(config-credentials)# ip source-address 10.1.1.22 port 2445 |
Cisco Unified SRST ルータが、指定した IP アドレスとポートを介して Cisco Unified Communications Manager からメッセージを受信できるようにします。 • ip-address :IP アドレスは既存のルータの IP アドレスです。通常、ルータのイーサネット ポートのアドレスの 1 つです。 • port port :(オプション)Cisco Unified Communications Manager からメッセージを受信するためにゲートウェイ ルータが接続されるポート。ポート番号は 2000 ~ 9999 です。デフォルトのポート番号は 2445 です。 |
ステップ 3 |
trustpoint trustpoint-name
Router(config-credentials)# trustpoint srstca |
Cisco Unified SRST ルータの証明書と関連付けるトラストポイントの名前を指定します。 trustpoint-name 引数はトラストポイント名で、SRST デバイスの証明書に対応します。 • トラストポイント名は、「CA サーバに対する Secure Cisco Unified SRST ルータの自動登録と認証」で宣言したトラストポイント名と同じにする必要があります。 |
ステップ 4 |
exit
Router(config-credentials)# exit |
credentials コンフィギュレーション モードを終了します。 |
例
Router(config)# credentials
Router(config-credentials)# ip source-address 10.1.1.22 port 2445
Router(config-credentials)# trustpoint srstca
Router(config-credentials)# exit
クレデンシャル設定のトラブルシューティング
次の手順では、クレデンシャル設定を表示するか、Cisco Unified SRST ルータのクレデンシャル設定のデバッグを設定します。
要約手順
1. show credentials
2. debug credentials
詳細手順
ステップ 1 show credentials
Secure Cisco Unified SRST のフォールバック時に使用する Cisco Unified Communications Manager に提供される Cisco Unified SRST ルータのクレデンシャル設定を表示するには、 show credentials コマンドを使用します。
Credentials IP: 10.1.1.22
ステップ 2 debug credentials
Cisco Unified SRST ルータのクレデンシャル設定のデバッグを設定するには、 debug credentials コマンドを使用します。
Router# debug credentials
Credentials server debugging is enabled
Sep 29 01:01:50.903: Credentials service: Start TLS Handshake 1 10.1.1.13 2187
Sep 29 01:01:50.903: Credentials service: TLS Handshake returns OPSSLReadWouldBlockErr
Sep 29 01:01:51.903: Credentials service: TLS Handshake returns OPSSLReadWouldBlockErr
Sep 29 01:01:52.907: Credentials service: TLS Handshake returns OPSSLReadWouldBlockErr
Sep 29 01:01:53.927: Credentials service: TLS Handshake completes.
関連コマンド
次のコマンドを使用して、証明書が見つからない(認証しようとする証明書が欠落している)かどうかを表示したり、特定の証明書が照合されたことを表示したりします(したがって、電話機の認証に使用されたルータがわかります)。
• debug crypto pki messages
• debug crypto pki transactions
Secure SRST ルータへの電話機の証明書ファイル(PEM 形式)のインポート
この作業では、Cisco IP Unified Phone に必要な作業のプロビジョニングを完了して、Secure SRST を認証します。
Cisco Unified Communications Manager 4.X.X およびそれ以前のバージョン
Cisco Unified Communications Manager 4.X.X およびそれ以前のバージョンを実行しているシステムの場合、Secure Cisco Unified SRST ルータは電話機の証明書を取得して、TLS ハンドシェイク時に Cisco Unified IP Phone を認証できるようにする必要があります。Cisco Unified IP Phone が異なると、異なる証明書が使用されます。表9に、電話機の各タイプに必要な証明書を示します。
証明書は、Cisco Unified Communications Manager から Cisco Unified SRST ルータに手動でインポートする必要があります。証明書の数は、Cisco Unified Communications Manager の設定によって異なります。手動の登録とは、カット アンド ペーストまたは TFTP を指します。手動の登録手順については、『 Manual Certificate Enrollment (TFTP and Cut-and-Paste) 』を参照してください。各電話機または PEM ファイルに対して、登録手順を繰り返します。
Cisco Unified Communications Manager 5.0 およびそれ以降のバージョン
Cisco Unified Communications Manager 5.0 およびそれ以降のバージョンを実行しているシステムには、表9 に示されている要件に加えて、4 つの証明書(CAPF、CiscoCA、CiscoManufactureCA、および CiscoRootCA2048)が必要です。これらの証明書は、Cisco Unified SRST ルータにコピー アンド ペーストする必要があります。
(注) CiscoRootCA は、CiscoRoot2048CA とも呼ばれます。
前提条件
最後のコンフィギュレーション コマンド( crypto pki authenticate )が次のプロンプトを発行するときに、有効な証明書が必要になります。
Enter the base 64 encoded CA certificate.
End with a blank line or the word "quit" on a line by itself
Cisco Unified Communications Manager 4.X.X およびそれ以前のバージョン
Cisco Unified Communications Manager 4.X.X およびそれ以前のバージョンの場合、Cisco Unified Communications Manager のメニュー バーで、 Program Files > Cisco > Certificates を選択することで、証明書を検索できます。
Windows Wordpad または Notepad を使用して .0 ファイルを開き、内容を SRST ルータ コンソールにコピー アンド ペーストします。次に、.pem ファイルに対して同じ手順を繰り返します。「-----BEGIN CERTIFICATE-----」と「-----END CERTIFICATE-----」の間に表示されるすべての内容をコピーします。
Cisco Unified Communications Manager 5.0 およびそれ以降のバージョン
Cisco Unified Communications Manager 5.0 およびそれ以降のバージョンの場合、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager にログインします。
ステップ 2 Security > Certificate Management > Download Certificate/CTL に進みます。
ステップ 3 Download Trust Cert を選択し、 Next をクリックします。
ステップ 4 CAPF-trust を選択し、 Next をクリックします。
ステップ 5 CiscoCA を選択し、 Next をクリックします。
ステップ 6 Continue をクリックします。
ステップ 7 ファイル名をクリックします。
ステップ 8 「-----BEGIN CERTIFICATE-----」と「-----END CERTIFICATE-----」の間に表示されるすべての内容を、後で取得できる場所にコピーします。
ステップ 9 CiscoManufactureCA、CiscoRootCA2048、および CAPF に対して、手順 5 ~ 8 を繰り返します。
制約事項
仮想 Web サーバを介した Cisco Unified Communications Manager からの HTTP 自動登録は、サポートされていません。
要約手順
1. crypto pki trustpoint name
2. revocation-check method1
3. enrollment terminal
4. exit
5. crypto pki authenticate name
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
crypto pki trustpoint name
Router (config)# crypto pki trustpoint 7970 |
ルータが使用する必要がある CA を宣言し、ca-trustpoint コンフィギュレーション モードを開始します。 • Cisco Unified Communications Manager 5.0 を使用している場合、4 つの name 引数(CAPF、CiscoCA、CiscoManufactureCA、および CiscoRootCA2048)を個別に設定する必要があります。「Cisco Unified Communications Manager 5.0 およびそれ以降のバージョンの例」を参照してください。 |
ステップ 2 |
revocation-check method1
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none |
証明書の失効ステータスをチェックします。 method1 引数は、ルータが証明書の失効ステータスをチェックするために使用する方法です。この作業で使用できる方法は、 none だけです。 none キーワードは、失効チェックが実行されず、証明書が常に受け入れられることを意味します。 • この作業では、 none キーワードを使用することが必須です。 |
ステップ 3 |
enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)# enrollment terminal
|
手動のカット アンド ペースト証明書登録を指定します。 |
ステップ 4 |
exit
Router(ca-trustpoint)# exit |
ca-trustpoint コンフィギュレーション モードを終了し、global コンフィギュレーションに戻ります。 |
ステップ 5 |
crypto pki authenticate name
Router(config)# crypto pki authenticate 7970
|
CA から証明書を取得することにより、CA を認証します。 • crypto pki trustpoint コマンドで使用したのと同じ name 引数を入力します。 |
Cisco Unified Communications Manager 4.X.X およびそれ以前のバージョンの例
次の例は、Cisco Unified SRST ルータ(Cisco 7970、7960、PEM)にインポートされた 3 つの証明書を示しています。
Router(config)# crypto pki trustpoint 7970
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none
Router(ca-trustpoint)# enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)# exit
Router(config)# crypto pki authenticate 7970
Enter the base 64 encoded CA certificate.
