この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco VG350、Cisco VG310、および Cisco VG320 Analog Voice Gateway(VG)のインターフェイスの番号付けの概要を説明します。また、Cisco IOS ソフトウェア コマンドの使用方法についても説明します。
• 「Cisco VG310 および Cisco VG320 の識別」
• 「新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード方法」
• 「次の作業」
この項では、Cisco VG350、Cisco VG310、および Cisco VG320 Voice Gateway プラットフォームを識別し、区別する方法について説明します。
図 1-1 は Cisco VG350 Voice Gateway のシャーシの前面パネルを示します。
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図 1-2 は Cisco VG350 の背面パネルを示します。
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図 1-3 は Cisco VG310 および Cisco VG320 Voice Gateway のシャーシの前面パネルを示します。
図 1-3 Cisco VG310 および Cisco VG320 の前面パネル
図 1-4 は Cisco VG310 の背面パネルを示します。
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図 1-5 は Cisco VG320 の背面パネルを示します。
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この項では、CLI を使用してルータを設定する前に Cisco IOS ソフトウェアについて理解しておく必要のある事項について説明します。この章では、次の内容を説明します。
• 「ヘルプの表示」
• 「次の作業」
これらの概念を理解しておくと、円滑に CLI を使い始めることができます。Cisco IOS ソフトウェアの使用経験がまったくないか、更新情報が必要な場合は、次の章に進む前にこの章を読んでおいてください。
すでに Cisco IOS ソフトウェアを十分理解している場合は、「ホスト名とパスワードの設定」に進んでください。
疑問符(?)と矢印キーを使用すると、コマンドの入力に役立ちます。
• 使用可能なコマンドのリストを表示するには、疑問符を入力します。
• コマンドを完成させるには、わかっている文字を数文字入力し、続けて疑問符を入力します(スペースなし)。
• コマンド変数のリストを表示するには、コマンドに続けてスペースと疑問符を入力します。
• 以前に入力したコマンドを再表示するには、上矢印キーを押します。上矢印キーを押し続けると、さらに前に入力したコマンドにさかのぼって、順に表示されます。
Cisco IOS ユーザ インターフェイスは、多くのモードに分かれています。各コマンド モードで、ルータ上の異なるコンポーネントを設定できます。その時点で使用可能なコマンドは、現在どのモードにいるかによって異なります。プロンプトで疑問符( ? )を入力すると、各コマンド モードで使用できるコマンドの一覧が表示されます。 表 1-1 に、最も一般的なコマンド モードのリストを示します。
ワンポイント アドバイス 各コマンド モードで使用できるコマンドは、コマンドのサブセットに制限されています。コマンドの入力において問題が生じた場合は、プロンプトを確認するとともに、疑問符(?)を入力して使用できるコマンドのリストを表示してください。間違ったコマンド モードにいるか、間違った構文を使用している可能性があります。
次の例は、Cisco VG350 の場合に、新しいコマンド モードを示す各コマンドの後でプロンプトがどのように変化するかを示しています。
最後のメッセージは正常で、エラーを示しているわけではありません。 Return キーを押して、 Router#
プロンプトに切り替えます。
(注) Cisco VG310 および Cisco VG320 では、シリアル インターフェイスがサポートされていないため、イーサネット インターフェイスになります。
(注) どのモードでも、exit を入力して直前のモードに戻る代わりに、Ctrl+Z を押すと、すぐにイネーブル モード(Router#
)に戻ります。
入力したコマンドを取り消すか、または機能を無効にするには、大半のコマンドの場合、コマンドの前に no キーワードを入力します(例: no ip routing )。
システムのリロードや停電の発生時に変更内容が失われないように、設定の変更を不揮発性 RAM(NVRAM)に保存するには、 copy running-config startup-config コマンドを入力する必要があります。次に例を示します。
コンフィギュレーションが NVRAM に保存されるまでに、1 ~ 2 分を要する場合があります。設定が保存されると、次が表示されます。
新しい Cisco IOS リリースをインストールまたはアップグレードするためには、『 How to Update/Upgrade Cisco IOS Software 』を参照してください。
これで、Cisco IOS ソフトウェアの基礎を理解できました。CLI を使用してルータの設定を開始することができます。
• コマンドの入力支援として、疑問符(?)と矢印キーを使用できます。
• 各コマンド モードは、一定のコマンド セットに制限されています。コマンドの入力で問題がある場合は、プロンプトを確認し、使用可能なコマンドのリストを見るために疑問符( ? )を入力します。間違ったコマンド モードにいるか、間違った構文を使用している可能性があります。
• 機能を無効にするには、一般的にコマンドの前にキーワード no を入力します(例: no ip routing )。
• システムのリロードや停電が発生した際に変更内容が失われないように、設定の変更を NVRAM に保存する必要があります。
「ホスト名とパスワードの設定」に進み、ルータの設定を開始してください。