この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このガイドは、Cisco 8510 ワイヤレス コントローラのインストールと最小限の設定を支援するように設計されています。このマニュアルは、次の製品に適用されます。
• AIR-CT8510-K9:Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの AC バージョン
• AIR-CT85DC-K9:Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの DC バージョン
設置と電源投入が完了したら、次のマニュアルで追加情報を参照してください。
• ワイヤレス LAN コントローラ ソフトウェアの詳細については、 http://www.cisco.com/c/en/us/support/wireless/wireless-lan-controller-software/tsd-products-support-series-home.html を参照してください。
• Cisco 8500 シリーズ ワイヤレス LAN コントローラの詳細については、 http://www.cisco.com/c/en/us/support/wireless/8500-series-wireless-controllers/tsd-products-support-series-home.html を参照してください。
Cisco 8510 ワイヤレス コントローラは、大規模なサービス プロバイダーや大規模なキャンパス導入においてミッション クリティカルなワイヤレス ネットワーキングを実現する拡張性と柔軟性に優れたプラットフォームです。
Cisco 8510 ワイヤレス コントローラは、最大 6,000 個のブランチのワイヤレス アクセス ポイントを管理可能です。IT マネージャはデータセンターから、最大 6,000 のアクセス ポイントおよび最大 64,000 クライアントの設定、管理、およびトラブルシューティングを行うことができます。Cisco 8510 ワイヤレス コントローラは、セキュアなゲスト アクセス、Payment Card Industry(PCI)コンプライアンスに対する違反者の検出、およびインブランチ(ローカルでスイッチされる)Wi-Fi 音声およびビデオをサポートします。
Cisco 8510 ワイヤレス コントローラは、1 つのコントローラで中央集中型(ローカル モード)展開、FlexConnect モード展開、およびメッシュ展開を管理できます。
このインストレーション ガイドでは、Cisco 8510 ワイヤレス コントローラのセットアップに関する情報と手順、およびコントローラのケーブル接続と設定に関する手順について説明します。診断およびトラブルシューティング情報については、表 1-1 および表 1-2 の診断およびトラブルシューティングの表を参照してください。
(注) Cisco 8510 ワイヤレス コントローラには、標準の AC バージョン(PID:AIR-CT8510-K9)と新しい DC バージョン(PID:AIR-CT85DC-K9)の 2 つのバージョンがあります。この 2 つの製品の違いは、製品に付属する電源のみです。
ここでは、Cisco 8510 ワイヤレス コントローラで使用される機能とテクノロジーについて説明します。
統合管理モジュール(IMM)は、サービス プロセッサの機能を組み合わせたものです。IMM は、高度なサービスプロセッサ制御、モニタリング、およびアラート機能を提供します。環境条件がしきい値を超えた場合、またはシステム コンポーネントに障害が発生した場合、IMM は LED を点灯して問題の診断を助け、イベント ログのエラーの記録および問題のアラートを行います。IMM は、次の業界標準のインターフェイスを使用してリモート サーバ管理を提供します。
• 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)バージョン 3
追加情報については、『 Integrated Management Module User Guide 』を参照してください。
ライト パス診断は、問題を診断するのに役立つ LED を提供します。ライト パス診断の詳細については、「ライト パス診断パネル」を参照してください。
シスコの許可なしに装置を改造した場合、装置がクラス A のデジタル装置に対する FCC 要件に準拠しなくなることがあります。その場合、装置を使用するユーザの権利が FCC 規制により制限されることがあり、ラジオまたはテレビの通信に対するいかなる干渉もユーザ側の負担で矯正するように求められることがあります。
この機器は、FCC 規定の Part 15 に基づくクラス A デジタル デバイスの制限に準拠していることがテストによって確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
• 周囲温度が 50 ~ 95 °F(10 ~ 35 °C)であることを確認します。ラックまたは閉ざされた空間に設置した場合の温度上昇を考慮に入れてください。
• 複数の Cisco 8510 ワイヤレス コントローラを機器ラックに設置する場合は、ラック内のすべての機器が安全に稼働可能な定格電源が使用されていることを確認してください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。特定の警告は、それらの警告が適用される項に記載されています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。警告の各国語版は、各注意事項の番号を基に、装置に付属の「Translated Safety Warnings」を参照してください。ステートメント 1071 これらの注意事項を保管しておいてください。
次の警告は、一般的な警告で、マニュアル全体に適用されます。特定の警告は、それらの警告が適用される項に記載されています。
警告 バッテリが適正に交換されなかった場合、爆発の危険があります。交換用バッテリは元のバッテリと同じものか、製造元が推奨する同等のタイプのものを使用してください。使用済みのバッテリは、製造元が指示する方法に従って処分してください。ステートメント 1015
警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040
警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
(注) Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの翻訳版の安全上の注意事項については、 を参照してください。
(注) Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの規制情報については、 を参照してください。
ここでは、コントローラの設置とセットアップに必要なハードウェアやその他の情報を示します。
Electronics Industries Alliance(EIA)ラックに Cisco 8510 ワイヤレス コントローラを設置するには、次の機器が必要です。
• EIA 標準ラック内の 1 ラック ユニット(RU)の空きスペース
• 1 つまたは 2 つのシスコ SFP-10G-SR モジュールおよび対応する光ケーブル
• ラックマウント キット(Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの付属品)
AIR-CT85DC-K9 を設置するには、Cisco 8500 シリーズ ワイヤレス コントローラの DC バージョン、12 AWG の銅ケーブルおよび適切な終端コネクタが必要です。詳細については、「コントローラの電源投入」を参照してください。
(注) この装置をネジ穴ラックに設置する場合は、ネジ穴ラックに合ったネジと、それらのネジに適したドライバまたはトルクス ドライバを使用する必要があります。
コントローラ コンソールに接続するには、次の機器が必要です。
• ラップトップ、デスクトップ、またはパームトップ上の ANSI または VT-100 ターミナル エミュレータ アプリケーション
(注) Cisco Prime Infrastructure とコントローラ リリース間のリリース別の互換性については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/wireless/8500-series-wireless-controllers/products-release-notes-list.html で最新の『Release Notes for Cisco 8500 Series Wireless Controller』 を参照してください。
次の初期設定パラメータをワイヤレス LAN またはネットワークの管理者から入手してください。
• サービス ポート インターフェイスの IP アドレス コンフィギュレーション プロトコル(無しか、または DHCP)。
• 管理インターフェイス(DS ポートまたはネットワーク インターフェイス ポート)IP アドレス。
(注) サービス ポート インターフェイスと管理インターフェイスは異なるサブネットにある必要があります。
• 管理インターフェイスのデフォルト ルータ IP アドレス。