End with a blank line or the word "quit" on a line by itself
MIIDqDCCApCgAwIBAgIQNT+yS9cPFKNGwfOprHJWdTANBgkqhkiG9w0BAQUFADAu
MRYwFAYDVQQKEw1DaXNjbyBTeXN0ZW1zMRQwEgYDVQQDEwtDQVAtUlRQLTAwMjAe
Fw0wMzEwMTAyMDE4NDlaFw0yMzEwMTAyMDI3MzdaMC4xFjAUBgNVBAoTDUNpc2Nv
IFN5c3RlbXMxFDASBgNVBAMTC0NBUC1SVFAtMDAyMIIBIDANBgkqhkiG9w0BAQEF
AAOCAQ0AMIIBCAKCAQEAxCZlBK19w/2NZVVvpjCPrpW1cCY7V1q9lhzI85RZZdnQ
2M4CufgIzNa3zYxGJIAYeFfcRECnMB3f5A+x7xNiEuzE87UPvK+7S80uWCY0Uhtl
AVVf5NQgZ3YDNoNXg5MmONb8lT86F55EZyVac0XGne77TSIbIdejrTgYQXGP2MJx
Qhg+ZQlGFDRzbHfM84Duv2Msez+l+SqmqO80kIckqE9Nr3/XCSj1hXZNNVg8D+mv
Hth2P6KZqAKXAAStGRLSZX3jNbS8tveJ3Gi5+sj9+F6KKK2PD0iDwHcRKkcUHb7g
lI++U/5nswjUDIAph715Ds2rn9ehkMGipGLF8kpuCwIBA6OBwzCBwDALBgNVHQ8E
BAMCAYYwDwYDVR0TAQH/BAUwAwEB/zAdBgNVHQ4EFgQUUpIr4ojuLgmKTn5wLFal
mrTUm5YwbwYDVR0fBGgwZjBkoGKgYIYtaHR0cDovL2NhcC1ydHAtMDAyL0NlcnRF
bnJvbGwvQ0FQLVJUUC0wMDIuY3Jshi9maWxlOi8vXFxjYXAtcnRwLTAwMlxDZXJ0
RW5yb2xsXENBUC1SVFAtMDAyLmNybDAQBgkrBgEEAYI3FQEEAwIBADANBgkqhkiG
9w0BAQUFAAOCAQEAVoOM78TaOtHqj7sVL/5u5VChlyvU168f0piJLNWip2vDRihm
E+DlXdwMS5JaqUtuaSd/m/xzxpcRJm4ZRRwPq6VeaiiQGkjFuZEe5jSKiSAK7eHg
tup4HP/ZfKSwPA40DlsGSYsKNMm3OmVOCQUMH02lPkS/eEQ9sIw6QS7uuHN4y4CJ
NPnRbpFRLw06hnStCZHtGpKEHnY213QOy3h/EWhbnp0MZ+hdr20FujSI6G1+L39l
aRjeD708f2fYoz9wnEpZbtn2Kzse3uhU1Ygq1D1x9yuPq388C18HWdmCj4OVTXux
V6Y47H1yv/GJM8FvdgvKlExbGTFnlHpPiaG9tQ==
Certificate has the following attributes:
Fingerprint MD5: F7E150EA 5E6E3AC5 615FC696 66415C9F
Fingerprint SHA1: 1BE2B503 DC72EE28 0C0F6B18 798236D8 D3B18BE6
% Do you accept this certificate? [yes/no]: y
Trustpoint CA certificate accepted.
% Certificate successfully imported
Router(config)# crypto pki trustpoint 7960
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none
Router(ca-trustpoint)# enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)# exit
Router(config)# crypto pki authenticate 7960
Enter the base 64 encoded CA certificate.
End with a blank line or the word "quit" on a line by itself
MIICKDCCAZGgAwIBAgIC8wEwDQYJKoZIhvcNAQEFBQAwQDELMAkGA1UEBhMCVVMx
GjAYBgNVBAoTEUNpc2NvIFN5c3RlbXMgSW5jMRUwEwYDVQQDEwxDQVBGLTdEN0Qw
QzAwHhcNMDQwNzE1MjIzODMyWhcNMTkwNzEyMjIzODMxWjBAMQswCQYDVQQGEwJV
UzEaMBgGA1UEChMRQ2lzY28gU3lzdGVtcyBJbmMxFTATBgNVBAMTDENBUEYtN0Q3
RDBDMDCBnzANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOBjQAwgYkCgYEA0hvMOZZ9ENYWme11YGY1
it2rvE3Nk/eqhnv8P9eqB1iqt+fFBeAG0WZ5bO5FetdU+BCmPnddvAeSpsfr3Z+h
x+r58fOEIBRHQLgnDZ+nwYH39uwXcRWWqWwlW147YHjV7M5c/R8T6daCx4B5NBo6
kdQdQNOrV3IP7kQaCShdM/kCAwEAAaMxMC8wDgYDVR0PAQH/BAQDAgKEMB0GA1Ud
JQQWMBQGCCsGAQUFBwMBBggrBgEFBQcDBTANBgkqhkiG9w0BAQUFAAOBgQCaNi6x
sL6M5NlDezpSBO3QmUVyXMfrONV2ysrSwcXzHu0gJ9MSJ8TwiQmVaJ47hSTlF5a8
YVYJ0IdifXbXRo+/EEO7kkmFE8MZta5rM7UWj8bAeR42iqA3RzQaDwuJgNWT9Fhh
GgfuNAlo5h1AikxsvxivmDlLdZyCMoqJJd7B2Q==
Certificate has the following attributes:
Fingerprint MD5: 4B9636DF 0F3BA6B7 5F54BE72 24762DBC
Fingerprint SHA1: A9917775 F86BB37A 5C130ED2 3E528BB8 286E8C2D
% Do you accept this certificate? [yes/no]: y
Trustpoint CA certificate accepted.
