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この章では、Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチで仮想 Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)インターフェイスを設定する方法について説明します。
(注) Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチで仮想 FC インターフェイスを設定する前に、スイッチで FCoE をイネーブルにし、設定する必要があります。FCoE のイネーブル化と設定については、『Cisco Fabric Manager Fabric Configuration Guide』を参照してください。
Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチは、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)をサポートします。そのため、スイッチとサーバ間の同じ物理イーサネット接続で、ファイバ チャネルとイーサネット トラフィックを伝送できます。
FCoE のファイバ チャネル部分は、仮想ファイバ チャネル インターフェイスとして設定されます。仮想 FC インターフェイスでは、論理ファイバ チャネル機能(インターフェイス モードなど)を設定できます。仮想 FC インターフェイスを使用するには、インターフェイスにバインドする必要があります。
(注) 仮想 FC インターフェイスは、管理ステートがダウンに設定された状態で作成されます。仮想 FC インターフェイスを実際に運用するには、明示的に管理ステートを設定する必要があります。
仮想 FC インターフェイスを設定するときは、次の注意事項と制限に注意してください。
• 各仮想 FC インターフェイスは、次のインターフェイスのいずれかにバインドできます。
– 仮想 FC インターフェイスによって識別される FCoE Node(ENode)またはリモートの Fibre Channel Forwarder(FCF)の Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレス
– Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender のイーサネット ホスト インターフェイス
ここでは、仮想 FC インターフェイスを設定する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「ファイバ チャネル VSAN メンバシップの割り当て」
Cisco NX-OS リリース 4.0(1a) 以降のリリースを実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチで仮想 FC インターフェイスを設定できます。仮想 FC インターフェイスは、物理イーサネット インターフェイス、イーサネット ポートチャネル、またはリモート MAC アドレスにバインドできます。
仮想 FC インターフェイスをバインドするイーサネット インターフェイスは、次のように設定します。
• イーサネット インターフェイスは、トランク ポートにする必要があります( switchport mode trunk コマンドを使用します)。
• 仮想ファイバ チャネルの VSAN に対応する FCoE VLAN は、許可 VLAN リストに含まれる必要があります。
• FCoE VLAN は、トランク ポートのネイティブ VLAN として設定しないでください。
• イーサネット インターフェイスは PortFast として設定する必要があります( spanning-tree port type edge trunk コマンドを使用します)。
以上の設定の注意事項に従うことで、将来的に T11 Fibre Channel Initialization Protocol(FIP)ベースの FCoE リリースへとスムーズにアップグレードできます。
ここでは、仮想 FC インターフェイスを設定する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「Fabric Manager を使用した仮想ファイバ チャネル インターフェイスの設定」
• 「Device Manager を使用した仮想ファイバ チャネル インターフェイスの設定」
Fabric Manager を使用して仮想 FC インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで、[Switches] > [Interfaces] の順に展開し、[VFC (FCoE)] を選択します。
仮想 FC の [Information] ペインが表示されます(図 4-1 を参照)。
[Information] ペインの [General] タブには、各仮想 FC インターフェイスの説明、バインド タイプ、バインド インターフェイス、バインド MAC アドレス、FCF プライオリティ値、VSAN ポート、およびステータスが表示されます。
図 4-1 仮想 FC の [Information] ペイン
ステップ 2 [Information] ペインの仮想 FC のテーブルで、設定する仮想 FC インターフェイスの行をクリックし、次の手順を実行します。
a. (任意)選択した仮想 FC インターフェイスのバインド タイプを変更できます。その場合、[Bind Type] カラムをクリックします。ドロップダウン リストから [interfaceIndex] または [macAddress] を選択します。
(注) リリース 4.1(3) よりも前の Cisco NX-OS リリースを実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、仮想 FC インターフェイスのバインド タイプ値を変更できません。このようなスイッチの場合、[Bind Type] カラムにはバインド タイプとして interfaceIndex と表示されます。
