この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「仮想化環境に Click to Call を展開する前に」
Citrix などの仮想化環境のユーザに Click to Call を展開する前に、次のことを考慮してください。
• Click to Call は、一緒に動作させるアプリケーションと同じサーバにインストールする必要があります。たとえば、Microsoft Excel ユーザが Click to Call を使用できるようにするには、Click to Call を Excel アプリケーションと同じサーバにインストールする必要があります。
• Click to Call は、仮想化ドメインのすべてのサーバの同じディレクトリにインストールする必要があります。たとえば、Citrix 環境に 32 ビット サーバと 64 ビット サーバが混在する場合、Click to Call のインストール手順中にインストール パスを変更して、Click to Call のインストール パスがすべてのサーバで同じになるようにする必要があります。
• 複数回の設定の変更、Click to Call で使用する電話の選択、通話履歴からの発信などをユーザが行えるようにするには、Click to Call アプリケーションを公開する必要があります。Click to Call を公開するには、clicktocall.exe ファイルを公開する必要があります。
• すでに Click to Call がインストールされているアプリケーションを公開している場合は、Click to Call を別個にユーザに公開する必要はありません。ただし、Click to Call を公開しない場合、ユーザは Click to Call の設定を指定できるのは 1 回のみで、Click to Call で使用する電話の選択や通話履歴からの発信などは行えません。
Click to Call を公開せずに、ユーザが設定を複数回指定できるようにする場合は、ユーザのコンピュータに Click to Call をインストールできます。この場合、ユーザ プロファイルがターミナル サービスのユーザ プロファイルと同期している必要があります。
• Click to Call の機能のうち、ユーザが使用できるのは [編集してコール(Call with Edit)] ダイアログボックスのみに限定する場合は、CiscoCallApp.exe ファイルを公開できます。
• Click to Call の動作は、設定されているユーザ プロファイルによって異なります。このトピックに関する詳細については、 「同期に関する考慮事項」 を参照してください。
ユーザへの Click to Call の公開は、複数の方法で行えます。 表 6-1 に使用可能なオプションを示します。
公開オプションに関する詳細については、「仮想化環境に Click to Call を展開する前に」を参照してください。clicktocall.exe に関連する機能の詳細については、「Click to Call の実行可能ファイル」を参照してください。
Click to Call の設定データ、通話履歴、およびログは、ユーザのローミング プロファイルに保存されます。ローミング プロファイルは、ユーザの %APPDATA% フォルダに含まれています。Click to Call をローカルにインストールすると、Click to Call の設定ファイルは Click to Call プラグイン全体で同期されます。仮想化環境では、設定に応じて、ユーザのローミング プロファイルの同期方法を考慮する必要があります。
デスクトップ全体をユーザに公開する場合は、同期問題はありません。Citrix 環境に、Click to Call を使用するアプリケーションが複数ある場合、アプリケーションは別個のサーバにインストールされ、ローミング プロファイルは同期されません。そのためユーザの設定の詳細(通話履歴など)はすべてのアプリケーションで同じにならない場合があります。
これらの同期問題を解決するには、Citrix 環境に実装する同期の種類について考慮する必要があります。Citrix 環境にユーザ プロファイルを実装する方法の詳細については、次の URL にアクセスしてください。
http://support.citrix.com/article/CTX120285
Citrix などの仮想化環境では、Click to Call は次のようにサーバやアプリケーションと対話します。
図 6-1 は、3 つのサーバが Microsoft Word、Excel、Outlook のホストになっている Citrix 環境を示しています。ユーザ A、B、C は、ネットワーク共有にそれぞれの設定ファイルを保存しています。この設定では、同期問題はほとんどありません。
図 6-1 フォルダ リダイレクションを使用した Citrix 環境の Click to Call
Click to Call アイコン のデフォルトの場所は、次のとおりです。
32 ビット プロセッサ:C:¥Program Files¥Cisco Systems¥Click to Call¥icon¥ClickToCall.ico
64 ビット プロセッサ:C:¥Program Files (x86)¥Cisco Systems¥Click to Call¥icon¥ClickToCall.ico