設置ロードマップの確認
次の図は、Cisco NCS 5700 シリーズ固定ポートシャーシとそのコンポーネントを設置する手順、および運用に向けてシステムを準備する手順を示しています。このワークフローを参考にして、すべてのコンポーネントを正しい順序で適切に設置してください。手順については、この設置ガイドの該当する項を参照してください。
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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco NCS 5700 シャーシを設置する前に、設置場所を準備する必要があります。
場所の準備には、次の作業が含まれます。
次の図は、Cisco NCS 5700 シリーズ固定ポートシャーシとそのコンポーネントを設置する手順、および運用に向けてシステムを準備する手順を示しています。このワークフローを参考にして、すべてのコンポーネントを正しい順序で適切に設置してください。手順については、この設置ガイドの該当する項を参照してください。
このマニュアルに記載されている作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。人身事故または機器の損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。これらの注意事項にすべての危険が含まれているわけではないため、常に注意してください。
設置中および設置後は、作業場を清潔にし、煙や埃がない状態に保ってください。レーザーベースのコンポーネント内に汚れや埃が入らないように注意してください。
ゆったりとした衣服や装身具など、ルータあるいはその他の関連コンポーネントに引っかかるようなものは着用しないでください。
シスコの装置は、その仕様および製品使用手順に従って使用した場合に、安全に運用できます。
シャーシから取り外す前に、固定構成 PDU またはモジュラ構成電源シェルフの電源を必ずオフにしてください。
危険が生じる可能性がある場合は、1 人で作業しないでください。
複数の装置を電源回路に接続するときは、配線が過負荷にならないように注意してください。
この装置は、接地させる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合は、電気検査機関または電気技術者に連絡してください。
怪我またはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対に避けてください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。
システムの稼働中は、バックプレーンに危険な電圧またはエネルギーが生じています。作業を行うときは注意してください。
装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。ラックを安定させないと、転倒することがあります。
警告 |
ステートメント 1051 - レーザー放射 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。 |
シャーシを設置する前に、次の注意事項が守られていることを確認してください。
設置およびメンテナンスを行うのに十分なスペースが確保されているサイトが準備されていること。シャーシの設置に必要なスペースの仕様については、「スペース要件」を参照してください。
動作環境が『Cisco Network Convergence System 5700 Series: NCS-57B1 Fixed Chassis Data Sheet』の「Environmental properties」の表に記載されている範囲内にあること。
ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックにシャーシを設置したり、ラック内のシャーシを保守したりすること。
シャーシがラック内に入っている唯一の装置である場合は、ラックの一番下に取り付けること。
ラックに複数のシャーシを設置する場合は、一番重いコンポーネントをラックの一番下に設置して、下から順番に取り付けること。
シャーシの周囲および通気口を通過するエアーフローが妨げられないこと。
ケーブルがラジオ、電線、蛍光灯などの電気ノイズ源から離れていること。また、ケーブルを損傷する可能性のある他の装置から離して安全に配線すること。
光モジュール接続のケーブル要件については、「トランシーバおよびケーブルの仕様」の項を参照してください。各ポートはケーブルの反対側の波長仕様と一致させる必要があります。また、ケーブルは最大のケーブル長を超えないものとします。
固定ポート シャーシには、前面から背面への方向で通気が必要です。吸気/排気のために、前面と背面には少なくとも 15.24 cm(6.0 インチ)以上のスペースを設ける必要があります。背面にはさらに 15.24 cm(6.0 インチ)のスペースを設けて、電源モジュールとファンモジュールの取り出し、取り付けを行えるようにしてください。
1 |
シャーシ |
4 |
背面の吸気/排気用に 15.24 cm(6.0 インチ)のスペース |
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2 |
前面の吸気/排気用に 15.24 cm(6.0 インチ)のスペース |
5 |
電源モジュールとファンモジュールの取り出し、取り付け用にさらに 15.24 cm(6.0 インチ)のスペース