b. (任意)仮想 FC インターフェイスにバインドする物理イーサネット インターフェイスまたはイーサネット ポートチャネルを選択するには、[Bind Interface] カラムをダブルクリックします。Cisco NX-OS リリース 4.1(3) 以降のリリースを実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、イーサネット ポートチャネルに仮想 FC インターフェイスをバインドできます。
[Bind Type] 値が macAddress の場合、このカラムは無効です。
c. (任意)ENode またはリモート FCF の MAC アドレスを入力するには、[Bind MAC Address] カラムをダブルクリックします。
[Bind Type] 値が interfaceIndex の場合、このカラムは無効です。
d. (任意)仮想 FC インターフェイスの FCF プライオリティ値を入力するには、[FCF Priority] カラムをダブルクリックします。このフィールドに値を入力すると、FCoE の [Information] ペインで設定したデフォルトの FCF プライオリティ値よりも優先されます。FCoE の設定の詳細については、『 Cisco Fabric Manager Fabric Configuration Guide 』を参照してください。
(注) リリース 4.1(3) よりも前の Cisco NX-OS リリースを実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、FCF プライオリティ値を変更できません。
e. [Information] ペイン ツールバーの [Apply Changes] アイコンをクリックして設定を保存します。
ステップ 3 [Information] ペイン ツールバーの [Create Row] アイコンをクリックして、仮想 FC インターフェイスを作成します。詳細については、「Fabric Manager を使用した仮想ファイバ チャネル インターフェイスの作成」を参照してください。
ステップ 4 [Information] ペイン ツールバーの [Delete Row] アイコンをクリックして、仮想 FC インターフェイスを削除します。詳細については、「仮想ファイバ チャネル インターフェイスの削除」を参照してください。
Device Manager を使用して仮想 FC インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチから Device Manager を起動します。
ステップ 2 [Interface] > [Virtual Interfaces] > [Fibre Channel] を選択します。
図 4-2 に示す [Virtual FC Interfaces] ダイアログボックスが表示されます。
[General] タブには、各仮想 FC インターフェイスの説明、バインド タイプ、バインド インターフェイス、バインド MAC アドレス、FCF プライオリティ値、VSAN ポート、およびステータスが表示されます。
図 4-2 [Virtual FC Interfaces] ダイアログボックス
ステップ 3 設定する仮想 FC インターフェイスをクリックします。仮想 FC インターフェイスの値を変更します。
(注) [Bind Interface] カラムでは、仮想 FC インターフェイスを次のいずれかにバインドできます。
• 10 ギガビット イーサネットの速度で実行される物理イーサネット インターフェイス。
• Cisco NX-OS リリース 4.1(3) 以降を実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチのイーサネット ポートチャネル。イーサネット ポートチャネルには、10 ギガビット イーサネットで実行される 1 つのインターフェイスだけが必要です。
• Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender 上のイーサネット ホスト インターフェイス。
詳細については、「Fabric Manager を使用した仮想ファイバ チャネル インターフェイスの設定」を参照してください。
ステップ 4 [Apply] をクリックして、設定を保存します
ステップ 5 [Create] をクリックして、仮想 FC インターフェイスを作成します。詳細については、「Device Manager を使用した仮想ファイバ チャネル インターフェイスの作成」を参照してください。
ステップ 6 [Delete] をクリックして、仮想 FC インターフェイスを削除します。詳細については、「仮想ファイバ チャネル インターフェイスの削除」を参照してください。
VLAN-VSAN マッピングとは、特定 VSAN のファイバ チャネル トラフィックを転送するために使用する VLAN を表します。各仮想 FC インターフェイスは、ただ 1 つの VSAN に対応付けられます。仮想 FC インターフェイスが対応付けられた VSAN は、専用の FCoE 対応 VLAN にマッピングする必要があります。FCoE は、プライベート VLAN 上ではサポートされません。
ここでは、VLAN から VSAN にマッピングする方法について説明します。内容は次のとおりです。
Fabric Manager を使用して、VSAN とそれに対応付けられた VLAN のマッピングを作成する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 [Information] ペインで [VLAN-VSAN Mapping] タブをクリックします。
