Catalyst 6500 シリーズ Distributed Forwarding Card 3 WS-X67xx モジュール インストレーション ノート
補強棒が付いていないモジュールからの DFC3 ドータ カードの取り外し
補強棒が付いている WS-X6748-GE-TX モジュールからの DFC3 ドータ カードの取り外し
補強棒が付いていないイーサネット モジュールへの DFC3B、DFC3BXL、DFC3C、および DFC3CXL ドータ カードの取り付け
補強棒が付いているイーサネット モジュールへの DFC3B、DFC3BXL、DFC3C、および DFC3CXL ドータ カードの取り付け
このマニュアルでは、WS-X67xx イーサネット モジュールに Distributed Forwarding Card 3(DFC3)ドータ カードを取り付ける手順および取り外す手順について説明します。このマニュアルでは、次の製品について取り上げます。
(注) このマニュアルでは、特に明記されていないかぎり、DFC3 ドータ カードという用語は DFC3A、DFC3B、DFC3BXL、DFC3C、および DFC3CXL ドータ カードを意味します。
ここでは、DFC ドータ カードの概要と仕様について説明します。DFC ドータ カードは、WS-X67xx シリーズ(CEF720 ベース)のライン カード用のオプション ドータ カードです。DFC3 はローカルに各ライン カードの転送先を決定し、総合的なシステム パフォーマンスを向上させます。 表 1 に、WS-F6700-DFC ドータ カードの仕様を示します。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 システムの動作中は、バックプレーンに危険な電圧またはエネルギーがかかっています。保守作業は十分に注意して行ってください。ステートメント 1034
DFC3 ドータ カード アップグレード キットには次の部品が含まれています。
• DFC3A、DFC3B、DFC3BXL、DFC3C、または DFC3CXL の各ドータ カード
• 取り付けブラケットおよび取り付け金具(DFC ドータ カード背面のオス スタンドオフに取り付け)
• 1 GB(MEM-XCEF720-1GB)メモリ アップグレード × 1
(注) MEM-XCEF720-1GB メモリ アップグレードは、DFC3BXL アップグレードにだけ必要であり、DFC3BXL ドータ カード キットにだけ含まれています。
DFC3 ドータ カードの取り外しと取り付けには、次の工具と付属品が必要です。
• 取り外したモジュールを置くための静電気防止用マットまたは静電気防止材パッド、および取り外した Central Forwarding Card(CFC)または DFC ドータ カードを保存するための静電気防止用袋
イーサネット モジュールに CFC または DFC ドータ カードが取り付けられている場合、古い CFC または DFC ドータ カードを取り外してから新しい DFC ドータ カードを取り付ける必要があります。次の手順に従ってください。
(注) 以前のバージョンの WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールに取り付けられているドータ カード(補強棒あり)については、DFC3 ドータ カード取り外し用の別の手順があります。
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
ステップ 1 静電気防止用アース ストラップを手首とアースに接続します。
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 2 Catalyst 6500 シリーズ スイッチからイーサネット モジュールを取り外します。
スイッチ シャーシからモジュールを取り外す正しい手順がよくわからない場合は、「シャーシのイーサネット モジュールの取り外しおよび取り付け」の取り外し手順を参照してください。
ステップ 3 モジュールの前面が手前になるように、静電気防止用マットの上にイーサネット モジュールを置きます。
ステップ 4 プラス ドライバを使用して、取り付け金具(3 つの固定ネジと 2 つのキャップ ナットで構成)を取り外します (図 1 を参照)。
ステップ 5 イーサネット モジュールから CFC ドータ カードを外すには、CFC ドータ カードの後ろ側にあるタブをそれぞれ親指と人差し指でつまんで、コネクタが外れるまでタブをゆっくりと押し下げます (図 2 を参照)。
ステップ 6 両手で CFC ドータ カードをゆっくりと持ち上げて、モジュールから CFC ドータ カードを取り外します。
ステップ 7 CFC ドータ カードを静電気防止用マットまたは静電気防止材パッドの上に置くか、静電気防止用袋の中に入れます。
ステップ 8 「DFC3B および DFC3C ドータ カードの取り付け」に進みます。
ここでは、DFC3 ドータ カードを取り外す 2 通りの手順について説明します。1つめの手順では、補強棒が付いていないモジュールから DFC3 ドータ カードを取り外す方法を説明します。2 つめの手順では、補強棒が付いている古いバージョンの WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールから DFC ドータ カードを取り外す方法を説明します。