% Certificate successfully imported
Router(config)# crypto pki trustpoint PEM
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none
Router(ca-trustpoint)# enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)# exit
Router(config)# crypto pki authenticate PEM
Enter the base 64 encoded CA certificate.
End with a blank line or the word "quit" on a line by itself
MIIDqDCCApCgAwIBAgIQdhL5YBU9b59OQiAgMrcjVjANBgkqhkiG9w0BAQUFADAu
MRYwFAYDVQQKEw1DaXNjbyBTeXN0ZW1zMRQwEgYDVQQDEwtDQVAtUlRQLTAwMTAe
Fw0wMzAyMDYyMzI3MTNaFw0yMzAyMDYyMzM2MzRaMC4xFjAUBgNVBAoTDUNpc2Nv
IFN5c3RlbXMxFDASBgNVBAMTC0NBUC1SVFAtMDAxMIIBIDANBgkqhkiG9w0BAQEF
AAOCAQ0AMIIBCAKCAQEArFW77Rjem4cJ/7yPLVCauDohwZZ/3qf0sJaWlLeAzBlq
Rj2lFlSij0ddkDtfEEo9VKmBOJsvx6xJlWJiuBwUMDhTRbsuJz+npkaGBXPOXJmN
Vd54qlpc/hQDfWlbrIFkCcYhHws7vwnPsLuy1Kw2L2cP0UXxYghSsx8H4vGqdPFQ
NnYy7aKJ43SvDFt4zn37n8jrvlRuz0x3mdbcBEdHbA825Yo7a8sk12tshMJ/YdMm
vny0pmDNZXmeHjqEgVO3UFUn6GVCO+K1y1dUU1qpYJNYtqLkqj7wgccGjsHdHr3a
U+bw1uLgSGsQnxMWeMaWo8+6hMxwlANPweufgZMaywIBA6OBwzCBwDALBgNVHQ8E
BAMCAYYwDwYDVR0TAQH/BAUwAwEB/zAdBgNVHQ4EFgQU6Rexgscfz6ypG270qSac
cK4FoJowbwYDVR0fBGgwZjBkoGKgYIYtaHR0cDovL2NhcC1ydHAtMDAxL0NlcnRF
bnJvbGwvQ0FQLVJUUC0wMDEuY3Jshi9maWxlOi8vXFxjYXAtcnRwLTAwMVxDZXJ0
RW5yb2xsXENBUC1SVFAtMDAxLmNybDAQBgkrBgEEAYI3FQEEAwIBADANBgkqhkiG
9w0BAQUFAAOCAQEAq2T96/YMMtw2Dw4QX+F1+g1XSrUCrNyjx7vtFaRDHyB+kobw
dwkpohfkzfTyYpJELzV1r+kMRoyuZ7oIqqccEroMDnnmeApc+BRGbDJqS1Zzk4OA
c6Ea7fm53nQRlcSPmUVLjDBzKYDNbnEjizptaIC5fgB/S9S6C1q0YpTZFn5tjUjy
WXzeYSXPrcxb0UH7IQJ1ogpONAAUKLoPaZU7tVDSH3hD4+VjmLyysaLUhksGFrrN
phzZrsVVilK17qpqCPllKLGAS4fSbkruq3r/6S/SpXS6/gAoljBKixP7ZW2PxgCU
1aU9cURLPO95NDOFN3jBk3Sips7cVidcogowPQ==
Certificate has the following attributes:
Fingerprint MD5: 233C8E33 8632EA4E 76D79FEB FFB061C6
Fingerprint SHA1: F7B40B94 5831D2AB 447AB8F2 25990732 227631BE
% Do you accept this certificate? [yes/no]: y
Trustpoint CA certificate accepted.
% Certificate successfully imported
登録が成功し、5 つの CA 証明書が許可されたことを表示するには、 show crypto pki trustpoint status コマンドを使用します。5 つの証明書には、入力したばかりの 3 つの証明書、CA サーバの証明書、および SRST ルータの証明書が含まれます。
Router# show crypto pki trustpoint status
Issuing CA certificate configured:
cn=CAP-RTP-002,o=Cisco Systems
Fingerprint MD5: F7E150EA 5E6E3AC5 615FC696 66415C9F
Fingerprint SHA1: 1BE2B503 DC72EE28 0C0F6B18 798236D8 D3B18BE6
Keys generated ............. Yes (General Purpose)
Issuing CA authenticated ....... Yes
Certificate request(s) ..... None
Issuing CA certificate configured:
cn=CAPF-508A3754,o=Cisco Systems Inc,c=US
Fingerprint MD5: 6BAE18C2 0BCE391E DAE2FE4C 5810F576
Fingerprint SHA1: B7735A2E 3A5C274F C311D7F1 3BE89942 355102DE
Keys generated ............. Yes (General Purpose)
Issuing CA authenticated ....... Yes
Certificate request(s) ..... None
Issuing CA certificate configured:
cn=CAP-RTP-001,o=Cisco Systems
Fingerprint MD5: 233C8E33 8632EA4E 76D79FEB FFB061C6
Fingerprint SHA1: F7B40B94 5831D2AB 447AB8F2 25990732 227631BE
Keys generated ............. Yes (General Purpose)
Issuing CA authenticated ....... Yes
Certificate request(s) ..... None
Issuing CA certificate configured:
Fingerprint MD5: 6AF5B084 79C93F2B 76CC8FE6 8781AF5E
Fingerprint SHA1: 47D30503 38FF1524 711448B4 9763FAF6 3A8E7DCF
Keys generated ............. Yes (General Purpose)
Issuing CA authenticated ....... Yes
Certificate request(s) ..... None
Issuing CA certificate configured:
Fingerprint MD5: 6AF5B084 79C93F2B 76CC8FE6 8781AF5E
Fingerprint SHA1: 47D30503 38FF1524 711448B4 9763FAF6 3A8E7DCF
Router General Purpose certificate configured:
serialNumber=F3246544+hostname=c2611XM-sSRST.cisco.com
Fingerprint: 35471295 1C907EC1 45B347BC 7A9C4B86
Keys generated ............. Yes (General Purpose)
Issuing CA authenticated ....... Yes
Certificate request(s) ..... Yes
Cisco Unified Communications Manager 5.0 およびそれ以降のバージョンの例
次の例は、Cisco Unified Communications Manager 5.0 を実行するのに必要な 4 つの証明書(CAPF、CiscoCA、CiscoManufactureCA、および CiscoRootCA2048)の設定を示します。
Router(config)# crypto pki trustpoint CAPF
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none
Router(ca-trustpoint)# enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)# exit
Router(config)# crypto pki authenticate CAPF
Enter the base 64 encoded CA certificate.