• VLAN ID(管理インターフェイスが VLAN に割り当てられている場合。タグなし VLAN の場合は 0)。
• ディストリビューション システムの物理ポート番号。背面パネルの 10 ギガビット イーサネット ポート(SFP+ 10G モジュール搭載)の場合は 1 ~ 2。
• クライアントが IP アドレスを取得するためのデフォルト DHCP サーバの IP アドレス。
• 仮想ゲートウェイの IP アドレス(架空で未割り当ての IP アドレス、たとえば 1.1.1.1。すべての Cisco Wireless LAN Controller レイヤ 3 Security Manager と Mobility Manager で使用)。
• Cisco ワイヤレス LAN コントローラ モビリティ グループの名前(必要な場合)。
• WLAN 1 の 802.11 ネットワーク名(SSID)。これは、アクセス ポイントがコントローラに接続するときに使用するデフォルト SSID になります。
• クライアントからスタティック IP アドレスを許可するかどうか。
– Yes に設定すると使い勝手は良くなりますが、セキュリティは低下します(セッションがハイジャックされる可能性があります)。
– No に設定すると使い勝手は悪くなりますが、セキュリティが向上し、Windows XP デバイスに適しています。
• RADIUS サーバの IP アドレス、通信ポート、およびシークレット(RADIUS サーバを設定している場合)。
• このインストールの国番号。国番号の詳細については、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』を参照してください。このガイドは、cisco.com から入手できます。
• 802.11a、802.11b、および 802.11g ネットワークのステータス(enabled または disabled)。
• 無線リソース管理(RRM)のステータス(enabled または disabled)。
• IMM アクセスにスタティック IP アドレスを使用している場合は、統合管理モジュール(IMM)の IP アドレス。IMM は、サービス ポートとの共有ポート、または専用 IMM イーサネット ポートも使用できます。
最大限の安全性と確実性を確保するため、次のガイドラインに従ってコントローラを取り付けてください。
怪我やコントローラの破損を防止するため、次の点に注意してください。
• 製品は、ラジエータ、ヒート レジスタ、ストーブ、アンプ、またはその他の熱を発する製品から離れた場所に配置してださい。
レーザー デバイスは、コントローラの DVD 内に使用されています。お客様のサイトでの DVD の使用法は定義されていません。
危険な放射線の被爆リスクを軽減するために、次に従ってください。
• レーザー デバイスのラックを開けようとしないでください。ユーザが保守できるコンポーネントは収納されていません。
EIA 規格のラックにコントローラを設置します。コントローラごとに 1 ラック ユニットが必要です。
コントローラおよびすべてのケーブルに手が届くことを確認します。
• コントローラが、10/100/1000BASE-T/10G ポートに接続しているすべての装置から 328 フィート(100 m)相当の距離の範囲内にあることを確認します。光ファイバ ケーブルの仕様については、「ネットワークへの接続(ディストリビューション システム)」を参照してください。
• 電源コードが、アースされている 110 または 220 VAC のコンセントに届くことを確認します。
コントローラの後ろ側にすべてのケーブルおよびコネクタが収まる十分なスペースがあることを確認します。
• ラックの前側に 63.5 cm(25 インチ)以上の空間を確保します。
• ラックの後ろ側に 76.2 cm(30 インチ)以上の空間を確保します。
• ラックの背面から、別のラックまたはラックの列の背面まで、121.9 cm(48 インチ)以上の空間を確保します。
装置が安全で正常に動作するように、通気がよく温度管理の行き届いた場所にシステムを設置または配置してください。
装置をラックに設置した場合の温度上昇を考慮に入れて、動作温度が 10 ~ 35 °C(50 ~ 95 °F)であることを確認してください。
この装置は、情報テクノロジー装置の設置について規定した、ご使用の地域の電気規格に従って資格のある電気技師が設置する必要があります。この装置は、NFPA 70、1999 Edition(National Electric Code)、および NFPA-75、1992(Code for Protection of Electronic Computer/Data Processing Equipment)で規定されているシステム構成で動作するように設計されています。オプションの電気定格については、製品の定格ラベルまたはそのオプションに付属のユーザ マニュアルを参照してください。
複数のコントローラを設置するときは、安全にすべての装置に電力を供給するために追加の配電デバイス(PDU)を使用する必要がある場合があります。次のガイドラインに従ってください。
• 使用可能な AC 電源分岐回路間でコントローラの電力負荷を分散する必要があります。
• AC バージョンの AIR-CT8510-K9 を使用している場合は、システム全体の AC 電流負荷が分岐回路の AC 定格電流の 80 パーセントを超過しないように注意してください。
• この装置に共通の電源出力ストリップを使用しないでください。
「電源への 8510 の DC バージョンの AIR-CT85DC-K9 の接続」の手順に従って、DC 電源に DC バージョンの AIR-CT85DC-K9 を接続します。
Cisco 8510 ワイヤレス コントローラには 2 つの電源が搭載されています。
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
コントローラには、過塩素酸塩が含まれているリアルタイム クロック バッテリまたはコイン セル バッテリが搭載されている可能性があり、カリフォルニア州でリサイクルまたは廃棄処分にするときは特別な取り扱いが必要になる場合があります。
http://www.dtsc.ca.gov/hazardouswaste/perchlorate
コントローラは、正常な動作と安全を確保するため、適切にアースする必要があります。米国では、NFPA 70、1999 Edition(National Electric Code)、Article 250 のほか、地域の建築基準法に従って装置を設置する必要があります。カナダでは、カナダ規格協会の CSA C22.1、Canadian Electrical Code に従って装置を設置する必要があります。その他のすべての国では、国際電気標準会議(IEC)Code 364、Part 1 ~ 7 など、地域または国内の電気配線規制に従って装置を設置する必要があります。
さらに、設置に使用する分岐配線やコンセントなどのすべての配電デバイスが、記載された、または認証されたアースタイプ デバイスであることを確認してください。同一電源に複数のシステムを接続すると、高い漏れ電流が発生するため、シスコでは、建物の分岐回路に恒久的に配線されている PDU、または工業用プラグに配線される切り離し不可能なコードが装着された PDU を使用することを推奨しています。NEMA ロック式プラグや、IEC 60309 に準拠したプラグは、この目的に適合していると見なされます。コントローラに共通の電源出力ストリップの使用は推奨されません。
警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。次のガイドラインは、安全に作業を行ってもらうために用意してあります。(1)この装置は、ラックに 1 つだけの場合は、一番下に搭載するようにしてください。(2)ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。(3)ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックへの装置の設置やラック内の装置の保守を行ってください。ステートメント 1006
次の手順に従って、Cisco 8510 ワイヤレス コントローラを開梱して運用の準備をします。
ステップ 3 「パッケージの内容」に記載されているすべての品目が揃っていることを確認します。
ステップ 4 各品目に破損がないことを確認します。内容物が破損または不足している場合は、シスコの営業担当者にご連絡ください。
各コントローラ パッケージには次のアイテムが含まれています。
• 10 Gb SFP+ カード用のコンソール ケーブル X 1
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
• 資材の取り扱いについては、地域の職業安全衛生要件およびガイドラインに従ってください。
• 特にシステムがレールに固定されていない場合は、設置や取り外しの際にコントローラを持ち上げ、安定させるために手助けを受けることが推奨されます。
• コントローラのラックへの設置やラックからの取り外しは、慎重に行ってください。レールに固定されていないと、装置は不安定になります。
• 必ず、最も重い品目がラックの一番下になるように、ラックの設置を計画してください。最も重い品目を最初に設置して、下から順番に取り付けていきます。