(注) 補強棒が付いているのは、WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールの一部のバージョンだけです。
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
補強棒が付いていないモジュールから DFC3 ドータ カードを取り外す手順は次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用アース ストラップを手首とアースに接続します。
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 2 シャーシからイーサネット モジュールを取り外します。
スイッチ シャーシからモジュールを取り外す正しい手順がよくわからない場合は、「イーサネット モジュールのシャーシからの取り外し」の取り外し手順を参照してください。
ステップ 3 モジュールの前面が手前になるように、静電気防止用マットの上にイーサネット モジュールを置きます。
ステップ 4 DFC ドータ カードに図 3 に示すような小さな金属の取り付けブラケットが付いている場合は、No.1 プラス ドライバを使用して、ブラケットを固定している 2 つのキャップ ナットと 1 つのネジを取り外します。これらのキャップ ナットとネジはブラケットとともに脇に置いておきます。ブラケットがない場合は、2 つのキャップ ナットと 1 つのネジを取り外すだけです。
ステップ 5 残った取り付け金具を取り外します (図 3 を参照)。
(注) 図 3 に示す取り付け金具は、DFC3B または DFC3BXL ドータ カード用のものです。DFC3C または DFC3CXL ドータ カード用の取り付け金具には、6 つのネジ、2 つのキャップ ナット、および 1 つのスタンドオフがあります。
ステップ 6 キャップ ナットを 3 回ほど回して、キャップ ナットの底と DFC3 ドータ カードの上部との隙間が約 1/8 インチ(3 mm)ぐらいになるように、ゆるめに取り付けられた状態にします(図 4 を参照)。キャップ ナットは、DFC3 ドータ カードが水平方向に動いてベース ボードを損傷しないように、ドータ カードのコネクタを外したときの止め具の働きをします。
ステップ 7 図 5 に示す部分を左手でわずかに持ち上げます。左手で DFC3 ドータ カードを持ち上げながら、右手で上下に揺らして、モジュールから DFC3 ドータ カードを外します。揺らす幅は上下ともに 0.5 インチ以内です。
ステップ 9 両手で DFC3 ドータ カードをつかみ、モジュールからゆっくりと持ち上げます (図 6 を参照)。ただちに、DFC3 ドータ カードを静電気防止用マットまたは静電気防止材パッドの上に置くか、静電気防止用袋の中に入れます。
WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールの古いバージョンの中には、モジュールの前面上部に補強棒が付いているものがあります。補強棒付きの WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールから DFC ドータ カード取り外す場合、取り外し手順が異なります。
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
補強棒が付いている WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールから DFC3 ドータ カードを取り外す手順は次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用アース ストラップを手首とアースに接続します。
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 2 Catalyst 6500 シリーズ スイッチから WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールを取り外します。
スイッチ シャーシからモジュールを取り外す正しい手順がよくわからない場合は、「シャーシのイーサネット モジュールの取り外しおよび取り付け」の取り外し手順を参照してください。
ステップ 3 モジュールの前面が手前になるように、静電気防止用マットまたは静電気防止材の上にモジュールを置きます。
ステップ 4 DFC ドータ カードに図 7 に示すような小さな金属の取り付けブラケットが付いている場合は、No.1 プラス ドライバを使用して、ブラケットを固定している 2 つのキャップ ナットと 1 つのネジを取り外します。これらのキャップ ナットとネジはブラケットとともに脇に置いておきます。取り付けブラケットがない場合は、2 つのキャップ ナットと 1 つのネジを取り外します。
ステップ 5 プラス ドライバを使用して、残った取り付け金具を取り外します (図 7 を参照)。
図 7 取り付け金具の取り外し(DFC3B/DFC3BXL)(前面補強棒付き WS-X6748-GE-TX)