End with a blank line or the word "quit" on a line by itself MIICKjCCAZOgAwIBAgIC8wEwDQYJKoZIhvcNAQEFBQAwQTELMAkGA1UEBhMCVVMx GjAYBgNVBAoTEUNpc2NvIFN5c3RlbXMgSW5jMRYwFAYDVQQDEw1DQVBGLTU4RUFE MkQyMB4XDTA2MDMwMTIxMjc1MloXDTIxMDIyNTIxMjc1MVowQTELMAkGA1UEBhMC VVMxGjAYBgNVBAoTEUNpc2NvIFN5c3RlbXMgSW5jMRYwFAYDVQQDEw1DQVBGLTU4 RUFEMkQyMIGfMA0GCSqGSIb3DQEBAQUAA4GNADCBiQKBgQC99KgZT94qhozw4bOB f8Z0tYwT2l4L++mC64O3s3AshDi8xe8Y8sN/f/ZKRRhNIxBlK4SWafXnHKJBqKZn WtSgkRjJ3Dh0XtqcWYt8VS2sC69g8sX09lskKl3m+TpWsr2T/mDXv6CceaKN+mch gcrrnNo8kamOOIG8OsQc4L6XzQIDAQABozEwLzAOBgNVHQ8BAf8EBAMCAoQwHQYD
Certificate has the following attributes:
Fingerprint MD5: 1951DJ4E 76D79FEB FFB061C6 233C8E33
Fingerprint SHA1: 222891BE Z7B89B94 447AB8F2 5831D2AB 25990732
% Do you accept this certificate? [yes/no]: y
Trustpoint CA certificate accepted.
% Certificate successfully imported
Router(config)# crypto pki trustpoint CiscoCA
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none
Router(ca-trustpoint)# enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)# exit
Router(config)# crypto pki authenticate CiscoCA
Enter the base 64 encoded CA certificate.
End with a blank line or the word "quit" on a line by itself
MIIDqDCCApCgAwIBAgIQdhL5YBU9b59OQiAgMrcjVjANBgkqhkiG9w0BAQUFADAu MRYwFAYDVQQKEw1DaXNjbyBTeXN0ZW1zMRQwEgYDVQQDEwtDQVAtUlRQLTAwMTAe Vd54qlpc/hQDfWlbrIFkCcYhHws7vwnPsLuy1Kw2L2cP0UXxYghSsx8H4vGqdPFQ NnYy7aKJ43SvDFt4zn37n8jrvlRuz0x3mdbcBEdHbA825Yo7a8sk12tshMJ/YdMm vny0pmDNZXmeHjqEgVO3UFUn6GVCO+K1y1dUU1qpYJNYtqLkqj7wgccGjsHdHr3a U+bw1uLgSGsQnxMWeMaWo8+6hMxwlANPweufgZMaywIBA6OBwzCBwDALBgNVHQ8E c6Ea7fm53nQRlcSPmUVLjDBzKYDNbnEjizptaIC5fgB/S9S6C1q0YpTZFn5tjUjy WXzeYSXPrcxb0UH7IQJ1ogpONAAUKLoPaZU7tVDSH3hD4+VjmLyysaLUhksGFrrN phzZrsVVilK17qpqCPllKLGAS4fSbkruq3r/6S/SpXS6/gAoljBKixP7ZW2PxgCU 1aU9cURLPO95NDOFN3jBk3Sips7cVidcogowPQ==
Certificate has the following attributes:
Fingerprint MD5: 21956CBR 4B9706DF 0F3BA6B7 7P54AZ72
Fingerprint SHA1: A9917775 F86BB37A 7H130ED2 3E528BB8 286E8C2D
% Do you accept this certificate? [yes/no]: y
Trustpoint CA certificate accepted.
% Certificate successfully imported
Router(config)# crypto pki trustpoint CiscoManufactureCA
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none
Router(ca-trustpoint)# enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)# exit
Router(config)# crypto pki authenticate CiscoManufactureCA
Enter the base 64 encoded CA certificate.
End with a blank line or the word "quit" on a line by itself
MIIE2TCCA8GgAwIBAgIKamlnswAAAAAAAzANBgkqhkiG9w0BAQUFADA1MRYwFAYD D/g2qgfEMkHFp68dGf/2c5k5WnNnYhM0DR9elXBSZBcG7FNcXNtq6jUAQQIBA6OC AecwggHjMBIGA1UdEwEB/wQIMAYBAf8CAQAwHQYDVR0OBBYEFNDFIiarT0Zg7K4F kcfcWtGwR/dsMAsGA1UdDwQEAwIBhjAQBgkrBgEEAYI3FQEEAwIBADAZBgkrBgEE AYI3FAIEDB4KAFMAdQBiAEMAQTAfBgNVHSMEGDAWgBQn88gVHm6aAgkWrSugiWBf 2nsvqjBDBgNVHR8EPDA6MDigNqA0hjJodHRwOi8vd3d3LmNpc2NvLmNvbS9zZWN1 cml0eS9wa2kvY3JsL2NyY2EyMDQ4LmNybDBQBggrBgEFBQcBAQREMEIwQAYIKwYB BQUHMAKGNGh0dHA6Ly93d3cuY2lzY28uY29tL3NlY3VyaXR5L3BraS9jZXJ0cy9j cmNhMjA0OC5jZXIwXAYDVR0gBFUwUzBRBgorBgEEAQkVAQIAMEMwQQYIKwYBBQUH I+ii6itvaSN6go4cTAnPpE+rhC836WVg0ZrG2PML9d7QJwBcbx2RvdFOWFEdyeP3 OOfTC9Fovo4ipUsG4eakqjN9GnW6JvNwxmEApcN5JlunGdGTjaubEBEpH6GC/f08 S25l3JNFBemvM2tnIwcGhiLa69yHz1khQhrpz3B1iOAkPV19TpY4gJfVb/Cbcdi6 YBmlsGGGrd1lZva5J6LuL2GbuqEwYf2+rDUU+bgtlwavw+9tzD0865XpgdOKXrbO +nmka9eiV2TEP0zJ2+iC7AFm1BCIolblPFft6QKoSJFjB6thJksaE5/k3Npf
Certificate has the following attributes:
Fingerprint MD5: 0F3BA6B7 4B9636DF 5F54BE72 24762SBR
Fingerprint SHA1: L92BB37A S9919925 5C130ED2 3E528UP8 286E8C2D
% Do you accept this certificate? [yes/no]: y
Trustpoint CA certificate accepted.
