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この章では、IBM Lotus Domino Server に Cisco Click-to-Call プラグインをインストールする手順、および Click-to-Call プラグインから発信されたコールを受け入れるように Cisco Unified Communications Manager を設定する手順について説明します。
• 「前提条件」
• 「Cisco Click-to-Call プラグインのインストール」
• 「Cisco Click-to-Call プラグインの設定」
• 「Cisco Click-to-Call 用の Lotus Sametime Server の設定」
• 「Cisco Click-to-Call 用の Cisco Unified Communications Manager の設定」
Click-to-Call プラグインをインストールする前に、次のソフトウェアがインストールされていることを確認します。
• Cisco Unified Communications Manager Release 6.0(1)
IBM Lotus Domino Server をインストールまたはアップグレードする方法については、次の URL で適切なインストール マニュアルを参照してください。
http://www-128.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/domino/
Lotus Sametime をインストールして設定する方法の詳細については、次の URL で適切なマニュアルを参照してください。
http://www-128.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/sametime/
Cisco Unified Communications Manager Release 6.0(1) のマニュアルについては、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/tsd_products_support_series_home.html
Cisco Click-to-Call プラグインをインストールするには、次の手順に従います。
ステップ 1 プラグインをインストールするコンピュータに Cisco Click-to-Call をダウンロードします。
ステップ 2 Click-to-Call プラグインをインストールするマシンで、Lotus Domino Server サービスを停止します。
ヒント サービスを停止する方法については、オペレーティング システムに付属のマニュアルを参照してください。
ステップ 3 InstallShield ウィザードを起動するには、オペレーティング システムに適切な Click-to-Call プラグインをダブルクリックします。
[InstallShield Wizard for Cisco Click to Call 6.0(1)]が表示されます。
ステップ 5 インストールの概要情報を確認したら、 [インストール] をクリックしてインストールを確認します。
ウィザードによってプラグインがインストールされ、追加の概要情報が表示されます。
ステップ 6 インストールを完了するには、 [完了] をクリックします。
(注) Lotus Domino Server サービスを開始する前に、Cisco Click-to-Call プラグインを設定する必要があります。「Cisco Click-to-Call プラグインの設定」を参照してください。
Cisco Click-to-Call プラグインを設定するには、次の手順に従います。
(注) Lotus Domino Server サービスを開始する前に、関連する Cisco Unified Communications Manager Server を少なくとも 1 つ設定する必要があります。
ステップ 1 Cisco Click-to-Call プラグインをインストールしたコンピュータで、次のディレクトリに進みます。
ステップ 2 テキスト エディタを使用して、次のファイルを開きます。
ステップ 3 少なくとも 1 つの関連する Cisco Unified Communications Manager Server の名前とポート番号を指定します。
ステップ 4 インストールに必要な他のパラメータ値を指定します。
例5-1 は、Cisco Click-to-Call プラグインのプロパティ ファイルを示しています。
ステップ 5 必要な値を指定したら、ClickToConfCUCM.properties ファイルを保存します。
ステップ 6 Lotus Domino Server サービスを開始します。
ステップ 7 Lotus Domino Server サービスが実行されていることを確認します。
ヒント サービスを開始する方法については、オペレーティング システムに付属のマニュアルを参照してください。
例5-1 Cisco Click-to-Call プラグインのプロパティ ファイル
#Cisco Click to Call 6.0(1) v124 (Sametime Server Plug-in) configuration file
#Note: For changes made to this file to take effect, you will need to restart the Lotus Domino Server.
#This field should be alphanumeric.
#Valid characters include alphabet(A-Z and/or a-z) and numbers(1-9) only.
#LOCAL_LISTENER_HOST (optional)
#Set the ip address/fqdn that your Sametime Server is listening on.
#Defaults to the first active ip address of the system, if left empty.
#LOCAL_LISTENER_PORT (optional)
#Set the port that you want to listen on for SIP messages.
#It needs to be a unreserved port between 0 and 65535.
#Defaults to 5060 if left empty.
#Atleast one CUCM[X]_HOST _must_ be configured
#Add as many as you like, as long as they are numbered sequentially.
#If the host is an ip address:
# * If you do not specify a port, the port will default to 5060
#If the host is a dns name and if DNS_SRV_SUPPORT is disabled (default):
# * If you do not specify a port, the port will default to 5060
#If the host is a dns name and if DNS_SRV_SUPPORT is enabled:
# * Read the comments for DNS_SRV_SUPPORT.
#Application's Credentials for digest authentication (optional)
#Add as many as you like, as long as they are numbered sequentially.
#Either "sequential" or "roundrobin"
#sequential mode: Every new Click To Call request will go to the first CUCM configured. If that CUCM
# does not respond, it will then use the sequentially next configured CUCM.
#round robin mode: Every new Click to Call request will go to the least used CUCM. If that CUCM
# does not respond, it will then use the next least used CUCM.
#true: Enables DNS SRV support.
#false: Disables DNS SRV support.
