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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
スイッチの主要な機能は、1 つのデータ リンクから別のリンクへとフレームをリレーすることです。フレーム リレーを行うには、フレームが送受信されるインターフェイスの特性を定義する必要があります。インターフェイスは、ファイバ チャネル インターフェイス、ギガビット イーサネット インターフェイス、管理インターフェイス(mgmt0)、VSAN インターフェイスのうちいずれかに設定できます。
この章では、スイッチを起動し、稼動させるための基本的なインターフェイス設定について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
mgmt0 インターフェイスの設定の詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS IP Services Configuration Guide 』を参照してください。
ギガビット イーサネット インターフェイスの設定の詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS IP Services Configuration Guide 』を参照してください。
ヒント スイッチの設定を始める前に、シャーシのモジュールが設計どおりに機能していることを確認してください。『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。
ヒント スイッチの設定を始める前に、シャーシのモジュールが設計どおりに機能していることを確認してください。モジュール ステータスの確認については、『Cisco NX-OS Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。
ファイバ チャネル インターフェイス、管理インターフェイス、VSAN インターフェイスの一部の設定は同じです。Fabric Manager で [Switches] > [Interfaces] と展開し、[Physical Attributes] ペインからインターフェイス タイプを選択することにより、インターフェイスを設定できます。
図 2-1 は、ファイバ チャネル インターフェイスの [Information] ペインの表示例です。
ここでは、モード、フレームのカプセル化、ステート、SFP、速度を含む(がそれに限定されない)ファイバ チャネル インターフェイスの特性について説明します。
32 ポート スイッチング モジュールに関する注意事項は、次のハードウェアに適用されます。
• 32 ポートの 2 Gbps または 1 Gbps スイッチング モジュール
• Cisco MDS 9124 および 9134 スイッチ
(注) MDS 9134 スイッチのハードウェア設計上、2 つの 10 ギガビット ポートのいずれでも、インターフェイスのアウトオブサービス アクションはサポートされません。これは、アウトオブサービス アクションがこれらの 10 ギガビット ポートで実行された場合、内部ポートのハードウェア リソースが解放されないためです。
これらのホスト最適化ポートを設定する場合は、ポート モードに関する次の注意事項が適用されます。
• 各 4 ポートのグループの最初のポートだけを E ポートとして設定できます(ポート 1 ~ 4 の最初のポート、ポート 5 ~ 8 の 5 のポートなど)。そのグループの最初のポートが E ポートとして設定された場合は、各グループのその他の 3 つのポート(ポート 2 ~ 4、6 ~ 8 など)は使用できず、shutdown ステートのままになります。
• 32 ポート スイッチング モジュールで write erase コマンドを実行し、 no system default switchport shutdown コマンドを含むテキスト ファイルからスイッチに保存済み設定をコピーする場合、手動設定せずに E ポートをアップさせるには、テキスト ファイルをスイッチに再度コピーする必要があります。
• その他の 3 つのポートのいずれかがイネーブルである場合は、最初のポートを E ポートとして設定できません。その他の 3 つのポートは、引き続きイネーブル状態になります。
• auto モードは、Cisco 9100 シリーズの 32 ポート スイッチング モジュール、またはホスト最適化ポートで使用できません(Cisco MDS 9120 スイッチの 16 のホスト最適化ポートおよび Cisco MDS 9140 スイッチの 32 のホスト最適化ポート)。
• 32 ポート スイッチング モジュールのデフォルト ポート モードは Fx(Fx は、F または FL にネゴシエート)です。
• 32 ポート スイッチング モジュールでは FICON がサポートされません。
(注) 16 ポート スイッチング モジュールで E ポートを設定することを推奨します。32 ポート ホスト最適化スイッチング モジュールで E ポートを設定する必要がある場合は、4 ポート グループのその他 3 つのポートを使用できません。
(注) Cisco MDS 9100 シリーズでは、左端の白抜きのポート グループは、フル回線レートで動作します。その他のポートはホスト向けに最適化されます。4 つのホスト最適化ポートの各グループの機能は、32 ポート スイッチング モジュールの機能と同じです。
スイッチ内の物理ファイバ チャネル インターフェイスはそれぞれ、複数あるポート モードのいずれかで動作できます。これらのモードは、E ポート、F ポート、FL ポート、TL ポート、TE ポート、SD ポート、ST ポート、および B ポートです(図 2-2 を参照)。これらのモードに加えて、各インターフェイスを auto ポート モードまたは Fx ポート モードに設定できます。これら 2 つのモードは、インターフェイスの初期化中にポート タイプを判別します。
図 2-2 Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチ ポート モード
(注) デフォルトでは、インターフェイスが VSAN 1 に作成されます。『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Fabric Configuration Guide』を参照してください。
各インターフェイスには、管理設定と動作ステータスが対応付けられています。
