ビデオ パラメータの設定
Revised: July 11, 2008
この章では、Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)ルータのビデオ パラメータを設定する方法について説明します。
ビデオ パラメータを設定するための前提条件
• Cisco Unified SRST 4.0 またはそれ以降のバージョンを使用していることを確認します。
• Cisco Unified Communications Manager 4.0 またはそれ以降のバージョンを使用していることを確認します。
• Cisco Unified SRST ルータに Cisco IP Phone が登録されていることを確認します。ephone の登録を確認するには、 show ephone registered コマンドを使用します。
• Cisco Unified Video Advantage アプリケーションと Cisco Unified IP Phone 間の接続が正常に機能していることを確認します。
Cisco Unified Video Advantage 1.02 またはそれ以降のバージョンがインストールされた PC では、Cisco Unified Video Advantage と Cisco Unified IP Phone 間の回線がグリーンであることを確認してください。詳細については、『 Cisco Unified Video Advantage End User Guides 』を参照してください。
• 正しいビデオ ファームウェアが Cisco Unified IP Phone にインストールされていることを確認します。現在の ephone ファームウェアを表示するには、 show ephone phone-load コマンドを使用します。ビデオに対応している最小限の Cisco Unified IP Phone のファームウェア バージョンは、次のとおりです。
–Cisco Unified IP Phone 7940G バージョン 6.0(4)
–Cisco Unified IP Phone 7960G バージョン 6.0(4)
–Cisco Unified IP Phone 7970G バージョン 6.0(2)
• 基本的な Cisco Unified SRST の設定を実行します。詳細については、『 Cisco Unified SRST V4.0: Setting Up the Network 』を参照してください。
• 基本的な ephone の設定を実行します。詳細については、『 Cisco Unified SRST V4.0: Setting Up Cisco Unified IP Phones 』を参照してください。
ビデオ パラメータの設定に関する制約事項
• この機能がサポートしているのは、次のビデオ コーデックに限られます。
–H.261
–H.263
• この機能がサポートしているのは、次のビデオ形式に限られます。
–Common Intermediate Format(CIF):解像度 352x288
–One-Quarter Common Intermediate Format(QCIF):解像度 176x144
–Sub QIF(SQCIF):解像度 128x96
–4CIF:解像度 704x576
–16CIF:解像度 1408x1152
• call start fast 機能は、H.323 ビデオ接続ではサポートされません。H.323 ビデオには、call start slow を設定する必要があります。
• ビデオ機能は、回線ごとでなく、ephone ごとに設定されます。
• コール機能制御(ミュートや保留など)は、すべてオーディオ コールとビデオ コールの両方に適用されます(適用可能な場合)。
• この機能では、次の項目はサポートされていません。
–ビデオ機能の動的な追加:ビデオ接続を利用するには、コール設定を開始する前に、ビデオ機能が存在している必要があります。
–2 つの SCCP エンドポイントの間の T-120 データ接続
–ビデオのセキュリティ
–SCCP エンドポイントでの Far-End Camera Control(FECC)
–ビデオ コーデックの再ネゴシエーション:ネゴシエートされたビデオ コーデックと一致している必要があります。一致していない場合、コールはオーディオ専用にフォールバックします。新しいコールでは、既存コールでネゴシエートされたコーデックを使用できます。
–ビデオ コーデックの変換
• ビデオ対応のエンドポイントをオーディオ専用のエンドポイントに接続した場合、コールはオーディオ専用にフォールバックします。オーディオ専用のコールでは、ビデオ メッセージはスキップされます。
ビデオ パラメータの設定について
この機能を使用すると、Cisco Unified SRST が Cisco Unified Communications Manager と同等の機能を保持するように、ビデオ パラメータを設定できます。Cisco Unified SRST を有効にすると、すべての ephone が Cisco Unified Communications Manager で使用される同じ設定を保持するため、Cisco Unified IP Phone をビデオ機能用に再設定する必要はありません。ただし、call-manager-fallback コンフィギュレーション モードを開始して、Cisco Unified SRST のビデオ パラメータを設定する必要があります。ビデオ用の機能セットは、Cisco Unified SRST オーディオ コールの場合と同じです。
ビデオ パラメータを設定するには、次の概念を理解する必要があります。
• 「エンドポイント機能の一致」
• 「ビデオ コーデック情報の取得」
• 「オーディオ専用のコールのフォールバック」
• 「ビデオ エンドポイントでのコール設定」
• 「RTP ビデオ ストリームの流れ」
エンドポイント機能の一致
