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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントソフトウェアのプロセス間通信(IPC)チャネルにおける脆弱性により、認証されたローカルの攻撃者が、該当デバイスのVPNプロファイルを上書きする可能性があります。
この脆弱性は、ユーザ提供による入力の不十分な検証に起因します。攻撃者は巧妙に細工された IPC メッセージを AnyConnect プロセスに送信することにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はVPNプロファイルファイルを変更できる可能性があります。この脆弱性を不正利用するには、攻撃者は該当システムで有効なクレデンシャルを持っている必要があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-anyconnect-profile-AggMUCDg
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性はリリース4.10.00093より前のWindows、MacOS、およびLinux用Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントに影響を与えました。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
注:Cisco AnyConnect Secure Mobility Client for Windowsについては、この脆弱性は以前cisco-sa-anyconnect-profile-7u3PERKFで公開されていました。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が次のシスコプラットフォームのCisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントソフトウェアには影響を与えないことを確認しました。
- Apple iOS向けAnyConnectセキュアモビリティクライアント
- Android向けAnyConnectセキュアモビリティクライアント
- ユニバーサルWindowsプラットフォーム用AnyConnectセキュアモビリティクライアント
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、Windows、MacOS、およびLinuxリリース4.10.00093以降のCisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントにこの脆弱性に対する修正が含まれています。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
Cisco.com の Software Center からソフトウェアをダウンロードするには、次の手順を実行します。
- [すべてを参照(Browse All)] をクリックします。
- Security > VPN and Endpoint Security Clients > Cisco VPN Clients > AnyConnect Secure Mobility Client >AnyConnect Secure Mobility Client v4.xの順に選択します。
- [AnyConnect セキュア モビリティ クライアント v4.x(AnyConnect Secure Mobility Client v4.x] ページの左側のペインからリリースを選択します。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、アドバイザリで説明されている脆弱性に対して概念実証段階のエクスプロイト コードが入手可能であることを認識しています。
このアドバイザリで説明されている脆弱性の悪用に関する情報は Cisco PSIRT に寄せられていません。
出典
シスコは、この脆弱性を報告していただいたSecure Mobile Networking Lab(TU Darmstadt)のGerbert Roitburd氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021 年 5 月 5 日 |
利用規約
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