• 管理設定は、変更を加えないかぎり変更されません。この設定には、管理モードで設定できる各種の属性があります。
• 動作ステータスは、インターフェイス速度のような指定された属性の現在のステータスを表します。このステータスは変更できず、読み取り専用です。インターフェイスがダウンの状態のときは、値の一部が有効にならない場合があります(たとえば、動作速度)。
(注) モジュールを取り外して同じタイプのモジュールで置き換えても、設定は保持されます。別のタイプのモジュールを挿入すると、元の設定は保持されなくなります。
拡張ポート(E ポート)モードでは、インターフェイスがファブリック拡張ポートとして機能します。このポートを別の E ポートに接続し、2 つのスイッチ間で Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)を作成できます。E ポートはフレームをスイッチ間で伝送し、ファブリックを設定および管理できるようにします。リモート N ポートおよび NL ポート宛てフレームのスイッチ間コンジットとして機能します。E ポートは、クラス 2、クラス 3、およびクラス F サービスをサポートします。
別のスイッチに接続された E ポートも、ポートチャネルを形成するように設定できます(「ポートチャネルの設定」を参照)。
(注) 16 ポート モジュールで E ポートを設定することを推奨します。32 ポート オーバーサブスクライブ モジュールで E ポートを設定する必要がある場合は、4 ポートのグループ(たとえばポート 1 から 4、5 から 8 など)で最初のポートだけを使用できます。その他の 3 つのポートは使用できません。
ファブリック ポート(F ポート)モードでは、インターフェイスがファブリック ポートとして機能します。このポートは N ポートとして動作する周辺装置(ホストまたはディスク)に接続できます。F ポートは、1 つの N ポートだけに接続できます。F ポートは、クラス 2 とクラス 3 サービスをサポートします。
ファブリック ループ ポート(FL ポート)モードでは、インターフェイスがファブリック ループ ポートとして機能します。このポートを 1 つまたは複数の NL ポート(他のスイッチの FL ポートを含む)に接続し、パブリック調停ループを形成することができます。初期化の際に 2 つ以上の FL ポートが調停ループで検出されると、1 つの FL ポートだけが動作可能になり、その他の FL ポートが不参加モードになります。FL ポートは、クラス 2 とクラス 3 サービスをサポートします。
(注) FL ポート モードは、4 ポートの 10 Gbps スイッチング モジュール インターフェイスでサポートされません。
NP ポートは、NPV モードになっているデバイスのポートであり、F ポートでコア スイッチに接続されます。NP ポートは N ポートのように機能しますが、N ポート動作を提供することに加えて、複数の物理 N ポートのプロキシとして動作します。
(注) Cisco NX-OS リリース 4.2(1) 以降のリリースを実行する NPV モードの Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチは、NP ポートでのトランキング F ポート モードをサポートします。NP ポートでは、VSAN トランキング、F ポート、またはその両方をイネーブルにできます。
NP ポートおよび NPV の詳細については、「N ポート バーチャライゼーションの設定」を参照してください。
トランスレーティブ ループ ポート(TL ポート)モードでは、インターフェイスがトランスレーティブ ループ ポートとして機能します。1 つまたは複数のプライベート ループ装置(NL ポート)に接続できます。TL ポートは Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチに特有で、FL ポートとプロパティが似ています。TL ポートは、プライベート ループ装置と次のいずれかの装置間の通信をイネーブルにします。
TL ポートは、クラス 2 とクラス 3 サービスをサポートします。
プライベート ループ装置は、調停ループに存在するレガシー装置を表します。これらの装置は同一の物理ループ上にある装置だけと通信するので、スイッチ ファブリックを認識しません(「TL ポート ALPA キャッシュの概要」を参照)。
ヒント TL ポートに接続された装置は、最大 64 のゾーン メンバーを含むゾーン内に設定することを推奨します。
(注) TL ポート モードは、第 2 世代スイッチング モジュール インターフェイスでサポートされません。
トランキング E ポート(TE ポート)モードでは、インターフェイスがトランキング拡張ポートとして機能します。別の TE ポートに接続し、2 つのスイッチ間で Extended ISL(EISL)を作成できます。TE ポートは、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチに特有のポートです。E ポートの機能を拡張して、次をサポートします。
• Quality of Service(QoS)パラメータの転送
TE ポート モードでは、すべてのフレームが、VSAN 情報を含む EISL フレーム フォーマットで送信されます。相互接続されたスイッチは VSAN ID を使用して、1 つまたは複数の VSAN からのトラフィックを同一の物理リンク上で多重化します。この機能は、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチではトランキングと呼ばれます(「トランキングの設定」を参照)。TE ポートは、クラス 2、クラス 3、およびクラス F サービスをサポートします。
トランキング F ポート(TF ポート)モードでは、インターフェイスがトランキング拡張ポートとして機能します。トランキングした別の N ポート(TN ポート)または NP ポート(TNP ポート)に接続して、コア スイッチと NPV スイッチまたは HBA の間のリンクを作成し、タグ付きフレームを伝送できます。TF ポートは、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチに特有のポートです。F ポートの機能を拡張して、VSAN トランキングをサポートします。