コントローラには、四角穴ラック、丸穴ラック、またはネジ穴ラックに取り付けることのできる、ユニバーサル ラック マウント キットが付属しています。交換用のユニバーサル ラック マウント キットは、シスコに発注できます。交換部品 PID は、AIR-SRVR-URMK= です。
(注) 取り付けレールをラックに固定するためのネジ穴用のネジを用意する必要があります。ネジ穴用のネジは、システムに付属していません。
安全性とケーブル接続の情報については、ラック キャビネットに付属のマニュアルを参照してください。ラック キャビネットにコントローラを設置する前に、次のガイドラインを確認してください。
• ラック キャビネットに本装置を設置するには、2 人以上が必要です。
• 室温が 35 °C(95 °F)より下であることを確認します。
• 通気孔をふさがないでください。通常、15 cm(6 インチ)のスペースで十分なエアーフローを確保できます。
• ラック キャビネットに設置したコントローラの上部や下部のスペースを空けたままにしないでください。コントローラ コンポーネントの破損を防止するため、必ずブランク フィラー パネルを取り付けて空いたスペースを覆い、適切に換気されるようにしてください。
• コントローラの設置には、穴あき型ドアの付いたラック キャビネットのみを使用してください。
• デバイスの設置は、ラック キャビネットの一番下から始めるように計画してください。
• 最も重いデバイスをラック キャビネットの一番下に設置してください。
• 一度に複数のデバイスをラック キャビネットの外側に張り出させないでください。
• 作業しやすいように、設置時はラック ドアとサイド パネルを取り外してください。
• コントローラは、正しく接地されたコンセントに接続してください。
• ラック キャビネットに複数のデバイスを設置する場合は、電源コンセントの過負荷が発生しないようにしてください。
• コントローラは、次の要件を満たすラックに設置してください。
– 前面の取り付けフランジから前面扉の内側までの奥行きが 70 mm(2.76 インチ)以上。
次の図は、コントローラをラック キャビネットに設置するために必要な品目を示しています。品目が不足または破損している場合は、購入店にお問い合わせください。
(注) 一部の品目は、ラック取り付けキットではなく、コントローラに付属しています。
(注) 四角穴のラックにケージ バー、丸穴のラックにクリップ ナット、およびネジ穴のラックには各自で用意するネジ、またはこのキットに付属のネジを使用してください。
(注) ラック取り付けキットのスライド レールに輸送用取り付けネジが付いていた場合は、それらのネジを外してから次の設置手順に取り掛かってください。
ステップ 1 ラック内でコントローラの設置が可能な 1 U スペースを選択します。丸穴または四角穴のラックの場合は、ラック前面の両側にある下方の U の中央の穴と一番下の穴(任意で上の穴)にケージ バーまたはクリップ ナットを取り付けます。次に、ラック背面の両側にある下方の U の上側の穴と一番下の穴にケージ バーまたはクリップ ナットを取り付けます。
ステップ 2 ドライバを使用して、取り付けレールの内側の選択した穴にケージ バーまたはクリップ ナット(ラックに応じて)を取り付けます。
ステップ 3 レールの奥行きは、17 インチ(432 mm)から 31.25 インチ(794 mm)まで調節できます。奥行きを調節するには、支柱のナットを緩め、前面と背面のスライド レール フランジ間の距離と、ラック キャビネットの前面と背面の EIA レール間の距離が一致するまでブラケットをスライドさせます。さらに調節する必要がある場合は、ナットを取り外し、ブラケットを支柱(A、B、C、および D)の適切なセットに移動させてから、ナットを再び取り付けて締めます。
ステップ 4 支持ブラケットを取り外すには、ネジを外し( 1 )、スライド レールの背面からブラケットを取り外します( 2 )。
ステップ 5 取り付けブラケットを取り外すには、ネジ( 1 )と( 3 )を外します。ブラケット( 2 )と( 4 )をスライド レールの後部から引き抜きます。
ステップ 6 下方の U の下の穴にネジを取り付けて、スライド レールの前部と EIA ラッチをラック キャビネットの前面に接合します。次に、下方の U の中央の穴に別のネジを取り付けて、スライド レールの前部をラック キャビネットの前面に接合します。
(注) スライドをラックに固定するときは、ネジが付いており、フランジがわずかに動くことを確認してください。ステップ 9 で、ドライブを使用してネジを完全に締めます。
(注) 丸穴または四角穴(ネジ穴ではない)のあるラックにこのシステムを設置する場合は、前面取り付けブラケットに 12 ~ 24 本のネジ(六角頭 M6 ネジではない)を使用します。
ステップ 7 下方の U の上の穴と下の穴で 2 本のネジを使用して、スライド レールの後部をラック キャビネットの背面に接合します。
ステップ 3 から ステップ 7 までを繰り返して、残りのスライド レールをラックに取り付けます。
ステップ 8 所定の位置にカチッとはまるまで、スライド レールを 2 回前方に引きます( 1 )。コントローラを慎重に持ち上げてから、スライド レール上で所定の位置に合わせて傾け、コントローラの背面ネイル ヘッド( 2 )がスライド レールの背面スロット( 3 )とぴったり合うようにします。背面ネイル ヘッドが 2 つの背面スロットにはまるまでコントローラをスライドさせてから、残りのネイル ヘッドがスライド レールの残りのスロットにはまるまでコントローラの前面をゆっくり下ろします( 4 )。前部ラッチ( 5 )がネイル ヘッド上をスライドすることを確認します。
ステップ 9 スライド レール上にあるロック レバー( 1 )を上に動かし、コントローラ( 2 )をラックの奥へ、カチッと所定の位置にはまるまで押し込みます。
システムを 2 回押し引きして、適切にスライドすることを確認します。システムはできるだけラックの奥へ押し込みますが、ドライバでネジを扱えるようにしておきます。次に、ドライバでネジを締めます。
ステップ 10 コントローラがカチッと所定の位置にはまるまで、ラックの奥へスライドさせます。コントローラをラックから引き出すには、リリース ラッチ( 1 )を押します。
(注) ラック キャビネットを移動するときや、振動プローブのエリアにラック キャビネットを設置する場合は、コントローラの前面にオプションの M6 ネジ(2)を挿入します。
ラックからコントローラを取り外すには、これらの手順を逆に行っていきます。この情報は、今後のために、コントローラのマニュアルと一緒に保管してください。
図 1-2 に、Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの前面パネルのコントロール、発光ダイオード(LED)、およびコネクタを示します。
図 1-3 に、オペレータ情報パネルの詳細なビューを示します。
図 1-2 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラ の前面パネル
• ラック リリース ラッチ: コントローラをラックから取り外すには、コントローラの前端両側にあるラッチを押します。
• ハード ディスク ドライブ ステータス LED: この LED は、SAS ハード ディスク ドライブのステータスを示すためのものです。この LED が点灯しているときは、ドライブに障害が発生していることを示しています。この LED がゆっくり(1 秒に 1 回)点滅しているときは、ドライブが再構築中であることを示しています。この LED がすばやく(1 秒に 3 回)点滅しているときは、コントローラがドライブを識別していることを示しています。
• ハード ディスク ドライブのアクティビティ LED :各ホットスワップ ハード ディスク ドライブにはアクティビティ LED があり、この LED が点滅しているときは、ドライブが使用中であることを示しています。
• 光ドライブ イジェクト ボタン: DVD ドライブから DVD または CD を取り出すには、このボタンを押します。
• 光ドライブのアクティビティ LED: この LED が点灯しているときは、DVD ドライブが使用中であることを示しています。
• オペレータ情報パネル: このパネルには、コントローラのステータスに関する情報を提供するコントロールと LED が含まれています。オペレータ情報パネルのコントロールと LED の詳細については、「オペレータ情報パネル」を参照してください。
• オペレータ情報パネル リリース ラッチ: ライト パス診断パネルを引き出し、ライト パス診断の LED とボタンが見えるようにするには、青色のリリース ラッチを左にスライドさせます。ライト パス診断の詳細については、「ライト パス診断パネル」を参照してください。
• ビデオ コネクタ: このコネクタにモニタを接続します。コントローラの前面および背面にあるビデオ コネクタは、同時に使用できます。コントローラの設定と管理は、シリアル コンソール接続経由だけでサポートされます。直接コントローラに接続されたキーボードとモニタを使用するコントローラの設定と管理は、サポートされていません。
(注) 最大ビデオ解像度は 1600 x 1200、75 Hz です。