(注) 前面の補強棒のタブを通して DFC3 ドータ カードを固定している 2 つのネジの長さは、他の DFC 取り付けネジより長くなります。
ステップ 6 図 8 に示す部分を左手でわずかに持ち上げ、DFC3 ドータ カードを上下にゆっくりと揺らし、モジュールのコネクタからドータ カードを外します。
図 8 DFC のコネクタの取り外し(前面補強棒付き WS-X6748-GE-TX)
ステップ 7 両手で DFC3 ドータ カードを持ち、DFC3 ドータ カードの後端をわずかに持ち上げてモジュールのコネクタから離し、2 つの前面補強棒のタブの下から DFC3 ドータ カードを慎重に引き出します。DFC3 ドータ カードをモジュールから引き上げ(図 9 を参照)、取り外した DFC3 ドータ カードをただちに静電気防止用マットまたは静電気防止材パッドの上に置くか、静電気防止用袋の中に入れます。
図 9 DFC3 ドータ カードの取り外し(前面補強棒付き WS-X6748-GE-TX)
DFC3BXL または DFC3CXL ドータ カードでイーサネット モジュールをアップグレードするときは、イーサネット モジュールに 1 GB のメモリ アップグレード(部品番号 MEM-XCEF720-1GB)も取り付ける必要があります。この 1 GB のメモリ アップグレードは、DFC3BXL または DFC3CXL アップグレード キットに同梱されており、DFC ドータ カードの下にある Small-Outline Dual-Inline Memory Module(SODIMM)チップ ソケットのイーサネット モジュールに取り付けます。
(注) メモリのアップグレード手順は、CFC または DFC ドータ カードをイーサネット モジュールから取り外したあと、DFC3BXL または DFC3CXL ドータ カード アップグレードを取り付ける前に実行してください。
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
すでに取り付けられているメモリ モジュールをイーサネット モジュール取り外す手順は次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用アース ストラップを手首とアースに接続します。
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 2 イーサネット モジュール上のメモリ モジュールの場所を探します (図 10 を参照)。
図 10 WS-X67xx モジュール上のメモリ モジュールの位置
ステップ 3 メモリ モジュールの両側にあるバネ クリップを解除し、ソケットからメモリ モジュールを外します (図 11図 11 を参照)。
ステップ 4 親指と人差し指でメモリ モジュールの端をつかみ、ゆっくりとメモリ モジュールをソケットから完全に引き出します。
ステップ 5 静電破壊から保護するため、古いメモリ モジュールはただちに静電気防止用袋に入れます。
1 GB のメモリ モジュールをイーサネット モジュールに取り付ける手順は次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用アース ストラップが手首にしっかりと装着され、適切なアースに接続されているとことを確認します。
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 2 1 GB メモリ モジュールを静電気防止用梱包袋から取り出します。
ステップ 3 コンポーネント側が上に、コネクタ端(金属フィンガ)が向こう側になるように、親指と人差し指で 1 GB メモリ モジュールの側面を持ちます (図 12 を参照)。
ステップ 4 1 GB メモリ モジュールをソケットとほぼ同じ角度に傾け、メモリ モジュールのコネクタ端をソケットに差し込みます。
ステップ 5 ソケットの両方のバネ クリップがメモリ モジュールの側面にカチッとはまり、メモリ モジュールが正しく固定されるまで、1 GB メモリ モジュールの前端を押し下げます (図 13 を参照)。
ステップ 6 メモリ モジュールを取り付けたら、両方のバネ クリップが完全にはめ込まれていることを確認してください。完全にはめ込まれていない場合、メモリ モジュールは正しく装着されていません。メモリ モジュールの位置がずれている場合は、慎重にメモリ モジュールを取り外し、再度ソケットに装着してください。バネ クリップが所定の位置に収まるまで、メモリ モジュールをソケットにしっかりと押し込みます。
ここでは、DFC3 を取り付ける 2 通りの手順について説明します。
• 「補強棒が付いていないイーサネット モジュールへの DFC3B、DFC3BXL、DFC3C、および DFC3CXL ドータ カードの取り付け」
• 「補強棒が付いているイーサネット モジュールへの DFC3B、DFC3BXL、DFC3C、および DFC3CXL ドータ カードの取り付け」
1つめの手順では、補強棒が付いていないイーサネット モジュールに DFC3 ドータ カードを取り付ける方法を説明します。2 つめの手順では、補強棒が付いている古いバージョンの WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールに DFC ドータ カードを取り付ける方法を説明します。
