この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、WAAS API を使用して WAAS デバイスをモニタする方法と、soapUI を WAAS API インターフェイスで使用する方法について説明します。
WAAS Central Manager Web サービスは、デバイスのステータスと情報、アラーム、および統計情報のモニタリングをサポートする XML ベースの API を備えています。デバイス設定はサポートされません。
XML API に関する詳細については、『 Cisco Wide Area Application Services API Reference 』を参照してください。
• AppNav 統計情報サービス(AppNavStats)
• HTTP および HTTPS 統計情報サービス(HttpStats および HttpsStats)
• トラフィック アクセラレーション サービス(TrafficStats)
• ビデオ ストリーミング統計情報サービス(VideoStats)
WAAS Central Manager モニタリング API 実装で特定のサービスに対して定義された WSDL ファイルを取得するには、次のようにサービスに ?wsdl サフィクスを付けて URL を送信します
https://<host/ip>:8443/ws/s ervice_name ?wsdl
トラフィック アクセラレーション サービス(TrafficStats Web サービス)を使用して、個々の WAE、デバイス グループ、および WAAS ネットワークに関するトラフィックとアプリケーション統計情報を取得できます。このサービスは、次を含むアクションを実行します。
• getAllClassMap:モニタされたクラス マップの名前をすべて取得します。
• getMonitoredApplications:システムの有効範囲内で認識されているすべてのタイプのアプリケーションのリストを取得します。
• retrieveAppTrafficStats:WAAS デバイス、デバイス グループ内の WAE、またはシステム全体のすべての WAE のいずれかで収集されたトラフィック統計情報全体を取得します。トラフィックは、指定されたアプリケーション名に基づいてさらにフィルタリングされます。
• retrieveAverageThroughPutClassStats:クラス マップの名前のセットの平均スループット カウントを取得します。
• retrieveAverageThroughPutStats:デバイス上で収集された平均スループット値を取得します。
• retrieveClassTrafficStats:指定したクラス マップ名のトラフィック バイト カウントを取得します。
• retrieveConnection:現在の時間の全体的な接続の詳細を取得します。
• retrieveConnectionTrendClassStats:デバイス上で収集されたアプリケーションの全体的な接続傾向の詳細を取得します。
• retrieveConnectionTrendStats:指定したクラス マップ名のセットの接続カウントを取得します。
• retrieveCPUUtilization:指定された WAE の CPU 使用率情報を取得します。
• retrievePeakThroughPutClassStats:指定したクラス マップ名のピーク スループット値を取得します。
• retrievePeakThroughPutStats:デバイス上で収集されたピーク スループット値を取得します。
• retrieveTrafficStats:WAAS デバイス、デバイス グループ内の WAE、またはシステム全体のすべての WAE のいずれかで収集された統計情報全体を取得します。
イベントおよびステータス サービス(AlarmStatus Web サービス)を使用して、アラーム情報、デバイス ステータス、およびディスク ステータスを取得できます。このサービスは、次の 1 つ以上のアクションを実行します。
• getDeviceStatus:デバイス ステータスを取得します。
• getDiskEncryptStatus:ディスクの暗号化ステータスを取得します。
• getDiskInformation:ディスクに関する情報を取得します。
• getDiskStatus:物理ディスク ステータスを取得します。
• getMonitoredAOsByWaeIDs:デバイス ID のリストに関するアプリケーション アクセラレーションの動作ステータスを取得します。
• getMonitoredAOs:WAAS デバイス、デバイス グループ内の WAE、またはシステム全体のすべての WAE のいずれかに関するアプリケーション アクセラレーションの動作ステータスを取得します。
• retrieveAlarmByName:WAE または WAE グループの名前、オブジェクト タイプ、またはアラーム名でフィルタリングされたすべてのアラームのリストを取得します。
• retrieveAlarmBySeverity:アラームの重大度でさらにフィルタリングされた、指定された WAE または WAE グループのすべてのアクティブなアラームのリストを取得します。
WAAS API インターフェイスには、soapUI、WebInject、ApacheCXF などのサードパーティ製のツールを使用してアクセスできます。soapUI の Web サイト( http://www.soapui.org/ )では、クライアント PC にダウンロードしてインストールできる無償のソフトウェア バージョンが提供されています。ここの手順では、soapUI をインストールして起動した後でこのソフトウェアを使用してプロジェクトを作成する方法について説明します。
ステップ 1 プロジェクトを右クリックして、プロジェクトを作成します(図 4-1)。
[New soapUI Project] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 [New soapUI Project] ポップアップ ウィンドウ(図 4-2)で、次の手順を実行します。
b. [Create Requests] チェックボックスをオンにします。
c. [OK] をクリックします。データの収集中に進行状況ウィンドウが表示されます。ロードには数秒かかることがあります。
図 4-2 soapUI:[New Project] ポップアップ ウィンドウ
WSDL のロード後に、使用可能なナビゲーション オプションが表示されます。
ステップ 3 次の手順を実行して、セキュリティ資格情報を指定します。
a. 新規プロジェクト(WAAS-Project など)を右クリックして、ポップアップ メニューを表示して、メニューから [Show Project View] をクリックします(図 4-3)。
図 4-3 soapUI:[Show Project View]
b. プロジェクト ウィンドウで、[Security Configurations] タブをクリックして新規 WSS を追加し、[Outgoing WS-Security Configurations] タブの下にあるプラス記号(+)をクリックします(図 4-4)。
[New Outgoing WSS Configuration] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
c. [New Outgoing WSS Configuration] ポップアップ ウィンドウで、新規 WSS の名前(Admin など)を入力して、[OK] をクリックします(図 4-5)。
図 4-5 soapUI:[New Outgoing WSS Configuration] ポップアップ ウィンドウ
ポップアップ ウィンドウが閉じ、[Outgoing WS-Security Configuration] タブに新規 WSS が表示されます。
d. [Outgoing WS-Security Configuration] タブで、デバイスのユーザ名とパスワードを入力します(図 4-6)。
図 4-6 soapUI:[WSS Username and Password]
e. 下部ペインにあるプラス記号(+)をクリックして、新規 WSS エントリを追加します(図 4-7)。
[Add WSS Entry] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
f. [Add WSS Entry] ポップアップ ウィンドウの [Select Type of Entry to Add] ドロップダウン リストで、[Username] を選択します(図 4-8)。
ポップアップ ウィンドウが閉じ、[Outgoing WS-Security Configuration] タブの下部ペインに、すでにユーザ名とパスワードが読み込まれた [Username] タブが表示されます。
g. [Username] タブの [Password Type] ドロップダウン リストで、[PasswordText] を選択します(図 4-9)。
ステップ 4 左側の [Projects] ツリーで、+ をクリックしてリストされているいずれかの項目を展開し、[Request x] をダブルクリックしてポップアップ メニューを表示して、メニューから [Show Request Editor] を選択します(図 4-10)。
図 4-10 soapUI:[Show Request Editor]
[Request Editor] ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 [Request Editor] ウィンドウで、下部にある [Aut] をクリックして、[Outgoing WSS] ドロップダウン リストから [Admin] を選択します(図 4-11)。
図 4-11 soapUI:[Request Editor]
ステップ 6 WSDL URL を確認して、[Submit] をクリックしてデバイスを照会します。
要求が完了すると、XML 形式のデータが表示されます(図 4-12)。
ステップ 7 (任意)他の WSDL を追加するには、プロジェクトを右クリックしてポップアップ メニューを表示して、メニューから [Add WSDL] を選択します(図 4-13)。