この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco 819、860、880、890 シリーズ サービス統合型ルータ(ISR)の初期設定手順について説明します。次のセクションが含まれています。
ここでは、Cisco 819 ISR の初期設定の手順について説明します。初期設定には、Cisco Configuration Professional Express を使用することをお勧めします。Cisco Configuration Professional Express を使用してルータを設定する方法については、『 Cisco Configuration Professional Express User's Guide 』を参照してください。
Cisco IOS コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用するか、または setup コマンド機能を使用してルータの初期設定を行うこともできます。setup コマンド機能で初期設定を行う場合は、ルータおよびネットワークの基本情報を入力するように要求されます。
Cisco IOS CLI でルータを初期設定する場合は、コンソール接続を確立する必要があります。Cisco IOS CLI を使用してルータの初期設定を実行するには、「Cisco IOS CLI」を参照してください。
コンソール接続の確立手順については、「コンソール ポートへの端末または PC の接続」を参照してください。
詳細については、「setup コマンド機能」を参照してください。
詳細については、「初期設定の確認」を参照してください。
ここでは、Cisco 860 シリーズ、880 シリーズ890 シリーズ ISR の初期設定手順について説明します。Cisco IOS コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用するか、または setup コマンド機能を使用してルータの初期設定を行うこともできます。setup コマンド機能で初期設定を行う場合は、ルータおよびネットワークの基本情報を入力するように要求されます。
• 「Cisco Configuration Professional Express」
(注) SKU によっては、デフォルトのコンフィギュレーション ファイルが含まれていない場合があります。ルータにデフォルトのコンフィギュレーション ファイルが備わっていない場合は、「setup コマンド機能」を参照して、ルータの初期設定を行ってください。
ケーブルを接続してルータの電源を入れた後で、Cisco Configuration Professional Express という Web ベース アプリケーションを使用して、ルータを初期設定することをお勧めします。
Cisco Configuration Professional Express を使用してルータを設定する方法については、『 Cisco Configuration Professional Express User's Guide 』を参照してください。
Cisco IOS CLI でルータを初期設定する場合は、コンソール接続を確立する必要があります。コンソール接続の確立手順については、「コンソール ポートへの端末または PC の接続」を参照してください。
Cisco IOS CLI でルータを初期設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータとのコンソール接続を確立します。次のメッセージが表示されます。
ステップ 2 Return キーを押します。次のメッセージが表示されます。
ステップ 3 ユーザ名として username1 を入力し、Return または Enter を押します。次のプロンプトが表示されます。
ステップ 4 パスワードとして password1 を入力し、Return または Enter を押します。次のプロンプトが表示されます。
最初の警告と同様のメッセージが表示され、 ユーザ名およびパスワードを変更するように指示されます。
(注) ルータからログオフする前に、必ず、ユーザ名およびパスワードを変更してください。このセッションからログオフすると、以後はユーザ名 username1 またはパスワード password1 を使用できなくなります。
ステップ 5 次のコマンドを使用してコンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 6 ユーザ名およびパスワードを変更するには、プロンプトに次のように入力します。
username username privilege 15 secret 0 password
username および password は、任意のユーザ名およびパスワードです。
引き続き Cisco IOS CLI で初期設定を行う場合は、 『Cisco 860 Series, Cisco 880 Series, and Cisco 890 Series Integrated Services Routers Software Configuration Guide』 に記載されている適切な設定手順を参照してください。
(注) リセット、電源の再投入、または停電で設定変更が失われることがないように、変更したコンフィギュレーションを定期的に保存してください。コンフィギュレーションを NVRAM に保存するには、特権 EXEC モードのプロンプト(Router#)に copy running-config startup-config コマンドを入力します。
ステップ 7 初期設定を確認します。「初期設定の確認」を参照してください。
setup コマンド機能を使用すると、指示に従い、システムの設定に必要な情報を具体的に入力することによって、設定プロセスを完了できます。setup コマンド機能を使用して、ルータのホスト名を設定し、パスワードを設定し、管理ネットワークとの通信用インターフェイスを設定します。
setup コマンド機能を使用するには、ルータとのコンソール接続を確立し、特権 EXEC モードを開始する必要があります。
(注) コンソール接続の確立手順については、「コンソール ポートへの端末または PC の接続」を参照してください。
setup コマンド機能を使用してルータを初期設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータとのコンソール接続を確立し、特権 EXEC モードを開始します。特権 EXEC モードを開始する手順については、「Cisco IOS CLI」のステップ 1 ~ステップ 4 を参照してください。
ステップ 2 特権 EXEC モードで、プロンプトに setup を入力します。
setup コマンド機能のプロンプトはルータのモデル、組み込まれているインターフェイス モジュール、さらにソフトウェア イメージによって異なります。ここで照会する手順およびユーザ入力( 太字 の部分)は、あくまでも例です。
(注) setup コマンド機能を間違って使用した場合は、setup コマンド機能を終了し、再度実行してください。Ctrl+C を押し、特権 EXEC モードのプロンプト(Router#)に setup コマンドを入力します。setup コマンド機能の使用方法については、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference, Release 12.2T』の「The Setup Command」の章を参照してください。
ステップ 3 setup コマンド機能を引き続き使用する場合は、 yes を入力します。
ステップ 4 次のメッセージが表示されたら、 yes を入力し、基本的な管理設定を入力します。
ステップ 5 ルータのホスト名(例では Router)を入力します。
ステップ 6 イネーブル シークレット パスワードを入力します。このパスワードは暗号化されるので(安全性が高い)、コンフィギュレーションを表示してもパスワードは表示されません。
ステップ 7 イネーブル シークレット パスワードとは異なるイネーブル パスワードを入力します。このパスワードは暗号化 されない (安全性が低い)ため、コンフィギュレーションを表示すると、パスワードも表示されます。
ステップ 8 仮想端末パスワードを入力します。このパスワードによって、コンソール ポート以外のポートからルータへの不正アクセスを防止します。
ステップ 9 使用するネットワークに基づいて、次のプロンプトに応答します。
ステップ 10 管理ネットワークにルータを接続するために使用するインターフェイスを 1 つ選択します。
ステップ 11 使用するネットワークに基づいて、次のプロンプトに応答します。
ステップ 12 次のプロンプトに応答します。2 を入力して初期設定を保存します。
ステップ 13 初期設定を確認します。確認手順については、「初期設定の確認」を参照してください。
新しいインターフェイスが正しく動作していることを確認するには、次のテストを実行します。
• インターフェイスおよび回線プロトコルが正常の状態(アップまたはダウン)にあるかどうかを確認するには、 show interfaces コマンドを入力します。
• IP 用として設定されたインターフェイスのサマリー ステータスを表示するには、 show ip interface brief コマンドを入力します。
• 有効なホスト名およびパスワードが設定されているかどうかを確認するには、 show configuration コマンドを入力します。
組み込みワイヤレス アクセス ポイント(AP)は、専用の IOS を実行します。次のいずれかの方法を使用すると、組み込み無線 AP を初期設定できます。
• Cisco Configuration Professional Express
ルータでの基本的な無線設定の手順については、『 Cisco 860 Series, Cisco 880, and Cisco 890 Series Integrated Services Routers Software Configuration Guide 』の「 Basic Wireless Device 」の章を参照してください。