TF ポート モードでは、すべてのフレームが、VSAN 情報を含む EISL フレーム フォーマットで送信されます。相互接続されたスイッチは VSAN ID を使用して、1 つまたは複数の VSAN からのトラフィックを同一の物理リンク上で多重化します。この機能は、Cisco MDS 9000 ファミリではトランキングと呼ばれます(「トランキングの設定」を参照)。TF ポートは、クラス 2、クラス 3、およびクラス F サービスをサポートします。
トランキング NP ポート(TNP ポート)モードでは、インターフェイスがトランキング拡張ポートとして機能します。トランキングした F ポート(TF ポート)に接続して、NPV スイッチからコア NPIV スイッチへのリンクを作成し、タグ付きフレームを伝送できます。
SPAN 宛先ポート(SD ポート)モードでは、インターフェイスが Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)として機能します。SPAN 機能は、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチ特有のものです。ファイバ チャネル インターフェイスを通過するネットワーク トラフィックをモニタします。このモニタリングは、SD ポートに接続された標準ファイバ チャネル アナライザ(または同様のスイッチ プローブ)を使用して行われます。SD ポートはフレームを受信しません。送信元トラフィックのコピーを送信するだけです。SPAN 機能は他の機能に割り込むことなく、SPAN 発信元ポートのネットワーク トラフィックのスイッチングに影響しません(『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS System Management Configuration Guide 』を参照)。
SPAN トンネル ポート(ST ポート)モードでは、インターフェイスが RSPAN ファイバ チャネル トンネルの送信元スイッチ内の入口ポートとして機能します。ST ポート モードと Remote SPAN(RSPAN; リモート SPAN)機能は、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチに特有の機能です。ST ポート モードに設定されている場合、インターフェイスを任意の装置に接続できないので、通常のファイバ チャネル トラフィックに使用できません(『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS System Management Configuration Guide 』を参照)。
(注) Cisco MDS 9124 ファブリック スイッチ、HP c-Class BladeSystem 用 Cisco ファブリック スイッチ、IBM BladeCenter 用 Cisco ファブリック スイッチでは、ST ポート モードがサポートされません。
Fx ポートとして設定されたインターフェイスは、F ポートまたは FL ポート モードのいずれかで動作します。Fx ポート モードは、インターフェイスの初期化中に、接続された N ポートまたは NL ポートに応じて判別されます。この管理設定は、インターフェイスがその他のモードで動作するのを禁止します。たとえば、別のスイッチにインターフェイスが接続されるのを防ぎます。
E ポートが一般的にファイバ チャネル スイッチを相互接続するのに対して、シスコ製の PA-FC-1G ファイバ チャネル ポート アダプタなど、一部の SAN 拡張装置は、ブリッジ ポート(B ポート)モデルを実装して地理的に分散したファブリックを接続します。このモデルは、T11 Standard FC-BB-2 に記載されたとおりに B ポートを使用します。
FCIP ピアがファイバ チャネル B ポートだけをサポートする SAN 拡張装置の場合、FCIP リンクに対して B ポート モードをイネーブルにする必要があります。B ポートがイネーブルにされている場合、E ポート機能もイネーブルにされ、共存します。B ポートをディセーブルにしても、E ポート機能はイネーブルのままです(『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS IP Services Configuration Guide 』を参照)。
auto モードに設定されたインターフェイスは、F ポート、FL ポート、E ポート、TE ポート、または TF ポートのいずれかのモードで動作できます。ポート モードは、インターフェイスの初期化中に判別されます。たとえば、インターフェイスがノード(ホストまたはディスク)に接続されている場合、N ポートまたは NL ポート モードに応じて F ポートまたは FL ポートとして動作します。インターフェイスがサードパーティ製のスイッチに接続されている場合、E ポート モードで動作します。インターフェイスが Cisco MDS 9000 ファミリの別のスイッチに接続されている場合、TE ポート モードとして動作します(「トランキングの設定」を参照)。
TL ポートと SD ポートは初期化中に判別されず、管理上設定されます。
(注) Storage Services Module(SSM)のファイバ チャネル インターフェイスは auto モードで設定できません。
管理ステートは、インターフェイスの管理設定を表します( 表 2-1 を参照)。
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インターフェイスはディセーブルです。インターフェイスをシャットダウンして管理上のディセーブル状態にした場合は、物理リンク層ステートの変更が無視されます。 |
動作ステートは、インターフェイスの現在の動作ステートを示します( 表 2-2 を参照)。
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インターフェイスは、期待どおりにトラフィックを送受信しています。このステートにするためには、インターフェイスが管理上アップの状態、インターフェイス リンク レイヤ ステートがアップの状態で、インターフェイスの初期化が完了している必要があります。 |
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原因コードは、インターフェイスの動作ステートに左右されます( 表 2-3 を参照)。
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管理上のダウン:管理のためにインターフェイスをダウンとして設定すると、インターフェイスはディセーブルになります。トラフィックは送受信されません。 |