• USB コネクタ: USB マウスやキーボードなどの USB デバイスをこれらのいずれかのコネクタに接続します。通常運用では、この USB スロットが Cisco 8510 ワイヤレス コントローラによって使用されません。
図 1-3 に、オペレータ情報パネルにあるコントロールと LED の詳細なビューを示します。
図 1-3 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラ オペレータ情報パネルの拡大図
• 電源制御ボタンおよび電源オン LED: コントローラを手動でオンやオフにしたり、省電力状態から起動したりするには、このボタンを押します。電源オン LED の状態は次のとおりです。
– 消灯: 電力が供給されていないか、電源装置または LED 自体に障害が発生しています。
– 高速点滅(1 秒に 4 回): コントローラはオフになっており、オンにする準備が整っていません。電源制御ボタンはディセーブルになります。この状態は、約 20 ~ 40 秒間続きます。
– 低速点滅(1 秒に 1 回): コントローラはオフになっており、オンにする準備が整っています。電源制御ボタンを押すと、コントローラがオンになります。
– 徐々に退色する点滅: コントローラは省電力状態にあります。コントローラを復帰させるには、電源制御ボタンを押すか、IMM Web インターフェイスを使用します。IMM Web インターフェイスにログインする方法については、『 Integrated Management Module User's Guide 』を参照してください。
• イーサネット アクティビティ LED: これらの LED のいずれかが点灯しているときは、コントローラが、その LED に対応するイーサネット ポートに接続されたイーサネット LAN との間で信号を送信または受信していることを示しています。
• システムロケータ ボタン/LED: 他のサーバ間でコントローラの位置を視覚的に特定するには、このブルーの LED を使用します。この LED は、存在検出ボタンとしても使用されます。この LED は、IMM によって制御されます。システムロケータ ボタンを押すと、LED が点滅し、ボタンを再び押してオフにするまで点滅し続けます。他のサーバ間でコントローラの位置を視覚的に特定するには、ロケータ ボタンを押します。
• システム情報 LED: このオレンジの LED が点灯しているときは、非クリティカル イベントが発生していることを示しています。IMM は、問題の診断および修正に使用できます。
• システムエラー LED: このオレンジの LED が点灯しているときは、システム エラーが発生していることを示しています。システムエラー LED は、コントローラの背面にもあります。オペレータ情報パネルの上にあるライト パス診断パネルの LED の点灯は、エラーの特定にも役立ちます。この LED は、IMM によって制御されます。
ライト パス診断パネルは、オペレータ情報パネルの上部にあります(図 1-4 を参照)。ライト パス診断パネルの LED の追加情報については、 表 1-1 を参照してください。
ライト パス診断パネルを利用するには、オペレータ情報パネルの青色のリリース ボタンを左にスライドさせます。オペレータ パネルのヒンジがシャーシから外れるまで、装置を前方に引き出します。その後、ライト パス診断パネル情報が見えるように、装置を引き下げます。
(注) コントローラからライト パス診断パネルを引き出し、LED またはチェックポイント コードを確認する際は、コントローラの外側にライト パス診断パネルを引き出したままでコントローラを稼働させないでください。パネルをコントローラの外側に出しておく時間は短めにしてください。コントローラが適切に冷却されるように稼働しているときは、ライト パス診断パネルをコントローラ内に留めておく必要があります。
図 1-5 に、ライト パス診断パネル上の LED とコントロールを示します。
• REMIND ボタン: このボタンを押すと、前面パネルのシステムエラー LED がリマインド モードになります。リマインド モードでは、問題が修正されるか、コントローラが再起動されるか、新しい問題が発生するまで、システムエラー LED が 2 秒に 1 回点滅します。
システムエラー LED インジケータをリマインド モードにすることにより、最後の障害を認識しているものの、問題を修正するための処置をすぐには取らないことを確認します。リマインド機能は IMM によって制御されます。
• NMI ボタン: このボタンは、マイクロプロセッサに対するマスク不能割り込みを実施するために使用します。現在、このボタンは Cisco 8510 ワイヤレス コントローラによって使用されていません。このボタンは、Cisco TAC 担当者から指示があった場合のみ押してください。
• チェックポイント コード ディスプレイ: このディスプレイには、ブート ブロックおよび POST 時にシステムが停止したポイントを示すチェックポイント コードが表示されます。チェックポイント コードは、UEFI によって作成されたバイト値またはワード値です。このディスプレイには、エラー コードも、コンポーネントの交換の提案も表示されません。
• RESET ボタン: このボタンを押すと、コントローラをリセットし、電源投入時自己診断テスト(POST)を実行できます。ボタンを押すには、ペンまたはまっすぐに伸ばしたペーパー クリップの端を使用しなければならない場合があります。RESET ボタンは、ライト パス診断パネルの右下隅にあります。
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IMM のシステム イベント ログおよびシステムエラー ログでエラーに関する情報を確認してから、次の手順を決定します。必要に応じて、Cisco TAC に連絡してください。 |
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1. 点灯しているオレンジの LED に対応する電源装置をチェックしてください(「電源装置 LED」を参照)。 2. 電源装置が正しく取り付けられていることを確認してください。 |
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PCI バスまたはシステム ボード上でエラーが発生しました。エラーの発生している PCI スロットの横で、別の LED も点灯します。 |
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1. システムをシャットダウンし、コントローラから電源コードを外します。その後、コントローラを電源に接続しなおし、再起動します。 |
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MEM LED のみが点灯しているときは、メモリ エラーが発生しています。MEM LED と CNFG LED が点灯しているときは、メモリ構成が無効であるか、PCI オプション ROM がリソース不足です。 |
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マイクロプロセッサ構成が無効であるか、マイクロプロセッサに障害が発生しました(CPU LED と CNFG LED の両方が点灯する場合があります)。 |
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1. ステータス LED が点灯しているドライブに対応するハード ディスク ドライブ上の LED を確認して、ハード ディスク ドライブを装着しなおします。 2. ドライブを装着しなおしても問題が解決しない場合は、障害のあるハード ディスク ドライブを交換する必要があります。Cisco TAC に連絡して、サポートを受けてください。 |
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図 1-6 に、Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの背面パネルのコネクタを示します。
図 1-7 に、Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの背面パネルの LED を示します。
図 1-6 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの背面パネル
• 10G ポート: ネットワークへのコントローラの接続に、これらのコネクタを使用します。10G コネクタは、10 Gb SFP+ トランシーバのインターフェイスを提供します。サービス ポート コネクタを使用すると、ネットワークは、単一のネットワーク ケーブルを介して IMM と共有できます。IMM の設定に関する補足を参照し、詳細にアクセスしてください。
(注) 電源装置 1 は、デフォルト/プライマリ電源です。電源装置 1 が故障した場合は、ただちに交換が必要です。
(注) DC 電源 8510 コントローラには、国ごとに特有の電源コードが一切付属されていません。これらの DC 電源装置の場合は、12G 線(ユーザ支給)を使用し、DC 電源に接続します。
• ビデオ コネクタ: このコネクタにモニタを接続します。コントローラの前面および背面にあるビデオ コネクタは、同時に使用できます。
