High
High
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco ワイヤレス LAN コントローラ(WLC)ソフトウェアの 802.11 Generic Advertisement Service(GAS)フレーム処理機能の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスのリロードを引き起こし、その結果としてサービス妨害(DoS)が発生する可能性があります。
この脆弱性は、該当デバイスで処理される 802.11 GAS フレームの入力検証が不完全であることに起因します。攻撃者は、巧妙に細工された 802.11 GAS フレームを無線でアクセスポイント(AP)に送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。そうすると、該当 WLC にフレームがリレーされます。また、WLC へのレイヤ 3 接続を使用する攻撃者は、デバイスに Control and Provisioning of Wireless Access Points(CAPWAP)パケットで悪意のある 802.11 GAS ペイロードを送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、攻撃者が該当デバイスのリロードを引き起こし、その結果として DoS が発生する可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-wlc-gas-dos-8FsE3AWH
このアドバイザリは、4 件の脆弱性に関する 4 件のシスコ セキュリティ アドバイザリを含む、2020 年 4 月に公開された Cisco Aironet AP、Mobility Express、および WLC ソフトウェアのセキュリティ アドバイザリ バンドルの一部です。これらのアドバイザリとそのリンクの一覧については、『シスコイベントレスポンス: 2020年4月Cisco Aironet AP、Mobility Express、およびWLCソフトウェアセキュリティアドバイザリバンドル公開』を参照してください。
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、脆弱性のある Cisco WLC ソフトウェアリリースを実行しており、HotSpot2.0 機能が有効な 1 つ以上の WLAN を使用しているシスコのデバイスに影響を与えます。
注:HotSpot2.0機能は、各WLANで個別に有効になっています。
脆弱性のある Cisco ソフトウェアリリースの詳細については、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。
GUI を使用して HotSpot2.0 が有効になっているかどうかを確認する
HotSpot2.0 が有効になっているかどうかを確認するには、WLC の GUI で次の手順を実行します。
- [WLAN(WLANs)] タブを選択します。
- リストの各 WLAN について、青色のドロップダウン矢印にマウスカーソルを合わせて [HotSpot2.0] をクリックします。
- [HotSpot2の有効化(Hotspot2 Enable)] チェックボックスがオンになっているかどうかを確認します。
CLI を使用して HotSpot2.0 が有効になっているかどうかを確認する
HotSpot2.0 が有効になっているかどうかを確認するには、設定済みの各 WLAN に対して CLI コマンド show wlan wlan_id を発行します。次の例に HotSpot2.0 が有効になっている WLAN の show wlan wlan_id コマンドの出力を示します。
--More-- or (q)uit
802.11u........................................ Enabled
Network Access type............................ Chargeable Public Network
Internet service............................... Enabled
Network Authentication type.................... Not Applicable
HESSID......................................... 00:00:00:00:00:00
IP Address Type Configuration
IPv4 Address type............................ Available
IPv6 Address type............................ Not Known
Hotspot 2.0.................................... Enabled
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレスコントローラに影響を与えないことを確認しました。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html に記載のシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアリリースを記載しています。中央の列は、リリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性に該当するかどうか、および、この脆弱性に対する修正を含む最初のリリースを示しています。右の列は、リリースがアドバイザリのこのバンドルに記載されたすべての脆弱性の影響を受けるかどうか、およびどのリリースにそれらの脆弱性に対する修正が含まれているのかを示しています。
Cisco WLC メジャー ソフトウェア リリース | この脆弱性に対する最初の修正リリース | アドバイザリのこのバンドルに記載されているすべての脆弱性に対する推奨リリース |
---|---|---|
8.5 以前 | 8.5.160.0 | 8.5.161.01 |
8.6 | 8.8.130.0 | 8.8.130.0 |
8.7 | 8.8.130.0 | 8.8.130.0 |
8.8 | 8.8.130.0 | 8.8.130.0 |
8.9 | 8.10.112.0 | 8.10.121.0 |
8.10 | 8.10.112.0 | 8.10.121.0 |
1.導入がMobility Expressコントローラに基づいている場合、シスコはリリース8.8.130.0に移行することを推奨します。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は、シスコ内部でセキュリティテストを実施しているときに当社の Mathieu Monney によって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | リリース 8.9 および 8.10 の最初の修正済みリリースを更新。 | 修正済みリリース | Final | 2020 年 4 月 20 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2020 年 4 月 15 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。