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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、NCS 5000 ルータでアドレス解決プロトコル(ARP)を設定したりモニタする際に使用するコマンドについて説明します。
ARP の概念、設定作業、および例の詳細については、『IP Addresses and Services Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。
アドレス解決プロトコル(ARP)キャッシュにパーマネント エントリを追加するには、 XR コンフィギュレーション モードで arp コマンドを使用します。ARP キャッシュからエントリを削除するには、このコマンドの no 形式を入力します。
arp [ vrf vrf-name ] ip-address hardware-address encapsulation-type [alias]
no arp [ vrf vrf-name ] ip-address hardware-address encapsulation-type [alias]
vrf |
(任意)VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
(任意)VPN を識別する VRF インスタンス。 |
ip-address |
パーマネント エントリが ARP キャッシュに追加される IPv4(ネットワーク層)アドレス。ローカル データリンク アドレス(32 ビット アドレス)に対応する 4 分割ドット付き 10 進表記で IPv4 アドレスを入力します。 |
hardware-address |
IPv4 アドレスがリンクされているハードウェア(データリンク層)アドレス0800.0900.1834 のようなローカル データリンク アドレス(48 ビット アドレス)を入力します。 |
encapsulation-type |
カプセル化タイプ。カプセル化タイプは次のとおりです。 イーサネット インターフェイスの場合、これは通常 arpa キーワードになります。 |
alias |
(任意)プロキシ ARP がイネーブルであるかどうかにかかわらず、ソフトウェアが、指定された IP アドレスおよびハードウェア アドレスの両方の所有者であるかのように ARP 要求に応答するようになります。 |
ARP キャッシュに永続的にインストールされるエントリはありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ソフトウェアは ARP キャッシュ エントリを使用して 32 ビット IP アドレスを 48 ビット ハードウェア アドレスに変換します。
大部分のホストはダイナミック レゾリューションをサポートしているため、通常はスタティック ARP キャッシュ エントリを指定する必要はありません。
スタティック エントリは、ネットワーク層アドレス(IPv4 アドレス)をデータリンク層アドレス(MAC アドレス)にマッピングするパーマネント エントリです。エントリの作成時に alias キーワードを指定すると、エントリに関連付けられているインターフェイスが、指定されたアドレスの所有者のように動作します。つまり、インターフェイスは、エントリ内のデータ リンク層アドレスを使って、このネットワーク層アドレスに対する ARP 要求パケットに応答します。
ソフトウェアは、ARP 要求を受信したインターフェイス上でプロキシ ARP がイネーブルにされないかぎり、指定された IP アドレスに受信されたどの ARP 要求にも応答しません。プロキシ ARP がイネーブルになると、ソフトウェアは、独自のローカル インターフェイス ハードウェア アドレス を持つ ARP 要求に応答します。
ARP キャッシュからすべての非スタティック エントリを削除するには、 XR EXEC モードで clear arp-cacheを入力します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
次に、一般的なイーサネット ホストのスタティック ARP エントリの例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# arp 192.168.7.19 0800.0900.1834 arpa
Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで arp dagr コマンドを使用します。
arp dagr
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ディセーブル
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、DAGR 設定をイネーブルにしています。
RP/0/# configure RP/0/(config)# interface TenGigE 0/0/0/1 RP/0/(config-if)# arp dagr RP/0/(config-if-dagr)#
Gratuitous アドレス解決プロトコル(ARP)パケットの受信を無視するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで arp gratuitous ignore コマンドを使用します。Gratuitous ARP を受信するには、このコマンドの no 形式を使用します。
arp gratuitous ignore
no arp gratuitous ignore
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
ディセーブル
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例は、arp gratuitous ignore コマンドの設定方法を示しています。
RP/0/# configure RP/0/(config)# interface TenGigE 0/0/0/1 RP/0/(config-if)# arp gratuitous ignore
インターフェイスがダウンしたときにアドレス解決プロトコル(ARP)のパージングを遅らせるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで arp purge-delay コマンドを使用します。パージ遅延機能をオフにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
arp purge-delay value
no arp purge-delay value
value |
パージ遅延時間を秒単位で設定します。有効値の範囲は 1 ~ 65535 です。 |
デフォルト値はオフです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
arp purge-delay コマンドを使用すると、インターフェイスがダウンしたときに ARP エントリのパージングを遅らせることができます。インターフェイスが遅延時間以内に起動した場合、ARP エントリが復元され、Equal Cost Multipath(ECMP)を設定してパケット損失を防止します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
RP/0/# configure RP/0/(config)# interface TenGigE 0/0/0/0 RP/0/(config-if)# arp purge-delay 50
インターフェイスで学習したダイナミック エントリをアドレス解決プロトコル(ARP)キャッシュ内に留める時間を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで arp timeout コマンドを入力します。コンフィギュレーション ファイルから arp timeout コマンドを削除してシステムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を入力します。
arp timeout seconds