(注) DFC3BXL または DFC3CXL ドータ カードを取り付けるときは、イーサネット モジュールのメモリを 1 GB にアップグレードする必要があります。メモリのアップグレード手順は、DFC3BXL または DFC3CXL ドータ カードを取り付ける前に実行してください。
(注) すべての WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールに補強棒が付いているわけではありません。
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
補強棒が付いていないイーサネット モジュールに DFC ドータ カードを取り付ける手順は次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用アース ストラップを手首とアースに接続します。
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 2 新しい DFC3 ドータ カードを静電気防止用袋から取り出し、パッケージから取り付け金具を取り出します。
(注) DFC3 ドータ カードは、さまざまなモジュールに取り付けられるように設計されています。そのため、DFC3 ドータ カードの取り付け穴の数が、モジュールのスタンドオフの数より多い場合があります。取り付けを行うときに、DFC3 ドータ カードの取り付け穴をすべて使用するとは限りません。取り付け穴の下にスタンドオフがあることを確認してから、取り付け金具を取り付けてください。
ステップ 3 DFC3 ドータ カードの取り付け穴(図 14 を参照)を、モジュールのオス スタンドオフに合わせます (図 15 を参照)。DFC3 ドータ カードの残りの取り付け穴が、モジュールの残りのスタンドオフの位置に合っていることを確認します。
図 15 WS-X67 xx モジュールのオス スタンドオフの位置
ステップ 4 DFC3 のコネクタの位置が、モジュールのコネクタの位置と合っていることを確認します。図 16 に、DFC3 の裏面のコネクタを示します。
図 16 DFC3 ドータ カード コネクタ(DFC ドータ カードの裏面)
ステップ 5 図 17 に示す部分を押して、電源コネクタを固定します。
ステップ 6 取り付けブラケットを DFC ドータ カードの裏側の 2 つのオス スタンドオフの位置に合わせます。DFC3 ドータ カードがモジュールに完全に固定されるまで、ブラケットの上部だけを押します(図 18 を参照)。
ステップ 7 プラス ドライバを使用して、取り付け金具を取り付けます。
a. DCFCB および DFC3BXL ドータ カードの場合は、8 つのネジと 2 つのスタンドオフを取り付けます (図 19 を参照)。
b. DFC3C および DFC3CXL ドータ カードの場合は、6 つのネジ、2 つのキャップ ナット、および 1 つのスタンドオフを取り付けます (図 20 を参照)。
(注) 取り付け穴の下にスタンドオフがあることを確認してから、取り付け金具を取り付けてください。
図 19 取り付け金具の取り付け(DFC3B および DFC3BXL)
図 20 取り付け金具の取り付け(DFC3C および DFC3CXL)
ステップ 8 イーサネット モジュールをシャーシに再び取り付けます。
スイッチ シャーシにイーサネット モジュールを取り付ける正しい手順がよくわからない場合は、「シャーシのイーサネット モジュールの取り外しおよび取り付け」の取り付け手順を参照してください。
WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールの古いバージョンの中には、モジュールの前面上部に補強棒が付いているものがあります。この補強棒が付いている場合は、異なる手順で DFC3 ドータ カードを取り付ける必要があります。
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
補強棒が付いている古いバージョンの WS-X6748-GE-TX イーサネット モジュールに DFC ドータ カードを取り付ける手順は次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用アース ストラップを手首とアースに接続します。
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 2 新しい DFC3 ドータ カードを静電気防止用袋から取り出し、袋から取り付け金具を取り出します。
(注) DFC3 ドータ カードは、さまざまなモジュールに取り付けられるように設計されています。そのため、DFC3 ドータ カードの取り付け穴の数が、モジュールのスタンドオフの数より多い場合があります。取り付けを行うときに、DFC3 ドータ カードの取り付け穴をすべて使用するとは限りません。取り付け穴の下にスタンドオフがあることを確認してから、取り付け金具を取り付けてください。
ステップ 3 DFC3 ドータ カードをイーサネット モジュールの位置に合わせ、モジュールのコネクタから後端が離れるように DFC3 ドータ カードをわずかに傾けます。