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表 2-4 を参照してください。 |
(注) 表 2-4 には一部の原因コードだけが記載されています。
管理ステートが up、動作ステートが down の場合、原因コードは、非動作原因コードに基づいて異なります( 表 2-4 を参照)。
HP c-Class BladeSystem 用 Cisco ファブリック スイッチおよび IBM BladeCenter 用 Cisco ファブリック スイッチの場合は、ある範囲のインターフェイスを内部ポート間または外部ポート間で設定できますが、同一範囲内で両方のインターフェイス タイプを混在させることはできません。たとえば、「ベイ 1 ~ 10、ベイ 12」または「外部 0、外部 15 ~ 18」は有効な範囲ですが、「ベイ 1 ~ 5、外部 15 ~ 17」は有効な範囲ではありません。
ポートのインターフェイスはデフォルトでシャットダウンされます(初期設定を変更しないかぎり)。
Cisco NX-OS ソフトウェアは、E ポート モードで動作しているインターフェイスの次の操作に反応して正常にシャットダウンします。
• Cisco NX-OS ソフトウェア アプリケーションが、その機能の一部としてポートのシャットダウンを実行した場合。
正常なシャットダウンでは、インターフェイスがシャットダウンされたとき、フレームが失われません。ユーザまたは Cisco NX-OS ソフトウェアがシャットダウンを行うと、シャットダウンされるリンクに接続されているスイッチは相互に調整し、ポートのすべてのフレームをリンクで安全に送信してからシャットダウンします。この拡張機能により、フレーム損失の可能性が低くなります。
• In-Order Delivery(IOD; 順序どおりの配信)がイネーブルの場合(IOD の詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS Fabric Configuration Guide 』を参照してください)。
• Min_LS_interval 間隔が 10 秒より長い場合。FSPF グローバル設定の詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS Fabric Configuration Guide 』を参照してください。
(注) この E ポート インターフェイスの両側にあるスイッチが MDS スイッチであり、Cisco SAN-OS リリース 2.0(1b) 以上または MDS NX-OS リリース 4.1(1a) 以上を実行している場合にかぎり、この機能は動作します。
Fabric Manager を使用してインターフェイスをディセーブルまたはイネーブルにする手順は、次のとおりです。
図 2-3 に示すドロップダウン ボックスが表示されます。
ステップ 4 ステータスを [down](ディセーブル)または [up](イネーブル)に設定します。
ステップ 5 (任意)その他のタブを使用して、その他の設定パラメータを設定します。
ステップ 6 [Apply Changes] をクリックします。
Fabric Manager を使用してインターフェイス モードを設定する手順は、次のとおりです。
[Information] ペインにインターフェイス設定が表示されます。
ステップ 3 [Mode Admin] をクリックします。目的のインターフェイス モードを [Admin] ドロップダウン メニューから設定します。
ステップ 4 (任意)その他のタブを使用して、その他の設定パラメータを設定します。
ステップ 5 [Apply Changes] アイコンをクリックします。
デフォルトの場合、インターフェイスのポート管理速度はスイッチによって自動的に計算されます。
Fabric Manager を使用してインターフェイスの管理速度を設定する手順は、次のとおりです。
[Information] ペインにインターフェイス設定が表示されます。
ステップ 3 [Speed Admin] をクリックします。目的の速度をドロップダウン メニューから設定します。
数値は、1 秒あたりのメガビット(Mbps)単位の速度を示しています。速度は、1 Gbps、2 Gbps、4 Gbps、8 Gbps、 auto (デフォルト)のうちいずれかに設定できます。
(注) Cisco NX-OS リリース 4.2(2) を実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、M1060 スイッチ モジュールでのみ 8 Gbps の管理速度を設定できます。Cisco NX-OS リリース 4.2(2) 以前のリリースを実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチでは、すべてのスイッチ モジュールで速度を 1 Gbps、2 Gbps、または 4 Gbps に設定できます。
ステップ 4 [Apply Changes] をクリックします。
HP c-Class BladeSystem 用 Cisco ファブリック スイッチおよび IBM BladeCenter 用 Cisco ファブリック スイッチの内部ポートの場合、1 Gbps のポート速度はサポートされません。オートネゴシエーションは、2 ~ 4 Gbps だけでサポートされます。BladeCenter が T シャーシである場合、ポート速度は 2 Gbps に固定され、オートネゴシエーションはイネーブルになりません。
速度の自動検知は、すべての 4 Gbps および 8 Gbps スイッチング モジュール インターフェイスにおいてデフォルトでイネーブルです。インターフェイスは、この設定により、4 Gbps のスイッチング モジュールにおいて、1 Gbps、2 Gbps、4 Gbps のいずれかの速度で動作し、8 Gbps のスイッチング モジュールにおいて、8 Gbps の速度で動作できるようになります。専用レート モードで動作するインターフェイスで自動検知をイネーブルにすると、ポートが 1 Gbps または 2 Gbps の動作速度でネゴシエーションしていても、4 Gbps の帯域幅が予約されます。
48 ポートおよび 24 ポートの 4 Gbps および 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールで未使用帯域幅の無駄を防ぐには、デフォルトの 4 Gbps または 8 Gbps ではなく、必要な帯域幅の 2 Gbps だけを指定します。この機能では、ポートのレート制限設定を超えなければ、ポート グループ内で未使用帯域幅が共有されます。自動検知に設定されている共有レート ポートにも、この機能を使用できます。
