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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
スタンドアロンCisco IOS XE SD-WANソフトウェアおよびCisco SD-WANソフトウェアのCLIにおける脆弱性により、認証されたローカル攻撃者が該当デバイスのファイルシステムから任意のファイルを削除する可能性があります。
この脆弱性は、不十分な入力検証に起因します。攻撃者は、該当デバイスのCLIでコマンドを使用する際に任意のファイルパス情報を挿入することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当デバイスのファイルシステムから任意のファイルを削除できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-arb-file-delete-VB2rVcQv
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、公開時点で次のシスコ製品に影響を与えました。
- スタンドアロン IOS XE SD-WAN ソフトウェア
- SD-WAN vBond Orchestrator ソフトウェア
- SD-WAN vEdge ルータ
- SD-WAN vManage ソフトウェア
- SD-WAN vSmart コントローラソフトウェア
公開時点で脆弱性が確認されている Cisco ソフトウェアのリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
注:スタンドアロンのCisco IOS XE SD-WANリリースイメージは、ユニバーサルCisco IOS XEソフトウェアリリースとは別のものです。SD-WAN機能セットは、IOS XEソフトウェアリリース17.2.1r以降のユニバーサルCisco IOS XEソフトウェアリリースに最初に統合されました。詳細については、『Cisco SD-WAN入門ガイド』の「Cisco IOS XEリリース17.2.1r以降のインストールとアップグレード」の章を参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
発行時点では、次の表に記載されているリリース情報は正確でした。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
左側の列にはシスコソフトウェアリリース、右側の列にはリリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けるかどうか、およびこの脆弱性に対する修正を含むリリースが示されています。
CiscoスタンドアロンIOS XE SD-WANリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
16.9 | 修正済みリリースに移行。 |
16.10 | 16.10.1 |
16.11 | 影響なし。 |
16.12 | 影響なし。 |
Cisco SD-WANソフトウェアリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
18.3 以前 | 修正済みリリースに移行。 |
18.4 | 18.4.5 |
19.2 | 影響なし。 |
20.3 | 影響なし。 |
20.6 | 影響なし。 |
20.9 | 影響なし。 |
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
この脆弱性は、Cisco Advanced Security Initiatives Group(ASIG)の James Spadaro による内部セキュリティテストで発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | - | Final | 2022 年 9 月 28 日 |
利用規約
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