セキュア コールのモニタリングと録音の概要
セキュア コールは、この項で説明するようにモニタリングおよび録音できます。
• スーパーバイザは、セキュア コールまたは非セキュア コールに対してセキュアなモニタリング セッションを確立できます。
• コール モニタリング要求の結果として、元のコールのコール セキュリティが影響を受けたりダウングレードされたりすることはありません。
• エージェントのデバイスの機能と同じセキュリティ レベルで確立および維持できる場合に限り、モニタリング コールを続行できます。
• エージェントとお客様間の元のコールは、モニタリング コールとは異なる暗号鍵を使用している必要があります。モニタリング セッションでは、スーパーバイザに送信する前に、最初に新しい鍵でエージェントとお客様の混合音声が暗号化されます。
(注) 認証された電話機でのセキュアな録音はサポートされていません。
セキュア コールのモニタリングと録音の設定
セキュア コールのモニタリングと録音を設定するには、次の手順を使用します。
表 16-1 セキュア コールのモニタリングと録音の設定
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ステップ 1 |
エージェントおよびスーパーバイザの電話機にセキュア機能をプロビジョニングします。 |
「電話機のセキュリティ設定用チェックリスト」を参照してください。 |
ステップ 2 |
次の設定を使用してセキュア SIP トランクを作成します。 • [デバイスセキュリティモード(Device Security Mode)] を [暗号化(Encrypted)] に設定します。 • [送信セキュリティステータス(Transmit Security Status)] チェックボックスをオンにします。 • [SRTPを許可(SRTP Allowed)] チェックボックスをオンにします。 • TLS SIP トランクをレコーダに設定します。 |
詳細については、 「SIP トランク セキュリティ プロファイルの設定」 の章を参照してください。 |
ステップ 3 |
非セキュアなモニタリングおよび録音の場合と同様に、モニタリングおよび録音を設定します。 • エージェントの電話機にビルトイン ブリッジを設定します。 • エージェントの電話機の DN ページを使用して、[録音オプション (Recording Option)] を設定します([自動コール録音が有効(Automatic Call Recording Enabled)] または [アプリケーションから呼び出されたコール録音が有効(Application Invoked Call Recording Enabled)])。 • レコーダ用のルート パターンを作成します。 • コール録音プロファイルを DN に追加します。 • 必要に応じて、モニタリングと録音のトーンをプロビジョニングします。 |
詳細な手順については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「モニタリングと録音」の章を参照してください。 |