ヒント 2 Gbps までのトラフィックをサポートする(つまり自動検知機能がある 4 Gbps ではない)ホストを 4 Gbps スイッチング モジュールに移行するときは、最大帯域幅を 2 Gbps にして自動検知を使用します。4 Gbps までのトラフィックをサポートする(つまり自動検知機能がある 8 Gbps ではない)ホストを 8 Gbps スイッチング モジュールに移行するときは、最大帯域幅を 4 Gbps にして自動検知を使用します。
インターフェイスの説明により、トラフィック、またはインターフェイスの用途を識別できるようになります。インターフェイスの説明には、任意の英数字の文字列を使用できます。
ポート オーナー機能を使用すると、ポートのオーナーおよびポートの使用目的を指定でき、他の管理者に通知できます。
(注) ポート ガードおよびポート オーナーの機能は、動作モードに関係なくすべてのポートで使用できます。
Fabric Manager を使用してポート オーナーを指定または削除する手順は、次のとおりです。
[Information] ペインにインターフェイス設定が表示されます。
ステップ 2 [General] タブをクリックして(図 2-4 を参照)、ポートを選択します。
図 2-4 Fabric Manager のポート オーナー
ステップ 3 [Owner] テキストボックスに、ポート オーナーおよびポートの使用目的を入力します。
Device Manager を使用してポート オーナーを指定または削除する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 [General] タブをクリックします(図 2-5 を参照)。
図 2-5 Device Manager のポート オーナー
ステップ 3 [Owner] テキストボックスに、ポート オーナーおよびポートの使用目的を入力します。
Device Manager を使用して所有インターフェイスを表示する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 メニュー バーの [Ports All] ドロップダウン ボタンをクリックします。
ステップ 2 ドロップダウン リストから [Ports Owned] を選択します(図 2-6 を参照)。
SD ポート モードのインターフェイスで送信されるすべてのフレームには、フレーム形式を EISL に設定できます。フレームのカプセル化を EISL に設定すると、すべての発信フレームは、SPAN ソースに関係なく EISL フレーム形式で送信されます。『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS System Management Configuration Guide 』を参照してください。
インターフェイスにおけるフレームのカプセル化の設定については、『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Interfaces Configuration Guide』を参照してください。
図 2-7 は、16 ポート スイッチング モジュールのステータス LED、リンク LED、速度 LED を示しています。
図 2-7 Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチのインターフェイス モード
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ステータス LED1 |
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リンク LED 1 および速度 LED2 |
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資産タグ3 |
1.『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。 2.「速度 LED の概要」を参照してください。 3.プラットフォームの Cisco MDS 9000 ファミリ ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。 |
各ポートの左側にはリンク LED、右側には速度 LED があります。
速度 LED では、ポート インターフェイスの速度が次のように示されます。
• 消灯:そのポートに接続しているインターフェイスは 1000 Mbps で機能しています。
• 点灯(グリーン):そのポートに接続しているインターフェイスは 2000 Mbps で機能しています(2 Gbps インターフェイスの場合)。
速度 LED は、標識モードがイネーブルであるかディセーブルであるかも示します。
• 消灯またはグリーンで点灯:標識モードはディセーブルです。
• グリーンで点滅:標識モードはイネーブルです。LED は 1 秒間隔で点滅します。
(注) 第 2 世代および第 3 世代のモジュールおよびファブリック スイッチには、速度 LED がありません。
デフォルトの場合、標識モードはすべてのスイッチでディセーブルです。標識モードはグリーンの点滅で示され、指定インターフェイスの物理的な場所を識別できます。標識モードを設定しても、インターフェイスの動作には影響しません。
Fabric Manager を使用して指定インターフェイス、またはある範囲のインターフェイスで標識モードをイネーブルにするには、次の手順を実行します。
[Information] ペインにインターフェイス設定が表示されます。
ステップ 2 選択したスイッチの Beacon Mode オプションをイネーブルにします。
ステップ 3 [Apply Changes] をクリックします。
(注) インターフェイスの分離の原因となる外部ループバックが検出されると、グリーンの点滅が自動的に始まります。グリーンの点滅により、標識モード設定は無効になります。外部ループバックが削除されると、LED の状態は復元され、標識モード設定が反映されます。
スイッチはビット エラー レートしきい値を使用し、パフォーマンスの低下がトラフィックに深刻に影響する前に、エラー レートの上昇を検出します。
• 1 Gbps で動作するように GBIC または SFP が指定されているが、2 Gbps で使用されている。
• 2 Gbps で動作するように GBIC または SFP が指定されているが、4 Gbps で使用されている。
