Cisco VG224 FXS ゲートウェイおよびポート用の CSV データ ファイルの BAT スプレッドシートの使用方法
BAT スプレッドシートを使用して、個々の FXS ポートについての詳細情報(ドメイン名、MGCP 説明、およびポート識別子など)を含む CSV データ ファイルを作成します。
BAT スプレッドシートのインストール方法と使用方法については、「BAT スプレッドシートをデータ収集に使用する方法」を参照してください。
VG224 ゲートウェイ用にテキストベースの CSV データ ファイルを作成する場合は、「VG224 用の FXS トランク CSV ファイル形式」の情報と例を参照してください。
手順
ステップ 1 BAT.xlt ファイルを検索し、ダブルクリックして、BAT スプレッドシートを開きます。
ステップ 2 プロンプトが表示されたら、 [マクロを有効にする] ボタンをクリックして、スプレッドシート機能を使用します。
ステップ 3 [VG224] タブをクリックします。
ステップ 4 MGCP プロトコルの場合は[MGCP]オプション ボタンをクリックし、SCCP プロトコルの場合は[SCCP]オプション ボタンをクリックします。
ステップ 5 MGCP を選択する場合は、ステップ 6 に進みます。 SCCP を選択すると、スプレッドシートに [Create File Format] ボタンが表示されます。
a. [Create File Format]をクリックすると、[Field Selection]ウィンドウが表示されます。
b. [Device Fields]ボックスで必須のデバイス フィールドを選択し、>> ボタンをクリックしてそのフィールドを[Selected Device Fields]ボックスに移動します。
c. [Device Fields]ボックスで必須の回線フィールドを選択し、>> ボタンをクリックして、そのフィールドを[Selected Line Fields]ボックスに移動します。
d. [Up]ボタンと[Down]ボタンを使用して、選択済みフィールドの順序を並べ替えます。
e. << ボタンをクリックすると、選択済みのフィールドの一覧表示から任意の選択したフィールドを削除できます。
f. 必須フィールドの選択が完了したら、[Create]をクリックして選択済みフィールドを VG224 シートに追加します。
ステップ 6 各行に、次のフィールド用の情報を指定します。
• [Domain Name] :ゲートウェイを識別する名前を 1 ~ 64 文字で入力します。DNS ホスト名が正しく解決するように設定されている場合は、そのホスト名を使用します。そのように設定されていない場合は、Cisco MGCP ゲートウェイで定義されているとおりのホスト名を使用してください。
ホスト名は Cisco IOS ゲートウェイ上で設定されているホスト名と正確に一致している必要があります。たとえば、ホスト名が vg224-1 に解決されるようにゲートウェイ上で設定され、IP ドメイン名が設定されていない場合、このフィールドには、そのホスト名を入力します(この場合、vg224-1)。ホスト名が vg224-1 としてゲートウェイ上で設定され、IP ドメイン名が cisco.com としてゲートウェイ上で設定されている場合、このフィールドには vg224-1.cisco.com と入力します。
• [Description] :ゲートウェイの説明を 100 文字以下で入力します。ゲートウェイの検索に役立つ固有の説明を使用します。
• [Port Description] :ポートの説明を 50 文字以下で入力します。ポートのリスト内でポートの識別に役立つ説明を使用します。この要件は、ポート 2 ~ポート 4 の[Description]フィールドに入力する場合にも当てはまります。
• [Port Directory Number] :このポートの電話番号を 24 桁以下の数字と特殊文字で入力します。この要件は、ポート 2 ~ポート 4 の[Directory Number]フィールドに入力する場合にも当てはまります。
(注) [Port 1 Directory Number]フィールドと[Port 1 Partition]フィールドが必要なのは FXS ポートだけです。FXO ポートでは、これらのフィールドはブランクのままにします。
• [Slot 2] :設定を試みているスロット番号を入力します。 VG224 の場合のスロットは常に 2 です。
• [Subunit] :サブユニットの値を表す整数を入力します。 VG224 の場合のサブユニットは常に 0 です。
• [Port Number] :ポート番号を表す整数を入力します。
ステップ 7 [Export to BAT Format] をクリックして、BAT Excel スプレッドシートから CSV ファイルにデータを転送します。
このファイルは、次の名前が付けられて、C:\XLSDataFiles(または、指定した別の既存フォルダ)に保存されます。
VG224Gateways#timestamp.txt
ここで、「timestamp」は、このファイルが作成された正確な日時を表します。
ヒント いずれかのフィールドにカンマを入力した場合、BAT.xlt を使用して BAT 形式にエクスポートするときに、そのフィールド エントリは二重引用符で囲まれます。
スプレッドシートにブランク行を入力すると、その空の行はファイルの終わりとして扱われます。ブランク行の後に入力されたデータは、BAT 形式には変換されません。
CSV データ ファイルは、Cisco Unified CallManager パブリッシャ データベース サーバにコピーして、BAT からこのデータ入力ファイルにアクセスできるようにする必要があります。詳細については、「ファイルのアップロードとダウンロード」を参照してください。
(注) エクスポートされた CSV ファイルを読み取る方法については、BAT の[ゲートウェイの挿入(Insert Gateways Configuration)]ウィンドウで、[View Sample File]へのリンクをクリックしてください。
その他の情報
詳細については、「関連項目」を参照してください。