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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco FXOS ソフトウェア、Cisco IOS XR ソフトウェア、および Cisco NX-OS ソフトウェアに実装された Cisco Discovery Protocol に存在する脆弱性により、近接する未認証の攻撃者が該当デバイスのリロードを引き起こし、その結果サービス妨害(DoS)状態が発生する可能性があります。
この脆弱性は、影響を受けるソフトウェアが Cisco Discovery Protocol のメッセージを処理するときにチェックが行われないことに起因します。この脆弱性は、該当デバイスに悪意のある Cisco Discovery Protocol パケットを送信することでエクスプロイトされる可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はシステムメモリを使い果たしてデバイスのリロードを引き起こせるようになります。
注:Cisco Discovery Protocolはレイヤ2プロトコルです。この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は該当デバイスと同じブロードキャストドメイン内に存在する(レイヤ 2 と隣接関係にある)必要があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20200205-fxnxos-iosxr-cdp-dos
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco Discovery Protocol が 1 つ以上のインターフェイスでグローバルに有効になっており、Cisco FXOS、IOS XR(32 ビットまたは 64 ビット)、または NX-OS ソフトウェアの脆弱性のあるリリースを実行している場合、次のシスコ製品がこの脆弱性の影響を受けます。
- ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ
- Carrier Routing System(CRS)
- Firepower 4100 シリーズ
- Firepower 9300 セキュリティ アプライアンス
- IOS XRv 9000 ルータ
- MDS 9000 シリーズ マルチレイヤ スイッチ
- Network Convergence System(NCS)540 シリーズ ルータ
- Network Convergence System(NCS)560 シリーズ ルータ
- Network Convergence System(NCS)1000 シリーズ
- Network Convergence System(NCS)5000 シリーズ
- Network Convergence System(NCS)5500 シリーズ
- Network Convergence System(NCS)6000 シリーズ
- VMware vSphere 向け Nexus 1000 Virtual Edge
- Nexus 1000V Switch for Microsoft Hyper-V
- Nexus 1000V Switch for VMware vSphere
- Nexus 3000 シリーズ スイッチ
- Nexus 5500 プラットフォーム スイッチ
- Nexus 5600 プラットフォーム スイッチ
- Nexus 6000 シリーズ スイッチ
- Nexus 7000 シリーズ スイッチ
- Nexus 9000 シリーズ ファブリック スイッチ(アプリケーション セントリック インフラストラクチャ(ACI)モード)
- スタンドアロン NX-OS モードの Nexus 9000 シリーズ スイッチ
- UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト
- UCS 6300 シリーズ ファブリック インターコネクト
- UCS 6400 シリーズ ファブリック インターコネクト
Cisco Discovery Protocol が 1 つ以上のインターフェイスでグローバルに有効になっており、Cisco IOS XR ソフトウェアの脆弱性のあるリリースを実行している場合、サードパーティのホワイトボックスルータもこの脆弱性の影響を受けます。
注:Cisco IOS XRソフトウェアでは、Cisco Discovery Protocolはデフォルトで無効になっています。Cisco Discovery Protocol はグローバルに、かつ Cisco FXOS および NX-OS ソフトウェアのすべてのインターフェイスでデフォルトで有効になっています。
脆弱性が存在する Cisco FXOS、IOS XR、および NX-OS ソフトウェアのリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」の項を参照してください。
Cisco FXOS ソフトウェアの Cisco Discovery Protocol の状態を確認する
Cisco Discovery Protocol は、管理(mgmt0)ポートで常に有効になっています。2.1 より前の Cisco FXOS ソフトウェアリリースでは、Cisco Discovery Protocol はすべての前面ポートでも常に有効化されています。
Cisco IOS XR ソフトウェアの Cisco Discovery Protocol のステータスを確認する
管理者は、デバイスの CLI で show running-config | include cdp コマンドを使用することにより、デバイスで Cisco Discovery Protocol が有効になっているかどうかを確認できます。コマンドが少なくとも次の行を返す場合、Cisco Discovery Protocol はグローバルに、かつ 1 つ以上のインターフェイスで有効になっています。
RP/0/RP0/CPU0:ios#show running-config | include cdp
Mon Dec 2 17:00:27.921 UTC
Building configuration...
cdp
cdp
.