(注) 最大ビデオ解像度は 1600 x 1200、75 Hz です。
• シリアル コネクタ: シリアル コンソール ケーブルをこのコネクタに接続します。
• USB コネクタ: USB マウスやキーボードなどの USB デバイスをこれらのいずれかのコネクタに接続します。通常運用では、これらの USB スロットが Cisco 8510 ワイヤレス コントローラによって使用されません。
• コンソール ポート: このコンソール ポートは、カスタマーの使用向けではありません。これは、デバッグのために Cisco TAC によって使用されます。コントローラに付属のコンソール ケーブルを廃棄しないでください。
• IMM 10/100 Mbps イーサネット ポート: 専用管理ネットワークを使用してコントローラを管理するには、このポートを使用します。このコネクタを使用する場合、IMM に運用中ネットワークから直接アクセスできません。専用管理ネットワークは、運用中ネットワークからの管理ネットワークのトラフィックを物理的に分離することで、追加のセキュリティを提供します。専用システムの管理ネットワークまたは共有ネットワークを使用するように設定するために、コントローラに付属の immconfig スクリプトを使用できます。
図 1-7 に、コントローラの背面にある LED を示します。
図 1-7 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの背面パネルの LED
図 1-8 に、DC 電源装置の LED の詳細を示します。このイメージは AIR-CT85DC-K9 モデルだけに適用されます。
図 1-8 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの DC 電源 LED(AIR-CT85DC-K9)
• イーサネット アクティビティ LED: これらの LED が点灯しているときは、コントローラが、イーサネット ポートに接続されたイーサネット LAN との間で信号を送信または受信していることを示しています。
• イーサネット リンク LED: これらの LED が点灯しているときは、イーサネット ポートの 10BASE-T、100BASE-TX、または 1000BASE-TX インターフェイスにアクティブ リンク接続があることを示しています。
• AC 電源 LED: 各ホットスワップ電源装置には、AC 電源 LED と DC 電源 LED があります。AC 電源 LED が点灯しているときは、電源コードを通じて十分な電力が電源装置に供給されていることを示しています。通常の動作中は、AC 電源 LED と DC 電源 LED の両方が点灯します。
• IN OK 電源 LED: 各ホットスワップ DC 電源装置には、IN OK 電源 LED と OUT OK 電源 LED があります。IN OK 電源 LED が点灯しているときは、電源コードを通じて十分な電力が電源装置に供給されていることを示しています。通常の動作中は、IN OK 電源 LED と OUT OK 電源 LED の両方が点灯します。
• DC 電源 LED: 各ホットスワップ電源装置には、DC 電源 LED と AC 電源 LED があります。DC 電源 LED が点灯しているときは、電源装置からシステムに十分な DC 電力が供給されていることを示しています。通常の動作中は、AC 電源 LED と DC 電源 LED の両方が点灯します。
• OUT OK 電源 LED: 各ホットスワップ DC 電源装置には、IN OK 電源 LED と OUT OK 電源 LED があります。OUT OK 電源 LED が点灯しているときは、電源装置からシステムに十分な DC 電力が供給されていることを示しています。通常の動作中は、IN OK 電源 LED と OUT OK 電源 LED の両方が点灯します。
• 10 G リンク ステータス LED: これらの LED はそれぞれ、各 10 Gb SFP+ トランシーバの送受信アクティビティを示します。
• システムエラー LED: この LED が点灯しているときは、システム エラーが発生していることを示しています。ライト パス診断パネル上の LED の点灯は、エラーの特定にも役立ちます。
• 電源オン LED: この LED が点滅ではなく、点灯しているときは、コントローラがオンになっていることを示しています。電源オン LED の状態は次のとおりです。
– 消灯: 電力が供給されていないか、電源装置または LED 自体に障害が発生しています。
– 高速点滅(1 秒に 4 回): コントローラはオフになっており、オンにする準備が整っていません。電源制御ボタンはディセーブルになります。この状態は、約 20 ~ 40 秒間続きます。
– 低速点滅(1 秒に 1 回): コントローラはオフになっており、オンにする準備が整っています。電源制御ボタンを押すと、コントローラがオンになります。
– 徐々に退色する点滅: コントローラは省電力状態にあります。コントローラを復帰させるには、電源制御ボタンを押すか、IMM Web インターフェイスを使用します。IMM Web インターフェイスにログインする方法については、『 Integrated Management Module User's Guide 』を参照してください。
• システムロケータ LED: 他のサーバ間からコントローラの位置を視覚的に特定するには、この LED を使用します。この LED をリモートから点灯させる場合は、『 Integrated Management Module User's Guide 』を使用してください。
図 1-9 に、Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの背面の電源 LED の位置を示します。電源装置の問題解決に関するその他の情報については、 表 1-2 および 表 1-3 を参照してください。
図 1-9 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの電源 LED の位置
表 1-2 では、AC 電源装置にある電源装置 LED のさまざまな組み合わせが示す問題と、検出された問題を修正するために提案されるアクションについて説明します。
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2. 各電源コードが、正常に機能している電源に接続されていることを確認します。 |
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2. このアクションで問題が解決しない場合は、電源装置を交換してください。電源装置を交換してもこの問題が解決しない場合は、Cisco TAC に連絡してサポートを受けてください。 |
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表 1-3 では、DC 電源装置にある電源 LED のさまざまな組み合わせが示す問題と、検出された問題を修正するために提案されるアクションについて説明します。この表は AIR-CT85DC-K9 モデルだけに適用されます。
Cisco 8510 ワイヤレス コントローラ の電源をオンにするための特定の手順は、「コントローラの電源投入」に記載されています。
コントローラが AC 電源、または AIR-CT85DC-K9 の電源の DC 電源に接続されているがオンになっていないと、オペレーティング システムは起動せず、サービス プロセッサ(統合管理モジュール)を除くすべてのコア ロジックがシャット ダウンされます。ただし、コントローラは、コントローラをオンにするリモート要求など、サービス プロセッサへの要求に応答できます。電源オン LED の点滅は、コントローラが電源に接続されているもののオンになっていないことを示します。
コントローラが電源に接続されてから約 5 秒で、システムが電源に接続されている間の冷却を行うために 1 つまたは複数のファンが動作し始め、電源オン ボタンの LED がすばやく点滅します。コントローラが電源に接続されてから約 20 ~ 40 秒で、電源制御ボタンがアクティブになり(電源オン LED がゆっくり点滅し)、コントローラが電源に接続している間の冷却を行うために 1 つまたは複数のファンが動作を開始します。コントローラをオンにするには、電源制御ボタンを押します。
コントローラをオフにして、電源に接続したままにしておくと、コントローラは、コントローラをオンにするリモート要求など、サービス プロセッサへの要求に応答できます。コントローラが電源に接続された状態では、1 つまたは複数のファンが動作し続ける場合があります。コントローラからすべての電力を取り除くには、電源から切り離す必要があります。
静電放電(ESD)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は、電子カードまたはコンポーネントの取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害を引き起こす可能性があります。
常に静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。シャーシ内の塗装されていない面にストラップを取り付けます
2.5 インチ ホットスワップ SAS ハード ディスク ドライブを交換するには、次の手順に従います。
