Cisco Umbrella LinkおよびCSVフォーミュラインジェクションの脆弱性

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Updated: 2021 年 4 月 7 日
Document ID:SA217031

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

シスコは世界中のユーザにそれぞれの言語でサポート コンテンツを提供するために、機械と人による翻訳を組み合わせて、本ドキュメントを翻訳しています。ただし、最高度の機械翻訳であっても、専門家による翻訳のような正確性は確保されません。シスコは、これら翻訳の正確性について法的責任を負いません。原典である英語版（リンクからアクセス可能）もあわせて参照することを推奨します。

Medium

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アドバイザリーID : cisco-sa-umbrella-inject-gbZGHP5T
初公開日 : 2021-04-07 16:00
バージョン 1.0 : Final
CVSSスコア : 6.5
回避策 : No workarounds available
Cisco バグ ID : CSCvx27753 CSCvx28555
 

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

概要

Cisco Umbrellaの管理監査ログエクスポート機能および定期レポート機能の複数の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスでフォーミュラ攻撃およびリンクインジェクション攻撃を実行する可能性があります。

これらの脆弱性の詳細については本アドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。

シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。

このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-umbrella-inject-gbZGHP5T

該当製品

脆弱性のある製品

これらの脆弱性は、クラウドベースのCisco Umbrellaに影響を与えます。

脆弱性を含んでいないことが確認された製品

詳細

これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために、他の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。また、いずれかの脆弱性の影響を受けるリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。

これらの脆弱性の詳細については、次のとおりです。

CVE-2021-1474:Cisco UmbrellaのCSV式インジェクションの脆弱性

Cisco Umbrellaの管理監査ログエクスポート機能の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスに対して式インジェクション攻撃を実行する可能性があります。

この脆弱性は、Admin監査ログエクスポート機能によって生成されるカンマ区切り値(CSV)ファイル内の数式要素の不適切な無害化に起因します。攻撃者は、悪意のあるエントリをログに注入する特定のアクションを実行することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は悪意のある数式要素をCSVファイルに挿入できる可能性があります。これらの要素は、ユーザがスプレッドシートアプリケーションでCSVファイルを開いたときに実行され、CSVファイル内のデータの操作またはユーザのコンピュータ上のコード実行の原因となる可能性があります。

シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。

バグID:CSCvx27753
CVE ID：CVE-2021-1474
セキュリティ影響評価（SIR）：中
CVSS ベーススコア：6.5
CVSSベクトル：CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L

CVE-2021-1475:Cisco Umbrellaリンクインジェクションの脆弱性

Cisco Umbrellaのスケジュールレポート機能の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスに対してリンクインジェクション攻撃を実行する可能性があります。

この脆弱性は、ユーザ入力の不適切な無害化に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたタイトルを使用してレポートをスケジュールすることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は悪意のあるリンクをレポートに挿入し、ユーザにリンクがアプリケーションから送信されていると信じさせる可能性があります。

シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。

バグID:CSCvx28555
CVE ID：CVE-2021-1475
セキュリティ影響評価（SIR）：中
CVSS ベーススコア：4.1
CVSSベクトル：CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:N/I:L/A:N

回避策

これらの脆弱性に対処する回避策はありません。

修正済みソフトウェア

シスコは、クラウドベースのCisco Umbrellaでこれらの脆弱性に対処しています。ユーザの対処は必要ありません。サービス GUI のヘルプ機能を使用すると、現在の修復ステータスやソフトウェアバージョンを確認できます。

その他の情報が必要な場合は、Cisco Technical Assistance Center（TAC）もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team（PSIRT）では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。

出典

シスコは、これらの脆弱性を報告していただいたeSec Forte Technologies社のAbhinav Khanna氏に感謝いたします

URL

改訂履歴

バージョン 説明 セクション ステータス 日付
1.0 初回公開リリース — Final 2021-APR-07

利用規約

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。