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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Identity Services Engine(ISE)のWebベースの管理インターフェイスにおける複数の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者がユーザに対してストアドクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスがユーザ入力を十分に検証しないために存在します。攻撃者は、悪意のあるコードをインターフェイスの特定のページに挿入することで、これらの脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当インターフェイスのコンテキストで任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスする可能性があります。これらの脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は有効な管理者クレデンシャルを必要とします。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-ise-stored-xss-TWwjVPdL
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、これらの脆弱性は次のリリースより前のCisco ISEリリースに影響を与えました。
- 2.6 パッチ 9
- 2.7 パッチ 4
- 3.0 パッチ 3
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、次のCisco ISEリリースにこれらの脆弱性に対する修正が含まれています。
- 2.6パッチ9以降
- 2.7パッチ4以降
- 3.0パッチ3以降
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、CVE-2021-1603を報告していただいたAIGのAlexander Polce Leary氏に感謝いたします。
このアドバイザリのその他の脆弱性は、Cisco TACサポートケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | CSCvx91688を追加。ソース情報を追加。 | 出典 | Final | 2021年8月11日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021 年 7 月 7 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。