.
.
Cisco NX-OS ソフトウェアを実行している Cisco Nexus スイッチ上の Cisco Discovery Protocol のステータスを確認する
管理者は、デバイスの CLI で show running-config cdp all | include "cdp enable" コマンドを使用することにより、デバイスで Cisco Discovery Protocol が有効になっているかどうかを確認できます。コマンドが少なくとも次の行を返す場合、Cisco Discovery Protocol はグローバルに、かつ 1 つ以上のインターフェイスで有効になっています。
nxos# show running-config cdp all | include "cdp enable"
cdp enable
cdp enable
Cisco UCS ファブリック インターコネクト上の Cisco Discovery Protocol のステータスを確認する
Cisco Discovery Protocol は、イーサネット アップリンク ポート(ネットワーク接続用のアップストリームスイッチに接続するネットワーク インターフェイス)、イーサネット ポート チャネル メンバー、FCoE アップリンクポート、および管理ポートで常に有効になっています。
管理者は、デバイスの CLI で show configuration | egrep "^ scope|enable cdp"コマンドをデバイスのCLIで実行します。次の例に示すように、コマンドが org 範囲で enable cdp コマンドを返す場合、 Cisco Discovery Protocol はサーバポートで有効になっており、コマンドが eth-storage 範囲で enable cdp を返す場合、Cisco Discovery Protocol はアプライアンスポートで有効になっています。
ucs-fi# show configuration | egrep "^ scope|enable cdp"
.
.
.
scope org
enable cdp
.
.
.
scope eth-storage
enable cdp
.
.
.
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- Firepower 1000 シリーズ
- Firepower 2100 シリーズ
- Network Convergence System(NCS)520 シリーズ ルータ
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
ただし、Cisco Discovery Protocol の機能を使用しないお客様は、このプロトコルをグローバルに無効にして攻撃ベクトルを完全に閉じるか、各インターフェイスで無効にして攻撃対象領域を縮小できます。
Cisco FXOS ソフトウェアで Cisco Discovery Protocol を無効にする
Cisco Discovery Protocol は常に有効化され、Cisco FXOS ソフトウェアでは無効にできません。Cisco FXOS ソフトウェアリリース2.1 以降では、Cisco Discovery Protocol は管理(mgmt0)ポートでのみ有効化されています。
Cisco IOS XR ソフトウェアで Cisco Discovery Protocol をグローバルに無効にする
Cisco IOS XR ソフトウェアを実行しているデバイスで Cisco Discovery Protocol をグローバルに無効にするには、次の例に示すように、管理者はグローバル コンフィギュレーション モードで no cdp コマンドを使用します。
RP/0/RP0/CPU0:ios#conf t Mon Dec 2 17:58:08.556 UTC RP/0/RP0/CPU0:ios(config)#no cdp RP/0/RP0/CPU0:ios(config)#exit Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:yes
Cisco IOS XR ソフトウェアのインターフェイスで Cisco Discovery Protocol を無効にする
Cisco IOS XR ソフトウェアを実行している特定デバイスの特定のインターフェイスで Cisco Discovery Protocol を無効にするには、次の例に示すように、管理者はインターフェイス コンフィギュレーション モードで no cdp コマンドを使用します。
RP/0/RP0/CPU0:ios#conf t Mon Dec 2 18:00:08.622 UTC RP/0/RP0/CPU0:ios(config)#interface GigabitEthernet0/0/0/0 RP/0/RP0/CPU0:ios(config-if)#no cdp RP/0/RP0/CPU0:ios(config-if)#end Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:yes
Cisco NX-OS ソフトウェアを実行している Cisco Nexus スイッチで Cisco Discovery Protocol をグローバルに無効にする
Cisco NX-OS ソフトウェアを実行している Cisco Nexus スイッチで Cisco Discovery Protocol をグローバルに無効にするには、次の例に示すように、管理者はグローバル コンフィギュレーション モードで no cdp enable コマンドを使用します。
nxos# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
nxos(config)# no cdp enable
nxos(config)# end
nxos# copy running-config startup-config
[########################################] 100%
Copy complete.