VLAN-VSAN マッピングの [Information] ペインが表示されます(図 4-3 を参照)。
[VLAN-VSAN Mapping] タブには、既存の VLAN-VSAN マッピングと、VLAN-VSAN 関連付けの動作ステートが表示されます。既存の VLAN-VSAN マッピングは変更できません。
図 4-3 VLAN-VSAN マッピングの [Information] ペイン
ステップ 3 [Information] ペイン ツールバーの [Create Row] アイコンをクリックして、新しいマッピングを作成します。
(注) VLAN を VSAN にマッピングするには、ファブリックに Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチが必要です。
図 4-4 に示す [Create] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4 [Switch] ドロップダウン リストで Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチを選択します。
ステップ 5 [VLAN Id] フィールドおよび [VSAN Id] フィールドに、マッピングする VLAN ID と VSAN ID を入力します。
ステップ 6 [Create] をクリックして、マッピングを作成します。
Device Manager を使用して、VSAN とそれに対応付けられた VLAN のマッピングを作成する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 [FCoE] > [Config] を選択します。
図 4-5 に示す [FCoE Config] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 3 [VLAN-VSAN Mapping] タブをクリックします。
[VLAN-VSAN Mapping] タブには、既存の VLAN-VSAN マッピングと、VLAN-VSAN 関連付けの動作ステートが表示されます。既存の VLAN-VSAN マッピングは変更できません。
ステップ 4 [Create] をクリックして、新しいマッピングを作成します。
図 4-6 に示す [Create VLAN-VSAN Mapping] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 5 [VLAN Id] フィールドおよび [VSAN Id] フィールドに、マッピングする VLAN ID と VSAN ID を入力します。
ステップ 6 [Create] をクリックして、マッピングを作成します。
Device Manager を使用して仮想 FC インターフェイスを VSAN ポートに関連付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチから Device Manager を起動します。
図 4-7 に示す [VSAN] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 3 [Membership] タブをクリックします。このタブには、VSAN ポートに関連付けられた仮想 FC インターフェイスが表示されます。
ステップ 4 テーブルの各 VSAN ポートについて、次の VSAN パラメータをダブルクリックし、値を選択して仮想 FC インターフェイスを VSAN に関連付けます。
• [Channels]:VSAN のイーサネット ポートチャネル
• [FC Virtual Interface]:VSAN ポートに関連付けるファイバ チャネル仮想インターフェイス
ステップ 5 [Apply] をクリックして、変更内容を保存します。
ここでは、仮想 FC インターフェイスを作成する方法について説明します。内容は次のとおりです。
• 「FCoE Configuration Wizard の使用方法」
FCoE Configuration Wizard を使用して仮想ファイバ チャネル インターフェイスを作成する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Fabric Manager ツールバーの [FCoE] をクリックするか、[Tools] > [FCoE] を選択します。
(注) [FCoE] ボタンと [Tools] > [FCoE] メニューは、ファブリックに Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチが含まれる場合にだけ有効です。Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチがファブリックの一部として検出されるのは、スイッチの FCoE 機能がイネーブルの場合だけです。
FCoE Configuration Wizard のステップ 1 が表示されます(図 4-8 を参照)。このウィザードには、ファブリック内で FCoE がイネーブルのスイッチがすべて表示されます。
図 4-8 FCoE Configuration Wizard のステップ 1
ステップ 2 スイッチを選択し、[Next] をクリックします。
FCoE Configuration Wizard のステップ 2 が表示されます(図 4-9 を参照)。このウィザードには、既存の VLAN-VSAN マッピングと、VLAN-VSAN 関連付けの動作ステートが表示されます。既存の VLAN-VSAN マッピングは変更できません。
図 4-9 FCoE Configuration Wizard のステップ 2
ステップ 3 [Next] をクリックします。あるいは、任意で次のいずれかを実行できます。
(注) VLAN-VSAN マッピングを選択してから [Next] をクリックする場合、マッピングの動作ステートが「up」であることを確認します。「up」ではない場合、エラー メッセージが表示され、操作はウィザードのこのステップのままになります。