エンドポイント機能は、電話機の登録時に Cisco Unified SRST に格納されます。これらの機能は、コール設定時に他のエンドポイントと照合するために使用されます。エンドポイントはいつでもアップデートできます。ただし、ルータがエンドポイントの機能の変更を認識するのは、コール設定時だけです。電話機にビデオ機能を追加した場合、その情報はルータの内部データ構造ではアップデートされますが、次にコールが発生するまで有効になりません。ビデオ機能が削除された場合、ルータは、コールが終了するまでは引き続きビデオ機能を認識しますが、2 つのエンドポイント間でビデオ ストリームは交換されません。
(注) エンドポイント機能の照合は、新しいコールが設定されるか、既存のコールが再開されるたびに実行されます。
ビデオ コーデック情報の取得
音声ゲートウェイは、ダイヤル ピア設定を使用してオーディオ コーデックのコーデック情報を取得します。ビデオ コーデックの選択は、エンドポイントによって実行されます。ダイヤル ピアまたはその他の設定を通じて、H.323 Service Provider Interface(SPI)によって制御されることはありません。ビデオ コーデックの情報は、コール設定時に機能要求を使用して SCCP エンドポイントから取得されます。
オーディオ専用のコールのフォールバック
ビデオ対応のエンドポイントをオーディオ専用のエンドポイントに接続した場合、コールはオーディオ専用の接続にフォールバックします。また、会議などの特定の機能についても、ビデオ サポートを使用できない場合、コールはオーディオ専用のコールにフォールバックします。
Cisco Unified SRST ルータは、コールがビデオ対応またはオーディオ専用のどちらであるかをコールタイプ フラグを使用して示します。ビデオ機能が一致した場合、コールタイプ フラグは video に設定されます。オーディオ専用の TDM またはオーディオ専用の SIP エンドポイントに接続している場合は、audio-only に設定されます。
(注) オーディオ専用での接続中は、ビデオ関連のすべてのメディア メッセージがスキップされます。
ビデオ エンドポイントでのコール設定
SCCP ビデオ エンドポイントを処理するプロセスは、SCCP オーディオ エンドポイントを処理する場合と同じです。ビデオ コールは、オーディオ コールの一部である必要があります。オーディオ コールの設定に失敗すると、ビデオ コールは失敗します。
ビデオ コールを設定するときに、メディアの設定処理によって、ビデオメディア パスが必要かどうかが判別されます。必要だと判別された場合は、対応するビデオメディア パス設定アクションが実行されます。
• SCCP エンドポイントの場合、ビデオメディア パスの設定には、エンドポイントにメッセージを送信してマルチメディア パスを開き、マルチメディアの伝送を開始することが含まれます。
• H.323 エンドポイントの場合、ビデオメディア パスの設定には、ビデオ ストリーム用の論理チャネルを開くためにエンドポイント間で情報を交換することが含まれます。
コールタイプ フラグが設定されるのは、エンドポイント機能の照合に基づいてコールを設定するときです。コールが設定されると、追加のビデオメディア パスが必要かどうかがコールタイプ フラグを使用して判別されます。コールのシグナリングは Cisco Unified CME ルータによって管理され、同じルータ上の 2 つのビデオ対応 SCCP エンドポイント間でメディア ストリームが直接接続されます。ビデオ関連のコマンドおよびフロー制御メッセージは、他方のエンドポイントに転送されます。ルータはこれらのメッセージを解釈しません。
2 つのローカル SCCP エンドポイント間でのコール設定
同じルータ上に存在する 2 つのローカル SCCP エンドポイントの相互動作では、ビデオ コールの設定に、既存のすべてのオーディオ コール設定処理が使用されます(メディアの設定時を除く)。メディアの設定時には、ビデオメディア パスを確立するためのメッセージが送信されます。エンドポイントが応答すると、ビデオメディア パスが確立され、start-multimedia-transmission 関数が呼び出されます。
SCCP エンドポイントと H.323 エンドポイント間でのコール設定
SCCP エンドポイントと H.323 エンドポイントの間のコール設定は、SCCP エンドポイント間のコール設定とほぼ同じです。唯一の違いは、ビデオ機能が選択されている場合、ビデオ Open Logical Channel(OLC)を要求するイベントが H.323 コール レッグに送信され、ゲートウェイがビデオ チャネル用の OLC を生成することです。ルータはメディア ストリームの終点と始点の両方になる必要があるため、コールの設定を開始する前に、ルータ上でビデオを有効にしておく必要があります。
H.323 ネットワークを介した 2 つの SCCP エンドポイント間でのコール設定
SCCP エンドポイント間で H.323 ネットワークを経由してコールを設定する場合は、前の 2 つの項で示したプロセスを組み合せてコールを設定します。ルータは、2 つのエンドポイント間のビデオ メディアの設定を制御し、ゲートウェイが OLC を生成できるようにイベントは H.323 コール レッグに送信されます。
RTP ビデオ ストリームの流れ
2 つのローカル SCCP エンドポイント間のビデオ ストリームの場合、Real-Time Transport Protocol(RTP)ストリームはフローアラウンド モードになります。SCCP エンドポイントと H.323 エンドポイントの間、またはそれぞれ別の Cisco Unified CME ルータ上にある 2 つの SCCP エンドポイントの間で発生するビデオ ストリームの場合、RTP ストリームはフロースルー モードになります。
• メディア フローアラウンド モードでは、ゲートウェイに関係なく、RTP パケットを VoIP コールのエンドポイント間で直接伝送できます。デフォルトでは、ゲートウェイは着信メディアを受信し、コールを終了して、発信コール レッグ上で再発信します。フローアラウンド モードの場合は、シグナリング データだけがゲートウェイに渡されるため、スケーラビリティとパフォーマンスが向上します。
