サービス チェーニングの設定
Cisco Catalyst SD-WAN によって管理されるデバイスのサービスチェーンを設定するワークフローを次に示します。
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サービスデバイスは、特定の VRF を介してアクセスされます。サービスデバイスの VRF に対応する VPN テンプレートで、サービスチェーンを設定し、サービスタイプとデバイスアドレスを指定します。デフォルトでは、トラッキング機能によって各サービスデバイスステータスの更新がサービスログに追加されます。VPN テンプレートでこれを無効にできます。
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Cisco Catalyst SD-WAN によって管理されるデバイスのデバイステンプレートに VPN テンプレートをアタッチします。
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デバイステンプレートをデバイスに適用します。
Cisco SD-WAN Manager を使用したサービスチェーンの設定
デバイスのサービスチェーンを設定します。
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Cisco SD-WAN Manager で VPN テンプレートを作成します。
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[Services] をクリックします。
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[Service] セクションで [New Service] をクリックし、以下を設定します。
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[Service Type]:サービスデバイスが提供するサービスのタイプを選択します。
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[IP Address]:IP アドレスは唯一の有効なオプションです。
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[IPv4 Address]:デバイスのアドレスを 1 ~ 4 つ入力します。
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[Tracking]:サービスデバイスの定期的な正常性アップデートをシステムログに記録するかどうかを決定します。デフォルトは On です。
(注)
サービスの最大数は 8 です。
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[Add]をクリックします。設定されたサービスの表にサービスが表示されます。
Cisco IOS XE Catalyst SD-WAN デバイス における CLI での同等コマンド
次の表に、CLI によるサービスチェーンの設定が Cisco SD-WAN Manager の設定とどのように対応するかを示します。CLI 設定は、Cisco IOS XE Catalyst SD-WAN デバイス と Cisco vEdge デバイス で異なります。次の CLI の例は、Cisco IOS XE Catalyst SD-WAN デバイス の場合です。
CLI(Cisco IOS XE Catalyst SD-WAN デバイス) |
Cisco SD-WAN Manager |
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Cisco SD-WAN Manager で、特定の VRF(この例では VRF 10)の VPN テンプレートにサービス挿入を設定します。 ドロップダウンリストから、サービスタイプを選択します(この例では firewall)。 |
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VPN テンプレートの [サービス] にサービスを追加する場合は、[Tracking] で [On] または [Off] を選択します。 |
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VRF テンプレートの [Service] で、特定のサービスを提供するサービスデバイスの IP アドレスを 1 つ以上入力します。 |
CLI の例
sdwan
service firewall vrf 10
ipv4 address 10.0.2.1 10.0.2.2
commit
Cisco vEdge デバイス における CLI での同等コマンド
次の表に、CLI によるサービスチェーンの設定が Cisco SD-WAN Manager の設定とどのように対応するかを示します。CLI 設定は、Cisco IOS XE Catalyst SD-WAN デバイス と Cisco vEdge デバイス で異なります。次の CLI の例は、Cisco vEdge デバイス の場合です。
CLI(Cisco vEdge デバイス) |
Cisco SD-WAN Manager |
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---|---|---|---|
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Cisco SD-WAN Manager で、VPN テンプレートにサービス挿入を設定します(この例では VPN 10)。 ドロップダウンリストから、サービスタイプを選択します(この例では firewall)。 |
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ドロップダウンリストから、サービスタイプを選択します(この例では firewall)。サービスデバイスのアドレスを 1 つ以上指定します。 |
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VPN テンプレートの [サービス] にサービスを追加する場合は、[Tracking] で [On] または [Off] を選択します。 |
CLI の例
vpn 10
service FW address 10.0.2.1
commit