• 長距離に短距離ケーブルが使用されているか、短距離に長距離ケーブルが使用されている。
• 片側または両側で GBIC または SFP の接続が不適切である。
5 分間に 15 のエラー バーストが発生すると、ビット エラー レートしきい値が検出されます。デフォルトの場合、しきい値に達すると、インターフェイスはスイッチによってディセーブルになります。インターフェイスを再びイネーブルにするには、 shutdown および no shutdown コマンド シーケンスを入力します。
しきい値を超えてもインターフェイスをディセーブルにしないように、スイッチを設定できます。デフォルトの場合、しきい値によってインターフェイスはディセーブルになります。
インターフェイスのビット エラーしきい値をディセーブルにするには、『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Interfaces Configuration Guide』を参照してください。
(注) インターフェイスのスイッチポート無視ビット エラーしきい値をディセーブルにしているかどうかに関係なく、スイッチはビット エラーしきい値イベントを検出すると、Syslog メッセージを生成します。
さまざまなスイッチ ポート アトリビュートにアトリビュートのデフォルト値を設定できます。このアトリビュートは、個別に指定しなくても、今後すべてのスイッチ ポート設定にグローバルに適用されます。
スイッチ ポート アトリビュートを設定するには、『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Interfaces Configuration Guide』を参照してください。
Small Form-factor Pluggable(SFP)ハードウェア トランスミッタは略語で表示されます。 表 2-5 は SFP に使用される略語です。
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「SFP トランスミッタ タイプの表示」を参照してください。
Fabric Manager を使用してインターフェイスの SFP タイプを表示する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 [Physical] タブをクリックして、選択したインターフェイスのトランスミッタ タイプを表示します。
Fabric Manager または Device Manager を使用し、任意のスイッチでインターフェイスの統計情報を収集できます。この統計情報を収集する間隔は設定可能です。
(注) Fabric Manager では、[Physical Attributes] ペインから [Switches] > [ISLs] と展開して [Statistics] を選択し、インターフェイスの統計情報を収集できます。
Device Manager を使用してインターフェイス カウンタを収集して表示する手順は、次のとおりです。
[Interface Monitor] ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2 インターフェイスの統計情報を収集する秒数、およびデータの表示方法を [Interval] ドロップダウン メニューで設定します。たとえば、[10s] と [LastValue/sec] をクリックします。
ステップ 3 関連統計情報を表示するには、任意のタブ(図 2-8 を参照)を選択します。
図 2-8 Device Manager の [Interface Monitor] ダイアログボックス
ステップ 4 (任意)累積カウンタをリセットするには、[Pencil] アイコンをクリックします。
ステップ 5 (任意)収集された統計情報をファイルに保存するには、[Save] アイコンをクリックします。統計情報を印刷するには、[Print] アイコンを選択します。
ステップ 6 統計情報の収集と表示が終わったら、[Close] をクリックします。
プライベート ループでは、インターフェイス モードを TL に設定する必要があります。ここでは、TL ポートについて説明します。説明する内容は、次のとおりです。
プライベート ループ装置は、調停ループに存在するレガシー装置を表します。これらの装置は同一の物理ループ上にある装置だけと通信するので、スイッチ ファブリックを認識しません。レガシー装置をファイバ チャネル ネットワークで使用し、ループ外のデバイスがレガシー装置とやり取りしなければならないことがあります。通信機能は TL ポートで提供されます。「インターフェイス モードの概要」を参照してください。
次のハードウェアでは TL ポート モードがサポートされていません。
• HP c-Class BladeSystem 用の Cisco ファブリック スイッチ
• IBM BladeCenter 用の Cisco ファブリック スイッチ
プライベート ループを設定する場合、次の注意事項に従ってください。
• 最大 64 のファブリック デバイスをプライベート ループにプロキシできます。
• ファブリック デバイスは、プライベート ループ デバイスと同じゾーンに存在しないと、プライベート ループにプロキシされません。
• TL ポートの各プライベート デバイスは、別のゾーンに含めることができます。
• ループのすべてのデバイスはプライベート ループとして扱われます。設定ポート モードが TL である場合は、プライベートおよびパブリックのデバイスをループで混在させることはできません。
• TL ポートでサポートされる FC4 タイプは SCSI(FCP)だけです。
• 同一プライベート ループに存在するプライベート イニシエータからプライベート ターゲットへのやり取りでは、TL ポート サービスが起動されません。
表 2-6 は、Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでサポートされている TL ポート変換を示しています。
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図 2-9 は、TL ポート変換のサポート例です。
Fabric Manager を使用して TL インターフェイス モードを設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 [General] タブを選択し、[Mode Admin] をクリックします。
