質問
セキュリティ管理アプライアンス(SMA)から、トラッキング データセット、レポート データセット、検疫済みデータセットをバックアップできますか
応答(Answer)
Cisco セキュリティ管理アプライアンス(SMA)では、管理者がアクティブなデータセット(トラッキング、レポート、ISQ データベース)を「ソース」SMA から「ターゲット」SMA にコピーできます。このためには、CLI で backupconfig コマンドを使用します。
バックアップ プロセスは 2 段階で実行されます。
フェーズ 1
バックアップ プロセスでは、最初にソース アプライアンスとターゲット アプライアンス間でデータを転送します。データの転送中、ソース アプライアンスでのサービスは実行されたままになるため、データ収集をそのまま継続できます。ただしターゲット アプライアンスではサービスがシャットダウンされます。ソースからターゲット アプライアンスへのデータの転送が完了すると、フェーズ 2 が開始されます。
フェーズ 2
フェーズ 2 が始まると、ソース アプライアンスでサービスがシャットダウンされます。最初のシャットダウンから、ソースおよびターゲット アプライアンスの間でのデータ転送中に収集された相違点がターゲット アプライアンスにコピーされ、サービスがソースとターゲットの両方で再び起動されます。これにより、ソース アプライアンス上で最大の稼働時間を実現でき、いずれのアプライアンスでもデータが損失することがなくなります。
SMA で実行できるスケジュール バックアップには、次の 2 つのタイプがあります。
定期バックアップ:定期バックアップには、事前設定した時間に繰り返し行うバックアップと、事前設定した時間に 1 回行うバックアップがあります。
インスタント バックアップ:インスタント バックアップは、ユーザが CLI で backupconfig コマンドを開始するとすぐに実行されます。
また、スケジュール設定されたバックアップと実行中のバックアップの表示またはキャンセル、バックアップ ステータスの確認、バックアップをリモート マシンにスケジュール設定できるかどうかの検証を行うこともできます。