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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントfor Windowsのインストーラコンポーネントの脆弱性により、認証されたローカルの攻撃者が、システムレベルの権限を使用して、ユーザが指定したファイルをシステムレベルのディレクトリにコピーできる可能性があります。
この脆弱性は、ディレクトリパスの不適切な処理に起因します。攻撃者は、悪意のあるファイルを作成し、そのファイルをシステムディレクトリにコピーすることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はシステムレベルの権限を使用して悪意のあるファイルを任意の場所にコピーできる可能性があります。これには、DLLのプリロード、DLLのハイジャック、およびその他の関連する攻撃が含まれます。この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は Windows システムで有効なログイン情報が必要になります。
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するソフトウェア アップデートを提供しています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-ac-win-path-traverse-qO4HWBsj
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点では、この脆弱性は4.8.02042より前のWindowsリリース用Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントに影響を与えました。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、Cisco AnyConnect Secure Mobility Client for Windowsリリース4.8.02042以降にこの脆弱性に対する修正が含まれています。
最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
不正利用事例と公式発表
2022 年 10 月、Cisco PSIRT は、これらの脆弱性のさらなるエクスプロイトが試みられたことを認識しました。これらの脆弱性が修正済みのソフトウェアリリースにアップグレードすることを、引き続き強くお勧めします。
出典
シスコは、この脆弱性を報告していただいたYorick Koster氏とSSD Secure Disclosureプログラムの協力に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.2 | シスコがアクティブなエクスプロイトの試みを認識したため、[エクスプロイト事例と公式発表] セクションを更新。 | 不正利用事例と公式発表 | Final | 2022 年 10 月 25 日 |
1.1 | 研究者と報告グループを含むようにソースを更新。 | 出典 | Final | 2020年2月24日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2020 年 2 月 19 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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