• (任意)インターフェイスの VLAN-VSAN マッピングを削除するには、既存の VLAN-VSAN マッピングを選択し、[Delete] をクリックし、[Next] をクリックしてスイッチの変更を保存します。
• (任意)インターフェイスの新しい VLAN-VSAN マッピングを作成する手順は、次のとおりです。
新しい行が VLAN-VSAN マッピングのテーブルに追加されます。
(注) VLAN-VSAN マッピングを作成するには、ファブリックに Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチが必要です。
–[VLAN Id] カラムのドロップダウン リストから VLAN ID を選択するか、[VLAN Id] フィールドに VLAN ID を入力します。
–[VSAN Id] カラムのドロップダウン リストから VSAN ID を選択するか、[VSAN Id] フィールドに VSAN ID を入力します。
–[Next] をクリックして、スイッチの変更を保存します。
FCoE Configuration Wizard のステップ 3 が表示されます(図 4-10 を参照)。
図 4-10 FCoE Configuration Wizard のステップ 3
ステップ 4 仮想 FC インターフェイスを作成し、イーサネット インターフェイス、イーサネット ポートチャネル、または Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender のイーサネット ホスト インターフェイスにバインドします。
(注) イーサネット インターフェイスがイーサネット ポートチャネルの一部である場合、仮想 FC インターフェイスはイーサネット ポートチャネルにバインドされます。
次の注意事項では、仮想 FC インターフェイスをバインドできる有効なインターフェイスについて定義しています。
• イーサネット インターフェイスに仮想インターフェイスを関連付けることはできません。
• イーサネット ポートチャネル インターフェイスには、単一の 10 ギガビット イーサネット インターフェイスだけを含める必要があります。
• イーサネット インターフェイスは、Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender のアップリンク ポートに接続できません。
• イーサネット インターフェイスは 10 ギガビット イーサネット インターフェイスである必要があります。
ステップ 5 [Finish] をクリックして変更を確定し、配信します。
Fabric Manager を使用して仮想 FC インターフェイスを作成する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 [Physical Attributes] ペインで、[Switches] > [Interfaces] の順に展開し、[VFC (FCoE)] を選択します。
(注) Cisco Fabric Manager 4.1(2) 以降のリリースでは、リリース 4.0(1a) よりも前の Cisco NX-OS リリースを実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでの仮想 FC インターフェイスの設定をサポートしません。リリース 4.0(1a) よりも前の Cisco NX-OS を実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチで仮想 FC インターフェイスを設定しようとすると、Fabric Manager からエラー メッセージが発行されます。
ステップ 2 [Information] ペイン ツールバーの [Create Row] アイコンをクリックします。
図 4-11 に示す [Create Virtual Interface] ダイアログボックスが表示されます。
図 4-11 [Create Virtual Interface] ダイアログボックス
ステップ 3 [Switch] ドロップダウン リストから、仮想 FC インターフェイスを作成するスイッチを選択します。
次の利用可能な仮想 FC インターフェイス ID が自動選択されます。任意で、[VFC Id] フィールドに、この ID の値(1 ~ 8192 の整数値)を入力します。
ステップ 4 (任意)仮想 FC インターフェイスをイーサネット インターフェイスまたはイーサネット ポートチャネルにバインドする手順は、次のとおりです。
a. [interfaceIndex] オプションボタンが選択されていることを確認します。[interfaceIndex] オプションボタンはデフォルトで選択されています。
b. [Bind Interface] フィールドの横にあるボタンをクリックし、この仮想 FC インターフェイスにバインドする物理イーサネット インターフェイスまたはイーサネット ポートチャネルの番号を選択します。任意で、[Bind Interface] フィールドにイーサネット インターフェイスまたはイーサネット ポートチャネルの値を入力できます。
ステップ 5 (任意)仮想 FC インターフェイスを ENode またはリモート FCF の MAC アドレスにバインドする手順は、次のとおりです。
a. [macAddress] オプションボタンをクリックします。
b. [MAC Address] フィールドに、仮想 FC インターフェイスによって識別される ENode またはリモート FCF の MAC アドレスを入力します。たとえば、00:15:60:0F:C1:D0 などです。
ステップ 7 (任意)同じスイッチまたは別のスイッチに追加の仮想 FC インターフェイスを作成するには、ステップ 3 ~ステップ 6 を繰り返します。
ステップ 8 完了したら、[Create Virtual Interface] ダイアログボックスの [Close] をクリックします。