ステップ 4 2 つの補強棒タブの下に DFC3 を慎重に滑り込ませます (図 21 を参照)。DFC ドータ カードが 2 つの補強棒タブの下にあることを確認します。
ステップ 5 DFC3 ドータ カードの取り付け穴を、モジュールのオス スタンドオフに合わせます (図 21 を参照)。DFC3 ドータ カードの残りの取り付け穴が、残りのスタンドオフの位置に合っていることを確認します。
(注) 取り付け穴の下にスタンドオフがあることを確認してから、取り付け金具を取り付けてください。
ステップ 6 DFC3 ドータ カードの端を押し下げ(図 21 を参照)、DFC3 ドータ カードの電源コネクタをモジュールの電源コネクタに固定します。
図 21 DFC ドータ カードの電源コネクタの固定(前面補強棒付き WS-X6748-GE-TX)
ステップ 7 取り付けブラケットを 2 つのスタンドオフの位置に合わせ、ブラケットの上部だけを押し下げてモジュールのコネクタに DFC3 ドータ カードのコネクタを固定します (図 22 を参照)。
図 22 DFC3 のモジュールへの固定(前面補強棒付き WS-X6748-GE-TX)
ステップ 8 以前取り外した 2 つの長いネジを補強棒に通して DFC3 ドータ カードをモジュールに固定します。
ステップ 9 残りのネジとキャップ ナットを取り付け、モジュールに DFC3 ドータ カードを完全に取り付けます。
a. DFC3B および DFC3BXL ドータ カードの場合は、残りの 6 つのネジと 2 つのキャップ ナットを取り付けます (図 23 を参照)。
b. DFC3C および DFC3CXL ドータ カードの場合は、残りの 4 つのネジ、2 つのキャップ ナット、および 1 つのスタンドオフを取り付けます (図 24 を参照)。
図 23 DFC3B および DFC3BXL 取り付け金具の取り付け(前面補強棒付きWS-X6748-GE-TX)
図 24 DFC3C および DFC3CXL 取り付け金具の取り付け(前面補強棒付きWS-X6748-GE-TX)
ステップ 10 イーサネット モジュールをシャーシに再び取り付けます。
スイッチ シャーシにイーサネット モジュールを取り付ける正しい手順がよくわからない場合は、「イーサネット モジュールのシャーシへの取り付け」の取り付け手順を参照してください。
ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチ シャーシ スロットのイーサネット モジュールの正しい取り外しおよび取り付け方法を説明します。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 272
イーサネット モジュールをシャーシから取り外す手順は次のとおりです。
ステップ 1 イーサネット モジュールに取り付けられているすべてのネットワーク インターフェイス ケーブルを外します。
ステップ 2 静電気防止用アース ストラップを手首とアースに接続します
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 3 シャーシ内のすべてのモジュールの非脱落型ネジが緩んでいないことを確認します。この手順により、取り外されたモジュールによって作られたスペースが維持されます。
(注) 非脱落型ネジが緩んでいると、取り付けられたモジュールの Electromagnetic Interference(EMI; 電磁波干渉)ガスケットによって、空いているスロットの方向へモジュールが大きく押されるため、空きスペースが減少し、モジュールを再び取り付けることが難しくなります。
ステップ 4 イーサネット モジュールの 2 つの非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 5 シャーシのスロットの方向(水平または垂直)により、次の 2 つの手順のうちのどちらかを実行します。
a. モジュール前面プレートの左右両側にある左右のイジェクト レバーに親指を置き、レバーを同時に外側に回転させてイーサネット モジュールをシャーシのバックプレーン コネクタから外します。
b. モジュールの前端をつかみ、モジュール部分をスロットの外に引き出します。もう一方の手はイーサネット モジュールに下に置いて、モジュールの重さを支えます。モジュールの回路に手を触れないでください。
c. 取り外したイーサネット モジュールを、適切にアースされている静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
a. イーサネット モジュールの上部と下部にあるイジェクト レバーに親指を置き、レバーを同時に外側に回転させてイーサネット モジュールをシャーシのバックプレーン コネクタから外します。
b. モジュールの前端をつかみ、モジュール部分をスロットの外に引き出します。もう一方の手はイーサネット モジュールに下に置いて、モジュールの重さを支えます。モジュールの回路に手を触れないでください。
c. 取り外したイーサネット モジュールを、適切にアースされている静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 1051