ステップ 3 [Mode Admin] ドロップダウン メニューを [TL] に設定します。
ステップ 4 (任意)その他のタブを使用して、その他の設定パラメータを設定します。
ステップ 5 [Apply Changes] をクリックします。
TL ポートは自動的に設定できませんが、Arbitrated Loop Physical Address(ALPA)キャッシュにエントリを手動で設定できます。一般的には、ALPA をデバイスに割り当てると、ALPA キャッシュ エントリが自動的に入力されます。各デバイスは、Port World Wide Name(pWWN)によって識別します。デバイスに ALPA を割り当てると、そのデバイスのエントリが ALPA キャッシュで自動的に作成されます。
キャッシュには、最近割り当てられた ALPA 値のエントリが含まれます。このキャッシュはさまざまな TL ポートで維持されます。デバイスに ALPA がすでに存在する場合、Cisco NX-OS ソフトウェアは同じ ALPA をデバイスに毎回割り当てようとします。ALPA キャッシュは永続ストレージに維持され、スイッチをリブートしても情報は保存されます。最大キャッシュ サイズは 1000 エントリです。キャッシュがいっぱいになって新しい ALPA が割り当てられると、Cisco NX-OS ソフトウェアはアクティブでないキャッシュ エントリがある場合はそれを廃棄し、新しいエントリ用にスペースを作成します。TL ポートの詳細については、「TL ポート」を参照してください。
TL ポート ALPA キャッシュを管理するには、『Cisco MDS 9000 Family NX-OS Interfaces Configuration Guide』を参照してください。
ポート ガード機能の使用の対象となるのは、ポートがダウンおよびバックアップになったり、ポートがアップとダウンを短時間で繰り返す場合に、システムおよびアプリケーション環境が迅速かつ効率的に適応できない状況で、この状況は障害モードで発生することがあります。たとえば、ポートがダウンしたあとにシステムが安定するまで 5 秒かかるとき、ポートが 1 秒に 1 回アップとダウンを行う場合、最終的にはファブリックの重大な障害の原因となることがあります。
ポート ガード機能によって、SAN 管理者はこれらの問題に対して脆弱な環境において、この問題の発生を避けることができます。ポートは最初の障害後にダウンしたままに設定するか、または指定された期間に指定された数の障害が発生したあとにダウンするように設定できます。これにより、SAN 管理者が介入してリカバリを制御することによって、アップとダウンの繰り返しによる問題を回避できます。
ポート ガード機能を使用すると、エラー レポートの数を制限したり、誤動作中のポートをダイナミックにダウン状態にしたりできます。特定のエラー時にエラーディセーブル状態になるようにポートを設定できます。
リンクダウンによる一般的なリンク障害は、その他すべての原因を含みます。その他すべての原因の数を合計すると、リンクダウンによるリンク障害の数と等しくなります。つまり、許容されているリンク障害の最大数または特定の原因の数に達すると、ポートはダウン状態になります。
リンク ダウンはその他すべての原因を含みます。他の原因の合計が許容されるリンクダウン障害の数と等しくなると、ポートはダウン状態になります。
(注) リンク障害によるリンクのフラップが発生せず、ポート ガードがイネーブルでない場合であっても、無効な FLOGI 要求を同じホストから大量に受信する場合、ポートはダウン状態になります。
Fabric Manager を使用してポート ガードをイネーブルにする手順は、次のとおりです。
[Information] ペインにすべてのインターフェイスが一覧表示されます(図 2-10)。
図 2-10 Fabric Manager のポート ガード
ステップ 2 [Link Failure] タブをクリックし、ポートを選択します(図 2-11 を参照)。
図 2-11 Fabric Manager のポート ガード
ステップ 3 [Enable] カラムのチェックボックスをオンにします。
ステップ 4 (任意)期間(秒単位)とフラップ回数を入力します。値が 0 の場合、リンクのフラップが 1 回でも発生すると、ポートはダウン状態になります。それ以外の場合、指定した回数のフラップが期間内にリンクで発生すると、リンクはダウン状態になります。
ステップ 5 [Apply] をクリックして設定をアクティブにします。
ステップ 6 [ESP] タブをクリックし、ポートを選択します(図 2-12)。
図 2-12 Fabric Manager のポート ガード
ステップ 7 [Enable] カラムのチェックボックスをオンにします。
ステップ 8 (任意)期間(秒単位)とフラップ回数を入力します。値が 0 の場合、trustsec 違反が 1 回でも発生すると、ポートはダウン状態になります。それ以外の場合、指定した回数のフラップで trustsec 違反が期間内に発生すると、リンクはダウン状態になります。
ステップ 9 [Bit-error Rate]、[Signal Loss]、[Sync Loss]、[Link-reset]、および [Credit Loss] の各タブをクリックし、ポート ガード設定を完了します。
ステップ 10 [Apply] をクリックして設定をアクティブにします。
Device Manager を使用してポート ガードを 1 つまたは複数のインターフェイスでイネーブルにする手順は、次のとおりです。
ステップ 2 [Link Failure] タブをクリックし、ポートを選択します。
ステップ 3 [Enable] カラムのチェックボックスをオンにします。
ステップ 4 (任意)期間(秒単位)とフラップ回数を入力します。値が 0 の場合、リンクのフラップが 1 回でも発生すると、ポートはダウン状態になります。それ以外の場合、指定した回数のフラップが期間内にリンクで発生すると、リンクはダウン状態になります。
ステップ 5 [Apply] をクリックして設定をアクティブにします。
ステップ 6 [ESP] タブをクリックし、ポートを選択します。
ステップ 7 [Enable] カラムのチェックボックスをオンにします。
ステップ 8 (任意)期間(秒単位)とフラップ回数を入力します。値が 0 の場合、trustsec 違反が 1 回でも発生すると、ポートはダウン状態になります。それ以外の場合、指定した回数のフラップで trustsec 違反が期間内に発生すると、リンクはダウン状態になります。
