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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Video Surveillance 7000シリーズIPカメラに対するCisco Discovery Protocol(CDP)およびLink Layer Discovery Protocol(LLDP)の実装における複数の脆弱性により、認証されていない隣接する攻撃者がメモリリークを引き起こし、該当デバイスでサービス妨害(DoS)状態が発生する可能性があります。
これらの脆弱性は、入力時の特定のCisco Discovery ProtocolおよびLLDPパケットの不適切な処理に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたCisco Discovery ProtocolまたはLLDPパケットを該当デバイスに送信することにより、これらの脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は影響を受けるデバイスに継続的にメモリを消費させ、デバイスのクラッシュとリロードを引き起こし、その結果DoS状態が発生する可能性があります。
注:Cisco Discovery ProtocolとLLDPはレイヤ2プロトコルです。これらの脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は該当デバイスと同じブロードキャストドメイン内に存在する(レイヤ 2 と隣接関係にある)必要があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-ipcamera-lldpcdp-mem-yTQDmjRO
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、これらの脆弱性はリリース2.12.4より前のCisco Video Surveillance 7000シリーズIPカメラのファームウェアリリースに影響を与えました。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、これらの脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、これらの脆弱性が次のシスコ製品に影響を与えないことを確認しました。
- Video Surveillance 3000 シリーズ IP カメラ
- Video Surveillance 4000 シリーズ高解像度 IP カメラ
- Video Surveillance 4300E 高解像度 IP カメラ
- Video Surveillance 4500E 高解像度 IP カメラ
- Video Surveillance 6000 シリーズ IP カメラ
- Video Surveillance 8000 シリーズ IP カメラ
- Video Surveillance PTZ IP Cameras
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、Cisco Video Surveillance 7000シリーズIPカメラのファームウェアリリース2.12.4以降にこれらの脆弱性に対する修正が含まれています。
Cisco.comのSoftware Centerからファームウェアアップデートをダウンロードするには、Browse allをクリックし、Connected Safety and Security > Video Surveillance IP Cameras > Video Surveillance 7000 Series IP Camerasの順に選択してから、正しいカメラモデルを選択します。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、これらの脆弱性について報告してくださった Qihoo 360 社 Nirvan Team の Qian Chen 氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | 脆弱性の修正を完了するための新しいファームウェアリリースを追加。 | 「該当製品」、「修正済みソフトウェア」 | Final | 2021 年 7 月 7 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021 年 6 月 2 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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