% Certificate successfully imported
Router(config)# crypto pki trustpoint CiscoRootCA2048
Router(ca-trustpoint)# revocation-check none
Router(ca-trustpoint)# enrollment terminal
Router(ca-trustpoint)# exit
Router(config)# crypto pki authenticate CiscoRootCA2048
Enter the base 64 encoded CA certificate.
End with a blank line or the word "quit" on a line by itself
MIIDQzCCAiugAwIBAgIQX/h7KCtU3I1CoxW1aMmt/zANBgkqhkiG9w0BAQUFADA1 MRYwFAYDVQQKEw1DaXNjbyBTeXN0ZW1zMRswGQYDVQQDExJDaXNjbyBSb290IENB IDIwNDgwHhcNMDQwNTE0MjAxNzEyWhcNMjkwNTE0MjAyNTQyWjA1MRYwFAYDVQQK Ew1DaXNjbyBTeXN0ZW1zMRswGQYDVQQDExJDaXNjbyBSb290IENBIDIwNDgwggEg MA0GCSqGSIb3DQEBAQUAA4IBDQAwggEIAoIBAQCwmrmrp68Kd6ficba0ZmKUeIhH FR5umgIJFq0roIlgX9p7L6owEAYJKwYBBAGCNxUBBAMCAQAwDQYJKoZIhvcNAQEF BQADggEBAJ2dhISjQal8dwy3U8pORFBi71R803UXHOjgxkhLtv5MOhmBVrBW7hmW Yqpao2TB9k5UM8Z3/sUcuuVdJcr18JOagxEu5sv4dEX+5wW4q+ffy0vhN4TauYuX cB7w4ovXsNgOnbFp1iqRe6lJT37mjpXYgyc81WhJDtSd9i7rp77rMKSsH0T8lasz Bvt9YAretIpjsJyp8qS5UwGH0GikJ3+r/+n6yUA4iGe0OcaEb1fJU9u6ju7AQ7L4 CYNu/2bPPu8Xs1gYJQk0XuPL1hS27PKSb3TkL4Eq1ZKR4OCXPDJoBYVL0fdX4lId kxpUnwVwwEpxYB5DC2Ae/qPOgRnhCzU=
Certificate has the following attributes:
Fingerprint MD5: 2G3LZ6B7 2R1995ER 6KE4WE72 3E528BB8
Fingerprint SHA1: M9912245 5C130ED2 24762JBC 3E528VF8 956E8S5H
% Do you accept this certificate? [yes/no]: y
Trustpoint CA certificate accepted.
% Certificate successfully imported
Cisco Unified Communications Manager への SRST リファレンスの追加
SRST リファレンスを Cisco Unified Communications Manager に追加する手順は、次のとおりです。
この手順に従う前に、Cisco Unified SRST ルータでクレデンシャル サービスが実行されていることを確認してください。Cisco Unified Communications Manager は、デバイスの証明書のために Cisco Unified SRST ルータに接続します。クレデンシャル サービスを有効にするには、「Secure Cisco Unified SRST ルータでのクレデンシャル サービスの有効化」を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager に Cisco Unified SRST を追加する方法については、実行している Cisco Unified Communications Manager バージョンの「Survivable Remote Site Telephony Configuration」を参照してください。すべての Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイドは、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html にあります。
要約手順
1. Cisco Unified Communications Manager メニュー バーの SRST を選択します。
2. 新しい SRST リファレンスを追加します。
3. SRST フィールドに適切な設定値を入力します。
4. Insert をクリックします。
5. 他の SRST リファレンスについて、手順 2 ~ 4 を繰り返します。
詳細手順
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager のメニュー バーで、 CCMAdmin > System > SRST の順に選択します。
ステップ 2 Add New SRST Reference をクリックします。
ステップ 3 適切な設定値を入力します。図9 に、SRST Reference Configuration ウィンドウで使用可能なフィールドを示します。
a. SRST ゲートウェイの名前、IP アドレス、およびポートを入力します。
b. SRST ゲートウェイが安全かどうかを尋ねるボックスをオンにします。
c. 証明書プロバイダー(クレデンシャル サービス)のポート番号を入力します。クレデンシャル サービスは、デフォルトのポート 2445 で実行されます。
図9 SRST Reference Configuration ウィンドウ
ステップ 4 新しい SRST リファレンスを追加するには、 Insert をクリックします。「Status: Insert completed」メッセージが表示されます。
ステップ 5 さらに SRST リファレンスを追加するには、手順 2 ~ 4 を繰り返します。
Cisco Unified Communications Manager での SRST フォールバックの設定
デバイス プールを SRST に割り当てることにより、Cisco Unified Communications Manager に SRST フォールバックを設定する手順は、次のとおりです。
デバイス プールを Cisco Unified Communications Manager に追加する方法については、実行している Cisco Unified Communications Manager バージョンの『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』の「Device Pool Configuration」を参照してください。すべての Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイドは、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html にあります。
要約手順
1. Cisco Unified Communications Manager メニュー バーの Device Pool を選択します。
2. デバイス プールを追加します。
3. Add New Device Pool をクリックします。
4. SRST リファレンスを入力します。
5. Update をクリックします。
詳細手順
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager のメニュー バーで、 CCMAdmin > System > Device Pool の順に選択します。
ステップ 2 デバイス プールを追加するには、次のいずれかの方法を使用します。
• 追加するデバイス プールと同様の設定を持つデバイス プールがすでに存在する場合は、設定を表示するために既存のデバイス プールを選択し、 Copy をクリックして、必要に応じて設定を変更してください。ステップ 4 に進みます。
• 既存のものをコピーせずにデバイス プールを追加するには、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 ウィンドウの右上隅で、 Add New Device Pool リンクをクリックします。Device Pool Configuration ウィンドウが表示されます(図10 を参照)。
図10 Device Pool Configuration ウィンドウ
ステップ 4 SRST リファレンスを入力します。
ステップ 5 Update をクリックして、デバイス プール情報をデータベースに保存します。
Cisco Unified Communications Manager への CAPF の設定
CAPF プロセスでは、Cisco Unified Communications Manager などのサポート対象デバイスが、Cisco Unified IP Phone から LSC 証明書を要求できます。CAPF ユーティリティは、キー ペアおよび CAPF に特有の証明書を生成し、クラスタ内のすべての Cisco Unified Communications Manager サービスにこの証明書をコピーします。
Cisco Unified Communications Manager への CAPF の設定方法については、『 Cisco IP Phone Authentication and Encryption for Cisco Communications Manager 』を参照してください。
Secure Cisco Unified SRST ルータでの SRST モードの有効化
Cisco Unified IP Phone 機能をサポートするようにルータ上の Secure SRST を設定するには、global コンフィギュレーション モードを開始して、次のコマンドを使用します。
要約手順
1. call-manager-fallback
2. secondary-dialtone digit-string
3. transfer-system { blind | full-blind | full-consult | local-consult }
4. ip source-address ip-address [ port port ]
5. max-ephones max-phones
6. max-dn max-directory-numbers