ステップ 9 [Apply] をクリックして設定をアクティブにします。
ポート モニタを使用すると、ポートのパフォーマンスとステータスを監視し、問題が発生したときにアラートを生成できます。さまざまなカウンタについてしきい値を設定し、値がしきい値設定を超えた場合にイベントをトリガーできます。
ポート モニタの設定の詳細については、『 Cisco MDS 9000 Family NX-OS Interfaces Configuration Guide 』を参照してください。
Device Manager を使用して特定のグループを監視する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 任意のポート グループ モジュールを右クリックし、[Check Oversubscription] を選択します。
[Check Oversubscription] テーブルが表示されます。
ステップ 2 [Monitor] ドロップダウン リストボックスから、監視対象のグループを 1 つ選択します(図 2-13)。
Device Manager に、選択したグループのモニタリング テーブルとカウンタが期間ごとに表示されます。また、折れ線グラフが自動的に表示されます(図 2-14 を参照)。[Monitoring] テーブルから [Bar chart] アイコンを選択して、選択したグループの棒グラフを表示することもできます。
管理インターフェイス(mgmt0)を使用し、スイッチをリモートで設定できます。mgmt0 インターフェイスで接続を設定するには、IP version 4(IPv4; IP バージョン 4)パラメータ(IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイ)、または IP version 6(IPv6; IP バージョン 6)パラメータを設定し、スイッチに到達できるようにする必要があります。
ここでは、管理インターフェイスについて説明します。説明する内容は、次のとおりです。
管理インターフェイスの手動設定を始める前に、スイッチの IPv4 アドレスとサブネット マスク、または IPv6 アドレスを取得してください。
管理ポート(mgmt0)は自動検知であり、10/100/1000 Mbps の速度によって全二重モードで動作します。自動検知では、この速度とデュプレックス モードがサポートされます。スーパーバイザ 1 モジュールの場合、デフォルトの速度は 100 Mbps、デフォルトのデュプレックス モードは自動です。スーパーバイザ 2 モジュールの場合、デフォルトの速度は自動、デフォルトのデュプレックス モードは自動です。
(注) スイッチに接続して IP パケットを送信するには、デフォルト ゲートウェイを明示的に設定するか、サブネットごとにルートを追加する必要があります。
Fabric Manager を使用して mgmt0 イーサネット インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 [Logical Domains] ペインで [VSAN] を選択します。
ステップ 2 [Switches] > [Interfaces] と展開し、[Management] を選択します。
[Information] ペインにインターフェイス設定が表示されます。
ステップ 4 [IP Address/Mask] フィールドを設定します。
ステップ 6 (任意)その他のタブを使用して、その他の設定パラメータを設定します。
ステップ 7 [Apply Changes] をクリックします。
VSAN はファイバ チャネル ファブリックに適用され、同一の物理インフラストラクチャで複数の分離 SAN トポロジの設定を可能にします。VSAN の上に IP インターフェイスを作成して、このインターフェイスを使用してこの VSAN にフレームを送信できます。この機能を使用するには、この VSAN の IP アドレスを設定する必要があります。存在しない VSAN の VSAN インターフェイスは作成できません。
ここでは、VSAN インターフェイスについて説明します。ここで説明する内容は、次のとおりです。
VSAN インターフェイスを作成または削除するときは、次の注意事項に従ってください。
• 目的の VSAN のインターフェイスを作成する前に VSAN を作成します。VSAN が存在しない場合、インターフェイスを作成できません。
• インターフェイス VSAN を作成します。インターフェイス VSAN は自動作成されません。
• VSAN を削除すると、接続されたインターフェイスが自動的に削除されます。
• 各インターフェイスを 1 つの VSAN だけに設定します。
ヒント VSAN インターフェイスを設定したあと、IP アドレスまたは Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP)機能を設定できます。『Cisco MDS 9000 Family NX-OS IP Services Configuration Guide』を参照してください。
Fabric Manager を使用して VSAN インターフェイスを作成する手順は、次のとおりです。
図 2-15 Management の [General] タブ
[Create Interface] ダイアログボックスが表示されます(図 2-16 を参照)。
図 2-16 [Create Interface] ダイアログボックス
ステップ 3 VSAN インターフェイスを設定するスイッチおよび VSAN ID を選択します。
(注) 既存の VSAN だけに VSAN インターフェイスを作成できます。VSAN が存在しない場合は、VSAN インターフェイスを作成できません。
ステップ 4 新しい VSAN インターフェイスの IP アドレスおよびサブネット マスクを [IPAddress/Mask] に設定します。
ステップ 5 VSAN インターフェイスを作成するには、[Create] をクリックします。VSAN インターフェイスを作成しないでダイアログボックスを閉じるには、[Close] をクリックします。
表 2-7 に、インターフェイス パラメータのデフォルト設定を示します。
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非 NPV スイッチおよび NPIV コア スイッチの場合はオン(初期設定中に変更しない場合)。NPV スイッチの場合はオフ。 |
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