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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco E メール セキュリティ アプライアンス(ESA)向け Cisco AsyncOS と Cisco Web セキュリティアプライアンス(WSA)のエンドポイント統合で使用される AMP(高度なマルウェア防御)に脆弱性があるため、認証されていないリモート攻撃者が該当デバイスと AMP サーバー間のトラフィックを傍受する可能性があります。
この脆弱性は、該当デバイスが TLS 接続を確立する際の証明書の検証が不適切なことに起因します。細工された TLS パケットが該当デバイスに送信されると、この脆弱性がエクスプロイトされる可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は信頼できるホストをスプーフィングし、機密情報を抽出したり、特定の API 要求を改変したりできるようになります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-esa-wsa-cert-vali-n8L97RW
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco ESA および Cisco WSA で Cisco AsyncOS の脆弱なリリースが実行されており、かつ Cisco AMP for Endpoints コンソールと統合されている場合に、この脆弱性の影響を受けます。
脆弱性が存在する Cisco AsyncOS ソフトウェアリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコでは、この脆弱性がシスコのコンテンツセキュリティ管理アプライアンス(SMA)に影響を及ぼさないことを確認しました。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表では、左の列にシスコソフトウェアのリリースを記載しています。右側の列は、リリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けているかどうか、およびこの脆弱性に対する修正を含む最初のリリースを示しています。このセクションの表に記載されている適切な修正済みソフトウェアリリースにアップグレードすることをお勧めします。
E メール セキュリティ アプライアンス
Cisco AsyncOS リリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
12.5 より前 | 12.5.3-035 に移行 |
12.5 | 12.5.3-035 |
13.0 | 13.0.0-030 |
13.5 | 13.5.3-010 |
13.7 | 脆弱性なし |
14.0 以降 | 脆弱性なし |
Web セキュリティ アプライアンス
Cisco AsyncOS リリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
11.8 より前 | 11.8.3-021 に移行 |
11.8 | 11.8.3-021 |
12.0 | 12.0.3-005 |
12.5 | 12.5.1-043 |
14.0 以降 | 脆弱性なし |
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021 年 6 月 16 日 |
利用規約
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