no arp timeout seconds
seconds |
エントリが ARP キャッシュ内に残る時間(秒単位)を示します。値の範囲は 30 ~ 4294967295 です。 |
エントリは ARP キャッシュ内に 14,400 秒(4 時間)残ります。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドがサポートされました。 |
このコマンドは、ARP を使用しないインターフェイス上で発行した場合は無視されます。また、ローカル インターフェイスに対応する ARP、またはユーザが静的に設定する ARP はタイムアウトしません。
arp timeout コマンドは、入力されたインターフェイスにのみ適用されます。あるインターフェイスのタイムアウトを変更すると、その変更はそのインターフェイスだけに適用されます。
show interfaces コマンドは、ARP タイムアウト値を次のように「時間:分:秒」で表示します。
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
RP/0/#configure RP/0/(config)#interface TenGigE 0/0/0/0 RP/0/(config-if)# arp timeout 3600
アドレス解決プロトコル(ARP)キャッシュからすべてのダイナミック エントリを削除して、高速スイッチング キャッシュをクリアし、IP ルート キャッシュをクリアするには、 で clear arp-cache コマンドを使用します。
clear arp-cache { traffic type interface-path-id | location node-id }
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
キーワードや引数を指定せずに clear arp-cache コマンドを使用すると、ARP キャッシュ内のすべてのエントリがクリアされます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
実行 |
RP/0/# clear arp-cache traffic TenGigE 0/0/0/1 location 0/1/CPU0
RP/0/# clear arp-cache location 0/1/CPU0
インターフェイスでローカル プロキシ アドレス解決プロトコル(ARP)をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで local-proxy-arp コマンドを入力します。インターフェイスでローカル プロキシ ARP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を入力します。
local-proxy-arp
no local-proxy-arp
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
すべてのインターフェイスでローカル プロキシ ARP がディセーブルになります。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ローカル プロキシ ARP がイネーブルになっている場合、ネットワーキング デバイスは、次の条件をすべて満たす ARP 要求に応答します。
ARP 要求のターゲット IP アドレス、ARP ソースの IP アドレス、および ARP 要求を受信するインターフェイスの IP アドレスが、同じレイヤ 3 ネットワーク上にある。
ターゲット IP アドレスのネクストホップが、要求を受信するインターフェイスと同じインターフェイスを使用する。
通常、ローカル プロキシ ARP は、レイヤ 2 で分離されたプライベート VLAN など、同じレイヤ 3 ネットワークで MAC アドレスを IP アドレスに解決するために使用されます。ローカル プロキシ ARP は、ARP でサポートされるあらゆるタイプのインターフェイスに加えて、アンナンバード インターフェイスに対応しています。
コマンドの no 形式を使用して、指定されたコマンドを設定ファイルから削除し、システムをコマンドに関してデフォルトの状態に戻します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
仮想 IP アドレスの Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)グループを作成するには、DAGR インターフェイス コンフィギュレーション モードで peer コマンドを使用します。
peer ipv4 IP-address
IP-address |
DAGR グループの仮想 IPv4 アドレス |
なし
DAGR インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、DAGR グループ ピアを設定しています。
RP/0/(config-if-dagr)# peer ipv4 192.168.7.19 RP/0/(config-if-dagr-peer)#
優先順位が高い Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)ルートをタイムアウトにして、通常の優先順位に戻るようにタイマーを設定するには、DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション モードで priority-timeout コマンドを使用します。
priority-timeout time
time |
ハイ プライオリティ ルートから通常のプライオリティ ルートに戻るまでの時間(秒単位)。値の範囲は 1 ~ 10000 です。 |
time のデフォルトは 20 秒です。
DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
この機能が適用されると、データベース内の DAGR グループ コンフィギュレーションが更新されます。
新しいタイマー値は、次回にタイマーが設定されるときに有効になります。このイベントごとにトリガーされる即時タイマー再起動はありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、プライオリティ タイムアウトを 25 秒に設定しています。
RP/0/(config-if-dagr-peer)# priority-timeout 25 RP/0/(config-if-dagr-peer)#
インターフェイスでプロキシ アドレス解決プロトコル(ARP)をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで proxy-arp コマンドを入力します。インターフェイス上のプロキシ ARP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を入力します。
proxy-arp
no proxy-arp
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
すべてのインターフェイスで プロキシ ARP はディセーブルにされています。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
プロキシ ARP がディセーブルにされると、ネットワーキングデバイスは、次のいずれかの条件が満たされる場合に限り、インターフェイスに受信された ARP 要求に応答します。
プロキシ ARP がイネーブルにされると、ネットワーキング デバイスは、次の条件すべてを満たす ARP 要求にも応答します。
コマンドの no 形式を使用して、指定されたコマンドを設定ファイルから削除し、システムをコマンドに関してデフォルトの状態に戻します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
RP/0/#(config)# interface TenGigE 0/0/0/0 RP/0/#(config-if)# proxy-arp