Cisco NX-OS ソフトウェアを実行している Cisco Nexus スイッチのインターフェイスで Cisco Discovery Protocol を無効にする
Cisco NX-OS ソフトウェアを実行している Cisco Nexus スイッチのインターフェイスで Cisco Discovery Protocol を無効にするには、次の例に示すように、管理者はインターフェイス コンフィギュレーション モードで no cdp enable コマンドを使用します。
nxos# conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
nxos(config)# interface Ethernet1/1
nxos(config-if)# no cdp enable
nxos(config-if)# end
nxos# copy running-config startup-config
[########################################] 100%
Copy complete.
Cisco UCS ファブリック インターコネクトで Cisco Discovery Protocol を無効にする
Cisco UCS ファブリック インターコネクトで Cisco Discovery Protocol を完全に無効にすることはできません。
Cisco Discovery Protocol は、 Cisco UCS ファブリック インターコネクトのサーバーポートとアプライアンスポートで無効にできますが、 イーサネット アップリンク ポート、イーサネット ポート チャネル メンバー、FCoE アップリンクポート、または管理ポートでは無効にできません。
Cisco UCS ファブリック インターコネクトのサーバポートで Cisco Discovery Protocol を無効にするには、次の例に示すように、管理者は org 範囲のデフォルトの nw-ctrl-policy で disable cdp コマンドを使用します。
ucs-fi# scope org ucs-fi /org # enter nw-ctrl-policy default ucs-fi /org/nw-ctrl-policy # disable cdp ucs-fi /org/nw-ctrl-policy* # exit ucs-fi /org* # exit ucs-fi* # commit-buffer ucs-fi#
Cisco UCS ファブリック インターコネクトのアプライアンスポートで Cisco Discovery Protocol を無効にするには、次の例に示すように、管理者は eth-storage 範囲のデフォルトの nw-ctrl-policy で disable cdp コマンドを使用します。
ucs-fi* # scope eth-storage
ucs-fi /eth-storage* # enter nw-ctrl-policy default
ucs-fi /eth-storage/nw-ctrl-policy* # disable cdp
ucs-fi /eth-storage/nw-ctrl-policy* # exit
ucs-fi /eth-storage* # exit
ucs-fi* # commit-buffer
ucs-fi#
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表では、左の列にシスコソフトウェアのリリースを記載しています。右側の列は、リリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けているかどうか、およびこの脆弱性に対する修正を含む最初のリリースを示しています。
Firepower 4100シリーズおよびFirepower 9300セキュリティアプライアンス:CSCvr15083
Cisco FXOS ソフトウェア リリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
2.2 より前 |
修正済みリリースに移行 |
2.2 |
修正済みリリースに移行 |
2.3 |
2.3.1.173 |
2.4 |
リリース番号未定(2020 年 5 月) |
2.6 |
2.6.1.187 |
2.7 |
2.7.1.106 |
注:Cisco FXOSソフトウェアリリース2.1以降では、この脆弱性は管理(mgmt0)ポート経由でのみ不正利用できます。これらのリリースでは、Cisco Discovery Protocol は、設定されていたとしても、実際には前面パネルポートで有効になりません。
IOS XRソフトウェア:CSCvr15024
Cisco IOS XR ソフトウェア リリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
6.6 より前 |
適切な SMU |
6.61 |
6.6.3 または適切な SMU |
7.0 |
7.0.2(2020 年 3 月)または適切な SMU |
7.1 |
脆弱性なし |
Cisco IOS XR ソフトウェアでは、次の SMU も使用できます。
Cisco IOS XR ソフトウェア リリース |
Platform | SMU 名 |
---|---|---|
5.2.5 | NCS6K | ncs6k-5.2.5.CSCvr78185 |
6.4.2 | ASR9K-PX |
asr9k-px-6.4.2.CSCvr78185 |
CRS-PX | hfr-px-6.4.2.CSCvr78185 | |
6.5.3 |
ASR9K-PX | asr9k-px-6.5.3.CSCvr78185 |