交換用のハード ディスク ドライブはシスコに発注できます。交換部品 PID は、AIR-SRVR-300GB-HD= です。
ステップ 1 「一般的な警告、規制準拠、および安全性に関する情報」の安全上の注意事項をお読みください。
ステップ 2 ドライブを含む静電気保護パッケージをコントローラの塗装されていない金属面に接触させます。その後、パッケージからドライブを取り出し、静電気防止面に置きます。
ステップ 3 交換するドライブをドライブ スロットから引き出す前に、そのドライブに障害があることを確認してください。トレイ ハンドルを押して、ドライブのロックを解除します。トレイ ハンドルを引いて、ドライブを取り外します。
ステップ 4 ドライブ ベイにハード ディスク ドライブを装着します。
a. トレイ ハンドルがオープン(ロック解除)の位置にあることを確認します。
b. ドライブ アセンブリと、ベイ内のガイド レールの位置を合わせます。
c. ドライブが止まるまで、ドライブ アセンブリをベイにゆっくり押し込みます。
d. トレイ ハンドルをクローズ(ロック)の位置まで回します。
e. ハード ディスク ドライブのステータス LED をチェックして、ハード ディスク ドライブが正常に動作していることを確認します。あるドライブに対応するオレンジのハード ディスク ドライブのステータス LED が点灯している場合、そのドライブには障害が発生しているので、交換する必要があります。グリーンのハード ディスク ドライブのアクティビティ LED が点滅している場合は、そのドライブがアクセスされていることを示しています。
次の項では、コントローラがサポートする AC 電源装置のタイプと、故障した電源装置を交換するときに考慮する必要のあるその他の情報について説明します。
• Cisco 8510 ワイヤレス コントローラには、電源ベイ 1 と 2 に接続する、2 つの 675 ワット ホットスワップ 12 ボルト出力電源が付属しています。入力電圧は自動検知の 110 VAC または 220 VAC です。
• 電源装置 1 は、デフォルト/プライマリ電源です。電源装置 1 に障害が発生した場合は、ただちに交換する必要があります。
• 交換用の電源装置はシスコに発注できます。交換部品 PID は、AIR-SRVR-PWR= です。
• これらの電源装置は、並行動作用に設計されています。電源装置の障害イベントが発生すると、冗長電源が引き続きシステムに電力を供給します。
ステップ 1 「一般的な警告、規制準拠、および安全性に関する情報」の安全上の注意事項をお読みください。
ステップ 2 ホットスワップ電源装置を含む静電気保護パッケージをコントローラの塗装されていない金属面に接触させます。その後、パッケージから電源装置を取り出し、静電気防止面に置きます。
ステップ 3 最初に、障害のある電源装置を取り外します。電源装置の背面にあるハンドルを握り、電源装置をシャーシから引き出します。
ステップ 4 電源装置の背面にあるハンドルを握り、カチッと音がするまで電源装置を電源装置ベイに押し込みます。電源装置が電源装置コネクタにしっかり接続していることを確認します。
ステップ 5 電源コードが誤って外れないように、コードをハンドルに通します。
ステップ 6 新しい電源装置の電源コードを、電源装置の電源コード コネクタに接続します。
ステップ 7 適切にアースされたコンセントに電源コードの反対側を接続します。
ステップ 8 AC 電源装置の AC 電源 LED と DC 電源 LED が点灯して、電源装置の正常な動作を示していることを確認します。グリーンの 2 つの LED が、電源コード コネクタの右側にあります。
ユニット背面から電源ケーブルを接続したり切断するには、次の手順を使用します。
1. お客様の責任で、必要な電源ケーブルを用意してください。
感電またはエネルギーの危険性のリスクを軽減するために、次に従います。
– 定格 25 アンペアの回路ブレーカーを使用してください。
– 90 ℃ で 2.5 mm 2 (12 AWG)の銅線を使用してください。
– 0.62 ニュートン メートル(5.5 インチ ポンド)のトルクで配線端子ネジを締めます。
詳細については、「ステートメント 34」を参照してください。
2. 電源にリング端子が必要な場合は、電源コードにリング端子を取り付けるために圧着工具を使用する必要があります。リング端子は UL 承認されていて、注 1. で説明する線を収容する必要があります。
この装置は、装置の接地導体への DC 電源回路の接地導体の接続を可能にするように設計されています。この接続を確立する場合は、次のすべての条件が満たされる必要があります。
• この装置は、DC 電源システムの接地電極導体、または DC 電源システムの接地電極導体が接続している接地端子バーまたはバスのボンディング ジャンパに直接接続される必要があります。
• この装置は、同じ DC 電源回路の接地導体と接地導体の間の接続を持つその他の装置、および DC システムの接地ポイントとも同じ隣接領域(隣接するラックなど)に配置される必要があります。DC システムは、その他の場所に接地してはいけません。
• DC 電源給電部は、この機器と同じ構内に配置されている必要があります。
• スイッチまたは切断デバイスは、DC 電源と接地電極導体の接続ポイント間の接地回路導体内にあってはいけません。
• 雷雨時には、この製品のケーブルの接続や取り外し、または製品の設置、メンテナンス、もしくは再設定を実行しないでください。
• 正しく配線され、接地された電源にすべての電源コードを接続します。
• この製品に接続される装置は、正しく配線された電源に接続します。
• 可能な場合は、信号ケーブルを接続または外す際に片方の手だけを使用します。
• 火、水分、または構造的損傷の兆候がある場合は、装置を絶対にオンにしないでください。
• 設置および設定手順で指示がない限り、デバイスのカバーを開く前に、接続されている AC 電源コード、DC 電源、ネットワーク接続、通信システム、およびシリアル ケーブルを取り外します。
• この製品または接続デバイスの設置、移動、またはカバーを開く場合は、次の表に示すようにケーブルの接続および取り外しを行います。
• この装置は、訓練を受けたサービス担当者により、NEC および IEC 60950-1 の初版『The Standard for Safety of Information Technology Equipment』で定義されたとおり、アクセスが限定される場所に設置される必要があります。
• 適切に接地された安全超低電圧(SELV)電源に装置を接続します。SELV 電源は、正常および単一故障状態により電圧が安全なレベル(60 V の直流)を超えないように設計されたセカンダリ回路です。
• フィールド配線に準備しておいた承認された定格の切断されたデバイスを組み込みます。
• 分岐回路の過電流保護機構に必要な回路ブレーカーの定格については、製品マニュアルの仕様を参照してください。
• 配線端子ネジに必要なトルク値については、製品マニュアルの仕様を参照してください。
ステップ 1 コントローラが動作している場合は、サーバと周辺装置をオフにします。
ステップ 2 新しい電源装置を接続する DC 電源の回路ブレーカーをオフにします。DC 電源から電源コードを外します。
ステップ 3 新しい電源装置に DC 電源ケーブルを接続します。
図 1-11 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの DC 電源 LED の拡大図
ステップ 4 DC 電源に DC 電源ケーブルのもう一方の端を接続します。線を正しい長さに切断しますが、150 mm(6 インチ)よりも短く切らないでください。電源にリング端子が必要な場合は、電源コードにリング端子を取り付けるために圧着工具を使用する必要があります。リング端子は UL 承認されていて、注 1. で説明する線を収容する必要があります。ピラーの最小公称ネジ直径またはスタッド タイプの端子は、4 mm である必要があります。ネジ タイプの端子の直径は、5.0 mm である必要があります。
ステップ 5 新しい電源装置が接続されている DC 電源の回路ブレーカーをオンにします。
ステップ 6 電源装置のグリーンの電源 LED が点灯し、電源装置が正しく動作していることを示していることを確認します。
コントローラから DC 電源装置を取り外すには、次の手順を実行します。
ステップ 2 DC 電源の DC 電源ケーブルを取り外します(回路ブレーカーをオフにします)。
ステップ 3 電源装置の背面から DC 電源ケーブルを取り外します。
ステップ 5 左にオレンジのリリース ラッチを押し続けます。
ステップ 7 リリース ラッチを放します。次に、電源装置を支えて、これをベイの出口から完全に引き出します。
図 1-12 に、コントローラの前面にある入力コネクタと出力コネクタの位置を示します。
図 1-12 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの前面図
図 1-13 に、コントローラの背面にある入力コネクタと出力コネクタの位置を示します。
図 1-13 Cisco 8510 ワイヤレス コントローラの背面図
初期のシステム設定では、コマンドライン インターフェイス(CLI)コンソールを使用します。CLI コンソールは、コントローラの背面パネルにある DB9 コンソール ポートに接続します。図 1-6 に、コントローラの背面パネルにあるコンソール ポートを示します。背面パネルのコンポーネントについては、「背面パネルのコンポーネント」で説明しています。