• メディア フロースルー モードでは、オーディオ コールの場合と同じビデオメディア パスが関係しています。メディア パケットはゲートウェイを通過するので、ネットワークはどちらからも隠されます。
ローカルおよびリモート エンドポイントの発信者 ID 番号、IP アドレス、ポートなど、RTP 名前付きイベント パケットの情報を表示するには、 show voip rtp connection コマンドを使用します。次に、出力の例を示します。
Router# show voip rtp connections
VoIP RTP active connections :
No. CallId dstCallId LocalRTP RmtRTP LocalIP RemoteIP
1 102 103 18714 18158 10.1.1.1 192.168.1.1
2 105 104 17252 19088 10.1.1.1 192.168.1.1
Found 2 active RTP connections
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Cisco Unified SRST のビデオ パラメータの設定方法
Cisco Unified SRST を有効にすると、すべての ephone が Cisco Unified Communications Manager で使用される同じ設定を保持するため、Cisco Unified IP Phone をビデオ機能用に再設定する必要はありません。ただし、Cisco Unified SRST のビデオ パラメータは設定できます。
Cisco Unified SRST のビデオ パラメータの設定には、次の作業が含まれます。
• 「低速接続手順の設定」
• 「Cisco Unified SRST の確認」
• 「Cisco Unified SRST のビデオ パラメータの設定」
低速接続手順の設定
ビデオ ストリームには、Cisco Unified SRST 用の低速接続手順が必要です。H.323 エンドポイントでも、接続メッセージの後にエンドポイント機能の一致が確認されるので、低速接続手順が必要です。
(注) 低速接続手順の詳細については、『Configuring Quality of Service for Voice』を参照してください。
低速接続手順を設定するには、次の手順を使用します。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice service voip
4. h323
5. call start slow
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice service voip
Router(config)# voice service voip |
voice-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
h323
Router(config-voi-serv)# h323 |
H.323 voice-service コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
call start slow
Router(config-serv-h323)# call start slow |
H.323 ゲートウェイで、すべての VoIP コールに低速接続手順を強制的に使用します。 |
Cisco Unified SRST の確認
Cisco Unified SRST 機能が有効であることと、Cisco Unified IP Phone の設定値を確認するには、次の手順を使用します。
要約手順
1. enable
2. show running config
3. s how call-manager-fallback all
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
show running config
Router# show running config |
実行コンフィギュレーション ファイルの内容をすべて表示します。 |
ステップ 3 |
show call-manager-fallback all
Router# show call-manager-fallback all |
フォールバック モード時のネットワーク内のすべての Cisco Unified IP Phone、電話番号、音声ポート、およびダイヤル ピアの詳細な設定を表示します。 |
(注) 電話機のデフォルトのルータ IP アドレスが Cisco Unified SRST ルータの IP アドレスと一致することを確認するには、ネットワーク内の Cisco Unified IP Phone の Settings 表示を使用してください。
例
次に、 show call-manager-fallback all コマンドの出力例を示します。
Router# show call-manager-fallback all
For on-line documentation please see:
www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/ip_ph/ip_ks/index.htm
ip source-address 10.1.1.1 port 2000
max-video-bit-rate 384(kbps)
max-conferences 16 gain -6
dspfarm transcode sessions 0
dialplan-pattern 1 4084442... extension-length 4
timezone 0 Greenwich Standard Time
call-forward noan 6001 timeout 8
caller-id name-only: enable
Limit number of DNs per phone:
transfer-system full-consult
local directory service: enabled.