ASR9K-X64 |
asr9k-x64-6.5.3.CSCvr78185 | |
NCS540 |
ncs540-6.5.3.CSCvr78185 | |
NCS560 |
ncs560-6.6.25.CSCvr78185 |
|
NCS5K |
ncs5k-6.5.3.CSCvr78185 |
|
NCS5500 |
ncs5500-6.5.3.CSCvr78185 |
|
XRV9K |
xrv9k-6.5.3.CSCvr78185 |
|
6.6.12 | ホワイトボックス |
iosxrwbd-6.6.12.CSCvr78185 |
6.6.25 | NCS560 | ncs560-6.6.25.CSCvr78185 |
7.0.1 |
NCS540L | ncs540l-7.0.1.CSCvr78185 |
Cisco IOS XR ソフトウェアにおける SMU のダウンロード場所とインストール方法の詳細については、『IOS XR Software Maintenance Updates (SMUs)』ガイドを参照してください。
MDS 9000シリーズマルチレイヤスイッチ:CSCvr15073
Cisco NX-OS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
5.2 |
6.2(29) |
6.2 |
6.2(29) |
7.3 |
8.4(1a) |
8.1 |
8.4(1a) |
8.2 |
8.4(1a) |
8.3 |
8.4(1a) |
8.4 |
8.4(1a) |
VMware vSphere向けNexus 1000 Virtual Edge:CSCvr15078
Cisco NX-OS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
5.2 |
5.2(1)SV5(1.3) |
Microsoft Hyper-V向けNexus 1000Vスイッチ:CSCvr15078
Cisco NX-OS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
5.2 より前 |
修正プログラムはありません1 |
5.2 |
修正プログラムはありません1 |
VMware vSphere用Nexus 1000Vスイッチ:CSCvr15078
Cisco NX-OS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
5.2 より前 |
5.2 (1) SV3 (4.1 b) |
5.2 |
5.2 (1) SV3 (4.1 b) |
スタンドアロンNX-OSモードのNexus 3000シリーズスイッチおよびNexus 9000シリーズスイッチ:CSCvr14976
Cisco NX-OS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
7.0(3)I より前 |
7.0(3)I7(8)(2020 年 2 月)または適切な SMU1 |
7.0(3)I | 7.0(3)I7(8)(2020 年 2 月)または適切な SMU1 |
7.0(3)F2 |
9.3(2) |
9.2 | 9.3(2) |
9.3 | 9.3(2) |
2. Cisco NX-OSソフトウェア7.0(3)Fトレインは、Cisco Nexus 3600プラットフォームスイッチおよびCisco Nexus 9500 Rシリーズスイッチングプラットフォームでのみ動作し、メンテナンスは行われません。お客様は、Cisco NX-OS ソフトウェアリリース 9.2 以降に移行することをお勧めします。
SMU のインストール手順
Cisco.com の Software Center から SMU をダウンロードするには、次の手順を実行します。
- [すべてを参照(Browse All)] をクリックします。
- [IOSおよびNX-OSソフトウェア(IOS and NX-OS Software)] > [NX-OS] > [NX-OSソフトウェア(NX-OS Software)] > [スイッチ(Switches)] > [データセンタースイッチ(Data Center Switches)] の順に選択します。
- 該当する製品とモデルを選択します。
- [NX-OSソフトウェアメンテナンスアップグレード(SMU)(NX-OS Software Maintenance Upgrades (SMU))] を選択します。
- 適切な製品ページの左ペインからリリースを選択します。
注:SMUのファイル名は、CSCvr09175-n9k_ALL-1.0.0-<NX-OS_Release>.lib32_n9000.rpmの形式に従います。たとえば、Cisco NX-OS ソフトウェアリリース 7.0(3)I7(6) の SMU のファイル名は CSCvr09175-n9k_ALL-1.0.0-7.0.3.I7.6.lib32_n9000.rpm になります。
適切なSMUをインストールするには、SMUをスイッチのBootflash:ファイルシステムにコピーし、次のコマンドを実行して修正をアクティブ化します(これはホットパッチです)。
- install add bootflash:<SMU_filename> activate
- install commit
次の例は、Cisco NX-OS ソフトウェアリリース 7.0(3)I7(6) 用の SMU をインストールするためのコマンドを示しています。
nx-os# install add bootflash:CSCvr09175-n9k_ALL-1.0.0-7.0.3.I7.6.lib32_n9000.rpm activate nx-os# install commit
