それぞれの HTTP 応答コードは何を意味しますか。

質問：

それぞれの HTTP 応答コードは何を意味しますか。

環境：AsyncOSバージョンを実行するCisco Webセキュリティアプライアンス(WSA)

HTTP には常に、クライアント要求とサーバ応答が伴います。サーバ応答は、数字による応答コードによって分類されています。応答コードは、HTTP 要求の成功および失敗の理由を示します。

HTTP 応答コードについて詳しくは、RFC 2616（HTTP）のセクション 10 を参照してください。

以下に、最もよく表示される応答コードに関する詳細を説明します。

1xxコード：情報

100 Continue：通常、ICAPプロトコルに関して表示されます。この応答は、クライアントに対し、データ送信を継続可能であることを通知します。ICAP サービス（ウイルス スキャンなど）についてサーバが確認しなければならないのは、おそらく最初の x バイトのみです。最初のバイト セットをスキャンしてウィルスを検出しなかった場合、サーバは 100 Continue を送信してクライアントにオブジェクトの残りの部分を送信できることを知らせます。

2xxコード：成功

200 OK:最も一般的な応答コード。これは、要求が問題なく成功したことを示します。

3xxコード：リダイレクション

302 Found：これは一時的なリダイレクトです。クライアントは、Location：ヘッダーで指定されたオブジェクトに対して新しい要求を作成するように指示されます。

304 Not Modified：これは、GIMS(GET If-modified-since)に対する応答です。これは文字通り、ヘッダーIf-modified-since: <date>を含む標準HTTP GETです。このヘッダーはクライアントに対し、要求されたオブジェクトのコピーがクライアントのローカル キャッシュにあり、そのオブジェクトが取得された日付がヘッダーに含まれていることを通知します。その日付以降にオブジェクトが変更されている場合、サーバは 200 OK で応答してオブジェクトの新しいコピーを返します。オブジェクトが取得された日付以降に変更されていない場合、サーバは 304 Not Modified 応答を返します。

307 Temporary Redirect：意図と目的に関して、302と同じ意味を持ちます。さらに詳しい情報がわかった場合は、この記事が更新される可能性があります。

4xxコード：クライアントエラー

400 Bad Request：これは、HTTP要求内の何かが正しい構文に従っていないことを意味します。原因としては、同じ行に複数のヘッダーがあること、ヘッダーにスペースが含まれていること、URI に HTTP/1.1 が含まれていないことなどが考えられます。適切な構文については、RFC 2616 を参照してください。

401 Unauthorized：要求されたオブジェクトにアクセスするには、認証が必要です。401 は、宛先 Web サーバに対する認証に使用されます。Cisco Web セキュリティ アプライアンス（WSA）をトランスペアレント モードで使用している場合、プロキシで認証が有効にされていると、401 がクライアントに返されます。これは、アプリケーションが OCS（Origin Content Server）であるかのように自分自身でスプーフィングするためです。

使用できる認証方式は、www-authenticate: HTTP応答ヘッダーで指定されます。このヘッダーによって、このサーバが NTLM 認証、基本認証、またはその他の認証方式を要求しているかどうかをクライアントに通知します。

403 Forbidden：クライアントは要求されたオブジェクトへのアクセスを拒否されました。  サーバがオブジェクトへのアクセスを拒否する理由には、さまざまな原因があります。通常、サーバはある種の原因の説明を HTTP データ（HTML 応答）に含めます。

404 Not Found：要求されたオブジェクトはサーバーに存在しません。

407 Proxy Authentication Required：これは401と同じですが、特にプロキシに対する認証であり、OCSに対する認証ではありません。この応答が返されるのは、要求が明示的にプロキシに送信された場合のみです。WAS を透過的なプロキシとして使用している間、クライアントはプロキシの存在を把握しないため、クライアントに 407 を送信することはできません。その場合、クライアントはおそらく TCP ソケットの FIN または RST を行います。

使用可能な認証方式を指定するためにwww-authenticate：ヘッダーを使用する代わりに、proxy-authenticate:ヘッダーが使用されます。

5xxコード：サーバエラー

500内部サーバーエラー：汎用サーバーエラー

502 Bad Gateway：通常、これは、WSAをプロキシとして使用していて、ゲートウェイが正しく応答していない場合に表示されます。

503 Service Unavailable：これは通常、OCSが過負荷状態にあるときに送信されます。後で要求を再試行すると、成功するはずです。

504 Gateway Timeout:WSAがゲートウェイから応答を受信しなかった場合、504が送信されます。