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||
3 |
シャーシの奥行:
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(注) |
|
Cisco NCS 5700 シリーズ ルータのファン トレイと電源モジュールを通るエアーフローは、モジュールの発注仕様に応じて、ポート側排気またはポート側吸気となります。適切なエアーフローを確保するため、ルータの設置時は空気取り入れ口がコールドアイルに、排気口がホットアイルに配置されるようにする必要があります。
シャーシを取り付けるための次の工具および機器を用意します。
シャーシをラックマウントするためのトルク調整可能な #1 および #2 プラスドライバ
3/16 インチ マイナス ドライバ
メジャーおよび水準器
静電気防止用リスト ストラップなどの静電気防止用器具
静電気防止用マットまたは静電気防止材
アダプタを取り付けるためのトルクス T15 ドライバまたはトルクス T15 キー
アース線(6 AWG を推奨します)。地域および各国の規定に適合するサイズを使用してください。アース線の長さは、スイッチから適切なアース場所までの距離に応じて異なります
アースラグ(1)
ラグ端子の寸法に適した圧着工具
ワイヤストリッパ
(ANSI)19 インチマウントブラケットのペア
ブラケットを固定するための M4 ネジ(16)
アースラグを固定するための M4 ネジ(2)
次の表に、固定ポートルータのアクセサリキットの PID と、アクセサリキットに含まれている品目を示します。アクセサリキットにあるラックマウントキットには、設置に必要なネジとブラケットが含まれています。
ルータ |
アクセサリキット1 |
アクセサリキット 1 の品目 |
---|---|---|
NCS-57C1-48Q6-SYS / NCS-57C1-48Q6D-S |
NC57-1RU-ACC-KIT1 |
19 インチ 4 支柱ラックマウントキットおよびアースラグキット |
NC57-1RU-ACC-KIT2 |
19 インチ 2 支柱ラックマウントキットおよびアースラグキット |
|
NC57-1RU-ACC-KIT3 |
23 インチ 4 支柱ラックマウントキットおよびアースラグキット |
|
NC57-1RU-ACC-KIT4 |
23 インチ 2 支柱ラックマウントキットおよびアースラグキット |
|
NCS-57C1-CAB-MGMT |
ケーブル管理キット |
|
NCS-57B1-6D24-SYS |
8200-1RU-KIT |
ラックマウントキットおよびアースラグキット |
NCS-57B1-5DSE-SYS |
||
NCS-57D2-18DD-SYS |
NC57-2RU-ACC-KIT |
19 インチ 4 支柱ラックマウントキットおよびアースラグキット |
NC57-2RU-ACC-KIT2 |
19 インチ 2 支柱ラックマウントキットおよびアースラグキット |
|
NC57-2RU-ACC-KIT3 |
23 インチ 4 支柱ラックマウントキットおよびアースラグキット | |
NC57-2RU-ACC-KIT4 |
23 インチ 2 支柱ラックマウントキットおよびアースラグキット |
|
NC57-2RU-FILTER |
エアー フィルタ |
|
NCS-57C3-MOD-SE-S |
NC57-3RU-ACC-KIT |
ラックマウントキットおよびアースラグキット |
NCS 57C3-MOD-S |
ここでは、シャーシを収容する建物を適切にアース接続する方法について説明します。
(注) |
このイメージは説明のみを目的としています。接地の要件は建物によって異なります。 |
デバイス |
最大システム温度での最大システムエアーフロー(CFM) |
---|---|
NCS-57B1-5DSE-SYS |
150 |
NCS-57B1-6D24-SYS |
|
NCS-57C1-48Q6-SYS |
|
NCS-57D2-18DD-SYS |
150 |
NCS-57C3-MOD-S |
350 |
NCS-57C3-MOD-SE-S |
ここでは、密閉された静電気防止用袋からシャーシを取り出す前の作業者の準備について説明します。次の図では、手首に静電気防止用ストラップを付けて、袖口をアースに接続する接地コードを付ける方法について説明します。静電気防止用リスト ストラップは、担当者の静電気を制御する主要な手段です。
取り付けレールが ANSI/EIA-310-D-1992 セクション 1 に基づく英国ユニバーサルピッチの規格に準拠する、標準 19 インチ 4 支柱 Electronic Industries Alliance(EIA)キャビネットまたはラックに、Cisco NCS 5700 シリーズ シャーシを取り付けます。
ラックの支柱間の間隔は、シャーシの幅に合わせて十分な幅にする必要があります。
シャーシを移動したりラックにシャーシを取り付ける前に、次のステップを行うことをお勧めします。
ステップ 1 |
シャーシを取り付けるラックを設置します。「設置場所の準備」の説明に従って、シャーシを取り付けるラックを必ずアース接続してください。 |
ステップ 2 |
ラックを床面に固定します。 床面にラックをボルト固定するには、フロア ボルト キット(アンカー埋め込みキットとも言う)が必要です。床面にラックをボルト固定する方法の詳細については、フロア マウント キット専門の会社(たとえば Hilti、詳細については Hilti.com を参照)に相談してください。特にボルトを毎年増し締めする必要がある場合は、フロア取り付けボルトにアクセスできることを確認してください。 |