仮想 FC の [Information] ペインには、スイッチの新規および既存の仮想 FC インターフェイスが表示されます。
Device Manager を使用して仮想 FC インターフェイスを作成する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチから Device Manager を起動します。
ステップ 2 [Interface] > [Virtual Interfaces] > [Fibre Channel] を選択します。
[Virtual FC Interfaces] ダイアログボックスが表示されます(図 4-2 を参照)。
[General] タブには、各仮想 FC インターフェイスの説明、バインド タイプ、バインド イーサネット インターフェイスまたはイーサネット ポートチャネル、バインド MAC アドレス、FCF プライオリティ値、VSAN ポート、およびステータスが表示されます。
図 4-12 に示す [Create Virtual FC Interfaces General] ダイアログボックスが表示されます。
図 4-12 [Create Virtual FC Interfaces] ダイアログボックス
ステップ 4 [VFC Id] フィールドに、仮想 FC インターフェイス ID(1 ~ 8192 の整数値)を入力します。[VFC Id] フィールドの値は 1 ずつ増分されます。
ステップ 5 (任意)仮想 FC インターフェイスをイーサネット インターフェイス、イーサネット ポートチャネル、または Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender のイーサネット ホスト インターフェイスにバインドする手順は、次のとおりです。
a. [interfaceIndex] オプションボタンが選択されていることを確認します。[interfaceIndex] オプションボタンはデフォルトで選択されています。
b. [Bind Interface] フィールドの横にあるボタンをクリックし、仮想 FC インターフェイスにバインドする物理イーサネット インターフェイス、イーサネット ポートチャネル、または Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender のイーサネット ホスト インターフェイスを選択します。任意で、[Bind Interface] フィールドにイーサネット インターフェイス、イーサネット ポートチャネル、またはイーサネット ホスト インターフェイスの値を入力できます。
(注) 1 ギガビット イーサネットの速度で実行されるイーサネット インターフェイス、または Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチと Cisco Nexus 2000 シリーズ Fabric Extender を接続するポートに接続しているイーサネット インターフェイスに、仮想 FC インターフェイスはバインドできません。
ステップ 6 (任意)仮想 FC インターフェイスを ENode またはリモート FCF の MAC アドレスにバインドする手順は、次のとおりです。
a. [macAddress] オプションボタンをクリックします。
b. [MAC Address] フィールドに、仮想 FC インターフェイスによって識別される ENode またはリモート FCF の MAC アドレスを入力します。たとえば、00:15:60:0F:C1:D0 などです。
[Virtual FC Interfaces] ダイアログボックスに仮想 FC インターフェイスが表示されます。
ステップ 8 (任意)追加の仮想 FC インターフェイスを作成するには、ステップ 4 ~ステップ 7 を繰り返します。
ステップ 9 完了したら、[Create Virtual FC Interfaces General] ダイアログボックスの [Close] をクリックします。
[Virtual FC Interfaces] ダイアログボックスには、スイッチの新規および既存の仮想 FC インターフェイスが表示されます。
Fabric Manager または Device Manager を使用して、仮想 FC インターフェイスを削除できます。
仮想 FC インターフェイスを削除する手順は、次のとおりです。
• Fabric Manager の [Physical Attributes] ペインで、[Switches] > [Interfaces] の順に展開し、[VFC (FCoE)] を選択します。
[Information] ペインに [Virtual Fibre Channel] テーブルが表示されます。
• Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチから Device Manager を起動し、[Interface] > [Virtual Interfaces] > [Fibre Channel] を選択します。
[Virtual FC Interfaces] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2 削除する仮想 FC インターフェイスを選択します。
• Fabric Manager の [Information] ペイン ツールバーで、[Delete Row] アイコンをクリックします。
• Device Manager の [Virtual FC Interfaces] ダイアログボックスで、[Delete] をクリックします。
確認のダイアログボックスが表示されたら、仮想 FC インターフェイスの削除を確定します。
表 4-1 に、すべての仮想 FC インターフェイスのデフォルト設定を示します。
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