Informational
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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco TelePresence Collaboration Endpoint(CE)ソフトウェアおよびCisco RoomOSソフトウェアのメモリ管理における脆弱性により、認証されたローカルの攻撃者が共有メモリセグメントを破損し、サービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があることが以前公開されています。
この脆弱性は、共有メモリリソースに対するアクセス制御が不十分であることに起因します。攻撃者は、該当デバイスの共有メモリセグメントを破損させることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は標的デバイスのリロードを引き起こすことができるようになります。デバイスはリブート時に破損から回復します。
さらに調査した結果、この脆弱性は実稼働ソフトウェアではエクスプロイトできないことが判明しました。シスコはこの問題に対するソフトウェアアップデートを提供しています。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-tpce-rmos-mem-dos-rck56tT
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性は、Cisco TelePresence CEソフトウェアまたはCisco RoomOSソフトウェアの脆弱性のあるリリースを実行しているシスコデバイスに影響を与えていました。
公開時点で脆弱性が確認されている Cisco ソフトウェアのリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
発行時点では、次の表に記載されているリリース情報は正確でした。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
左の列はシスコソフトウェアを示し、右の列はリリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けるかどうか、およびこの脆弱性に対する修正を含むリリースを示しています。
Cisco On-Premisesソフトウェアリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
9 より前 | 修正済みリリースに移行。 |
9 | 9.15.8 |
10 | 10.8.2 |
Webex Boardシリーズ、Deskシリーズ、Roomシリーズ
Cisco Cloud Managedソフトウェアリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
RoomOSより前(2021年8月) | RoomOS 2021年8月ドロップ |
Webex DXシリーズ、MXシリーズ、およびSXシリーズ
Cisco Cloud Managedソフトウェアリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
RoomOSより前(2021年11月) | RoomOS 2021年11月ドロップ |
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
この脆弱性は、Cisco Advanced Security Initiatives Group(ASIG)のKYによる内部セキュリティテストで発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | 「概要」セクションを更新して問題が悪用されないことを示し、アドバイザリを「情報」に変更しました。修正済みリリースを更新 | ヘッダー、サマリー、修正済みリリース | Final | 2021-OCT-15 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021-OCT-06 |
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