コントローラに AC 電源を適用すると、ブート スクリプトによってオペレーティング システムと保存済みの設定が初期化されます。ユーザ ID とパスワードの入力と、キー設定の詳細の入力を要求するプロンプトが表示されます。
ステップ 1 AC 電源コードを 2 台の電源装置の背面に差し込みます(図 1-6)。電源装置を 1 台しか電源に接続しなくてもシステムは正常に機能しますが、コントローラのモニタリング コンポーネントが 2 台目の電源装置が存在しないことを検出して、アラームを発生させます。適切に接地された 100 ~ 240 VAC、50/60 Hz の電源コンセントに電源コードのもう一方の端を接続します。
コントローラに差し込む側の電源コードの端は、IEC 320 標準に準拠しています。
ステップ 2 オペレータ情報パネルにある前面パネルの電源オン/スタンバイ ボタンを使用して、コントローラをオンにします(図 1-3)。
ステップ 3 ログイン プロンプトで、コントローラのユーザ ID とパスワードを入力します。デフォルトのユーザ ID は root、デフォルトのパスワードは password です。
ユーザ ID とパスワードは、大文字と小文字が区別されます。
これで、コントローラのオペレーティング システムにログインできます。
「ブート スクリプトと電源投入時自己診断テストの実行」に進みます。
1. DC 電源に DC 電源装置を接続するのに必要な電源ケーブルは、お客様の責任で用意してください。
感電またはエネルギーの危険性のリスクを軽減するために、次に従います。
– 定格 25 アンペアの回路ブレーカーを使用してください。
– 90 ℃ で 2.5 mm 2 (12 AWG)の銅線を使用してください。
コントローラを AC 電源に接続すると、ブート スクリプトによってシステムが初期化され、ハードウェア設定が検証され、マイクロコードがメモリにロードされ、オペレーティング システム ソフトウェアのロードが検証され、保存されている設定を使用して自身の初期化が行われます。このテストを実行する前に、「CLI コンソールの接続と使用」の説明に従ってターミナル エミュレータ アプリケーションをコントローラの CLI コンソールに接続する必要があります。ブート スクリプトを実行して電源投入時自己診断テスト(POST)を行うには、次の手順を実行します。
ステップ 1 AC 電源コードをコントローラの背面に差し込み、接地された 100 ~ 240 VAC、50/60 Hz の電源コンセントにもう一方の端を接続します。必ず、両方の電源装置を電源に接続してください。
ブート スクリプトによって、オペレーティング システム ソフトウェアの初期化(コードのダウンロードと POST 検証)および基本設定が次のサンプル ブート表示に示すように表示されます。
ステップ 4 必要に応じて、[Bootloader Boot Options] メニューを表示するには、Esc キーを押します。
(注) 現在のソフトウェアを実行するには、1 を入力します。前のソフトウェアを実行するには、2 を入力します。または、現在のソフトウェアを実行して、コントローラ設定を出荷時の初期状態にするには、4 を入力します。その他のオプションは、特に指示がない限り選択しないでください。
ステップ 5 残りのプロセスには 2 ~ 3 分かかります。ユーザ ログインのプロンプトが表示されるまで、コントローラをリブートしないでください。
ステップ 6 コントローラが電源投入時自己診断テストに合格した場合は、ブート スクリプトによって Startup Wizard が実行されます。画面の指示に従って、基本設定を入力してください。
Startup Wizard を使用する前に、「必要なツールと情報」に記載されている情報を取得する必要があります。
(注) 利用可能なオプションは、各設定パラメータの後の括弧内に示されます。デフォルト値は、すべて大文字で示されます。
(注) 前のコマンドラインに戻る必要があるときは、ハイフン キーを押してください。
Startup Wizard を使用して基本的な動作ができるようにコントローラを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 AutoInstall プロセスを終了するかどうかをたずねるメッセージが表示されたら、「yes」と入力します。「yes」と入力しなかった場合は、30 秒後に AutoInstall プロセスが開始します。
(注) AutoInstall とは、設定ファイルを TFTP サーバからダウンロードしてから、設定を自動的にコントローラにロードする機能です。
ステップ 2 システム名を入力します。これは、コントローラに割り当てる名前です。最大 31 文字の ASCII 文字を入力できます。
ステップ 3 このコントローラに割り当てる管理者のユーザ名およびパスワードを入力します。それぞれ、24 文字までの ASCII 文字を入力できます。
ステップ 4 コントローラのサービス ポート インターフェイス経由で DHCP サーバから IP アドレスを取得する場合またはサービス ポートを使用する予定がない場合は、「DHCP」と入力します。静的 IP アドレスをサービス ポート インターフェイスに割り当てる場合は、「static」と入力します。
(注) サービス ポート インターフェイスは、サービス ポートを介した通信を制御します。このインターフェイスの IP アドレスは、管理インターフェイスとは異なるサブネット上のものであることが必要です。このように設定されていれば、コントローラを直接、または専用の管理ネットワーク経由で管理できるので、ネットワークがダウンしているときもサービス アクセスが可能になります。
ステップ 5 ステップ 4 で static と入力した場合は、サービス ポート インターフェイスの IP アドレスとネットマスクを次の 2 行で入力します。
ステップ 6 IP アドレス、ネット マスク、デフォルト ルータの IP アドレス、任意の VLAN 識別子(有効な VLAN 識別子、またはタグなし VLAN の場合は 0)、および管理インターフェイスのポート番号を入力します。
(注) VLAN 識別子は、スイッチ インターフェイス設定と一致するように設定する必要があります。
ステップ 7 クライアント、コントローラの管理インターフェイスが IP アドレスを取得するためのデフォルト DHCP サーバの IP アドレスを入力します。
(注) 管理インターフェイスは、コントローラのインバンド管理や、AAA サーバなどのエンタープライズへの接続に使用されるデフォルト インターフェイスです。
ステップ 8 すべてのコントローラのレイヤ 3 Security Manager と Mobility Manager で使用されるコントローラの仮想インターフェイスの IP アドレスを入力します。架空の、まだ割り当てられていない IP アドレス(例:1.1.1.1)を入力してください。
(注) 仮想インターフェイスは、モビリティ管理、DHCP リレー、およびレイヤ 3 の組み込みセキュリティ(ゲスト Web 認証や VPN 終端など)をサポートするために使用します。同一のモビリティ グループに属するコントローラはすべて、同じ仮想インターフェイス IP アドレスを使用して設定する必要があります。
ステップ 9 必要に応じて、コントローラを追加するモビリティ グループ/RF グループの名前を入力します。
(注) ここで入力する名前は、モビリティ グループと RF グループの両方に割り当てられますが、これらのグループは同じではありません。どちらのグループもコントローラの集合を定義するものですが、目的が異なっています。RF グループ内のすべてのコントローラは通常同じモビリティ グループに属し、モビリティ グループ内のすべてのコントローラは同じ RF グループに属します。ただし、モビリティ グループ はスケーラブルな、システム全体にわたるモビリティとコントローラの冗長性を実現するのに対して、RF グループは、スケーラブルな、システム全体にわたる動的な RF 管理を実現します。
ステップ 10 ネットワーク名、つまり Service Set Identifier(SSID)を入力します。初めて SSID が設定されると、コントローラの基本機能が使用可能になり、そのコントローラに接続されたアクセス ポイントの無線を有効化できるようになります。
ステップ 11 DHCP プロキシをイネーブルにするには yes を、DHCP プロキシをディセーブルにするには no を入力します。
ステップ 12 クライアントに独自の IP アドレス割り当てを許可する場合は yes と入力し、クライアントに IP アドレスを DHCP サーバにリクエストさせるには no と入力します。
ステップ 13 RADIUS サーバをここで設定するには、yes と入力してから、RADIUS サーバの IP アドレス、通信ポート、および秘密キーを入力します。それ以外の場合は、no と入力します。
ステップ 14 コントローラが使用される国のコードを入力します。
(注) 使用可能な Country Code の一覧を表示するには、help と入力します。