特定の Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)グループのルート ディスタンスを設定するには、DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション モードで route distance コマンドを使用します。
route distance normal normal-distance priority priority-distance
normalnormal-distance |
通常ルート(管理)ディスタンスを設定します。範囲は 0 ~ 256 です。 |
prioritypriority-distance |
プライオリティ ルート(管理)ディスタンスを設定します。範囲は 0 ~ 256 です。 |
normal-distance のデフォルトは 150、priority-distance のデフォルトは 5 です。
DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
プライオリティ ディスタンスのデフォルト設定は、通常の Internet Gateway Protocol(IGP)の設定よりも優先されます。通常ディスタンスの設定は IGP の設定よりも優先されません。
この設定が適用されると、データベース内の DAGR グループが更新されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、通常ルート ディスタンスが 48 でプライオリティ ルート ディスタンスが 5 の DAGR グループ ピアを設定しています。
RP/0/(config-if-dagr-peer)# route distance normal 48 priority 5 RP/0/(config-if-dagr-peer)#
特定の Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)グループの標準ルート メトリックとプライオリティ ルート メトリックを設定するには、DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション モードで route metric コマンドを使用します。
route metric normal normal-metric priority priority-metric
normalnormal-metric |
Routing Information Base(RIB)にインストールされたルートの通常値を設定します。値の範囲は 0 ~ 256 です。 |
prioritypriority-metric |
RIB にインストールされたルートのプライオリティ値を設定します。値の範囲は 0 ~ 256 です。 |
normal-metric のデフォルトは 100、priority-metric のデフォルトは 90 です。
DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ルート メトリックの値は、route distance コマンドの値よりも重要ではありません。ルート メトリックを設定すると、RIB にインストールされたルータの値を設定することができます。
この設定が適用されると、データベース内の DAGR グループが更新されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、48 の通常メトリックおよび 5 のプライオリティ メトリックを持つ DAGR グループ ピアを設定しています。
RP/0/(config-if-dagr-peer)# route metric normal 48 priority 5 RP/0/(config-if-dagr-peer)#
show arp vrf vrf-name [ ip-address | hardware-address | interface-path-id ] locationnode-id
アクティブ RSP はデフォルトの場所です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ARP は、ネットワーク アドレス(IP アドレスなど)とイーサネット ハードウェア アドレスの間の通信を確立します。各通信の記録は、キャッシュ内に事前定義された期間だけ保持された後、廃棄されます。
show arpinterface-type interface-instance 形式の場合は、Bundle インターフェイスや VLAN-on-Bundle インターフェイスでバンドルのキャッシュ エントリを表示すべき場所を示すために、locationnode-id キーワードと引数が必須になります。物理インターフェイスの場合は、インターフェイスが 1 つのノード上にしか存在しないため、locationnode-id キーワードと引数の指定は任意です。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
読み取り |
次の例は、場所を指定しない場合の show arp コマンドの出力を示しています。
RP/0/# show arp
-------------------------------------------------------------------------------
0/RP0/CPU0
-------------------------------------------------------------------------------
Address Age Hardware Addr State Type Interface
5.28.0.1 03:13:25 0000.0c07.ac1c Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.0.2 00:00:29 d824.bd90.2180 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.0.3 00:00:30 d824.bd90.2100 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.7.111 00:06:11 000c.29e4.c25f Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.10.10 01:19:49 0022.bdd9.0948 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.11.4 02:29:58 d46d.5037.29c0 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.11.12 01:31:08 4055.395f.4408 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.11.66 01:10:34 d46d.5028.9e20 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.12.31 00:40:01 00a0.c900.0000 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.12.58 01:19:37 a80c.0d1f.8278 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.12.59 01:11:06 6c9c.ed75.9f78 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.12.89 00:35:53 10f3.1111.90c8 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.12.100 - c472.95a6.2a80 Interface ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.14.52 00:12:36 8478.ac36.08e0 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.14.55 