7. transfer-pattern transfer-pattern
8. exit
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
call-manager-fallback
Router(config)# call-manager-fallback |
call-manager-fallback コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
secondary-dialtone digit-string
Router(config-cm-fallback)# secondary-dialtone 9 |
数字列がダイヤルされたときに第 2 発信音をアクティブにします。 |
ステップ 3 |
transfer-system { blind | full-blind | full-consult | local-consult }
Router(config-cm-fallback)# transfer-system full-consult |
Cisco Unified SRST ルータが提供するすべての回線のコール転送方法を定義します。 • blind:シスコ独自の方法を使用して、単一電話回線で、打診を行わずにコールを転送します。 • full-blind:H.450.2 標準方式を使用して、打診を行わずにコールを転送します。 • full-consult:使用可能な 2 番目の電話回線を使用し、打診を行ってコールを転送します。2 番目の回線が使用できない場合、コールは full-blind にフォールバックします。 • local-consult:使用可能な 2 番目の電話回線を使用し、ローカルで打診を行ってコールを転送します。打診先または転送先がローカル以外の場合、コールは blind にフォールバックします。 |
ステップ 4 |
ip source-address ip-address [ port port ]
Router(config-cm-fallback)# ip source-address 10.1.1.22 port 2000 |
指定した IP アドレスを使用してルータが Cisco IP Phone からメッセージを受信できるようにし、厳密な IP アドレスの検証を提供します。デフォルトのポート番号は 2000 です。 |
ステップ 5 |
max-ephones max-phones
Router(config-cm-fallback)# max-ephones 15
|
ルータがサポートできる Cisco IP Phone の最大数を設定します。最大数は、プラットフォームによって異なります。デフォルトは 0 です。詳細については、「プラットフォームとメモリのサポート」を参照してください。 |
ステップ 6 |
max-dn max-directory-numbers
Router(config-cm-fallback)# max-dn 30 |
ルータがサポート可能な DN または仮想音声ポートの最大数を設定します。 • max-directory-numbers: ルータでサポートされる電話番号または仮想音声ポートの最大数。最大数は、プラットフォームによって異なります。デフォルトは 0 です。詳細については、「プラットフォームとメモリのサポート」を参照してください。 |
ステップ 7 |
transfer-pattern
transfer-pattern
Router(config-cm-fallback)# transfer-pattern ..... |
Cisco Unified IP Phone による電話コールを指定の電話番号パターンに転送できるようにします。 • transfer-pattern :許可するコール転送の数字列。ワイルドカードが使用可能です。 |
ステップ 8 |
exit
Router(config-cm-fallback)# exit |
call-manager-fallback コンフィギュレーション モードを終了します。 |
例
次の例では、ルータで SRST モードを有効にします。
Router(config)# call-manager-fallback
Router(config-cm-fallback)# secondary-dialtone 9
Router(config-cm-fallback)# transfer-system full-consult
Router(config-cm-fallback)# ip source-address 10.1.1.22 port 2000
Router(config-cm-fallback)# max-ephones 15
Router(config-cm-fallback)# max-dn 30
Router(config-cm-fallback)# transfer-pattern .....
Router(config-cm-fallback)# exit
電話機のステータスおよび登録の確認
Cisco Unified IP Phone のステータスおよび登録について、確認またはトラブルシューティングを行うには、特権 EXEC モードを開始して、次の手順を実行します。
要約手順
1. show ephone
2. show ephone offhook
3. show voice call status
4. debug ephone register
5. debug ephone state
詳細手順
ステップ 1 show ephone
登録された Cisco Unified IP Phone およびその機能を表示するには、このコマンドを使用します。 show ephone コマンドは、Secure SRST に対して使用されると、認証と暗号化のステータスも表示します。この例では、TLS 接続で認証と暗号化のステータスがアクティブになっています。
ephone-1 Mac:1000.1111.0002 TCP socket:[5] activeLine:0 REGISTERED in SCCP ver 5
+ Authentication + Encryption with TLS connection
mediaActive:0 offhook:0 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0 debug:0
IP:10.1.1.40 32626 7970 keepalive 390 max_line 8
button 1: dn 14 number 2002 CM Fallback CH1 IDLE
ephone-2 Mac:1000.1111.000B TCP socket:[12] activeLine:0 REGISTERED in SCCP ver
5 + Authentication + Encryption with TLS connection
mediaActive:0 offhook:0 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0 debug:0
IP:10.1.1.40 32718 7970 keepalive 390 max_line 8
button 1: dn 21 number 2011 CM Fallback CH1 IDLE
ephone-3 Mac:1000.1111.000A TCP socket:[16] activeLine:0 REGISTERED in SCCP ver
5 + Authentication + Encryption with TLS connection
mediaActive:0 offhook:0 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0 debug:0
IP:10.1.1.40 32862 7970 keepalive 390 max_line 8
button 1: dn 2 number 2010 CM Fallback CH1 IDLE
ステップ 2 show ephone offhook
Cisco IP Phone のステータスおよびオフフック状態のすべての電話機の品質を表示するには、このコマンドを使用します。この例では、TLS 接続で認証と暗号化のステータスがアクティブで、さらにアクティブな保護されたコールが存在します。
Router# show ephone offhook
ephone-1 Mac:1000.1111.0002 TCP socket:[5] activeLine:1 REGISTERED in SCCP ver 5
+ Authentication + Encryption with TLS connection
mediaActive:1 offhook:1 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0
IP:10.1.1.40 32626 7970 keepalive 391 max_line 8
button 1: dn 14 number 2002 CM Fallback CH1 CONNECTED
Active Secure Call on DN 14 chan 1 :2002 10.1.1.40 29632 to 10.1.1.40 25616 via 10.1.1.40
G711Ulaw64k 160 bytes no vad
Tx Pkts 295 bytes 49468 Rx Pkts 277 bytes 46531 Lost 0
Jitter 0 Latency 0 callingDn 22 calledDn -1
ephone-2 Mac:1000.1111.000B TCP socket:[12] activeLine:1 REGISTERED in SCCP ver
5 + Authentication + Encryption with TLS connection
mediaActive:1 offhook:1 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0 debug:0
IP:10.1.1.40 32718 7970 keepalive 391 max_line 8
button 1: dn 21 number 2011 CM Fallback CH1 CONNECTED
Active Secure Call on DN 21 chan 1 :2011 10.1.1.40 16382 to 10.1.1.40 16382 via 10.1.1.40
G711Ulaw64k 160 bytes no vad
Tx Pkts 295 bytes 49468 Rx Pkts 277 bytes 46531 Lost 0
Jitter 0 Latency 0 callingDn -1 calledDn 11
