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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco SD-WAN vManageソフトウェアのCLIにおける脆弱性により、認証されたローカルの攻撃者が該当システムの権限を昇格できる可能性があります。この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は該当システムの有効な管理者アカウントを持っている必要があります。
この脆弱性は、権限の割り当てが正しくないことに起因します。攻撃者は、Administratorアカウントを使用して該当システムにログインし、悪意のあるファイルを作成することで、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。このファイルは後で解析されます。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当システムでルート権限を取得できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-sdwan-privesc-vman-kth3c82B
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性の公開時点で、次のリリースより前のCisco SD-WAN vManageソフトウェアリリースが影響を受けました。
- 18.4.6
- 19.2.3
- 20.1.2
- 20.3.1
- 20.4.1
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、次のCisco SD-WAN vManageソフトウェアリリースにこの脆弱性に対する修正が含まれています。
- 18.4.6 以降
- 19.2.3 以降
- 20.1.2 以降
- 20.3.1 以降
- 20.4.1 以降
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は Cisco TAC サポートケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021-MAR-03 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。