ステップ 1 静電気防止用アース ストラップが手首に装着され、適切なアースに接続されているとことを確認します。
静電気防止用アース ストラップの正しい装着方法がよくわからない場合は、「静電気防止用アース ストラップの装着」を参照してください。
ステップ 2 シャーシに取り付けられたすべてのモジュール上で非脱落型ネジが緩んでいないことを確認します。この手順により、取り付けられたすべてのモジュールの EMI ガスケットが完全に圧縮され、イーサネット モジュールのために最大限のスペースが確保されます。
(注) 非脱落型ネジが緩んでいると、取り付けられたモジュールの Electromagnetic Interference(EMI; 電磁波干渉)ガスケットによって、空いているスロットの方向へモジュールが大きく押されるため、空きスペースが減少し、モジュールを再び取り付けることが難しくなります。
ステップ 3 イーサネット モジュールの両側のイジェクト レバーを完全に開きます (図 25 を参照)。
ステップ 4 シャーシのスロットの方向(水平または垂直)により、次の 2 つの手順のうちのどちらかを実行します。
a. イーサネット モジュールをスロット内に配置します (図 25 を参照)。モジュールのフレームの端が、スロットの両側にあるスロット ガイドに合っていることを確認します。
b. イーサネット モジュールを慎重にスロット内に滑り込ませて、モジュール上端に並ぶ EMI ガスケットがすぐ上のスロットに搭載されているモジュールに触れ、両側のイジェクト レバーがカチッとはまってイーサネット モジュールの前面プレートに対して約 45 度の角度に倒れるまで押し込みます (図 26 を参照)。
c. 両手の親指と人差し指で 2 つのイジェクト レバーを押し下げて、モジュールの EMI ガスケットと真上のモジュールの間にわずかな隙間(0.040 インチ(1 mm))を作ります (図 26 を参照)。
d. 左右のイジェクト レバーをゆっくりと押しながら、同時に内側に閉じます。これによって、イーサネット モジュールがシャーシのバックプレーン コネクタに完全に装着されます。イジェクト レバーを完全に閉じると、モジュールの前面プレートとイジェクト レバーが平らにそろいます (図 27 を参照)。
(注) シャーシのバックプレーン コネクタにモジュールが完全に装着されていないと、エラー メッセージが表示されることがあります。
e. イーサネット モジュールの 2 つの非脱落型ネジを締めます。
(注) 非脱落型ネジを締める前に、イジェクト レバーが完全に閉じていることを確認してください。
f. イーサネット モジュールのステータス LED が点灯していることを確認します。ステータス LED は定期的に確認してください。ステータス LED がオレンジからグリーンに変化した場合、モジュールは正常にブート プロセスを終了してオンラインになっています。ステータス LED がオレンジのまま、またはレッドになった場合、ブート プロセスが正常に終了せず、エラーが発生した可能性があります。
図 26 水平スロット シャーシの EMI ガスケットの調整
図 27 水平スロット シャーシのイジェクト レバーを閉じた状態
a. イーサネット モジュールをスロット内に配置します (図 28 を参照)。モジュールのフレームの端が、シャーシのスロットの上下にあるスロット ガイドに合っていることを確認します。
b. イーサネット モジュールを慎重にスロット内に滑り込ませて、モジュールの前面プレートの右端に並ぶ EMI ガスケットが隣接するスロットのモジュールに触れ、両側のイジェクト レバーがイーサネット モジュールの前面プレートに対して約 45 度の角度に倒れるまで押し込みます (図 29 を参照)。
c. 両手の親指および人差し指で 2 つのイジェクト レバーを持ち、左の方向に少し押してモジュールを約 0.040 インチ(1 mm)動かし、モジュールの EMI ガスケットと隣接するモジュールとの間に小さな隙間を作ります (図 29 を参照)。
d. イジェクト レバーをゆっくりと押しながら、同時に内側に閉じます。これによって、イーサネット モジュールがシャーシのバックプレーン コネクタに完全に装着されます。イジェクト レバーを完全に閉じると、イーサネット モジュールの前面プレートとイジェクト レバーが平らにそろいます (図 30 を参照)。
e. イーサネット モジュールの 2 つの非脱落型ネジを締めます。
(注) 非脱落型ネジを締める前に、イジェクト レバーが完全に閉じていることを確認してください。
f. イーサネット モジュールのステータス LED が点灯していることを確認します。ステータス LED は定期的に確認してください。ステータス LED がオレンジからグリーンに変化した場合、モジュールは正常にブート プロセスを終了してオンラインになっています。ステータス LED がオレンジのまま、またはレッドになった場合、ブート プロセスが正常に終了せず、エラーが発生した可能性があります。
図 29 垂直スロット シャーシの EMI ガスケットの調整
図 30 垂直スロット シャーシのイジェクト レバーを閉じた状態
