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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Intersight仮想アプライアンスのWebベースの管理インターフェイスにおける複数の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当システムに対してパストラバーサル攻撃またはコマンドインジェクション攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、入力に対する不十分な検証に起因します。攻撃者は、Webベースの管理インターフェイスを使用して次のいずれかまたは両方を実行することにより、これらの脆弱性を不正利用する可能性があります。
- 細工された入力を使用してコマンドを実行する
- パストラバーサルテクニックを使用して変更されたファイルをアップロードする
エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当システムでrootとして任意のファイルの読み取りと書き込みを行ったり、任意のコマンドを実行したりする可能性があります。
これらの脆弱性の詳細については本アドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-ucsi2-dtcinj-yH5U4RSx
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、これらの脆弱性はリリース1.0.9-292より前のCisco Intersight仮想アプライアンスのリリースに影響を与えました。
注:これらの脆弱性は、Cisco Intersight Services for Cloudを使用しているお客様には影響しません。
Cisco Intersight仮想アプライアンスのリリースを確認するには、Web UIの右上隅にあるギアアイコンをクリックし、Settings > Softwareの順に選択します。Web UI にリリース番号が表示されます。
詳細
これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために、他の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。また、いずれかの脆弱性の影響を受けるリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
脆弱性の詳細は以下のとおりです。
CVE-2021-1617:Cisco Intersight仮想アプライアンスのパストラバーサルの脆弱性
Cisco Intersight仮想アプライアンスのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当システムに対してパストラバーサル攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、不十分な入力検証に起因します。攻撃者は、Webベースの管理インターフェイスを使用して次のいずれかまたは両方を実行することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。
- 細工された入力を使用してコマンドを実行する
- パストラバーサルテクニックを使用して変更されたファイルをアップロードする
エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当システムの任意のファイルの読み取りと書き込みを行える可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグID:CSCvy29621
CVE ID:CVE-2021-1617
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.5
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
CVE-2021-1618:Cisco Intersight仮想アプライアンスのコマンドインジェクションの脆弱性
Cisco Intersight仮想アプライアンスのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当システムにコマンドインジェクション攻撃を仕掛ける可能性があります。
この脆弱性は、不十分な入力検証に起因します。攻撃者は Web ベースの管理インターフェイスを使用して、細工された入力によってコマンドを実行することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当システムでrootとして任意のコマンドを実行できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグID:CSCvy29622
CVE ID:CVE-2021-1618
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.5
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、Cisco Intersight仮想アプライアンスのリリース1.0.9-292以降にこれらの脆弱性に対する修正が含まれています。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
これらの脆弱性は、内部セキュリティテストの実施中に、Cisco Advanced Security Initiatives Group(ASIG)によって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021-JUL-21 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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