00:19:38 a80c.0d19.0808 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.14.59 01:16:19 d46d.5064.b080 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.17.3 01:20:21 e0ac.f16c.a6d0 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.20.111 00:22:15 000c.2925.d81f Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.21.1 01:47:22 28c7.ce01.f830 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.21.6 01:29:30 c472.95a6.2390 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.21.7 01:15:56 c472.95a6.1740 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.1 01:22:32 d867.d955.2888 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.2 01:27:29 c472.95a6.fa20 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.3 01:27:15 001a.6c40.e232 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.4 01:26:11 c472.95a6.f7c0 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.5 01:20:44 6c9c.ed6b.a888 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.6 01:30:06 c472.95a6.e930 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.7 01:21:08 0001.0203.0406 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.8 01:12:40 28c7.ce01.df50 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.9 01:29:06 28c7.ce01.dc20 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.10 01:14:46 c472.95a6.0600 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.22.109 00:30:33 28c7.ce01.dc20 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.100.50 03:43:05 000c.29c2.f21d Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
5.28.201.28 03:12:40 c472.95a6.a161 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP0/CPU0/0
20.30.1.1 - c472.95a6.2a86 Interface ARPA TenGigE0/0/0/1
20.30.1.2 00:01:47 6c9c.ed2c.a060 Dynamic ARPA TenGigE0/0/0/1
20.31.1.1 - c472.95a6.2a87 Interface ARPA TenGigE0/0/0/2
次の例は、interface-typeinterface-instance 引数を指定した場合の show arp コマンドの出力を示しています。
RRP/0/# show arp tenGigE 0/0/0/1 ------------------------------------------------------------------------------- 0/RP0/CPU0 ------------------------------------------------------------------------------- Address Age Hardware Addr State Type Interface 20.30.1.1 - c472.95a6.2a86 Interface ARPA TenGigE0/0/0/1 20.30.1.2 00:04:58 6c9c.ed2c.a060 Dynamic ARPA TenGigE0/0/0/1
次の例は、hardware-address を指定した場合の show arp コマンドの出力を示しています。
RP/0/# show arp 0005.5f1d.8100 Address Age Hardware Addr State Type Interface 172.16.7.2 - 0005.5f1d.8100 Interface ARPA TenGigE0/0/0/2
次の例は、location キーワードと node-id 引数を指定した場合の show arp コマンドの出力を示しています。
RP/0/# show arp location 0/2/CPU0 Address Age Hardware Addr State Type Interface 192.168.15.1 - 00dd.00ee.00ff Alias ARPA 192.168.13.1 - 00aa.00bb.00cc Static ARPA 172.16.7.1 00:35:49 0002.fc0e.9600 Dynamic ARPA TenGigE0/0/0/2 172.16.7.2 - 0005.5f1d.8100 Interface ARPA TenGigE0/0/0/2
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Address |
ハードウェア アドレスと通信するネットワーク アドレスを表示します。 |
||
Age |
キャッシュ エントリの経過時間(時間:分:秒)を表示します。ハイフン(-)は、アドレスがローカルであることを意味します。 |
||
Hardware Addr |
ネットワーク アドレスに対応している MAC アドレスの LAN ハードウェア アドレスを表示します。 |
||
State |
キャッシュ エントリの現在の状態を表示します。値は次のとおりです。 |
||
Type |
Cisco IOS XR ソフトウェアがエントリ内のネットワーク アドレスに使用しているカプセル化タイプを表示します。値は ARPA です。 |
||
Interface |
このネットワーク アドレスに関連付けられたインターフェイスを表示します。 |
||
ARP statistics |
ARP パケットおよびエラー統計情報を表示します。 |
||
ARP cache |
ARP キャッシュ内の IP アドレスおよび MAC アドレス アソシエーション エントリに関する一般情報を表示します。 |
||
IP Packet drop count for node */*/* |
ARP 応答の受信前にバッファがスペースを使い果たしたためにドロップした IP パケット数を表示します。
|
すべての Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)グループの動作状態を表示するには、 で show arp dagr コマンドを使用します。
show arp dagr [ interface [IP-address] ]
interface[IP-address] |