ステップ 3 show voice call status
Cisco Unified SRST ルータのすべての音声ポートのコール ステータスを表示するには、このコマンドを使用します。このコマンドは、2 つの POTS ダイヤル ピア間のコールには適用できません。
Router# show voice call status
CallID CID ccVdb Port DSP/Ch Called # Codec Dial-peers
0x1164 2BFE 0x8619A460 50/0/35.0 2014 g711ulaw 20035/20027
0x1165 2BFE 0x86144B78 50/0/27.0 *2014 g711ulaw 20027/20035
0x1166 2C01 0x861043D8 50/0/21.0 2012 g711ulaw 20021/20011
0x1168 2C01 0x860984C4 50/0/11.0 *2012 g711ulaw 20011/20021
0x1167 2C04 0x8610EC7C 50/0/22.0 2002 g711ulaw 20022/20014
0x1169 2C04 0x860B8894 50/0/14.0 *2002 g711ulaw 20014/20022
0x116A 2C07 0x860A374C 50/0/12.0 2010 g711ulaw 20012/20002
0x116B 2C07 0x86039700 50/0/2.0 *2010 g711ulaw 20002/20012
0x116C 2C0A 0x86119520 50/0/23.0 2034 g711ulaw 20023/20020
0x116D 2C0A 0x860F9150 50/0/20.0 *2034 g711ulaw 20020/20023
0x116E 2C0D 0x8608DC20 50/0/10.0 2022 g711ulaw 20010/20008
0x116F 2C0D 0x86078AD8 50/0/8.0 *2022 g711ulaw 20008/20010
0x1170 2C10 0x861398F0 50/0/26.0 2016 g711ulaw 20026/20028
0x1171 2C10 0x8614F41C 50/0/28.0 *2016 g711ulaw 20028/20026
0x1172 2C13 0x86159CC0 50/0/29.0 2018 g711ulaw 20029/20004
0x1173 2C13 0x8604E848 50/0/4.0 *2018 g711ulaw 20004/20029
0x1174 2C16 0x8612F04C 50/0/25.0 2026 g711ulaw 20025/20030
0x1175 2C16 0x86164F48 50/0/30.0 *2026 g711ulaw 20030/20025
0x1176 2C19 0x860D8C64 50/0/17.0 2032 g711ulaw 20017/20018
0x1177 2C19 0x860E4008 50/0/18.0 *2032 g711ulaw 20018/20017
0x1178 2C1C 0x860CE3C0 50/0/16.0 2004 g711ulaw 20016/20019
0x1179 2C1C 0x860EE8AC 50/0/19.0 *2004 g711ulaw 20019/20016
0x117A 2C1F 0x86043FA4 50/0/3.0 2008 g711ulaw 20003/20024
0x117B 2C1F 0x861247A8 50/0/24.0 *2008 g711ulaw 20024/20003
0x117C 2C22 0x8608337C 50/0/9.0 2020 g711ulaw 20009/20031
0x117D 2C22 0x8616F7EC 50/0/31.0 *2020 g711ulaw 20031/20009
0x117E 2C25 0x86063990 50/0/6.0 2006 g711ulaw 20006/20001
0x117F 2C25 0x85C6BE6C 50/0/1.0 *2006 g711ulaw 20001/20006
0x1180 2C28 0x860ADFF0 50/0/13.0 2029 g711ulaw 20013/20034
0x1181 2C28 0x8618FBBC 50/0/34.0 *2029 g711ulaw 20034/20013
0x1182 2C2B 0x860C3B1C 50/0/15.0 2036 g711ulaw 20015/20005
0x1183 2C2B 0x860590EC 50/0/5.0 *2036 g711ulaw 20005/20015
0x1184 2C2E 0x8617A090 50/0/32.0 2024 g711ulaw 20032/20007
0x1185 2C2E 0x8606E234 50/0/7.0 *2024 g711ulaw 20007/20032
0x1186 2C31 0x861A56E8 50/0/36.0 2030 g711ulaw 20036/20033
0x1187 2C31 0x86185318 50/0/33.0 *2030 g711ulaw 20033/20036
ステップ 4 debug ephone register
Cisco IP Pone の登録のプロセスをデバッグするには、このコマンドを使用します。
Router# debug ephone register
EPHONE registration debugging is enabled
*Jun 29 09:16:02.180: New Skinny socket accepted [2] (0 active)
*Jun 29 09:16:02.180: sin_family 2, sin_port 51617, in_addr 10.5.43.177
*Jun 29 09:16:02.180: skinny_socket_process: secure skinny sessions = 1
*Jun 29 09:16:02.180: add_skinny_secure_socket: pid =155, new_sock=0, ip address = 10.5.43.177
*Jun 29 09:16:02.180: skinny_secure_handshake: pid =155, sock=0, args->pid=155, ip address = 10.5.43.177
*Jun 29 09:16:02.184: Start TLS Handshake 0 10.5.43.177 51617
*Jun 29 09:16:02.184: TLS Handshake retcode OPSSLReadWouldBlockErr
*Jun 29 09:16:03.188: TLS Handshake retcode OPSSLReadWouldBlockErr
*Jun 29 09:16:04.188: TLS Handshake retcode OPSSLReadWouldBlockErr
*Jun 29 09:16:05.188: TLS Handshake retcode OPSSLReadWouldBlockErr
*Jun 29 09:16:06.188: TLS Handshake retcode OPSSLReadWouldBlockErr
*Jun 29 09:16:07.188: TLS Handshake retcode OPSSLReadWouldBlockErr
*Jun 29 09:16:08.188: CRYPTO_PKI_OPSSL - Verifying 1 Certs
*Jun 29 09:16:08.212: TLS Handshake completes
ステップ 5 debug ephone state
2 つの Secure Cisco Unified IP Phone 間のコール設定を見直すには、このコマンドを使用します。 debug ephone state トレースは、2 つの電話機間の暗号化および複合化キーの生成と配布を示します。
Router# debug ephone state
*Jan 11 18:33:09.231:%SYS-5-CONFIG_I:Configured from console by console
*Jan 11 18:33:11.747:ephone-2[2]:OFFHOOK
*Jan 11 18:33:11.747:ephone-2[2]:---SkinnySyncPhoneDnOverlays is onhook
*Jan 11 18:33:11.747:ephone-2[2]:SIEZE on activeLine 0 activeChan 1
*Jan 11 18:33:11.747:ephone-2[2]:SetCallState line 1 DN 2(-1) chan 1 ref 6 TsOffHook
*Jan 11 18:33:11.747:ephone-2[2]:Check Plar Number
*Jan 11 18:33:11.751:DN 2 chan 1 Voice_Mode
*Jan 11 18:33:11.751:dn_tone_control DN=2 chan 1 tonetype=33:DtInsideDialTone onoff=1 pid=232
*Jan 11 18:33:15.031:dn_tone_control DN=2 chan 1 tonetype=0:DtSilence onoff=0 pid=232
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:Skinny-to-Skinny call DN 2 chan 1 to DN 4 chan 1 instance 1
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:SetCallState line 1 DN 2(-1) chan 1 ref 6 TsProceed
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:SetCallState line 1 DN 2(-1) chan 1 ref 6 TsRingOut
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]::callingNumber 6000
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]::callingParty 6000