#Notes: If DNS_SRV_SUPPORT is enabled:
# * You _must_ use fully qualified domain names for all your CUCM[X]_HOST's
# * If you do _not_ specify a CUCM[X]_PORT then a DNS SRV lookup will
# be attempted for the hostname. The port is determined from the
# * If you _do_ specify a CUCM[X]_PORT, then an A lookup will be
# attempted for the hostname provided.
# * DNS SRV should not be used for load balancing. If you wish to load balance
Cisco Click-to-Call と連携するように Lotus Sametime Server を設定するには、次の手順を使用します。
ステップ 1 Lotus Sametime Server にアクセスするには、次の URL を入力します。
http:// server-address /stcenter.nsf
server-address は、Lotus Sametime Server のドメイン名または IP アドレスです。
ステップ 2 表示されるウィンドウで、 [Administer the Server] リンクをクリックします。
ステップ 3 Lotus Sametime Server にログインします。
ステップ 4 ログインした後、 [Policies] リンクをクリックします。
ステップ 5 Cisco Click-to-Call を動作させるには、次のパラメータが有効であることを確認します。
[Allow telephony for contact lists, instant messaging, and instant meetings]
ステップ 6 他のポリシーがサイト用に正しく設定されていることを確認します。
Cisco Click-to-Call プラグインと連携するように Cisco Unified Communications Manager を設定するには、次の手順を使用します。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理ページから、 [システム]>[セキュリティプロファイル]>[SIPトランクセキュリティプロファイル] を選択します。
[SIPトランクセキュリティプロファイルの検索と一覧表示(Find and List SIP Trunk Security Profiles)]ウィンドウが表示されます。
[SIPトランクセキュリティプロファイルの設定(SIP Trunk Security Profile Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 この SIP トランク セキュリティ プロファイルの名前と説明を入力します。
ステップ 4 [アウトオブダイアログREFERの許可(Accept Out-of-Dialog REFER)] チェックボックスをオンにします。
Lotus Sametime Server 用に SIP トランクを設定して、その SIP トランクを SIP トランク セキュリティ プロファイルに関連付けるには、次の手順を使用します。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス]>[トランク] を選択します。
[トランクの検索と一覧表示(Find and List Trunks)]ウィンドウが表示されます。
[トランクの設定(Trunk Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [トランクタイプ] ドロップダウン メニューから、 [SIP Trunk] を選択します。
ステップ 4 [デバイスプロトコル(Device Protocol)] :デフォルト値の [SIP] を受け入れます。
ステップ 7 [デバイスプール(Device Pool)] : [デフォルト] を選択します。
ステップ 8 [接続先アドレス(Destination Address)] :Lotus Sametime Server の IP アドレスを入力します。
ステップ 9 [SIPトランクセキュリティプロファイル(SIP Trunk Security Profile)] :作成した SIP トランク セキュリティ プロファイルを選択します。
ステップ 10 [SIPプロファイル(SIP Profile)] : [Standard SIP Profile] を選択します。
ステップ 12 変更内容を有効にするには、 [リセット] をクリックします。
(注) この項の手順を実行して、認証されたユーザだけがトランクにアクセスできることを保証できます。ただし、この項の手順はオプションであることに注意してください。
SIP トランクでダイジェスト認証を設定するには、次の手順を使用します。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理ページから、 [システム]>[セキュリティプロファイル]>[SIPトランクセキュリティプロファイル] を選択します。
[SIPトランクセキュリティプロファイルの検索と一覧表示(Find and List SIP Trunk Security Profiles)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 Cisco Click-to-Call 用に作成した SIP トランク セキュリティ プロファイルをクリックします。
[SIPトランクセキュリティプロファイルの設定(SIP Trunk Security Profile Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 [ダイジェスト認証を有効化(Enable Digest Authentication)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 6 変更内容を有効にするには、 [リセット] をクリックします。
ステップ 7 レルムを設定するには、 [システム]>[エンタープライズパラメータ] を選択します。
ステップ 8 [Cluster ID]フィールドに、適切な値を入力します。
SIP 認証用の新しいユーザ名とパスワードを設定するには、次の手順に従います。
ステップ 1 [ユーザ管理]>[アプリケーションユーザ] を選択します。
[アプリケーションユーザの検索と一覧表示(Find and List Application Users)]ウィンドウが表示されます。
[アプリケーションユーザの設定(Application User Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 ユーザ ID、パスワード、およびダイジェスト信用証明書を入力します。
ステップ 4 [アウトオブダイアログREFERの許可(Accept Out-of-Dialog REFER)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 6 [システム]>[セキュリティプロファイル]>[SIPトランクセキュリティプロファイル] を選択します。
[SIPトランクセキュリティプロファイルの検索と一覧表示(Find and List SIP Trunk Security Profiles)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 8 Cisco Click-to-Call 用に作成した SIP トランク セキュリティ プロファイルをクリックします。
[SIPトランクセキュリティプロファイルの設定(SIP Trunk Security Profile Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 9 変更内容を有効にするには、 [リセット] をクリックします。