エンタープライズ パラメータの設定
Cisco Unity Connection のエンタープライズ パラメータは、Cisco Unified Serviceability のすべてのサービスに適用されるデフォルト設定を提供します。
エンタープライズ パラメータは追加および削除することはできませんが、次の手順に従って、既存のエンタープライズ パラメータを更新することができます。
(注) エンタープライズ パラメータの多くは、変更の必要がほとんどありません。エンタープライズ パラメータは、変更しようとする機能について完全に理解している場合、または Cisco Technical Assistance Center(Cisco TAC)が変更内容を指定した場合を除いて変更しないでください。
次の各項を参照してください。
• 「Cisco Unified Serviceability のサービスのエンタープライズ パラメータの設定」
• 「エンタープライズ パラメータの詳細」
Cisco Unified Serviceability のサービスのエンタープライズ パラメータの設定
Cisco Unified Serviceability のサービスのエンタープライズ パラメータを設定するには、次の手順を実行します。
Cisco Unified Serviceability のサービスのエンタープライズ パラメータを設定する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] を展開し、 [エンタープライズ パラメータ(Enterprise Parameters)] をクリックします。
ステップ 2 [エンタープライズ パラメータ(Enterprise Parameters)]ページで、必要な設定を入力します。サービスのすべてのサービス パラメータをデフォルト値に設定するには、 [デフォルトに設定(Set to Default)] ボタンをクリックします。
エンタープライズ パラメータのリストおよび説明を表示するには、ページの右側にある ? ボタンをクリックします。特定のパラメータを一番上にしてリストを表示するには、そのパラメータの名前をクリックします。
ステップ 3 [保存(Save)] をクリックします。
エンタープライズ パラメータの詳細
表30-1 に、Connection のエンタープライズ パラメータの詳細を示します。
表30-1 エンタープライズ パラメータの詳細
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Max Number of Device Level Trace |
Cisco Unified Serviceability の[Trace Configuration]でデバイス名に基づくトレースを選択した場合に、同時にトレースできるデバイス数を指定します。 これは必須フィールドです。 デフォルト:12 最小値:0 最大値:256 |
Allowed Performance Queries per Minute |
システムで許容される AVVID XML Layer(AXL)パフォーマンス カウンタ クエリーの 1 分あたりの最大数を指定します。アプリケーションの送信するクエリー数が、このパラメータで設定された制限値を超えた場合、Voice Health Monitoring や Gateway Statistic Utility(GSU)などのクライアントで応答が遅くなります。 これは必須フィールドです。 デフォルト:50 最小値:1 最大値:80 |
Allowed Device Queries per Minute |
システムで許容される AVVID XML Layer(AXL)デバイス クエリーの 1 分あたりの最大数を指定します。アプリケーションの送信するクエリー数が、このパラメータで設定された制限値を超えた場合、Voice Health Monitoring や Gateway Statistic Utility(GSU)などのクライアントで応答が遅くなります。 これは必須フィールドです。 デフォルト:15 最小値:1 最大値:18 |
Performance Queue Limit |
パフォーマンス カウンタ クエリーを処理するキューのサイズを制御します。キューのサイズがこの制限値を超えた場合、パフォーマンス要求はドロップされ、クライアントにタイムアウト メッセージが送信されます。 これは必須フィールドです。 デフォルト:100 最小値:20 最大値:1000 |
Maximum Performance Counters per Session |
セッションベースの要求で許容されるパフォーマンス カウンタの最大数を指定します。 これは必須フィールドです。 デフォルト:100 最小値:20 最大値:1000 |
Allowed CDRonDemand get_file Queries per Minute |
システムで許容される CDRonDemand get_file クエリーの 1 分あたりの最大数を指定します。 これは必須フィールドです。 デフォルト:10 最小値:1 最大値:20 |
Allowed CDRonDemand get_file_list Queries per Minute |
システムで許容される CDRonDemand get_file_list クエリーの 1 分あたりの最大数を指定します。 これは必須フィールドです。 デフォルト:20 最小値:1 最大値:40 |
File Close Thread Flag |
トレース ファイルを閉じるための個別スレッドの使用を有効にします。有効にすると、トレース ファイルの末尾でのシステムのパフォーマンスが向上する場合があります。 これは必須フィールドです。 デフォルト:True |
FileCloseThreadQueueWaterMark |
最高水準点を定義します。この水準点に達すると、トレース ファイルを閉じるために使用される個別スレッドが、閉じるトレース ファイルの受け入れを停止します。トレース ファイルは、個別スレッドを使用せずに閉じられるようになります。 これは必須フィールドです。 デフォルト:100 最小値:0 最大値:500 |
Service Manager TCP Server Communication Port Number |
Service Manager がリッスンする TCP ポート番号を指定します。 これは必須フィールドです。 デフォルト:8888 最小値:1024 最大値:65535 |
Service Manager TCP Client Communication Port Number |
Service Manager が応答する TCP ポート番号を指定します。 これは必須フィールドです。 デフォルト:8889 最小値:1024 最大値:65535 |
Denial-of-Service Protection Flag |
特定の DoS 攻撃(サービス拒絶攻撃)を防止するための保護を有効にします。 これは必須フィールドです。 デフォルト:True |
Cisco Support Use 1 |
Cisco TAC でのみ使用されます。 最大長:10 |