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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Small Business SPA500シリーズIPフォンのWebベース管理インターフェイスにおける複数の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がクロスサイトスクリプティング(XSS)またはHTMLインジェクション攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性の詳細については本アドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-spa-web-multi-7kvPmu2F
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点で、これらの脆弱性はCisco Small Business SPA500シリーズIP Phoneで実行していたすべてのソフトウェアリリースに影響を与えました。
公開時点で脆弱性が確認されている Cisco ソフトウェアのリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために、他の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。また、いずれかの脆弱性の影響を受けるリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
脆弱性の詳細は以下のとおりです。
CVE-2023-20181:Cisco Small Business SPA500シリーズIPフォンのXSS脆弱性
Cisco Small Business SPA500シリーズIPフォンのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がXSS攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、該当ソフトウェアのWebベース管理インターフェイスによるユーザ入力の検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたリンクをクリックするようにユーザを誘導することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当インターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスする可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグID:CSCwf04956
CVE ID:CVE-2023-20181
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.1
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
CVE-2023-20218:Cisco Small Business SPA500シリーズIP PhoneのHTMLインジェクションの脆弱性
Cisco Small Business SPA500シリーズIPフォンのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がユーザのブラウザのコンテキストでWebページを変更できる可能性があります。
この脆弱性は、該当ソフトウェアのWebベース管理インターフェイスによるユーザ入力の検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたリンクをクリックするようにユーザを誘導することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はWebページのコンテンツを変更して、潜在的に悪意のあるWebサイトにユーザをリダイレクトできる可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はさらにクライアント側の攻撃を実行できる可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグID:CSCwf82071
CVE ID:CVE-2023-20218
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:5.8
CVSSベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:N/I:L/A:N
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしておらず、リリースする予定もありません。Cisco Small Business SPA500シリーズIP Phoneは、サポート終了プロセスに入っています。お客様には、これらの製品のサポート終了通知を参照することをお勧めします。
デバイスの移行を検討する際は、[シスコ セキュリティ アドバイザリ(Cisco Security Advisories)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性の有無と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、お客様は新しい製品タイプがネットワークのニーズに十分に対応し、現在のハードウェアおよびソフトウェア構成が新しい製品で引き続き適切にサポートされていることを確認する必要があります。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、これらの脆弱性を報告していただいたTitanium Cyber Security SolutionsのAhmed Hassan氏とJosef Hassan氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2023年7月19日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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