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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Secure Clientソフトウェアのインターネットキーエクスチェンジバージョン2(IKEv2)処理の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がCisco Secure Clientのサービス妨害(DoS)を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、整数のアンダーフロー状態に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたIKEv2パケットを該当システムに送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、攻撃者はCisco Secure Clientソフトウェアをクラッシュさせ、クライアントソフトウェアにDoS状態を引き起こす可能性があります。
注:Cisco Secure Clientソフトウェアリリース4.10以前は、Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントと呼ばれていました。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-csc-dos-XvPhM3bj
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性はCisco Secure Clientソフトウェアに影響を与えていました。
公開時点で脆弱性が確認されている Cisco ソフトウェアのリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
発行時点では、次の表に示すリリース情報は正確でした。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
左側の列にはシスコソフトウェアリリース、右側の列にはリリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けるかどうか、およびこの脆弱性に対する修正を含むリリースが示されています。
Cisco Secure Clientソフトウェア | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
5.1 以前 | 5.1.4.74 |
注:Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントリリース4.xは、2024年3月31日でサポートが終了しています。詳細については、『Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントバージョン4.xの販売終了およびサポート終了通知』を参照してください。
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、この脆弱性を報告していただいたアメリカ国家安全保障局(NSA)に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2024年10月23日 |
利用規約
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