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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Security Managerで使用されるJavaデシリアライゼーション機能の複数の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスで任意のコマンドを実行する可能性があります。
これらの脆弱性は、該当ソフトウェアによるユーザ指定のコンテンツの安全でないデシリアライゼーションに起因します。攻撃者は、該当システムの特定のリスナーにシリアル化された悪意のあるJavaオブジェクトを送信することで、これらの脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はWindowsターゲットホストでNT AUTHORITY\SYSTEMの権限を使用して、デバイス上で任意のコマンドを実行できる可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-csm-java-rce-mWJEedcD
該当製品
脆弱性のある製品
これらの脆弱性は、Cisco Security Managerリリース4.22以前に影響を与えます。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコでは、このアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供する予定です。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
シスコは、Cisco Security Managerリリース4.22 Service Pack 1でこれらの脆弱性を修正しました。
Cisco Security Manager Service Packのインストールを確認するには、Cisco Security Managerクライアントのユーザインターフェイスを調べるか、Cisco Security ManagerサーバのC:\Program Files(x86)\CSCOpx\MDC\vms\ディレクトリにあるpatch.infoの内容を確認します。
次のpatch.info出力は、Service Pack 1がインストールされていることを示しています。
NAME=Cisco Security Manager
DESC=Cisco Security Manager
VERSION=4.22.0
SERVICE_PACK=1
POINT_PATCH=0
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、これらの脆弱性に関する公式発表を確認しています。Cisco PSIRTでは、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例を確認していません。
出典
シスコは、これらの脆弱性を報告していただいたFlorian Hauser氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.3 | サービスパッチのインストールを確認する手順を追加。 | 修正済みリリース | Final | 2021 年 2 月 8 日 |
1.2 | 修正済みソフトウェアを追加。 | 要約、修正済み固定リリース | Final | 2020年12月7日 |
1.1 | 脆弱性のあるリリースを更新。 | 脆弱性が存在する製品 | Interim | 2020-NOV-17 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Interim | 2020 年 11 月 16 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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