ユーザ内線番号による CDR 検索の設定
ユーザ内線番号による CDR 検索機能を使用するのは、CAR 管理者だけです。
ここでは、ユーザまたは内線番号に基づく CDR データの詳細情報を表示する方法を説明します。
注意 CAR は、オフピーク時だけ使用してください。それ以外の時間に使用すると、データの収集とレポートの生成により、Cisco CallManager システムのパフォーマンスが低下することがあります。
手順
ステップ 1 CDR > Search > By User/Extension の順に選択します。
CDR Search by User Extension ウィンドウが表示されます。
ユーザ名と内線番号によって CDR データを検索できます。同じ検索でユーザと内線番号の両方を指定すると、検索を絞り込むことができます。
(注) 「!」や「X」などのワイルドカード パターンを入力して、内線番号を検索できます。「!」は各桁が 0 ~ 9 のいずれかである任意の n 桁を示し、「X」は 0 ~9 の範囲の 1 桁を示します。
ステップ 2 内線番号に基づいて CDR を検索するには、Extension フィールドに内線番号を入力します。
ステップ 3 Add Extension ボタンをクリックします。
ステップ 4 ユーザに基づいて CDR を検索するには、First Name フィールドまたは Last Name フィールドに、名前または姓の最初の数文字を入力します。
ステップ 5 Find User ボタンをクリックします。
ステップ 6 ユーザの他に内線番号を指定する場合は、Extension フィールドに内線番号を入力します。
ステップ 7 Add Extension ボタンをクリックします。
Report Criteria ボックスに内線番号が表示されます。
ステップ 8 Report Criteria ボックスから項目を削除するには、 Remove Extension(s) ボタンをクリックします。 Remove All Extensions ボタンをクリックすると、Report Criteria ボックスからすべての項目を削除できます。
ステップ 9 指定したユーザまたは内線番号について CDR データを表示する期間の日付範囲を選択します。
ステップ 10 OK ボタンをクリックします。
CDR-CMR Search Results ウィンドウが表示されます。
関連項目
• 「CDR 検索結果の概要」
• 「メディア情報」
• 「CDR ダンプ テーブルおよび CMR ダンプ テーブル」
• 「ゲートウェイによる CDR 検索の設定」
• 「コール終了の原因による CDR 検索の設定」
• 「コール終了の詳細の表示」
• 「コール優先レベルによる CDR 検索の設定」
• 「悪意のあるコールの CDR 検索の設定」
ゲートウェイによる CDR 検索の設定
ゲートウェイによる CDR 検索機能を使用するのは、CAR 管理者だけです。
ここでは、特定のゲートウェイ タイプ、または選択されたルート パターンを使用するゲートウェイに基づいて、CDR データを検索する方法を説明します。
注意 CAR は、オフピーク時だけ使用してください。それ以外の時間に使用すると、データの収集とレポートの生成により、Cisco CallManager システムのパフォーマンスが低下することがあります。
手順
ステップ 1 CDR > Search > By Gateway の順に選択します。
CDR Search by Gateway ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 レポートに含めるゲートウェイのタイプを選択するために、ウィンドウの左側の列にある Gateway Types をクリックします。
ツリー構造を展開すると、図 21-1 のように、ゲートウェイ タイプのリストが表示されます。
図 21-1 ツリー構造展開後のゲートウェイ タイプ表示画面
ゲートウェイ タイプではなく、特定のルート パターンまたはハント リストを使用するゲートウェイだけを指定するには、ウィンドウの左側の列にある Route Patterns/Hunt Pilots をクリックします。
ツリー構造を展開すると、図 21-2 のように、ルート パターンおよびハント パイロットのリストが表示されます。
図 21-2 ツリー構造展開後のルート パターンおよびハント パイロット表示画面
(注) ウィンドウ左側の列にある Route Patterns/Hunt Pilots ボックスにルート パターンまたはハント パイロットの名前の一部を入力して、特定のルート パターンまたはハント リストを検索することもできます。CAR は、検索文字列と一致するルート パターンまたはハント リストを検索します。
ステップ 3 リストからゲートウェイ タイプを選択します。