注:これらの手順は、この特定のタイプのSMUにのみ適用されます。
Nexus 5500および5600プラットフォームスイッチとNexus 6000シリーズスイッチ:CSCvr15079
Cisco NX-OS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
7.1 より前 |
7.3(6)N1(1) |
7.1 | 7.3(6)N1(1) |
7.3 |
7.3(6)N1(1) |
Nexus 7000シリーズスイッチ:CSCvr15073
Cisco NX-OS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
6.2 より前 |
6.2 (24) |
6.2 |
6.2 (24) |
7.2 | 7.3(5)D1(1) |
7.3 |
7.3(5)D1(1) |
8.0 |
8.2(5) |
8.1 |
8.2(5) |
8.2 |
8.2(5) |
8.3 |
8.4(2)(2020 年 5 月)または適切な SMU1 |
8.4 |
8.4(2)(2020 年 5 月)または適切な SMU1 |
Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチ向け Cisco NX-OS ソフトウェアにおける SMU のダウンロード場所とインストール方法の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』の「Performing Software Maintenance Upgrades」の章を参照してください。
ACIモードのNexus 9000シリーズファブリックスイッチ:CSCvr15072
Cisco NX-OS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
13.1 より前 |
13.2(9b) |
13.1 |
13.2(9b) |
13.2 |
13.2(9b) |
14.0 |
14.2(1j) |
14.1 |
14.2(1j) |
14.2 |
14.2(1j) |
UCS 6200、6300、および6400シリーズファブリックインターコネクト:CSCvr15082およびCSCvr15111
Cisco UCS ソフトウェアリリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
3.2 より前 |
3.2(3n) |
3.2 | 3.2(3n) |
4.0 | 4.0 (4g) |
関連情報
Cisco Nexus スイッチに最適な Cisco NX-OS ソフトウェア リリースの決定に関してサポートが必要な場合は、以下の推奨リリースに関するドキュメントを参照してください。 セキュリティ アドバイザリでより新しいリリースが推奨されている場合は、そのアドバイザリのガイダンスに従うことをお勧めします。
Cisco UCS に最適なリリースを確認するには、デバイスのリリースノートに記載されている推奨リリースに関するドキュメントを参照してください。Cisco MDS シリーズ スイッチ
VMware 向け Cisco Nexus 1000V スイッチ
Cisco Nexus 3000 Series Switches
Cisco Nexus 5500 プラットフォーム スイッチ
Cisco Nexus 5600 プラットフォームスイッチ
Cisco Nexus 6000 Series Switches
Cisco Nexus 7000 Series Switches
Cisco Nexus 9000 Series Switches
ACI モードの Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチ
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、このアドバイザリに記載されている脆弱性の公表を確認していません。この脆弱性の悪用に関する情報は Cisco PSIRT に寄せられていません。
出典
この脆弱性を報告していただいた Armis 社の Barak Hadad 氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.3 | 使用可能な最初の修正済みリリースの表を更新。 | 修正済みソフトウェア | Interim | 2020 年 2 月 21 日 |
1.2 | 存在しない FXOS 2.5 を削除。脆弱性のある製品および回避策を反映して FXOS CDP 情報を更新。 | 「脆弱性のある製品」、「回避策」、「修正済みソフトウェア」 | Interim | 2020 年 2 月 7 日 |
1.1 | Cisco FXOS および Cisco UCS ファブリック インターコネクトが脆弱になるタイミング、Cisco FXOS および Cisco UCS ファブリック インターコネクトの移行オプション、Cisco FXOS および Cisco Nexus 1000 Virtual Edge for VMware vSphere の脆弱性のあるリリースと最初の修正済みリリースに関する情報を修正しました。 | 「脆弱性のある製品」、「回避策」、「修正済みソフトウェア」 | Interim | 2020 年 2 月 6 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Interim | 2020 年 2 月 5 日 |
利用規約
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