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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco BroadWorks Messaging ServerソフトウェアのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当システムで機密情報にアクセスしたり、部分的なサービス妨害(DoS)状態を引き起こしたりする可能性があります。
この脆弱性は、特定のXMLファイルを解析する際のXML外部エンティティ(XXE)エントリの不適切な処理に起因します。攻撃者は、外部エンティティへの参照を含む巧妙に細工されたXMLファイルをアップロードすることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はローカルシステムからファイルを取得して機密情報を開示したり、アプリケーションが使用可能なリソースを消費したりして、該当システムで部分的なDoS状態を引き起こしたりする可能性があります。
本脆弱性に対処する回避策がいくつかあります。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-bwms-xxe-uSLrZgKs
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性はCisco BroadWorks Messaging Serverリリース22.0に影響を与えました。
現在展開されているバージョンと現在アクティブになっているパッチを確認するには、get versions all CLIコマンドを使用します。パッチレベルの確認方法の詳細については、『Cisco BroadWorks Maintenance Guide』を参照してください。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
管理者は、修正パッチAP.ums.22.0.1123.ap371773がサーバに展開できるようになるまで、ユニファイドメッセージングサーバからパッチAP.ums.22.0.1123.ap378900を削除できます。
注:AP.ums.22.0.1123.ap371773ではUTF-8文字のサポートが追加されています。この拡張は、パッチが削除されると失われます。
この回避策は導入されており、テスト環境では実証済みですが、お客様は、ご使用の環境および使用条件において適用性と有効性を判断する必要があります。また、導入されている回避策または緩和策が、お客様固有の導入シナリオおよび制限に基づいて、ネットワークの機能やパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があることに注意してください。回避策や緩和策は、ご使用の環境への適用性と環境への影響を評価した後で導入してください。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
このドキュメントの発行時点で、シスコはこの脆弱性に対処するCisco BroadWorks Messaging Serverのアップデートをリリースしていません。ただし、ファームウェアパッチは利用可能です。
Cisco.comのSoftware Centerからファームウェアパッチをダウンロードするには、次の手順を実行します。
- [すべてを参照(Browse All)] をクリックします。
- Unified Communications > Cloud Calling > BroadWorks > BroadWorks Messaging Server 22.0の順に選択します。
- Application Patches > 22.0 > 22.0.2021-03の順に選択します。
- AP.ums.22.0.1123.ap378900を選択します。
修正済みソフトウェアリリースの詳細については、このアドバイザリ上部のBug IDの「詳細」セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021 年 5 月 5 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。