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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントfor Windowsの脆弱性により、認証されたローカルの攻撃者が該当システムでサービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、制御されていないメモリ割り当てに起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたファイルをシステム上の特定のフォルダにコピーすることにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当するアプリケーションが起動されたときにVPN Agentサービスをクラッシュさせ、システムのすべてのユーザがサービスを利用できなくなる可能性があります。この脆弱性を不正利用するには、攻撃者はマルチユーザWindowsシステムで有効なクレデンシャルを持っている必要があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-anyconnect-dos-hMhyDfb8
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性はリリース4.10.01075より前のWindows用Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントに影響を与えました。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- Linux 用 AnyConnect セキュア モビリティ クライアント
- Mac OS 向け AnyConnect セキュア モビリティ クライアント
- iOS、Android、ユニバーサル Windows プラットフォームなどのモバイル デバイス オペレーティング システム用の AnyConnect セキュア モビリティ クライアント
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、Cisco AnyConnect Secure Mobility Client for Windowsリリース4.10.01075以降にこの脆弱性に対する修正が含まれています。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
シスコは、この脆弱性を報告していただいたSkylake社に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2021 年 6 月 16 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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