静電破壊は、モジュールや FRU の不適切な取り扱いにより発生するもので、故障または間欠的な障害を引き起こします。モジュールは、金属製フレームに固定されたプリント基板から構成されます。電磁波干渉(EMI)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。金属製フレームは、プリント基板を静電破壊から保護するのに役立ちますが、モジュールを扱う場合は常に静電気防止用アース ストラップを装着し、ストラップを適切にアースされている塗装されていない金属面に接続してください。
• 静電気防止用リスト ストラップを常に使用し、できるだけ素肌に密着するようにします。静電気防止用アース ストラップは、バナナ プラグ、金属製バネ クリップ、またはワニ口クリップとともに利用できます。すべての Catalyst 6500 シリーズ シャーシには、シャーシの前面パネルのいずれかにバナナ プラグ コネクタが備え付けられています。これはコネクタの横のアース記号で識別できます。
– プラスチック製のバナナ プラグ コネクタが取り付けられている古い Catalyst 6500 シリーズ シャーシをお持ちの場合は、付属の静電気防止用アース リスト ストラップ(金属製クリップ付き)か、またはワニ口クリップ付き静電気防止用アース リスト ストラップのどちらかを使用することを推奨します。
– バナナ プラグ コネクタ用に塗装されていない金属部分の穴がある新しい Catalyst 6500 シリーズをお持ちの場合は(これもコネクタの横のアース記号で識別できます)、バナナ プラグが取り付けられた個人向けの静電気防止用アース ストラップを使用することを推奨します。
• シャーシに付属している使い捨て静電気防止用リスト ストラップまたはワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、静電気防止用リスト ストラップに適切なアース点が確保できるよう、システム アース ラグをシャーシに取り付ける必要があります。
(注) このシステム アースは、Network Equipment Building System(NEBS)とも呼ばれます。
• シャーシにシステム アースが取り付けられていない場合には、システム アース ラグを取り付ける必要があります。手順については、オンラインの『 Catalyst 6500 Series Switches Installation Guide 』を参照してください。
(注) 予備のシステム アース ワイヤをシステム アース ラグに取り付ける必要はありません。ラグは、シャーシの塗装されていない金属部分に直接つながるパスになります。
システム アース ラグを取り付けたあとで、次の手順により静電気防止用リスト ストラップを正しく装着します。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップは次の手順で素肌に装着します。
a. FRU に付属の静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、リスト ストラップのパッケージを開いて、静電気防止用リスト ストラップの包装を解きます。黒い導電性ループを手首に巻き、ストラップを締めて素肌にしっかりと密着させます。
b. ワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、パッケージを開いて、静電気防止用リスト ストラップを取り出します。体に装着する側のリスト ストラップの端を持ち、これを素肌に固定させます。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップのバネ クリップまたはワニ口クリップをつかんで、ラック上のベア メタル部分(塗装されていない表面)にクリップを一瞬接触させます。蓄積された静電気がラック全体に安全に放電されるよう、塗装されていないラック レールにクリップを接触させることを推奨します。
ステップ 3 バネ クリップまたはワニ口クリップは次のようにアース ラグ ネジに取り付けます(図 31 を参照)。
a. FRU に付属の静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、バネ クリップのあごの部分を開いてシステム アース ラグのネジ山の側面にあて、あごの部分がラグのネジ山を超えて向こう側で閉じるように、バネ クリップを滑り込ませます。
(注) バネ クリップのあごの部分は、ラグのネジ山またはラグの胴部に直接取り付けられるほど大きくは開きません。
b. ワニ口クリップ付きの静電気防止用リスト ストラップを使用する場合は、ワニ口クリップを直接システム アース ラグのネジ山またはシステム アース ラグの胴部に取り付けます。
図 31 システムのアース ラグ ネジへの静電気防止用リスト ストラップ クリップの取り付け
• フレームを取り扱う際は、付属のハンドルまたは端だけを持ち、プリント基板またはコネクタには触れないでください。
• 取り外したコンポーネントは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に入れます。コンポーネントを工場に返却する場合は、ただちに静電気防止用容器に入れてください。
• 金属製フレームからプリント基板を外そうとしないでください。
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