call-forward noan 6001 timeout 8
call-forward noan 6001 timeout 8
Number of Configured ephones 0 (Registered 2)
dial-peer voice 20055 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20056 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20057 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20058 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20059 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20060 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20061 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20062 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20063 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20064 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20065 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20066 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20067 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20068 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20069 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20070 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20071 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20072 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20073 pots
progress_ind setup enable 3
dial-peer voice 20074 pots
progress_ind setup enable 3
tftp-server system:/its/SEPDEFAULT.cnf
tftp-server system:/its/SEPDEFAULT.cnf alias SEPDefault.cnf
tftp-server system:/its/XMLDefault.cnf.xml alias XMLDefault.cnf.xml
tftp-server system:/its/ATADefault.cnf.xml
tftp-server system:/its/united_states/7960-tones.xml alias United_States/7960-tones.xml
tftp-server system:/its/united_states/7960-font.xml alias English_United_States/7960-font.xml
tftp-server system:/its/united_states/7960-dictionary.xml alias English_United_States/7960-dictionary.xml
tftp-server system:/its/united_states/7960-kate.xml alias English_United_States/7960-kate.xml
tftp-server system:/its/united_states/SCCP-dictionary.xml alias English_United_States/SCCP-dictionary.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEP003094C2772E.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEP001201372DD1.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000001.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000002.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000003.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000004.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000005.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000006.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000007.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000008.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000009.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD0000000A.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD0000000B.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD0000000C.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD0000000D.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD0000000E.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD0000000F.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000010.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000011.cnf.xml
tftp-server system:/its/XMLDefault7960.cnf.xml alias SEPFFDD00000012.cnf.xml
Cisco Unified SRST のビデオ パラメータの設定
Cisco Unified SRST システムのすべてのビデオ対応電話機の最高ビット レートを設定するには、次の手順を使用します。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. call-manager-fallback
4. video
5. maximum bit-rate value
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
call-manager-fallback
Router(config)# call-manager-fallback |
call-manager-fallback コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
video
Router(config-call-manager-fallback)# video |
call-manager-fallback video コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
maximum bit-rate value
Router(conf-cm-fallback-video)# maximum bit-rate 256 |
IP Phone のビデオの最大帯域幅を Kbps 単位で設定します。範囲は 0 ~ 10000000 です。デフォルトは 10000000 です。 |
例
次の例では、Cisco Unified SRST のビデオに対する設定を示します。
max-conferences 2 gain -6
transfer-system full-consult
ip source-address 10.0.1.1 port 2000
dialplan-pattern 1 4084442... extension-length 4
call-forward noan 6001 timeout 3
Cisco Unified SRST のビデオのトラブルシューティング
Cisco Unified SRST のビデオのトラブルシューティングを行うには、次のコマンドを使用します。
• SCCP エンドポイントのトラブルシューティングを行うには、次の debug コマンドを使用します。
– debug cch323 video :H.323 SPI のビデオ デバッグ トレースを有効にします。
– debug ephone detail :ルータに登録されているすべての Cisco Unified IP Phone をデバッグし、エラーと状態レベルを表示します。
– debug h225 asn1 :送信または受信された H.225 メッセージの Abstract Syntax Notation One(ASN.1)の内容を表示します。
– debug h245 asn1 :送信または受信された H.245 メッセージの ASN.1 の内容を表示します。
– debug voip ccapi inout :Call-Control-Application Programming Interface(CCAPI)を通じた実行パスを表示します。
• ephone のトラブルシューティングを行うには、次の debug コマンドを使用します。
– debug ephone message :Cisco ephone 間のメッセージのトレースを有効にします。
– debug ephone register :ephone の登録のデバッグを設定します。
– debug ephone vide o :ephone のビデオのトレースを設定します。これらのトレースは、ビデオ機能の選択、起動、停止を含む、コールに関する各種のビデオ状態情報を提供します。
• 基本的なビデオ対ビデオ コールを検証するには、次の show コマンドを使用します。
– show call active video :進行中の SCCP ビデオ コールのコール情報を表示します。
– show ephone offhook :受話器がオフフックの状態になっている ephone の情報およびパケット数を表示します。
– show ephone registered :登録済みの ephone のステータスを表示します。
– show voip rtp connections :ローカルおよびリモート エンドポイントの発信者 ID 番号、IP アドレス、ポートなど、RTP 名前付きイベント パケットの情報を表示します。