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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Identity Services Engine(ISE)ソフトウェアのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、管理者クレデンシャルを持つ認証されたリモートの攻撃者が、インターフェイスのユーザに対してクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスがユーザ入力を適切に検証しないことに起因しています。攻撃者は、インターフェイスの特定のページに悪意のあるコードを挿入することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はインターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスしたりする可能性があります。この脆弱性を不正利用するには、攻撃者は有効な管理者クレデンシャルを必要とします。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-ise-xss-4HnZFewr
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。本脆弱性に対処する回避策がいくつかあります。
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性はCisco ISEソフトウェアの次のリリースに影響を与えました。
- 2.2 Patch17以前
- 2.3 Patch7以前
- 2.4 Patch14以前
- 2.6 Patch9とそれ以前
- 2.7 Patch4以前
- 3.0 Patch3以前
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
発行時点では、次の表に記載されているリリース情報は正確でした。 最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
Cisco ISEリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
2.6 より前 | 修正済みリリースに移行。 |
2.6 | 2.6 Patch10 |
2.7 | 2.7パッチ5(2021年9月) |
3.0 | 3.0パッチ4(2021年9月) |
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、アドバイザリで説明されている脆弱性に対して概念実証段階のエクスプロイト コードが入手可能であることを認識しています。
このアドバイザリで説明されている脆弱性の悪用に関する情報は Cisco PSIRT に寄せられていません。
出典
シスコは、この脆弱性を報告していただいたDeloitte社のCristian Mocanu氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021 年 9 月 1 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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