ゲートウェイの名前が List of Gateways ボックスに表示されます。
(注) List of Gateways ボックスには、選択したゲートウェイ タイプに設定されているゲートウェイが 200 個まで表示されます。
ステップ 4 List of Gateways ボックスで、レポートに含めるゲートウェイを選択します。
(注) 一度に最大 15 個のゲートウェイにレポートを作成できます。
ステップ 5 下向き矢印アイコンをクリックして、選択したゲートウェイを Selected Gateways ボックスのリストに移動させます。
選択したゲートウェイが Selected Gateways ボックスに表示されます。
ステップ 6 CDR データを検索する期間の日時の範囲を選択します。
現在の時刻が、グリニッジ標準時と現地時間で表示されます。
ステップ 7 OK ボタンをクリックします。
関連項目
• 「CDR 検索結果の概要」
• 「メディア情報」
• 「CDR ダンプ テーブルおよび CMR ダンプ テーブル」
• 「ユーザ内線番号による CDR 検索の設定」
• 「コール終了の原因による CDR 検索の設定」
• 「コール終了の詳細の表示」
• 「コール優先レベルによる CDR 検索の設定」
• 「悪意のあるコールの CDR 検索の設定」
コール終了の原因による CDR 検索の設定
コール終了の原因による CDR 検索機能を使用できるのは、CAR 管理者だけです。
ここでは、コール終了の原因に関する情報を検索する方法を説明します。
手順
ステップ 1 CDR > Search > By Cause for Call Termination の順に選択します。
Cause for Call Termination ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 コール終了の原因を検索するには、コール終了原因のリストで原因を強調表示します。
ヒント キーボードの Ctrl キーを押した状態でクリックすると、複数の原因を選択できます。また、Shift キーを押した状態ですべての原因をクリックすると、リスト内の原因をすべて選択できます。
ステップ 3 選択した原因が強調表示されている状態で、Selected Call Termination Causes ボックスの上にある下向き矢印アイコンをクリックします。
Selected Call Termination Causes リスト ボックスに、選択した原因が表示されます。
ステップ 4 CDR データを検索する期間の日時の範囲を選択します。
現在の時刻が、グリニッジ標準時と現地時間で表示されます。
ステップ 5 OK をクリックします。
Call Termination Details ウィンドウに、レポートが生成されたときのレポート基準、および特定の時間の範囲に発生したコールの合計数が表示されます。「コール終了の詳細の表示」を参照してください。
関連項目
• 「CDR 検索結果の概要」
• 「メディア情報」
• 「CDR ダンプ テーブルおよび CMR ダンプ テーブル」
• 「ユーザ内線番号による CDR 検索の設定」
• 「ゲートウェイによる CDR 検索の設定」
• 「レポートのメール送信」
• 「コール終了の詳細の表示」
• 「コール優先レベルによる CDR 検索の設定」
• 「悪意のあるコールの CDR 検索の設定」
コール優先レベルによる CDR 検索の設定
コール優先レベルによる CDR 検索機能を使用するのは、CAR 管理者だけです。
ここでは、コール優先レベルに従ってコールを検索する方法を説明します。
手順
ステップ 1 CDR > Search > By Call Precedence Level の順に選択します。
CDR Search by Precedence Levels ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Select Precedence Levels で、検索するコール優先レベルのチェックボックスをオンにします。優先レベルについては、 表 21-1 を参照してください。
(注) すべての優先レベルのチェックボックスをオンにするには、Select All をクリックします。すべての優先レベルのチェックボックスをオフにするには、Clear All をクリックします。
ステップ 3 From Date フィールドで、CDR を検索する期間の開始日時を選択します。
ステップ 4 To Date フィールドで、CDR を検索する期間の終了日時を選択します。
ステップ 5 OK をクリックします。
コール優先レベルと値、コール レグの数、およびコール レグの割合を示す Call Precedence Details ウィンドウが表示されます。図 21-5 を参照してください。