(任意)特定のインターフェイスおよび仮想 IP アドレスへの出力を制限します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
次に、DAGR グループの現在の動作状態の例を示します。
RP/0/# show arp dagr
--------------------------------------------------------------------------------
0/1/CPU0
--------------------------------------------------------------------------------
Interface Virtual IP State Query-pd Dist Metr
GigabitEthernet0/1/0/2 192.168.7.19 Active None 150 100
GigabitEthernet0/1/0/2 193.24.0.45 Query 1 None None
GigabitEtherget0/1/0/3 192.66.0.45 Init None None None
アドレス解決プロトコル(ARP)トラフィック統計情報を表示するには、 で show arp traffic コマンドを入力します。
show arp traffic [ vrf vrf-name ] [interface-path-id] [ location node-id ]
アクティブ RSP はデフォルトの場所です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ARP は、ネットワーク アドレス(IP アドレスなど)とイーサネット ハードウェア アドレスの間の通信を確立します。各通信の記録は、キャッシュ内に事前定義された期間だけ保持された後、廃棄されます。
show arp traffic,interface-instance の場合は、Bundle インターフェイスや VLAN-on-Bundle インターフェイスでバンドルのキャッシュ エントリを表示すべき場所を示すために、locationnode-id キーワードと引数が必須になります。物理インターフェイスの場合は、インターフェイスが 1 つのノード上にしか存在しないため、locationnode-id キーワードと引数の指定は任意です。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
読み取り |
次の例は、show arp traffic コマンドの出力を示しています。
RP/0/# show arp traffic
show arp traffic
Thu Dec 10 09:51:38.761 UTC
-------------------------------------------------------------------------------
0/6/CPU0
-------------------------------------------------------------------------------
ARP statistics:
Recv: 163 requests, 79 replies
Sent: 14138 requests, 177 replies (0 proxy, 0 local proxy, 14 gratuitous)
Resolve requests rcvd: 7204
Resolve requests dropped: 295
Errors: 0 out of memory, 0 no buffers, 0 out of sunbet
ARP cache:
Total ARP entries in cache: 22
Dynamic: 11, Interface: 11, Standby: 0
Alias: 0, Static: 0, DHCP: 0
IP Packet drop count for node 0/6/CPU0: 6909
Total ARP-IDB:19
-------------------------------------------------------------------------------
0/2/CPU0
-------------------------------------------------------------------------------
ARP statistics:
Recv: 162532 requests, 243 replies
Sent: 15879 requests, 162561 replies (0 proxy, 0 local proxy, 29 gratuitous)
Resolve requests rcvd: 47593
Resolve requests dropped: 0
Errors: 0 out of memory, 0 no buffers, 0 out of sunbet
ARP cache:
Total ARP entries in cache: 125
Dynamic: 112, Interface: 13, Standby: 0
Alias: 0, Static: 0, DHCP: 0
IP Packet drop count for node 0/2/CPU0: 44804
Total ARP-IDB:13
次の例は、location キーワードと node-id 引数を指定した場合の show arptraffic コマンドの出力を示しています。
RP/0/# show arp traffic location 0/4/CPU0
Thu Dec 10 09:51:56.209 UTC
ARP statistics:
Recv: 364474 requests, 96 replies
Sent: 14131 requests, 364499 replies (0 proxy, 0 local proxy, 25 gratuitous)
Resolve requests rcvd: 5699
Resolve requests dropped: 94
Errors: 0 out of memory, 0 no buffers, 0 out of sunbet
ARP cache:
Total ARP entries in cache: 18
Dynamic: 9, Interface: 9, Standby: 0
Alias: 0, Static: 0, DHCP: 0
IP Packet drop count for node 0/4/CPU0: 5603
Total ARP-IDB:18
ARP 要求を送信するために Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)タイマーを設定するには、DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション モードで timers コマンドを使用します。
timers query query-time standby standby-time
queryquery-time |
値は、グループがクエリー ステートであるときに仮想 IP アドレスに送出されている連続した ARP 要求間の時間(秒単位)です。値の範囲は 1 ~ 10000 です。 |
standbystandby-time |
値は、グループがスタンバイ ステートであるときに仮想 IP アドレスに送出されている連続した ARP 要求間の時間(秒単位)です。値の範囲は 1 ~ 10000 です。 |
query-time のデフォルトは 1 秒、standby-time のデフォルトは 20 秒です。
DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 | このコマンドが導入されました。 |
この機能が適用されると、データベース内の DAGR グループ コンフィギュレーションが更新されます。新しいタイマー値は、次回にタイマーが設定されるときに有効になります。このイベントごとにトリガーされる即時タイマー再起動はありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、query time が 2 で standby time が 40 の DAGR グループ ピア を設定しています。