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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
2022年5月4日に、ClamAVスキャンライブラリバージョン0.103.5以前および0.104.2以前における次の脆弱性が公開されました。
Clam AntiVirus(ClamAV)バージョン0.104.0 ~ 0.104.2およびLTSバージョン0.103.5以前のバージョンのTIFFファイルパーサーの脆弱性により、認証されていないリモート攻撃者が該当デバイスでサービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性の詳細については、ClamAVブログを参照してください。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-clamav-dos-ZAZBwRVG
該当製品
シスコは製品ラインを調査して、この脆弱性により影響を受ける可能性がある製品を特定しました。
「脆弱性が存在する製品」の項には、影響を受ける製品の Cisco Bug ID を示します。Cisco Bug は Cisco Bug Search Tool で検索可能であり、回避策(使用可能な場合)と修正されたソフトウェア リリースなど、プラットフォーム固有の追加情報が記載されます。
脆弱性のある製品
次の表に、本アドバイザリに記載された脆弱性の影響を受けるシスコ製品を示します。将来のソフトウェア リリース日が示されている場合、その日付はこのアドバイザリの上部にある最終更新日時点でシスコが把握しているすべての情報に基づいた日付になります。このソフトウェア リリースの日付は、試験結果や優先される機能や修正の提供等いくつかの理由により変更される場合があります。影響を受けるコンポーネントについてバージョン情報や日付がリストに記載されていない場合(空欄や暫定とされているもの)、シスコは修正の評価を続けており、追加情報が確認された時点でアドバイザリを更新します。アドバイザリが Final とマークされた後、より詳細な情報については関連する Cisco バグを参照して下さい。
シスコ製品 | Cisco Bug ID | Fixed Release Availability |
---|---|---|
Secure Endpoint(旧称Advanced Malware Protection(AMP) for Endpoints、Linux) | 0.CSCwb00437 | 1.17.2 1.18.0 |
セキュアエンドポイント(旧AMP for Endpoints、MacOS用) | 0.CSCwb00438 | 1.16.3 1.18.0 |
セキュアエンドポイント(旧AMP for Endpoints、Windows用) | 0.CSCwb00439 | 7.5.5 |
注:シスコポートフォリオの簡素化の一環として、セキュリティ製品の名称を変更し、Cisco Secure というブランド名に統一しています。詳細については、「Cisco Secure が登場」を参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、ClamAVライブラリのバージョンを含む次のシスコ製品がこの脆弱性の影響を受けないことを確認しました。
- E メール セキュリティ アプライアンス
- Firepower Threat Defense(FTD)ソフトウェア
- Cisco Secure Email および Web Manager(旧セキュリティ管理アプライアンス)
- Web セキュリティ アプライアンス
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェアリリースの詳細については、本アドバイザリの「脆弱性のある製品」セクションに記載されている Cisco Bug ID を参照してください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
シスコは、この脆弱性を報告していただいたMichal Dardas氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.2 | 現在行われている調査への言及を削除し、アドバイザリのステータスをFinalに更新。 | 概要、該当製品 | Final | 2022-DEC-15 |
1.1 | ClamAVリリース日を修正し、ClamAVリリースへの直接リンクを含めました。 | タイトル、概要 | Interim | 2022年5月4日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Interim | 2022年5月4日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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