図 21-5 Call Precedence Details
ステップ 6 Select CDRs 列で、表示する CDR のチェックボックスをオンにします。
ステップ 7 View CDRs をクリックします。
CDR Search by Precedence Levels - Results ウィンドウが表示されます。図 21-6 を参照してください。
図 21-6 CDR Search by Precedence Levels - Results
ステップ 8 CDR のメディア情報を表示するには、Others リンクをクリックします。
ステップ 9 CDR-CMR ダンプ情報を表示するには、View リンクをクリックします。
表 21-1 コール優先レベル
|
|
|
Flash Override |
0 |
|
Flash |
1 |
|
Immediate |
2 |
|
Priority |
3 |
|
Routine |
4 |
|
ステップ 10 レポートを電子メール受信者にメールで送信するには、 Send Report をクリックし、「レポートのメール送信」の手順を実行します。
関連項目
• 「CDR 検索結果の概要」
• 「メディア情報」
• 「CDR ダンプ テーブルおよび CMR ダンプ テーブル」
• 「レポートのメール送信」
• 「ユーザ内線番号による CDR 検索の設定」
• 「ゲートウェイによる CDR 検索の設定」
• 「コール終了の原因による CDR 検索の設定」
• 「コール終了の詳細の表示」
• 「悪意のあるコールの CDR 検索の設定」
悪意のあるコールの CDR 検索の設定
悪意のあるコールの CDR 検索機能を使用するのは、CAR 管理者だけです。
ここでは、悪意のあるコールを検索する方法を説明します。
手順
ステップ 1 CDR > Search > For Malicious Calls の順に選択します。
CDR Search for Malicious calls ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Select Extension(s) ボックスの Extension フィールドに内線番号を入力します。
ステップ 3 Add Extension をクリックします。
ユーザの内線番号が Selected Extension(s) ボックスに表示されます。
ステップ 4 ユーザの内線番号を検索するには、Search Extension(s) based on User(s) リンクをクリックします。
Search Extension(s) based on User(s) ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 First Name フィールドに、内線番号を検索するユーザの名前を入力します。
ステップ 6 Last Name フィールドに、内線番号を検索するユーザの姓を入力します。
ステップ 7 Search をクリックします。
ページが更新され、選択したユーザの個人情報が表示されます。
ステップ 8 Select リンクをクリックします。
ユーザの内線番号が Selected Extension(s) ボックスに表示されます。
(注) 内線番号を削除するには、削除する内線番号を強調表示し、Remove Extension(s) をクリックします。すべての内線番号を削除するには、Remove All Extensions をクリックします。
ステップ 9 From Date フィールドで、CDR を検索する期間の開始日時を選択します。
ステップ 10 To Date フィールドで、CDR を検索する期間の終了日時を選択します。
ステップ 11 OK をクリックします。
CDR Search for Malicious calls - CDR-CMR Search Results ウィンドウが表示されます。図 21-7 を参照してください。
図 21-7 CDR Search for Malicious calls - CDR-CMR Search Results
ステップ 12 CDR のメディア情報を表示するには、Others リンクをクリックします。
ステップ 13 CDR-CMR ダンプ情報を表示するには、View リンクをクリックします。
ステップ 14 レポートを電子メール受信者にメールで送信するには、「レポートのメール送信」の手順を実行します。
関連項目
• 「CDR 検索結果の概要」
• 「メディア情報」
• 「CDR ダンプ テーブルおよび CMR ダンプ テーブル」
• 「レポートのメール送信」
• 「ユーザ内線番号による CDR 検索の設定」
• 「ゲートウェイによる CDR 検索の設定」
• 「コール終了の原因による CDR 検索の設定」
• 「コール終了の詳細の表示」
• 「コール優先レベルによる CDR 検索の設定」