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:Call Info DN 2 line 1 ref 6 call state 1 called 6001 calling 6000 origcalled
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:Call Info DN 2 line 1 ref 6 called 6001 calling 6000 origcalled 6001 calltype 2
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:Call Info for chan 1
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:Original Called Name 6001
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:6000 calling
*Jan 11 18:33:16.039:ephone-2[2]:6001
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]:SetCallState line 1 DN 4(4) chan 1 ref 7 TsRingIn
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]::callingNumber 6000
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]::callingParty 6000
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]:Call Info DN 4 line 1 ref 7 call state 7 called 6001 calling 6000 origcalled
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]:Call Info DN 4 line 1 ref 7 called 6001 calling 6000 origcalled 6001 calltype 1
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]:Call Info for chan 1
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]:Original Called Name 6001
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]:6000 calling
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]:6001
*Jan 11 18:33:16.047:ephone-3[3]:Ringer Inside Ring On
*Jan 11 18:33:16.051:dn_tone_control DN=2 chan 1 tonetype=36:DtAlertingTone onoff=1 pid=232
*Jan 11 18:33:20.831:ephone-3[3]:OFFHOOK
*Jan 11 18:33:20.831:ephone-3[3]:---SkinnySyncPhoneDnOverlays is onhook
*Jan 11 18:33:20.831:ephone-3[3]:Ringer Off
*Jan 11 18:33:20.831:ephone-3[3]:ANSWER call
*Jan 11 18:33:20.831:ephone-3[3]:SetCallState line 1 DN 4(-1) chan 1 ref 7 TsOffHook
*Jan 11 18:33:20.831:ephone-3[3][SEP000DEDAB3EBF]:Answer Incoming call from ephone-(2) DN 2 chan 1
*Jan 11 18:33:20.831:ephone-3[3]:SetCallState line 1 DN 4(-1) chan 1 ref 7 TsConnected
*Jan 11 18:33:20.831:defer_start for DN 2 chan 1 at CONNECTED
*Jan 11 18:33:20.831:ephone-2[2]:SetCallState line 1 DN 2(-1) chan 1 ref 6 TsConnected
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]::callingNumber 6000
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]::callingParty 6000
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:Call Info DN 4 line 1 ref 7 call state 4 called 6001 calling 6000 origcalled
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:Call Info DN 4 line 1 ref 7 called 6001 calling 6000 origcalled 6001 calltype 1
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:Call Info for chan 1
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:Original Called Name 6001
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:6000 calling
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:6001
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-2[2]:Security Key Generation
! Ephone 2 generates a security key.
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-2[2]:OpenReceive DN 2 chan 1 codec 4:G711Ulaw64k duration 20 ms bytes 160
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-2[2]:Send Decryption Key
! Ephone 2 sends the decryption key.
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:Security Key Generation
!Ephone 3 generates its security key.
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:OpenReceive DN 4 chan 1 codec 4:G711Ulaw64k duration 20 ms bytes 160
*Jan 11 18:33:20.835:ephone-3[3]:Send Decryption Key
! Ephone 3 sends its decryption key.
*Jan 11 18:33:21.087:dn_tone_control DN=2 chan 1 tonetype=0:DtSilence onoff=0 pid=232
*Jan 11 18:33:21.087:DN 4 chan 1 Voice_Mode
*Jan 11 18:33:21.091:DN 2 chan 1 End Voice_Mode
*Jan 11 18:33:21.091:DN 2 chan 1 Voice_Mode
*Jan 11 18:33:21.095:ephone-2[2]:OpenReceiveChannelAck:IP 1.1.1.8, port=25552,
*Jan 11 18:33:21.095:ephone-3[3]:StartMedia 1.1.1.8 port=25552
*Jan 11 18:33:21.095:DN 2 chan 1 codec 4:G711Ulaw64k duration 20 ms bytes 160
*Jan 11 18:33:21.095:ephone-3[3]:Send Encryption Key
! Ephone 3 sends its encryption key.
*Jan 11 18:33:21.347:ephone-3[3]:OpenReceiveChannelAck:IP 1.1.1.9, port=17520,
*Jan 11 18:33:21.347:ephone-2[2]:StartMedia 1.1.1.9 port=17520
*Jan 11 18:33:21.347:DN 2 chan 1 codec 4:G711Ulaw64k duration 20 ms bytes 160
*Jan 11 18:33:21.347:ephone-2[2]:Send Encryption Key
!Ephone 2 sends its encryption key.*Jan 11 18:33:21.851:ephone-2[2]::callingNumber 6000
*Jan 11 18:33:21.851:ephone-2[2]::callingParty 6000
*Jan 11 18:33:21.851:ephone-2[2]:Call Info DN 2 line 1 ref 6 call state 4 called 6001 calling 6000 origcalled
*Jan 11 18:33:21.851:ephone-2[2]:Call Info DN 2 line 1 ref 6 called 6001 calling 6000 origcalled 6001 calltype 2
*Jan 11 18:33:21.851:ephone-2[2]:Call Info for chan 1
*Jan 11 18:33:21.851:ephone-2[2]:Original Called Name 6001
*Jan 11 18:33:21.851:ephone-2[2]:6000 calling
*Jan 11 18:33:21.851:ephone-2[2]:6001