ステップ 15 802.11b、802.11a および 802.11g の Lightweight アクセス ポイント ネットワークのそれぞれをイネーブルにするには yes を、ディセーブルにするには no を入力します。
ステップ 16 コントローラの無線リソース管理(RRM)自動 RF 機能をイネーブルにするには yes を、ディセーブルにするには no を入力します。
(注) 自動 RF 機能を有効にすると、コントローラが自動的に他のコントローラと RF グループを形成できるようになります。グループでは、チャネルや送信電力の割り当てなど、グループの RRM パラメータ設定を最適化するリーダーが動的に選出されます。
ステップ 17 電源投入時にコントローラの時間設定が外部ネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバから受信されるようにするには、 yes と入力して NTP サーバを設定します。それ以外の場合は、 no と入力します。
ステップ 18 前の手順で no と入力した場合に、コントローラのシステム時間をここで手動設定するには、 yes と入力します。システム時間を後で設定する場合は、 no と入力します。
ステップ 19 前の手順で yes と入力した場合は、現在の日付を MM/DD/YY の形式で、現在の時刻を HH:MM:SS の形式で入力します。
ステップ 20 設定が正しいかどうかをたずねるプロンプトが表示されたら、 yes または no と入力します。
コントローラの設定が保存されてリブートし、ログイン画面が表示されます。
(注) Cisco 8510 ワイヤレス コントローラはモビリティ コントローラとして設定できます。Mobility Oracle はコントローラでサポートされません。
ステップ 1 コントローラ CLI にログインするための有効なユーザ名とパスワードを入力します。
(注) Startup Wizard で作成された管理者ユーザ名およびパスワードでは、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 2 CLI のルート レベル システム プロンプトが表示されます。
システム プロンプトは、最大 31 文字の任意の英数字で構成される文字列です。システム プロンプトを変更するには、config prompt コマンドを入力します。
(注) アクティビティがない状態が 5 分間続くと、変更を保存せずに自動的に CLI からログアウトされます。config serial timeout コマンドを使用すると、自動ログアウト時間を 0(自動ログアウトしない)~ 160 分の範囲内で設定できます。
(注) 日時が正しく設定されていない場合は、Cisco Aironet Lightweight アクセス ポイントが Cisco 8510 ワイヤレス コントローラに接続しません。アクセス ポイントからコントローラへの接続を許可する前に、コントローラの日時を設定してください。
インターフェイスが正しく設定され、コントローラのポートが正常に動作することを確認するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 show interface summary と入力します。コントローラの現在のインターフェイス設定が表示されます。
ステップ 2 show port summary と入力します。次の情報が表示され、コントローラとコントローラの管理インターフェイスがマッピングされている Cisco Lightweight アクセス ポイント間のデータ パスとして動作する、コントローラのディストリビューション システム ポートのステータスが示されます。
Up のリンク ステータスは、コントローラのポートが完全に機能していることを示します。
Cisco 8510 ワイヤレス コントローラでサポートされる SFP+ モジュールは Cisco SFP-10G-SR です。
シスコ SFP-10G-SR: Cisco 10GBASE-SR モジュールは、標準ファイバ分散データ インターフェイス(FDDI)グレードのマルチ モード ファイバ(MMF)上で 26 m のリンク長をサポートします。2000 MHz*km MMF(OM3)を使用すると、リンク長は最大 300 m まで可能になります。
割り当てるディストリビューション システムの物理ポートの数によっては、コントローラにネットワーク機器を接続するために、標準準拠の光ファイバ ケーブルのみを使用します
(注) PC または UPC コネクタを使用するパッチ コードとの接続だけがサポートされます。APC コネクタを使用するパッチ コードはサポートされません。使用されているすべてのケーブルおよびケーブル アセンブリは、標準に関する項で指定された標準に準拠している必要があります。
このサービス ポートは、サービス ポート インターフェイスにより制御され、コントローラの帯域外管理と、ネットワーク障害時のシステム復旧とメンテナンスのために割り当てられています。サービス ポート インターフェイスは、ネットワーク トラフィックに使用するインターフェイスとは異なるインターフェイスでコントローラを管理できるようにします。サービス ポートの使用は任意です。
端末エミュレーション プログラムを実行している PC または Cisco WCS を実行する PC から、アウトオブバンド コントローラ管理を実行できます。ネットワーク管理ツールは、コントローラのネットワークを設定およびモニタできるようにする、またはコントローラ GUI を有効にします。ただし、2 種類のいずれかの方法で、コントローラのサービス ポートに最初に PC を接続する必要があります。
• コントローラのサービス ポートに PC を直接接続するには、イーサネット クロス ケーブルを使用します。
• 専用管理ネットワークを介してリモート接続をする場合(Telnet または SSH を使用)、コントローラのサービス ポートに管理ネットワークを接続するために、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6、カテゴリ 7 のイーサネット ケーブルを使用します。また、管理ネットワークに PC を接続するには、適切なケーブルを使用します。
コントローラを設定した後で、ネットワークに Cisco Lightweight アクセス ポイントを接続するには、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6、カテゴリ 7 イーサネット ケーブルを使用します。
コントローラが動作するとすぐに、アクセス ポイントのスキャンを開始します。アクセス ポイントが検出されると、アクセス ポイントの MAC アドレスがコントローラのデータベースに記録されます。コントローラの無線リソース管理(RRM)機能によって自動的にアクセス ポイントが設定されて、送信が開始され、クライアントがアソシエートできるようになります。
これでコントローラは基本的な運用ができるようになりました。実際のワイヤレス ネットワークのニーズを満たすようにコントローラを設定する方法については、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』を参照してください。
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
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http://www.cisco.com/en/US/products/prod_warranties_listing.html
[Warranties and License Agreements] ページが表示されます。
2. Cisco Information Packet を読むには、次の手順に従います。
a. [Information Packet Number] フィールドをクリックし、Part Number 78-5235-03B0 が強調表示されていることを確認します。
Information Packet の [Cisco Limited Warranty and Software License] ページが表示されます。
d. ドキュメントをオンラインで読むか、PDF アイコンをクリックしてダウンロードし、Adobe Portable Document Format(PDF)形式でドキュメントを印刷します。
(注) PDF ファイルを表示し、印刷するには、Adobe Acrobat Reader が必要です。これは、Adobe の Web サイト http://www.adobe.com からダウンロードできます。
3. 製品に関する翻訳された保証情報を読むには、次の手順に従います。
a. [Warranty Document Number] フィールドに、次の製品番号を入力します。
d. このページから文書をオンラインで見ることも、 PDF アイコンをクリックして、文書を Adobe Portable Document Format(PDF)形式でダウンロードし、印刷することもできます。
シスコのサポートおよびマニュアルのページを参照するには、次のリンクをクリックしてください。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html
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